ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ミルトン・エリクソン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

「天は自ら助くる者を助く」の真の意味

サミュエル・スマイルズは「天は自ら助くる者を助く(God helps those who help themselves)」と『自助論』に書いていることが知られているが、この言葉は実は古くから使われていて、大元は、イソップ童話の『牛追いとヘラクレス』らしい。

Wikipediaによれば「天は自ら助くる者を助く」の意味は、

天は人の力を借りないで、自分一人で努力する人を助ける

であるようだ。
イソップ童話の『牛追いとヘラクレス』というのは、こんなお話だ。
牛追いが牛に荷車を引かせていたが、荷車の車輪が溝にはまってしまって動けなくなった。
すると、牛追いは神様に助けてくれるよう祈るだけだった。
それを見たヘラクレスが「自分で出来ることをしろ。でないと神様は助けてくれないぞ」と牛追いに言った。

「自分で出来ること」というのが、案外に難しい。
それには「自分に何が出来るか」を考えないといけない。
出来もしないことをやろうとしたり、的外れなことをしても仕方がない。
これに関して、極端ながら、私には印象深い話がある。
偉大な精神科医だったミルトン・エリクソンは17歳の時、ポリオウィルスに感染したことで、全身が麻痺した。
全く動けなくなったのだが、唯一、目玉だけは動かせた。
それで、エリクソンは目玉を動かして周囲を観察したのだ。
単に見えていたというだけではない。自主的に観察したのだった。
後のエリクソンの、魔法とまで言われる治療は、観察の力が大きい。
エリクソンは、初対面の人の父親の名を当てることが出来た。
「父親の名は?」と尋ねられた人は、父親の名を思い浮かべるが、その時、喉が微かに父親の名を発声する時と同じ動きをする。エリクソンは、それを見て父親の名を当てた。恐るべき観察力だが、目玉だけしか動かせなかった1年間で、そんな力を得たのだ。

自主的にやることが大切で、やらされることをやっただけでは力にならない。
受験勉強を親や教師にやらされるだけで良い大学に入っても馬鹿な子供のままである。
だが、やれと言われたからではなく、自主的に勉強した者は、一番の大学に入らなくても賢くなって成功する。

手塚治虫は45歳の時に、自分が設立し社長を務める虫プロが倒産し、3億円以上の借金を背負ったが、その時何をしたかというと、漫画を自主的に描いていたのだ。他にやれることはない。
もちろん、債権者に説明して頭を下げるとか、銀行に融資を頼むとか(貸してくれなかったが)、豪邸を売り払って引っ越すみたいな、やらないといけないことはしたが、やれと言われなくても漫画だけは自主的に描いた。
それで、版権を預かってくれる人が現れたり(版権を手放さずに済んだ)、『ブラックジャック』がヒットして復活することが出来た。

武内直子さんの歴史的作品『美少女戦士セーラームーン』で、デス・バスターズという異世界から来た、戦う方法も分からないような強大な敵を前に、タキシード仮面こと地場衛が言う。
「俺達は俺達に出来ることをしよう」
アニメでも、敵に向かって走るセーラー戦士達の姿と共に、衛の「俺達に出来ることをするんだ」という声が流れ、原作の重要な言葉をちゃんと生かしていた。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)自助論(サミュエル・スマイルズ)
(2)私の声はあなたとともに: ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー
(3)ブラック・ジャック(手塚治虫)

(4)美少女戦士セーラームーン 完全版(1)(武内直子)

朝の6時
AIアート2196
「朝の6時」
Kay

即時引き寄せ法(1/2)

昨夕の記事で紹介した、短時間で努力なく引き寄せるエリクソン方式とコリンズ方式を順に説明する。
まずはエリクソン方式だ。
エリクソン方式の内容を再度書くと、

エリクソンは不良学生に「君がすぐに真面目な生徒になったら皆驚くだろうね?」と尋ね、不良学生が「そりゃ驚くさ」と答えた。

これだけで、本当に不良学生は真面目な学生になった。
これは何が起こったのだろう?
もちろん、この不良学生の潜在意識の中に、真面目な学生になった自分のイメージを送り込んだのだ。
別に、彼は意図的に真面目な学生になった自分をイメージしたわけではない。
しかし、多くの引き寄せ実践者がやるように、無理にイメージしたわけではない。
そもそもが、不良学生に「真面目な学生になった自分をイメージしろ」と言っても、反発するか、どうイメージしていいか分からないかだろう。
だが、「皆が驚く」というヒントを与えることで、彼が意識しなくても、彼の脳は一瞬で自動的にイメージを作ったのだ。彼には意識されないイメージだが、脳内に確実に存在する。
この不良学生は、心の奥では、真面目というか、まともな学生でありたいという気持ちはあったのだ。
まともな学生への「憧れ」があったのだと思う。
逆に、真面目な学生に、「君がすぐに不良になったら皆驚くだろうね?」と言い、この真面目な学生が、実は不良に憧れていたなら、本当にそうなるだろう。
ただ、そうでなくても(真面目な彼が不良に憧れていなくても)、そうなってしまうかもしれない危険なテクニックでもある。

「あなたが急に美人になったら、皆驚くでしょうね」と聞かれ(自問でも良い)、「そりゃ驚くわね」と思ったら、本当に急に美人になる。
美人への憧れがあるほど、そうなり易い。
逆に、美人に、「あなたが急にブスになったら、皆驚くでしょうね」と言い、「それはそうね」と思っても、ブスへの憧れはないだろうから、そう簡単にブスにはならないが、不安を持つとそうなる可能性もある。

エリクソンのやり方は、ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」に通じ、さらに鋭い。
想定の法則とは、願いが叶った時の気分を味わえば叶うというものだ。
だが、ゴダードのは、やや無理に気分を味わおうとするところがある。
しかし、エリクソンのは、自動的で半ば強制的に気分を味あわせる。
危険な面もあるテクニックだが、効果は大きい。
自分が憧れるものになりたい時には、完全な効果を発揮するだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(2)いかにして自分の夢を実現するか(ロバート・シュラー)
(3)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード)

風の中
AIアート2128
「風の中」
Kay

「ぼーっと、じーっと」見る ※神が降りてきて書いたと感じる

前回の続きとなるが、別に前回の内容を知っている必要はない。
「魔法を使って治している」とまで言われた驚異的な精神科医ミルトン・エリクソンが、自分の能力を開発した方法についてだ。
エリクソンの能力は、根本的には、無意識(潜在意識と言っても良いだろう)に簡単に入ることが出来ることだ。
それは、右脳を活用することでもあり、そのために、思考を支配し、自在に心を静かにすることが出来たのだ。

エリクソンの能力開発は子供の時から始まっていた。
子供の教育と言えば、子供に高価な教材をどんどん与えたり、お稽古事をどんどんさせることだと勘違いしている人が多い。
エリクソンが使った教材は辞書だけだ。
辞書を繰り返し読んだのである。
私は、海外の能力開発の研究者の本で読んだことがあるが、IQを高めるために、辞書を読んで語彙を増やすのは優れた方法らしい。
新しい言葉を憶えると、不思議なほど、その言葉を見かけるようになり、それによって、いろいろな情報に興味を持つし、語彙が多いと思考の幅も広がる。思考の幅が広くてこそ、余計なことを考えずに、適切な思考のみするようになる。
余計なことを考えていては、右脳、無意識との壁が出来てしまうのだろう。
また、エリクソンは、子供の時に辞書を読んで得た知識は、大人になってからも役に立ったと述べている。

次の方法は「よく見る」ということだ。
エリクソンは17歳の時にポリオに感染し、全身が麻痺して、目玉以外は動かせなくなった。
それで、その唯一動かせる目で、周囲を観察した。それしか出来ないのだから、熱心にやったのだろう。
いつも見る壁や窓や家具でも、来る日も来る日も、じっと観察したのだろう。
私は幼い時、ドアノブをじっと見ていたら、異様な感覚に襲われ、ドアノブから目が離せなくなった。
世界は瞬間瞬間に作られているものだということが直観で分かったのだと思う。
つまり、固定した世界というものは存在せず、世界はいつでも新しいのである。
私が子供の時、キリスト並の奇跡でも簡単に起こせたのは、それを知っていたからだろう。
コリン・ウィルソンの『右脳の冒険』にも書かれているが、元々は世界は存在せず、自分の中の「内なる魔術師」が、目を向けたところに世界を瞬間で創り上げるのである。
また、サルトルも言ったように、本を読むということは本を書くことであり、絵画を鑑賞するということは絵画を描くことであり、音楽を聴くということは音楽を作曲することだ。

どんなふうに見るのかというと、「ぼーっとしながらも、視線を動かさずに見る」のである。
荘子は「自然な視線で見る」と言っていたが、それでピンとくるなら、そうすれば良い。
私は「新たな目で見る」ということを意識していた。
だが、とにかく、「ぼーっと、じーっと」見れば良い。まあ、じーっと見ていたら、自然にぼーっとしてくるだろうが。
そうすれば、世界は瞬間瞬間に作られていることが分かり、そうであれば、何が起きても不思議ではないと了解するだろう。
それは、ソフトタッチ(穏やかな態度)で見ることであり、「心おだやかに」見ることである。
「心おだやかに!」と唱えると、心おだやかな世界が創られる理屈も、そんなところにある。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(2)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(3)新釈 荘子 (PHP文庫)
(4)星からの宅配便(ベルベル・モーア)

幻の花(アート作品)
AIアート1304
「幻の花(アート作品)」
Kay


魔法使いのような精神科医の秘密

「魔法を使って治している」とまで言われた驚異的(に優秀)な精神科医のミルトン・エリクソンは、大学で精神医学を学んだわけではないらしい。
エリクソンは、17歳の時、ポリオに感染し、目玉以外を動かせない状態になった。
彼の病状が悪化した夜、彼は、隣の部屋で、医者が彼の母親に話す声が聴こえた。
「息子さんは、明日の朝まで持たないでしょう」
エリクソンは、ただ1つ動かせる目玉を動かして窓を見ると、
「絶対に朝陽をもう一度見てやる」
と思った。
もちろん、彼は生き延び、世界最高の精神科医になった。
引き寄せの鉄則を思い出しておこう。
それは、「シャンとすること」で、「泣き言を言わないこと」と言っても良い。
私も、病気で死にそうになったら、
「絶対にもう一度、マジカルミライに行ってやる」
と思うことにしよう(笑)。

高名な精神科医になったエリクソンのところに、手のつけられない札付きの不良男子高校生が連れて来られた。
エリクソンはその不良高校生に言った。
「君が来週、真面目な生徒になったら、皆、驚くだろうね?」
不良高校生は笑いながら、
「そりゃ驚くだろうね」
と答えた。
会話はそれだけだったが、この不良高校生はすぐに更生した。
この現象を説明出来る人はいないと思う。
だが、簡単なことだ。
不良と言うからには、この男子高校生の心は荒れているはずだ。それは、不良だろうが苦しいことだ。
「君が真面目な生徒になったら、皆、驚くだろうね?」
エリクソンの落ち着いた声でそう言われた不良高校生は、そんな場面を想像したのだ。
それは・・・心安らぐ光景だった。
心の安らぎ・・・それが彼の求めていたものだ。
彼は、無意識にかもしれないが、たった今イメージした心の安らぎを願った。
そうしたら、心が安らぐ要因である、自分が真面目な生徒になるという状況になった。
これは、「心おだやかに!」と唱えたら、心がおだやかになる状況が引き寄せられることと同じである。

エリクソンは、どうやって魔法のような力を得たのだろう?
長くなったので、それは次回。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)「潜在意識」を変えれば、すべてうまくいく(アレクサンダー・ロイド)
(4)星からの宅配便(ベルベル・モーア)

異世界への通路
AIアート1303
「異世界への通路」
Kay

予想出来ることなんかするな

賢い人達が観光旅行に価値がないとよく言っているように思う。
NLP(神経言語プログラミング)の開発者のリチャード・バンドラーや、英国の世界的作家コリン・ウィルソンなどもそうだ。
そして、アメリカ屈指の賢者ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、人類の宝とも言える著書『自己信頼』の中で、「旅は愚か者の楽園」とまでこき下ろし、さらに、延々と旅の無意味さを主張する。

もちろん、彼らだって、旅の何もかもが良くないと言っているのではないが、観光的な旅行が素晴らしいと言う戯言が多いことへの諫言の意味もあるのかもしれない。
そりゃ、エマーソンの時代と違って、今のような気楽に安価に旅が出来る時代に、気晴らしに旅をするのは良いところもあるだろう。
しかし、旅に意味があるとしたら、何も持たずに運命に身をまかせるつもりで行くか、何か特別な目的がある場合だけで、単なる旅はやはり無駄である。
そういえば、邱永漢さんが、子供を海外旅行に連れて行くことを勧めていた。父親の相手をしてくれなくなった子供でも、海外旅行となればついてくるし、大人になってからパリの凱旋門を見ても、当たり前に受け取って感動しないから・・・みたいな理由だった。
しかし、それもどうかと思う。観光旅行で凱旋門を見ても、いくら子供でも、それほどの良い影響はないと思う。少なくとも、見せなくても良いと思う。
邱永漢さんほどの人でも旅行会社に騙されたのかなあ(笑)。

リチャード・バンドラーだったと思うが、著書で、旅行に行って来た人が「楽しかったか?」と聞かれ、「想像してたより楽しくなかった」と答えたことについて、「想像出来るようなことをするな」と述べていた。
つまり、それなら、単に想像してりゃいいわけだ。
そんな旅行は、元々、ハプニングがないように計画されていたはずで、それが楽しいはずがない。人生の楽しみとはハプニングなのだから。
コリン・ウィルソンも、似たようなことを書いていたと思う。

そして、私が、最も人間をよく知っていると思う人物である精神科医のミルトン・エリクソンは「予想出来ることなんかしてはならない」と言ったそうだ。
ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」は、「願いが叶った時の気分を想像すれば願いが叶う」であると思う。
私は、これは優れた引き寄せの方法だと思っていたが、欠点があることが分かった。
「願いが叶った時の気分を想像する」と言っても、本当に想像出来ることを願っても仕方がないのだ。
たとえば、100万円しかなくても、1000万円あったらどんな気分かは想像出来てしまうのだ。
しかし、1億円なら想像が出来ないだろうから、1億円あったらどんな気分かを、無理に想像するのではなく、脳に、「どんな気分だろうか?」と尋ねるのだ。
そうすれば、脳は潜在意識を動かし、実際にその気分を味あわせてくれる。つまり、1億円を引き寄せる。

2次元の美少女が好きなオタクに、私は、「本物(3次元)の女はいいぞ」と言うのはどうかと思うのだ。
別に、私があらゆる年代の3次元女子に散々な目に遭わされたからではないが(笑)、普通に考え、2次元と3次元のどちらが良いかというと、2次元の方が絶対に良い。
それに、実際に3次元の女と付き合っても、それほどの驚きはない。つまり、「想定の範囲」でしかない。
(実際は、悪い意味での驚きはあり、それはそれで良い経験かもしれないが)
これに関し、コリン・ウィルソンはよくこんなことを述べている。
「初めてセックスをした男は、皆、詐欺に遭ったような気分になる」
つまり、そりゃ楽しくはあるだろうが、それほどのことではないということだ。
尚、これは、男の場合だけでなく、女も同じであるはずだ。
だが、このことはタブーであるようなのだ。観光旅行における旅行会社のように、幻想で儲けようという輩が多いからね。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~

清い子
AIアート986
「清い子」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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