人間は、どんな理想を持っているかで決まる。
だが、自分の理想は自分で作る以外にない。
しかし、多くの人は、理想を持つことが出来ないし、理想を持とうとして困惑し、挙句、誰かに理想を与えてもらおうとする。
宗教をやる者がおかしくなるのは、他人から最高の理想をもらおうとして、最悪の理想を得てしまうからだ。
理想とは、文字通りに解すれば、理性の想いである。
ところが、普通の人は理性がぐにゃぐにゃだ。
デカルトという人は、自分の理性も、ロクなものではないと考え、きれいさっぱり捨てた。
そして、本当に優れた理性を作ろうと思ったのだ。
ただし、何らかの理性は持たなければ、当面も生きて行けないので、とりあえずは、世間の最も良識があると思える人に従い、また、幼い頃から親しんだ宗教は維持した。
なぜ、そんなこと(理性をきれいさっぱり捨てる)をしたかというと、自分の理性の悪い部分を修復するというやり方では、結局、あまり良い理性を作れないと思ったのだ。
それは、喩えて言えば、古い家を修復するより、いったん古い家を全部壊して建て直した方が良い家になるのと同じだ。
ビジネスでは、企業を改善することを「リストラクチャリング」、いったん全部壊して再構築することを「リエンジニアリング」と言う。
インターネット革命に際しては、旧来の企業はリエンジニアリングが必要で、リストラクチャリングしようとしても無駄で、死ぬしかない。
W.B.イェイツの『ラピス・ラズリ』という詩でも、
All things fall and are built again
And those that build them again are gay.
全ては崩壊し、作り直される。
そして、再び築く者達は陽気なのだ。
~W.B.イェイツ『Lapis Lazuli(ラピス・ラズリ)』より~
と、まさに、リエンジニアリングが表現されている。
グリム童話の『星の銀貨』でも、下着まで施し、全てを失った少女に神の豊かな恩寵があったのも同じことで、一度全部捨ててこそ、素晴らしいものが得られる。
初音ミクさんの『心臓デモクラシー』では、一度全部壊すためには、「恥を知り、みじめになる」ことが必要なのだと歌われているように思う。
そうすれば、「全てが廻りはじめる」のである。
まだまだ私は、同じこと(一度、理性、もしくは、観念を全部捨てることが重要)を言ったものを、いくらでも取り上げることが出来る。
イエスの言葉、至道無難禅師の言葉、岡田虎二郎の言葉、さらには、B'zの『LOVE FANTOM』などが、ぱっと思い浮かぶが、考えれば、他にも沢山ある。
我々も、本当の理想を持つためには、いったん、全部捨てなければならない。
だが、ほとんどの人が、捨てた気になっても、古いガラクタをいっぱいポケットの中や口の中に隠しているのだ。
幼い頃から詰め込まれたガラクタを本当に捨てない限り、真の理想を持つことは出来ない。
・・・ように思える。
ところが、デカルトが言うような、いったん全て捨てることは出来ないのだ。
実際、デカルト自身、そんなことは出来なかったはずなのだ。
彼は、「一応」従うとした、世間の良識ある人達や、幼い頃から親しんだ宗教の中に、しっかり過去のガラクタを維持した。
だが、それで良いのだ。
それしか出来ない。
企業のリエンジニアリングにしたって、実際は、革新的なリストラクチャリングに過ぎない。
大袈裟なんだよ、皆!
初音ミクさんの『FREELY TOMORROW』(詞はMichie Mさん、ЯIREさん)のように、「恐れずに求めれば それは未来を変えるRevolution」である。
だが、そうすると、今度は、「何を求めるか?」となり、求めるものまで他人に教えてもらおうとする者がほとんどであることが分かる。
アインシュタインも悩んだのだ。
「18歳までに身につけた偏見のために、量子力学を受け入れられない」ってね。
彼は、何を求めるべきだったのだろう?
結論を言っておこう。
時間をかけて自分を変えることは出来ない。
やるなら一瞬でやることだ。
つまり、ダイナマイトに火をつけるだけだ。
自爆装置のスイッチを入れるだけだ。
そして、スイッチは言葉だ。
『天空の城ラピュタ』で、パズーとシータが呪文を唱えるシーンが異常に視聴率が高いことも、皆が無意識にそのことを知っているからだ。
その言葉は、機が熟すれば与えられる。
ぱっとね。
対価は人生全て。安いものだ。
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だが、自分の理想は自分で作る以外にない。
しかし、多くの人は、理想を持つことが出来ないし、理想を持とうとして困惑し、挙句、誰かに理想を与えてもらおうとする。
宗教をやる者がおかしくなるのは、他人から最高の理想をもらおうとして、最悪の理想を得てしまうからだ。
理想とは、文字通りに解すれば、理性の想いである。
ところが、普通の人は理性がぐにゃぐにゃだ。
デカルトという人は、自分の理性も、ロクなものではないと考え、きれいさっぱり捨てた。
そして、本当に優れた理性を作ろうと思ったのだ。
ただし、何らかの理性は持たなければ、当面も生きて行けないので、とりあえずは、世間の最も良識があると思える人に従い、また、幼い頃から親しんだ宗教は維持した。
なぜ、そんなこと(理性をきれいさっぱり捨てる)をしたかというと、自分の理性の悪い部分を修復するというやり方では、結局、あまり良い理性を作れないと思ったのだ。
それは、喩えて言えば、古い家を修復するより、いったん古い家を全部壊して建て直した方が良い家になるのと同じだ。
ビジネスでは、企業を改善することを「リストラクチャリング」、いったん全部壊して再構築することを「リエンジニアリング」と言う。
インターネット革命に際しては、旧来の企業はリエンジニアリングが必要で、リストラクチャリングしようとしても無駄で、死ぬしかない。
W.B.イェイツの『ラピス・ラズリ』という詩でも、
All things fall and are built again
And those that build them again are gay.
全ては崩壊し、作り直される。
そして、再び築く者達は陽気なのだ。
~W.B.イェイツ『Lapis Lazuli(ラピス・ラズリ)』より~
と、まさに、リエンジニアリングが表現されている。
グリム童話の『星の銀貨』でも、下着まで施し、全てを失った少女に神の豊かな恩寵があったのも同じことで、一度全部捨ててこそ、素晴らしいものが得られる。
初音ミクさんの『心臓デモクラシー』では、一度全部壊すためには、「恥を知り、みじめになる」ことが必要なのだと歌われているように思う。
そうすれば、「全てが廻りはじめる」のである。
まだまだ私は、同じこと(一度、理性、もしくは、観念を全部捨てることが重要)を言ったものを、いくらでも取り上げることが出来る。
イエスの言葉、至道無難禅師の言葉、岡田虎二郎の言葉、さらには、B'zの『LOVE FANTOM』などが、ぱっと思い浮かぶが、考えれば、他にも沢山ある。
我々も、本当の理想を持つためには、いったん、全部捨てなければならない。
だが、ほとんどの人が、捨てた気になっても、古いガラクタをいっぱいポケットの中や口の中に隠しているのだ。
幼い頃から詰め込まれたガラクタを本当に捨てない限り、真の理想を持つことは出来ない。
・・・ように思える。
ところが、デカルトが言うような、いったん全て捨てることは出来ないのだ。
実際、デカルト自身、そんなことは出来なかったはずなのだ。
彼は、「一応」従うとした、世間の良識ある人達や、幼い頃から親しんだ宗教の中に、しっかり過去のガラクタを維持した。
だが、それで良いのだ。
それしか出来ない。
企業のリエンジニアリングにしたって、実際は、革新的なリストラクチャリングに過ぎない。
大袈裟なんだよ、皆!
初音ミクさんの『FREELY TOMORROW』(詞はMichie Mさん、ЯIREさん)のように、「恐れずに求めれば それは未来を変えるRevolution」である。
だが、そうすると、今度は、「何を求めるか?」となり、求めるものまで他人に教えてもらおうとする者がほとんどであることが分かる。
アインシュタインも悩んだのだ。
「18歳までに身につけた偏見のために、量子力学を受け入れられない」ってね。
彼は、何を求めるべきだったのだろう?
結論を言っておこう。
時間をかけて自分を変えることは出来ない。
やるなら一瞬でやることだ。
つまり、ダイナマイトに火をつけるだけだ。
自爆装置のスイッチを入れるだけだ。
そして、スイッチは言葉だ。
『天空の城ラピュタ』で、パズーとシータが呪文を唱えるシーンが異常に視聴率が高いことも、皆が無意識にそのことを知っているからだ。
その言葉は、機が熟すれば与えられる。
ぱっとね。
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