賢い人達が観光旅行に価値がないとよく言っているように思う。
NLP(神経言語プログラミング)の開発者のリチャード・バンドラーや、英国の世界的作家コリン・ウィルソンなどもそうだ。
そして、アメリカ屈指の賢者ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、人類の宝とも言える著書『自己信頼』の中で、「旅は愚か者の楽園」とまでこき下ろし、さらに、延々と旅の無意味さを主張する。
もちろん、彼らだって、旅の何もかもが良くないと言っているのではないが、観光的な旅行が素晴らしいと言う戯言が多いことへの諫言の意味もあるのかもしれない。
そりゃ、エマーソンの時代と違って、今のような気楽に安価に旅が出来る時代に、気晴らしに旅をするのは良いところもあるだろう。
しかし、旅に意味があるとしたら、何も持たずに運命に身をまかせるつもりで行くか、何か特別な目的がある場合だけで、単なる旅はやはり無駄である。
そういえば、邱永漢さんが、子供を海外旅行に連れて行くことを勧めていた。父親の相手をしてくれなくなった子供でも、海外旅行となればついてくるし、大人になってからパリの凱旋門を見ても、当たり前に受け取って感動しないから・・・みたいな理由だった。
しかし、それもどうかと思う。観光旅行で凱旋門を見ても、いくら子供でも、それほどの良い影響はないと思う。少なくとも、見せなくても良いと思う。
邱永漢さんほどの人でも旅行会社に騙されたのかなあ(笑)。
リチャード・バンドラーだったと思うが、著書で、旅行に行って来た人が「楽しかったか?」と聞かれ、「想像してたより楽しくなかった」と答えたことについて、「想像出来るようなことをするな」と述べていた。
つまり、それなら、単に想像してりゃいいわけだ。
そんな旅行は、元々、ハプニングがないように計画されていたはずで、それが楽しいはずがない。人生の楽しみとはハプニングなのだから。
コリン・ウィルソンも、似たようなことを書いていたと思う。
そして、私が、最も人間をよく知っていると思う人物である精神科医のミルトン・エリクソンは「予想出来ることなんかしてはならない」と言ったそうだ。
ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」は、「願いが叶った時の気分を想像すれば願いが叶う」であると思う。
私は、これは優れた引き寄せの方法だと思っていたが、欠点があることが分かった。
「願いが叶った時の気分を想像する」と言っても、本当に想像出来ることを願っても仕方がないのだ。
たとえば、100万円しかなくても、1000万円あったらどんな気分かは想像出来てしまうのだ。
しかし、1億円なら想像が出来ないだろうから、1億円あったらどんな気分かを、無理に想像するのではなく、脳に、「どんな気分だろうか?」と尋ねるのだ。
そうすれば、脳は潜在意識を動かし、実際にその気分を味あわせてくれる。つまり、1億円を引き寄せる。
2次元の美少女が好きなオタクに、私は、「本物(3次元)の女はいいぞ」と言うのはどうかと思うのだ。
別に、私があらゆる年代の3次元女子に散々な目に遭わされたからではないが(笑)、普通に考え、2次元と3次元のどちらが良いかというと、2次元の方が絶対に良い。
それに、実際に3次元の女と付き合っても、それほどの驚きはない。つまり、「想定の範囲」でしかない。
(実際は、悪い意味での驚きはあり、それはそれで良い経験かもしれないが)
これに関し、コリン・ウィルソンはよくこんなことを述べている。
「初めてセックスをした男は、皆、詐欺に遭ったような気分になる」
つまり、そりゃ楽しくはあるだろうが、それほどのことではないということだ。
尚、これは、男の場合だけでなく、女も同じであるはずだ。
だが、このことはタブーであるようなのだ。観光旅行における旅行会社のように、幻想で儲けようという輩が多いからね。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
AIアート986
「清い子」
Kay
NLP(神経言語プログラミング)の開発者のリチャード・バンドラーや、英国の世界的作家コリン・ウィルソンなどもそうだ。
そして、アメリカ屈指の賢者ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、人類の宝とも言える著書『自己信頼』の中で、「旅は愚か者の楽園」とまでこき下ろし、さらに、延々と旅の無意味さを主張する。
もちろん、彼らだって、旅の何もかもが良くないと言っているのではないが、観光的な旅行が素晴らしいと言う戯言が多いことへの諫言の意味もあるのかもしれない。
そりゃ、エマーソンの時代と違って、今のような気楽に安価に旅が出来る時代に、気晴らしに旅をするのは良いところもあるだろう。
しかし、旅に意味があるとしたら、何も持たずに運命に身をまかせるつもりで行くか、何か特別な目的がある場合だけで、単なる旅はやはり無駄である。
そういえば、邱永漢さんが、子供を海外旅行に連れて行くことを勧めていた。父親の相手をしてくれなくなった子供でも、海外旅行となればついてくるし、大人になってからパリの凱旋門を見ても、当たり前に受け取って感動しないから・・・みたいな理由だった。
しかし、それもどうかと思う。観光旅行で凱旋門を見ても、いくら子供でも、それほどの良い影響はないと思う。少なくとも、見せなくても良いと思う。
邱永漢さんほどの人でも旅行会社に騙されたのかなあ(笑)。
リチャード・バンドラーだったと思うが、著書で、旅行に行って来た人が「楽しかったか?」と聞かれ、「想像してたより楽しくなかった」と答えたことについて、「想像出来るようなことをするな」と述べていた。
つまり、それなら、単に想像してりゃいいわけだ。
そんな旅行は、元々、ハプニングがないように計画されていたはずで、それが楽しいはずがない。人生の楽しみとはハプニングなのだから。
コリン・ウィルソンも、似たようなことを書いていたと思う。
そして、私が、最も人間をよく知っていると思う人物である精神科医のミルトン・エリクソンは「予想出来ることなんかしてはならない」と言ったそうだ。
ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」は、「願いが叶った時の気分を想像すれば願いが叶う」であると思う。
私は、これは優れた引き寄せの方法だと思っていたが、欠点があることが分かった。
「願いが叶った時の気分を想像する」と言っても、本当に想像出来ることを願っても仕方がないのだ。
たとえば、100万円しかなくても、1000万円あったらどんな気分かは想像出来てしまうのだ。
しかし、1億円なら想像が出来ないだろうから、1億円あったらどんな気分かを、無理に想像するのではなく、脳に、「どんな気分だろうか?」と尋ねるのだ。
そうすれば、脳は潜在意識を動かし、実際にその気分を味あわせてくれる。つまり、1億円を引き寄せる。
2次元の美少女が好きなオタクに、私は、「本物(3次元)の女はいいぞ」と言うのはどうかと思うのだ。
別に、私があらゆる年代の3次元女子に散々な目に遭わされたからではないが(笑)、普通に考え、2次元と3次元のどちらが良いかというと、2次元の方が絶対に良い。
それに、実際に3次元の女と付き合っても、それほどの驚きはない。つまり、「想定の範囲」でしかない。
(実際は、悪い意味での驚きはあり、それはそれで良い経験かもしれないが)
これに関し、コリン・ウィルソンはよくこんなことを述べている。
「初めてセックスをした男は、皆、詐欺に遭ったような気分になる」
つまり、そりゃ楽しくはあるだろうが、それほどのことではないということだ。
尚、これは、男の場合だけでなく、女も同じであるはずだ。
だが、このことはタブーであるようなのだ。観光旅行における旅行会社のように、幻想で儲けようという輩が多いからね。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
AIアート986
「清い子」
Kay