何度か、1万時間の法則を紹介した。
1万時間やれば上級プロになれるというものだ。
毎日4時間で7年弱、毎日3時間で9年強だ。
あるいは、作家の村上龍さんがよく述べていたと思うが「10年やれば一人前」という十年の法則というものも成り立つと思う。
ところで、お上品な一流というのとは別に、個性的と言ったら聞こえはいいが、欠点だらけでありながら、なぜか実戦で強いというタイプがいる。
「特化型」とでも言うもので、「我流」「俺流」「独学派」とも言えるかもしれない。
才能があまりなかったり、正統な訓練は受けていない場合が多く、その技能を漫勉なく出来るというのとは程遠いばかりか、その技能の専門家であれば常識的に知っていることすら知らないこともある。しかし、無視出来ない実力者・・・そんな微妙な人達だ。
たとえば、単純に言うが、プログラマーは、最低3つくらいのプログラミング言語を使え、それもプロが使うべき10ほどのプログラミング言語を1つか2つ含む。だが、COBOLのような古い言語1つしか出来なかったり、プロ用と見なさない人も多いVBAや、プログラミング言語ですらないMAGICしか出来ないが、これがなかなか凄い腕前で、非常に活躍している人がいる。
プログラマーというのは、最低、IQが115くらいはないとやっていけないが、そんな特化型、俺流であれば、もっと低くてもやれると思われる。
私も、COBOLだけ、Excel VBAだけ、Access VBAだけ、MAGICだけというプロを知っている。
野球のメジャーリーガー(アメリカのトップリーグの選手)にだって、守備専門で高年棒を取っていたり、投手でナックルボールという変化球だけしか投げない超一流という選手もいる。だが、彼らが普通の選手のようにやっていたら、全く駄目だったと思うのだ。
創作話とは言え、武術というかケンカ術の神髄をついていると思ったのが、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯し紋次郎』だ。
貧しい農家出身で、10歳で家を出た紋次郎は、剣術を習ったことなどはないが、我流のケンカ剣法が滅法強い。
単に、体力があったり、運動神経が良いというのとはレベルが違う強さで、相手がヤクザ者であれば、十人以上相手に勝つ。
紋次郎の強さの秘密が明らかになったのは、第2部とも言える『帰って来た木枯し紋次郎』シリーズだった。
紋次郎は若い頃は肉体労働をして真面目に働いてきたが、ある時期、毎日、大量の薪割りをしていた。電気のない当時、薪の需要は大きく、特別に何か出来るわけではない紋次郎は毎日何時間もやっていたのだろう。
38歳になった紋次郎が、久々に牧割りをするのだが、それがまさに達人技であった。
紋次郎の剣の腕は、薪割り修行によって鍛えられたのだ。
清水善造(しみずぜんぞう。1891~1977年)というプロテニス選手は、1921年の世界ランキング4位、そして、全英オープンでベスト4、全米オープンでベスト8という、当時の日本人選手としては信じられない成績を上げているが、彼は、学生時代は日本の学校の普通のテニス部員だった。
彼のその強さの秘密は、少年時代、毎日数時間も行った鎌での草刈りで、ラケットの振り方にも、はっきりその影響が出ていた。
創作だろうが、本宮 ひろ志さんの漫画『武蔵』で、宮本武蔵が若い時、ひたすら、木刀を速く打ち下ろす修行に専念していたのも、単なる作り話と無視出来ないものを感じる。
特化型、俺流型であれば、千時間、数年、場合によっては1年で実力がつくこともあると思う。
引き寄せや覚醒(悟り)だって、いろんな方法を渡り歩くことも悪くはないが、たった1つの方法を馬鹿みたいに徹底してやった者が際立った成果を出しているように思う。
尚、木枯し紋次郎の牧割の話は『帰って来た木枯し紋次郎』シリーズのどれかに載っていたが詳しくは分からない。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)木枯し紋次郎(一)~赦免花は散った~(笹沢佐保)
(2)武蔵 第1巻(本宮ひろ志)
(3)やわらかなボール(上前淳一郎)
(4)Excel VBAの神様 ボクの人生を変えてくれた人(大村あつし)

AIアート1580
「夕映え」
Kay
1万時間やれば上級プロになれるというものだ。
毎日4時間で7年弱、毎日3時間で9年強だ。
あるいは、作家の村上龍さんがよく述べていたと思うが「10年やれば一人前」という十年の法則というものも成り立つと思う。
ところで、お上品な一流というのとは別に、個性的と言ったら聞こえはいいが、欠点だらけでありながら、なぜか実戦で強いというタイプがいる。
「特化型」とでも言うもので、「我流」「俺流」「独学派」とも言えるかもしれない。
才能があまりなかったり、正統な訓練は受けていない場合が多く、その技能を漫勉なく出来るというのとは程遠いばかりか、その技能の専門家であれば常識的に知っていることすら知らないこともある。しかし、無視出来ない実力者・・・そんな微妙な人達だ。
たとえば、単純に言うが、プログラマーは、最低3つくらいのプログラミング言語を使え、それもプロが使うべき10ほどのプログラミング言語を1つか2つ含む。だが、COBOLのような古い言語1つしか出来なかったり、プロ用と見なさない人も多いVBAや、プログラミング言語ですらないMAGICしか出来ないが、これがなかなか凄い腕前で、非常に活躍している人がいる。
プログラマーというのは、最低、IQが115くらいはないとやっていけないが、そんな特化型、俺流であれば、もっと低くてもやれると思われる。
私も、COBOLだけ、Excel VBAだけ、Access VBAだけ、MAGICだけというプロを知っている。
野球のメジャーリーガー(アメリカのトップリーグの選手)にだって、守備専門で高年棒を取っていたり、投手でナックルボールという変化球だけしか投げない超一流という選手もいる。だが、彼らが普通の選手のようにやっていたら、全く駄目だったと思うのだ。
創作話とは言え、武術というかケンカ術の神髄をついていると思ったのが、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯し紋次郎』だ。
貧しい農家出身で、10歳で家を出た紋次郎は、剣術を習ったことなどはないが、我流のケンカ剣法が滅法強い。
単に、体力があったり、運動神経が良いというのとはレベルが違う強さで、相手がヤクザ者であれば、十人以上相手に勝つ。
紋次郎の強さの秘密が明らかになったのは、第2部とも言える『帰って来た木枯し紋次郎』シリーズだった。
紋次郎は若い頃は肉体労働をして真面目に働いてきたが、ある時期、毎日、大量の薪割りをしていた。電気のない当時、薪の需要は大きく、特別に何か出来るわけではない紋次郎は毎日何時間もやっていたのだろう。
38歳になった紋次郎が、久々に牧割りをするのだが、それがまさに達人技であった。
紋次郎の剣の腕は、薪割り修行によって鍛えられたのだ。
清水善造(しみずぜんぞう。1891~1977年)というプロテニス選手は、1921年の世界ランキング4位、そして、全英オープンでベスト4、全米オープンでベスト8という、当時の日本人選手としては信じられない成績を上げているが、彼は、学生時代は日本の学校の普通のテニス部員だった。
彼のその強さの秘密は、少年時代、毎日数時間も行った鎌での草刈りで、ラケットの振り方にも、はっきりその影響が出ていた。
創作だろうが、本宮 ひろ志さんの漫画『武蔵』で、宮本武蔵が若い時、ひたすら、木刀を速く打ち下ろす修行に専念していたのも、単なる作り話と無視出来ないものを感じる。
特化型、俺流型であれば、千時間、数年、場合によっては1年で実力がつくこともあると思う。
引き寄せや覚醒(悟り)だって、いろんな方法を渡り歩くことも悪くはないが、たった1つの方法を馬鹿みたいに徹底してやった者が際立った成果を出しているように思う。
尚、木枯し紋次郎の牧割の話は『帰って来た木枯し紋次郎』シリーズのどれかに載っていたが詳しくは分からない。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)木枯し紋次郎(一)~赦免花は散った~(笹沢佐保)
(2)武蔵 第1巻(本宮ひろ志)
(3)やわらかなボール(上前淳一郎)
(4)Excel VBAの神様 ボクの人生を変えてくれた人(大村あつし)

AIアート1580
「夕映え」
Kay
