ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

人生目標

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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人間の目的は本当はこれだった

アニメ『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』の中で、ルパンが次元に尋ねる。
「次元、お前は何のために泥棒をしている?」
それに対し、次元は澄まして、
「美味い酒を飲むためさ」
と即答する。
フィクション、ノンフィクションを問わず、これほど単純に人生の目的を言った例はない。
まあ、どこかの空手家の「地上最強を目指す」みたいな目的は、さすがに信じられないし、実際、調べたら嘘だった。
ラマナ・マハルシは人生唯一の目的は「真我の実現」と言うが、マハルシはある時期に実現したことになっており、その後は、何の目的もなかったことになる。

ただ、もう1つ、分かり易いと思うのが、ウラジミール・ナボコフの小説『ロリータ』の主人公の中年男ハンバート・ハンバートで、彼の人生目的は、自分好みの可愛い少女を性的に享楽することであることは、まあ、間違いあるまい。

ただ、こうやって書いていたら、いろいろ重要なことが浮かんでくる。
イギリスの作家コリン・ウィルソンの人生の目的は、簡単に言えば、「人を元気にする」ことだったのだと思う。
他にも願いはあったのだろうが、彼は、本当に、人生を通じて、これを目指していた。
この目的は首尾よくいったとは言い難いが、彼はこれに関してだけは大真面目で誠実であったのだと思う。

さらに思い出す。
ラマナ・マハルシは、事実上、こう言ったのかもしれない。
「人間の本当の願いはぐっすりと眠ることだ」
そして、ぐっすりと眠ることとの類似点から、『葉隠』の、「武士道とは死ぬことと見つけたり」に至る。
武士に限らない。
人生の目的は死ぬことで、しかも、その死が「良い死」となることだ。
三島由紀夫が『葉隠』を絶賛していたのはなぜか全く知らないが、絶賛すべきものであるのだろう。
まあ、三島由紀夫が「良い死」を得たかどうかは甚だ疑わしいが。

宗教者の、人々を救うといった目的は、言っては悪いが、全部嘘と思って間違いない。
だが、まずいことに、自分ではそれが自分の目的だと思い込んでいる宗教者が多いのだと思う。
なぜ嘘だと断言するのかというと、そんな目的を本当に持っていたら、自覚は出来ないはずだからだ。
本当にそんな目的を持っている者であれば、次元のように、簡単に「美味い酒を飲むことさ」と言うはずだ。
つまり、次元は、自覚の出来ない人生の本当の目的を持っており、それが何かは自分では分からないが、それがあることを知っているのである。
そして、ルパンも同じであることを示唆した。
なかなかの脚本である。

知らない子
AIアート266
「知らない子」
Kay


さて、一部の人々は、『エイリアン・インタビュー』によって目的を得ることが出来る。
このローレンス・スペンサーの著作が事実かどうかに関わりなく、それが正しい目的になる。
その目的とは、古代に、悪の宇宙人が地球に仕掛けたマインド・コントロール装置の支配から逃れることである。
成功したのは、『エイリアン・インタビュー』によれば、固有の人物としては、釈迦、老子、ゾロアスターである。
繰り返すが、『エイリアン・インタビュー』は、そこで語られているお話が事実であるかどうかは分からない。
しかし、事実は人間に理解出来ないほど高度で複雑なので、人間に分かるようなたとえ話にしたと考えても良いと思う。
このお話から導き出される人生の目的が価値あるもので本物であることは保証出来ると思う。








目標の達成にかかる時間をもっともっと長く考えよ

人間として、最も素晴らしい性格は鷹揚であることだ。
鷹揚(おうよう)とは、鷹(たか)が揚がる(上がる)と書かれているように、鷹が悠然と空を飛ぶようなことで、小さなことにこだわらず、ゆったりしている様子だ。
人の欠点を責めることもなければ、自分の欠点を恥じることもない。
何かまずいことが起きても、全く慌てず、「まあ、何とかなるさ」と平気な顔をしている。
人間、何も気にしなければ無敵であるし、大抵、勝手に上手くいくのである。
我々が得るべきスキルとは、まさに、「気にしない」技術である。

では、どうしたら、そんな人間になれるのだろう?
鷹揚でない人間の特徴とは、あせり過ぎることだ。
目標を立てる時、かなりの大目標でも、欲張って、「3年以内」とかに設定したりする。
また、1年以内にTOEICで800点以上取るだの、3ヶ月、いや、できれば1ヶ月で10kg痩せるだの、本当にせせこましい。そんなことでは、大きな心にはなれないだろう。

何になりたいという場合にも、画家や作家のようなものにすら、愚かな人間は、それらになるまでの期間を、1年だとか、数ヶ月だのと本気で考えてしまうのだ。
自分が本当になりたいものなら、10年でも早過ぎるくらいだ。
そりゃ、野球選手や女優とかなら、10年も20年もかけられないだろうが、そんなものは目標にならないのだ。そういったものになるには、才能と運がなければならないからだ。なったからといって偉くも何ともないし、望んでなれるようなものでもない。
作家や画家や、望むような事業家や政治家になるなら、20年、30年かけても良いのではないだろうか?
病気だというなら、治るのに少なくとも10年はかかると諦めることだ。まあ、そうすれば、案外にすぐに治ることがあるが、そんなことを期待してはならない。
私なら、何かになりたいなら、20年、30年は当たり前で、50年、60年でも良いと思っている。
こう言ったら、「いや、私は40歳だ。50年もかかったら死んでしまう」と言うなら、別にそれでもいいじゃないか?
願いが叶わないまま死ぬとしても、「せかせかせずに生きられたから、まあ、いいか」と思えば良い。
死ぬ時になって、よく考えたら、別にそれほどの望みではなかったと分かるかもしれないし(ほとんどの望みはそうだ)、それでも叶えたいなら、来世に持ち越せば良い。
何かで10年苦しんでいるなら、後30年、いや、一生続くかもしれない。
現在ニートで、早く働きたいと思っても、そのまま10年、20年と経ち、気が付いたら老人になっているかもしれない。もっとも、1年365日、早寝早起きをすれば、働くことなどすぐにできるだろうが、それができるかどうかは分からない。

人間の一生なんて、宇宙的な時間どころか、地球の歴史の中ですら一瞬でしかないのだ。
たまたま運が悪く、良いことが何もなかったとしても、どれほどのことでもない。
たとえ、大金持ちになったり、人々の賞賛を受けるようなものになっても、奢れる者は久しからず。いつまでも続くものじゃあないし、そんな者ほど、実際は普通の人よりずっと惨めなことが圧倒的に多いのである。
自分には、思うような人生を構築したり、状況を支配するような力は全く無いと悟ることだ。
しかし、神にできないことはない。全てを神に任せて、起こることを起こるままにまかせ、受容することだ。
そうであるなら、鷹揚な人間になり、安らかな一生を送れるのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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