聖なるメソッドは、最上の引き寄せメソッドでもあるという話を今朝の記事でした。
聖なるメソッドと思われるものでも、宗教色が強いものは適切でない場合が多いが、宗教色がない聖なるメソッドも多い。特に、近代の聖者が教えるものには、そのようなものが多い。
ラマナ・マハルシは、瞑想をする時間もないという女性に、常に「私」と心で唱えるよう教えた。
マハルシの本来の教えは「私は誰か?」と問うことであるが、これは難しいメソッドであると思う。
それに比べ、「私」と唱えるだけなら容易い。
そして、マハルシは「私」こそ最高のマントラ(真言)で、ヒンズー教で最も価値の高いマントラと言われる「オーム」は2番なのだと言う。
しかし、それよりも、「私」には、もっと道理に適った意味がある。
実は、「私は誰か?」と問うのも、「私」と唱えるのも原理は同じである。
悟りのための聖なるメソッドも、引き寄せのメソッドも、思考を消すという目的は同じなのである。
思考は、必ず「私」から生まれる。
では、「私」だけを思考するようにすれば、思考は広がっていくことが出来ない。
よって、「私」以外の思考は消える。
「私は誰か?」の方が、鋭く思考を「私」に向けるが、意味不明な問を発し続けることで脳が疲れてしまうかもしれない。
脳が疲れることは悪くはないのだが、それを不快に感じると、メソッドを続けることが出来ないという問題がある。
そこで、やや鋭さは欠けるが、気楽に出来る「私」と唱えることは、普通の人には適していると思われる。
ついでに言えば、「私」と唱えると、「私」以外の思考は消えるが、「私」は残る。
一方、「私は誰か?」は「私」すら消え、悟りを得られる。
しかし、そこまで求めないなら、「私」と唱えるだけで十分である。
「私」と唱えることを実践している人が、その感想を言う動画があったが、わずかな期間実施しただけの人であった。
わずか数日行っただけで何かが起こるという即物的なメソッドではないが、長く続ければ、想像をはるかに超える効果があると思う。
毎日、それなりに実践すれば、自然に幸運に恵まれるようになると思う。
また、意識したことが、自然に引き寄せられるようになるだろう。
とはいえ、効果を期待せず、淡々と行うことが大切である。
※「私」と唱えるメソッドは『あるがままに』(ナチュラルスピリット)にあるが、詳しい説明はないので、このメソッドのために読む必要はないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)あるがままに ~ラマナ・マハルシの教え~
(2)ラマナ・マハルシとの対話 第一巻
(3)不滅の意識 ~ラマナ・マハルシとの会話~
(4)静寂の瞬間(とき) ~ラマナ・マハルシとともに~
AIアート1240
「古い記憶」
Kay
聖なるメソッドと思われるものでも、宗教色が強いものは適切でない場合が多いが、宗教色がない聖なるメソッドも多い。特に、近代の聖者が教えるものには、そのようなものが多い。
ラマナ・マハルシは、瞑想をする時間もないという女性に、常に「私」と心で唱えるよう教えた。
マハルシの本来の教えは「私は誰か?」と問うことであるが、これは難しいメソッドであると思う。
それに比べ、「私」と唱えるだけなら容易い。
そして、マハルシは「私」こそ最高のマントラ(真言)で、ヒンズー教で最も価値の高いマントラと言われる「オーム」は2番なのだと言う。
しかし、それよりも、「私」には、もっと道理に適った意味がある。
実は、「私は誰か?」と問うのも、「私」と唱えるのも原理は同じである。
悟りのための聖なるメソッドも、引き寄せのメソッドも、思考を消すという目的は同じなのである。
思考は、必ず「私」から生まれる。
では、「私」だけを思考するようにすれば、思考は広がっていくことが出来ない。
よって、「私」以外の思考は消える。
「私は誰か?」の方が、鋭く思考を「私」に向けるが、意味不明な問を発し続けることで脳が疲れてしまうかもしれない。
脳が疲れることは悪くはないのだが、それを不快に感じると、メソッドを続けることが出来ないという問題がある。
そこで、やや鋭さは欠けるが、気楽に出来る「私」と唱えることは、普通の人には適していると思われる。
ついでに言えば、「私」と唱えると、「私」以外の思考は消えるが、「私」は残る。
一方、「私は誰か?」は「私」すら消え、悟りを得られる。
しかし、そこまで求めないなら、「私」と唱えるだけで十分である。
「私」と唱えることを実践している人が、その感想を言う動画があったが、わずかな期間実施しただけの人であった。
わずか数日行っただけで何かが起こるという即物的なメソッドではないが、長く続ければ、想像をはるかに超える効果があると思う。
毎日、それなりに実践すれば、自然に幸運に恵まれるようになると思う。
また、意識したことが、自然に引き寄せられるようになるだろう。
とはいえ、効果を期待せず、淡々と行うことが大切である。
※「私」と唱えるメソッドは『あるがままに』(ナチュラルスピリット)にあるが、詳しい説明はないので、このメソッドのために読む必要はないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)あるがままに ~ラマナ・マハルシの教え~
(2)ラマナ・マハルシとの対話 第一巻
(3)不滅の意識 ~ラマナ・マハルシとの会話~
(4)静寂の瞬間(とき) ~ラマナ・マハルシとともに~
AIアート1240
「古い記憶」
Kay