ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

今今メソッド

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

ゴジラや宇宙人に真っ先に殺されない方法

宇宙人や怪獣が攻めて来た時に、真っ先に殺されてしまう雑魚キャラではいけない。
宇宙人や怪獣が倒された時、人々は歓喜し、ヒーローがチヤホヤされるが、逃げまどいながら、あるいは、訳が分からないまま殺された「その他大勢」の人達のことは完全に忘れられている。
『スター・ウォーズ』の第1作の最後で、ルークがレイア姫から勲章をもらいニタニタしていたのを見ていた私の違和感は半端なかった。
「お前ら、喪に服せよ」であるが、所詮、雑魚キャラ(モブキャラ)はどうでも良いのである。

では、どうすれば雑魚キャラにならずに済むのかというと、諦めが悪かったり、生きることへの執着が強くあることで、まあ、「何があっても生き抜いてやる」と思うことだ。
そんな者は、「意思が強い」と言われるが、要は強い人間なのである。
また、強い人間、意思が強い人間のことを「生命エネルギーが強い人間」と言う。
そして、生命エネルギーが強い人間は望みのものを引き寄せる。
一方、影の薄い、生命エネルギーが弱い人間は、良いものを何も引き寄せない。

生命エネルギーを高める方法は3つが知られている。
1つは、林悦道さんの『誰でも勝てる!完全「ケンカ」マニュアル』に書かかれているこんな話が参考になる。
戦争中、敵の軍艦の魚雷攻撃で沈没させられ、木材等に掴まって漂流したら、皆、サメの恐怖などで一晩持たずに死んでしまうが、そんな状況に5回も遭いながら生き延びた男がいいた。彼は酒が大好きで、漂流しながら、絶対に陸に戻って酒を飲んでやると思い続けたらしい。
この強烈な欲望が生命エネルギーを高める。
2つ目は、強い第2生命体を持つことだが、これは少し分かり難いかもしれない。
政木和三さんが、彼と親しかったアントニオ猪木さんはヘラクレスの生命体(戦闘神的に強い生命体)が付いていると言っていたが、プロレスはショーとは言え、猪木さんは2度は真剣勝負をしたと言われ、特にパキスタンでアクラム・ペールワンと戦った時は、試合直前に「これは真剣勝負」と通達され、「ではやろう」と応じ、汚い手を使ってでも勝利したのは格闘家としての実力だけではなく、並外れた生命エネルギーがなくては出来ることではない。
政木さんは、強い生命体をつけるには、神様に強い生命体をつけてくれるよう頼むことだと言うが、真面目に祈らないと、強いが動物霊のようなものが付き、欲望は叶えるが、後で悲惨なことになるかもしれない。
3つ目は、奴隷にならないこと、権力にすがらないことだ。
簡単に言えば、サラリーマンにならないことで、もっと根本的には安定を求めないことだ。
こう言うと、根性論的、英雄論的に聞こえるかもしれないが、それは、自分が世界から切り離された個人だと誤解していることから来る。
木の葉が散るのは当たり前で、木が生きていれば良いのだが、人々は自分が木の葉だと思っており、木という生命の一部であることが分かっていない。
たとえて言えば、自分が木の一部と知っている木の葉は散らないし、散っても超人的な木の葉になる。
そんな木の葉は、木についている時でも、自分が木に茂る木の葉としての安定を求めていない。

だが、結局はどれも、思考を消すことで自然に導かれる。
これは、悟りを開くということではあるのだが、悟りは段階的なものであり、誰でも強い人間になるレベルに悟るのは、そう難しくはない。
そのためには、今この瞬間を意識する今今メソッドをやれば良いが、イチローの高校選手へのアドバイスのように「ちゃんと」やらないといけないのである。
コスパ重視の人間は、「ちゃんと」やることを避けようとする。
急がば回れと言われるように、最悪のコスパを敢えて選ぶ者だけが勝てるのである。

白百合が咲く頃
AIアート871
「白百合が咲く頃」
kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)誰でも勝てる!完全「ケンカ」マニュアル(林悦道)
(2)奇跡の実現(政木和三)
(3)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)

危機的状況での今今メソッド

今今メソッドも、いろんなやり方があり、それらのやり方に優劣はない。
必要なことは、今この瞬間を意識することだけである。
ただ、その中でも、ある切羽詰まった人が行ったものが知られているので、それを取り上げる。

つまり、その人は絶望していたのである。
長年、潜在意識の法則とか引き寄せの法則の本を読んだが、それらの本には、いかにも簡単に成功出来るようなことが書かれている。
確かに、成果があったように思えることもあったが、それはごく普通の方法で成し遂げただけとも思えるし、それほどの成果でもない。
そして、いつしか、状況はかなりひどいものになっていたが、確かに冷静にこれまでの事象を考えれば、ずっとマイナスがプラスを上回っていたのだと認めるしかなかった。
坂を転げ落ちる速さは、時と共に大きくなる。
そして今や、どん底と言うしかない状態であることに驚きを感じると共に、どこに向けていいのか分からない怒りが湧き起こっていた。

その時、その人は、こう考えたようだ。
「状況は悪いが、まだこれから願いが叶うと思いたい」
「しかし、いつ叶うのだろう?」
「それは未来のいつかだろう」
「いや、いつか叶うというのはもう嫌だ」
「今すぐ叶えてくれ。今すぐだ」
その人は、ここで正しい答にたどり着いたのだ。
つまり、願いを叶えるのは今しかないという答だ。
世の中では、願いは「いつか」叶うと思わないといけないように言われる。
しかし、潜在意識、無意識、超越意識、純粋意識、霊界、神界などと言われる世界に時間はない。
時間は、物質世界で心が作り出している幻想である。
このことが理解出来なくても(信じなくても)別に構わないが、肝心なことは、願いが、未来のいつか叶うものだと思っている限り、その願いは叶わないのである。
願いは、どれほど奇妙に思えても、今この瞬間にしか叶わない。
そして、願いとは、一億円得るとか、受験に合格するとか、金メダルを得ることではない。
真の喜び、満足、平安のことであり、一億円とか金メダルはただのオマケで、必要なら得られるものだ。
まあ、普通は平安のためには、ある程度のお金は必要だから、大抵は思いもかけないような額のお金が入ってくるだろうし、健康になったり、敵が消えたりもするだろう。
しかし、そんなことより、本当に大切なことは平安であり、物質的な願い(たとえば一億円)が叶わなくても、真の平安が得られれば、そんなことはどうでも良いはずである。
このような人は、メソッドとしては、
「今すぐ叶えてくれ!今すぐだ!いつかじゃなくて今だ!今だ!今、今、今、今、・・・」
といった感じで、だんだんと今に集中しつつ、「今、今、今、・・・」と唱えている状態になれば良い。
その人は、このようにして心がだんだん落ち着いて平安になり、一晩寝たら問題は解決し、状況は良くなったのだ。
コツとしては、胸に意識を置き、「今だ!今叶えてくれ!」と思うと、だんだん落ち着いてくる。
胸に手を当てると、それが促進されるという研究報告もある。アレクサンダー・ロイド博士のエネルギー療法も、胸に手を当てることでのエネルギーの動きを利用したものだ。
耐え難い状況にある時などに試してみても良いと思うが、多くの人は、いつも不安に襲われているので、いつでも行うと良いと思う。

天使の遊び場
AIアート864
「天使の遊び場」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)「潜在意識」を変えれば、すべてうまくいく(アレクサンダー・ロイド)
(2)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
(3)時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)
(4)正法眼蔵(ひろさちや訳)
(5)禅と脳 (中山正和)

不動心といった心はない

不動心という言葉は、甚だしい誤解を与える言葉だと思う。
不動心などという心はない。
心とは動くことが本性で、まさに「コロコロ」と動くのがココロである。
何物にも動じないなら、不動心という心が在るのではなく、それは心がない・・・心が消えているのである。

不意のアクシデントで莫大な損失を被った社長が全く動じないなら、この社長は心が強いのではない。心がないのだ。
「そんなことはない。長い修練で鍛え上げた強い心だからこそ動じないのだ」と主張したい人もいると思う。
そうではない。
たとえば、どれほど長く厳しい訓練や実戦で心を鍛え上げた軍隊の隊長でも、戦闘で大勢の部下が命を落とせば動揺し心が乱れる。
では、もっと鍛えれば心の平静を保てるのかというと、そうはならない。
だが、たとえ、それほどの隊長でなくても、心が消えれば動揺も消える。動揺は心の状態に過ぎないからだ。
そして、心が消えれば、最善の対処をし、奇跡を起こすこともある。

サイコパスという、良心を持っていないとしか考えられない人間が100人に1人はいると言われる。
そして、サイコパスは、政治家、軍人、医者、経営者、弁護士等に向いていると言われる。
たとえば、サイコパス経営者は、会社の存続のためにリストラが必要だと判断すれば、躊躇なくリストラする。
サイコパス軍人は、その作戦が、犠牲は出すが勝てると分かると、やはり躊躇なく作戦を実行する。
サイコパス医師は、命を救うために脚を切断することが必要だと分かれば、迷わず切断する。
そのようなサイコパスは効率が良く、成果を出し易いので成功することがよくある。
ところで、サイコパスの場合は、心がないのではなく、自分を守るための心しかないのである。
だから、サイコパスは他人の価値は認めなくても、自分を重要視し、自己中心的で尊大である。
しかし、サイコパスは、自分自身が危機に陥ると、動揺し、弱いものである。

だから、サイコパスであろうがなかろうが、生き抜きたいなら、平和が欲しいなら、心を消すべきである。
心を消すことだけは努力すべきである。
その方法はいくらでもあるが、最も簡単で楽で、かつ楽しいのは、今この瞬間にフォーカスする(焦点を合わせる)今今メソッドであると思う。
今この瞬間はいつも新しいので、今に意識が合っていれば、新しい目で物事を見るが、それは感動の連続である。
それが楽しくないはずがない。
「今にフォーカスする」というのが分かり難ければ、「今、今、今、・・・」とゆっくりつぶやくと良い。
目の前の光景や物事の空気感や雰囲気を感じようとしても、今に焦点が合い易い。
今に生き、パワーを得ないと、これからの時代は危ないかもしれない。

整えられた庭園
AIアート862
「整えられた庭園」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)サイコパス・インサイド(ジェームス・ファロン)
(2)診断名サイコパス(ロバート.D.ヘア)
(3)サイコパスを探せ! : 「狂気」をめぐる冒険(ジョン・ロンソン)
(4)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)

10分で人生を変える物語の秘密

今今メソッドは、意識を今この瞬間に引き戻す訓練のようなものだが、訓練とはいえ楽しいものだ。
なぜなら、意識は本当は今に帰りたがっているのだから、魂である意識と協力しながら行っているようなものだし、行きつく先はエデンの園(楽園、理想郷)であるからだ。
意識が今に戻るのを邪魔するのは、自我(エゴ)である心だ。
自我は、意識を道連れに、過去や未来に行きたがる。
だが、意識が今に近付くほど、自我は服従するようになる。
このことを表現した言葉が、フレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイの『マジックス・トーリー』の中にある。

だがおまえの力では、私を呼び戻すことはできない。できるとしたら、明け渡すことだ。頭と心から、おまえの存在を消すことだ。そうすれば、私はその身体に戻ることができるだろう。
~『人生を変える魔法の物語(「マジック・ストーリー」の別訳)』より~

ここで「私」と言っているのは、この本では「プラスの自分」と呼ぶ意識であり、「おまえ」と呼んでいるのは「マイナスの自分」である自我だ。
古代から、この言葉の中にある「明け渡す」「おまえ(自我)の存在を消す」ための数多くの方法が提唱されてきたが、成功したのは、ブッダや老子や釈迦やイエスやラマナ・マハルシといった特別な存在だけだった。
しかし、今今メソッドであれば、誰もが、究極とまではいかないかもしれないが、その目的をかなり達成出来ると思う。
結果、引き寄せがかなり自在になるが、むしろ、願わずとも幸運に恵まれるようになる。
この『マジック・ストーリー』の中でも、行き詰まり、中には自殺しかないと思った人が、わずか10分ほどで生まれ変わり、自由自自に生きるようになった。
しかし、この本では、なぜ、これらの人々が生まれ変わったのかが明確でない。
だが、それは、彼らが今この瞬間に生きるようになったからであると断言して良いと思う。
つまり、今今メソッドを実践すれば、彼らのようになれると思う。

『マジック・ストーリー』は、高橋璃子さんという優秀な翻訳者によって、『人生を変える魔法の物語』というタイトルで、わずか399円でKindle版が販売されていたが、現在は販売中止になっているようだ。
だが、それとは別の紙の本である『マジックス・トーリー』は絶版ながら、今のところ、古書が安価に購入出来ると思う。
英語版(原書)で良ければ、Kindle版が100円で買える。
極めて薄い本で、主要ストーリーだけなら10分で読めると思う。
まあ、今今メソッドをやれば良いのであり、興味があれば参考に読めば良いだろう。

家出気分の姫様
AIアート858
「家出気分の姫様」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)マジック・ストーリー (フレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイ)
(2)The Magic Story( Frederick Van Rensselaer Dey) ※『マジック・ストーリー』英語版(100円)

今この瞬間を生きるとは愚かであること

今今メソッドとは、公式でもテクニックでもない。

2005年のスタンフォード大学の卒業式講演を、スティーブ・ジョブズは、

Stay Hungry, Stay Foolish.
(ハングリーであれ。愚かであれ)

と締めくくった。
なぜ、こう言ったのかというと、私の考えでは、それが「今に生きる」ことであるからだ。
つまり、これこそが今今メソッドの要諦(肝心かなめな点)である。

1980年代から1990年代にかけて活動した、Wink(ウィンク)というアイドル・デュオ(二人組アイドル)がいた(現在も解散はしていないらしい)。
大ヒット連発の絶頂期を過ぎ、Winkも人気に陰りが見えてきた頃、『咲き誇れ愛しさよ』という曲が、久々の大ヒットとなったが、この曲が実に良かったと思う。
この曲は、相手の男性が遊びで付き合っているだけであると分かってはいるが、彼を真剣に好きな女性の、滑稽さや悲しさを、実に美しく歌っている。
こんな印象的なフレーズがある。

私には永遠(とわ)の月 あなたには時の砂

2人の関係を抒情的に見事に表現していると思う。
ところで、表面的には、この女性に対し「可哀そう」と思い、男の方には「酷い男」と非難めいた思いがあるかもしれないが、それはやはり、浅はかな見方だ。
彼女は「永遠の月」を感じている。これは、彼女は今この瞬間を生きているということだ。
だが、彼は「時の砂」しか感じていない。彼は、今を生きておらず、流れる時・・・過去や未来を生きている。
つまり、彼女は素晴らしい今今メソッドを実践しているが、彼はそれには縁がないのだ。
歌がヒットしたのは、多くの人々の共感を呼んだところがあると思う。
この歌に登場するその女性は、もしかしたら美人でも何でもない、普通の人のように感じられるのだ。
もっと若かった頃の輝くような可愛いWinkであれば、こんな、ある意味「暗い」歌は歌えない。
この歌で、Winkは、トップアイドルから少し降りて来て見せたのではないかと思う。
それでこそ、今この瞬間を生きる女性の美しさを感じさせたのだと思う。
このような女性が、「ハングリーで愚か」なのであると思う。
ハングリーとは、真実の愛に飢えているということで、真実の愛とは、相手がどうであるかは関係がないのである。
そして、愚かでなければ、真の愛を感じることは出来ない。

乙女盛りの頃
AIアート856
「乙女盛りの頃」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)
(2)BRUNCH(WINK) ※CD、MP3他
(3)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード