ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

マントラ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

最高のマントラはこうやって決定された

判断が難しい時の良いやり方は、
1.判断を保留する
2.直観で判断する
3.論理的に考える
の順が良く、緊急性がない限り、1の判断保留・・・というより、判断しない方が良い。
プログラミングでは論理的に考えざるを得ないが、それでも、直観の方が正しかったということはよくあり、それは、医者の治療でもあると思う。
特に、重要問題に関してはそうなのだと思う。
イギリスの1970年のSFテレビドラマ『謎の円盤UFO(原題:UFO)』で、地上に不時着したUFOに対し、3台の戦闘車が取り囲む場面があり、コンピューターは「論理的」に2号機で攻撃すべきと判断したが、エリス中尉はなぜか1号機を向かわせ、勝利する。エリス中尉はコンピューターより直観を優先したのである。
当時とは比較にならないほど、コンピュータ、AIは発達したが、人間の直観は現在の、さらには、未来のAIを超えるかもしれない。

最近、私は、人類の最強のマントラは「私は私」ではないかと思った。
ラマナ・マハルシは、最上のマントラは「私」で、次が「オーム」だと言ったことがあるらしいが、これは、ニュアンスや翻訳の問題が複雑で、マハルシの真意かどうかは分からない。
ニサルガダッタ・マハラジは、最高のマントラは「私は在る」だと言ったことになっている。
ただ、これは、英語の「I am that I am」の訳だと思うが、この言葉は、「私は、『私はある』という者である」とか「私はありてある者である」などと訳されることがあり、正確にはどう訳するかは分からないと思う。
『マスターの教え』でも、「I am that I am」が最も偉大な言葉であると語られている。
宇宙人バシャールとチャネリング中のダリル・アンカは、最も重要なマントラは、やはり「I am who I am」と言ったが、これは「私は私」と訳すことが多いようだ。

尚、スピリチュアルな本や動画を除き、私は、「あなたはあなた」という言葉なら、ダニエル・グレイブ主演の007映画や、『灼眼のシャナ』で、シュドナイがヘカテーにそう言うのを聞いた覚えがあるが、「私は私」は、聞いたかもしれないは、あまり印象にない。
印象にないということは、私にとって重要でないということだ。

そして、判断が出来ない時、最初に挙げた3つの他に重要で、もしかしたらその3つを超えるかもしれないものに、シンクロニシティ(共時性)、つまり、「意味のある偶然の一致」である。
私は、全くの気まぐれで、アニメ『殺戮の天使』11話を見たのだが、こんな場面があった。
グレイ神父が、ヒロインの13歳の少女レイチェルに、「お前は誰だ?」と問うと、レイチェルは、
「私は私。それ以上でも以下でもない」
と答えた。
C.G.ユングのカブトムシのシンクロニシティに優るとも劣らないシンクロニシティだ。
『殺戮の天使』の、このレイチェルは、精神を病んだ、ある意味、頭がおかしい少女で、もう1人の主人公の青年ザック(アイザック)は殺人狂で、レイチェル以上の異常性を持っている。
だが、この「狂った」2人が、誰よりも正常に感じる名アニメであると思う。
そんなわけで、私の最高のマントラは、めでたく「私は私」と相成った。

妖精の街
AIアート613
「妖精の街」
Kay


尚、上の、バシャールが言ったマントラは、全文では、
「私は私。それだけでいい」
である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)シンクロニシティ ― 未来をつくるリーダーシップ
(2)タオ心理学―ユングの共時性と自己性
(3)共時性の発見―ビジネスと人生を変える宇宙法則の原理と応用のテクニック
(4)殺戮の天使(アニメ。Amazon Prime Video)
(5)殺戮の天使 Episode.0 1
(6)あるがままに ― ラマナ・マハルシの教え
(7)アイ・アム・ザット 私は在る~ニサルガダッタ・マハラジとの対話
(8)『あなたの人生をプラスの結果に導く マスターの教え』(関岡孝平訳)

何でも出来るマントラをさらに理解する

私は、自信と勇気について、さらに悟った。
勇気というのは、自覚出来ない自信なのだと。
どんなに無茶と思えることも、それに挑戦することが正しいと感じる時は、心では自信がなくても、魂からの誘(いざな)いを感じているのだ。それなら、どうしたってうまくいく。
一方、魂からの誘いがないのに、無茶なことをやろうとすることを「匹夫の勇(血気にはやるばかりのつまらぬ勇)」と言うのだ。

1960年代の漫画『サイボーグ009』の中に、漫画史に残る名場面があり、2001年の3度目のアニメ化でも採用された。
それは、『サイボーグ009』のヒーローである009と、敵のミュートス・サイボーグ達の中でも最強のアポロとの1対1の対決の時だった。
009とアポロは、精神も身体も高速化する加速装置が組み込まれていて、人間には見えない高速で動きながらレーザー銃で撃ち合う中、至近距離でお互いレーザー銃の銃口を向け合ってしまう。このままでは相打ちで両方死ぬ。
その時、アポロがレーザー銃を捨て、009に言う。
「俺たちは優れた性能を持つサイボーグだ。その力で戦おう」
009は同意し、やはりレーザー銃を捨てる。
すると、アポロは自分の能力を009に教える。
その能力は、身体を高熱化し、触るものを焼き尽くすこと、さらに、手の平から岩をも溶かす熱線を発し、指先からは超高温のレーザー光線を発することが出来ることだった。
そして、アポロが009に問う。
「お前は他にどんな能力を持っているんだ?009」
それに対し、009は、
「後は・・・勇気だけだ」
と答える。
つまり、009には加速装置以外の能力はないのだ。
いわゆる、「格好いいセリフ」で、読者の印象に残るのだが、なぜ格好いいかというと、全く勝ち目がない戦いに009が堂々と男らしく挑もうとするからだろう。また、009が、先にリスクを取ったアポロの男らしさに応えた格好良さもあるだろう。
だが、結果、009はアポロのレーザー光線に胸を貫かれて海の中に沈む。

この場面に騙された日本人は膨大な数だ。
009は、勇気と言ったが、本当は自信もあったのだ。
それは、当時20代だったに違いない、作者の石ノ森章太郎さんも、魂では分かっていたが、心では分かっていなかったかもしれない。
だが、石ノ森章太郎さんは、魂の声を感じていなければ、あの場面は描けなかったはずだ。
漫画家、小説家などの作家で成功する人とは、魂の声を感じることが出来る人である。

つまり、上の場面で、009は、「結局は勝つ」という魂からの声を感じていたはずなのである。
なぜなら、思考が消えた人間は魂が味方し、魂は全知万能で、我々が知る中で最も近い概念では神(あるいは仏)だからだ。
009は、頭では無謀と分かっていてもレーザー銃を捨てた時、思考も一緒に捨てていた。
思考を持ったままではレーザー銃を捨てることは出来ない。
「捨てろ」
これが魂の指示である。

花がある家につく妖精
AIアート609
「花がある家につく妖精」
Kay


ゴーリキーの『二六人の男と一人の女(少女)』に、女たらしの元兵士の労働者(パン焼き工)が登場する。
彼は、何か取りえがあるわけではなく、多少、体躯が良いことを除けば駄目男だ。
だが、彼は女にはモテモテなのだ。
彼は言う。
「可笑しいじゃねえか。俺がウインク1つすれば女は俺にメロメロなんだ」
彼のようになりたければ、
「なぜか分からないが、俺のウインク1つで女はメロメロだ」
をマントラとして唱えればいいだけだ。ただし、脳が思考出来ずにそれを受け入れるほどの時間、唱えることが出来ればだ。
私も高校時代、ウインクこそしなかったが、それに似た自信があって、本当に微笑むだけで、どんな女の子とも仲良くなった。
きっと、小説か漫画に登場するモテモテ男のセリフが、丁度良いマントラになっていて、その言葉を昼となく夜となく繰り返したのだろう。
『二六人の男と一人の女(少女)』では、26人の男たちは、その元兵士の女たらしに、自分達が天使と崇める16歳の美少女ターニャは、お前などには落とせないと言い、それに対し、元兵士は、2週間で落とすと啖呵(たんか)を切った。
元兵士は、本当は心では自信がなく(ターニャは普通の手練手管が通用しそうにない子供だ)、面子と勢いで言ってしまったのかもしれないが、彼は「結局はうまくいく」と感じていたのだ。
「結局はうまくいく」
「どうしたってうまくいく」
これが魂の声であると同時に、魂を味方につけるマントラでもある。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)二十六人の男と一人の女(ゴーリキー)
(2)サイボーグ009(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(3)トーチェ氏の心の法則
(4)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(5)積極的考え方の力(ノーマン・V・ピール )
(6)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)

自信と勇気、どっちが大切か?

「自信と勇気、どちらが大切か?」
と尋ねられたら、テレビ時代劇『水戸黄門』を見ていた世代なら、その主題歌『ああ人生に涙あり』の2番の、
「人生、勇気が必要だ」
をよく聞いた人が多いので、「勇気」と思うものらしい。
刷り込み洗脳、恐るべしである。

そりゃ、勇気は良いものだ。
全く自信がないことにも勇気を持って挑戦し、苦労しながら奮闘するうちに自信を持つことも多いような気がする。
しかし、「気がする」だけで、成功する人は、負け続けているビギナーの時から自信があったのだ。

皆、自信というものを誤解している。
田村直美さんの『WAILD SENSATION』という歌で、

自信なんてない 多分誰もがそう
怖いくらい震えが止まらない
Oh yeah
~『WAILD SENSATION』(作詞:田村直美、作曲:田村直美・JOEYCARBONE)より~

と聞くと、勇壮に感じるが、「自信なんてない」なんて言ってるのは、思考する心という、偽物の自分だ。
イチローや大谷翔平は、初めから自信があったのだ。

分かり易い例を取り上げる。
私はよく道に迷う(笑)。
仕事で行った中国で、完璧に道に迷ったことがあった。
グーグルマップもなかった時代だ(笑)。
地図も持ってなかったし、周囲に誰かいたら、筆談で少しは何とかなるかもしれなかったが、本当に誰もいなかった。
約束の時間が迫り、目的地に、約束通りの時間にたどり着く可能性はゼロと感じていた。
つまり、自信が全くない状態だが、自信がないのは心である。
私は、なぜか「結局はうまくいく」という静かな確信、つまり、自信があった。
そして、約束の時間の5分前の、丁度良い時間に到着した。

また、私が初めてやった仕事であるセールスマンのセールス初日。
極寒の寒い日だったが、私は、セールスしろと言われた地で車から降ろされた。私をそこに連れて来た先輩は、帰りは電車で帰れと言う。
女の子だったら迎えに来てくれたかもしれない(別に変な意味ではなく)。
それで、何時間も歩いてセールスし(全く売れなかった)、真っ暗になったので帰ろうとしたが、そこは全く見知らぬ地で、駅がどこにあるか全く分からない。
仕方なく歩き回ったが、人通りもなく、時々、車が走り去るだけで、万事休すという感じだった。
セールスの分と合わせ、何十キロ歩いたか・・・疲労も大きく、私は冗談ではなく、明日の朝、凍死体で発見されるのではと思ったほどだ。
しかし、その中でも、「結局はちゃんと帰れる」という自信というか確信があり、実際、夜の11時前には家に帰れ、翌日は何食わぬ顔で出勤した。

何も考えなければ、結局はうまくいくのだ。
上の私の話でも、最初から何も考えなければうまくいったのに、諦めることで思考を手放すまでは、考えたから駄目だったのだ。
状況が悪くても、自信がなくても、魔法の言葉「結局はうまくいく」「どうしたってうまくいく」を唱えればうまくいく。
その魔法の言葉を唱えれば、魂が応答し、思考が消える。
逆に言えば、思考が消えるまで、この言葉で魂に呼びかけるのである。
魂は全能なので、自信に満ちている。
これが聖書の詩編46にある「自分が神であると知り安心せよ」という意味である。

忙しい子
AIアート608
「忙しい子」
Kay


重要なマントラをまとめる。
「私は私」
「それが何?」「だから何?」
「結局はうまくいく」「どうしたってうまくいく」
「自分が神であると知り安心せよ」
どれか1つ知っていれば、人生勝ったも同然であると思う。
ついでに1つ。「お金がある」

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)積極的考え方の力(ノーマン・V・ピール )
(2)二十六人の男と一人の女(ゴーリキー)
(3)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(4)人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(6)数霊のメッセージ―内なる神とつながる生き方(佐々木将人)

人生に必要なものは幸運の掴み方だけ

成功した人にどうやって成功したかと尋ねると、口では何と答えるかはいろいろだが、究極的には、その答は「運が良かった」か「たまたま」で、実は両方は同じことだ。
それで、では、その運が良かった成功者に「なぜ、あなたは運が良いのか?」と尋ねると、これもまた、口ではいろんなことを言うが、これも実は同じで、「考えることをやめた」からだ。
口では、たとえば「不屈の闘志があった」と言うかもしれないが、頭で考えていたら不屈ではいられなかったのだ。
また、「自作した100万ドル札を壁に張り、毎日眺めていた」と言う人もいたが、その人だって、その100万ドル札を眺めることで思考が消えただけだ。
アメリカの歴代大統領を動かした政治家であり、投資でも膨大な利益を上げたバーナード・バルークは幸運の秘訣を最も率直に述べたが、それは「欲張らないこと」だ。欲張れば欲張るほど人間は頭で考えるが、欲張らなければ思考を手放せる。
面白いのは、ビジョンボードと言って、自分の願望を絵や写真にして1枚のボードに張り付け、それを毎日眺めるというものがあり、引き寄せの本を書いている人などは、「それによって願望を潜在意識に焼き付ける」などと言っているが、実際は、潜在意識に願望を焼き付けることなど出来ない。
ビジョンボードで成功した人というのは、上の100万ドル札で成功した人と同じで、それを眺めているうちに思考が消えた人で、その証拠に、その成功した人は、成功した後で、そのビジョンボードを見て「願望は忘れていたが、叶っていることが分かって驚いた」と言うのだ。

だが、一般の人は、成功者の細かい考え方や習慣に気を取られ、肝心の「思考を消す」をせず、むしろ、余計なことを考えるから成功と反対方向に行ってしまう。
成功する素質や幸運を掴む素質とは、思考の消し方を知っていて、それを好ましく感じることだ。
思考を消す方法自体はいくらでもあるが、その1つ、あるいは、いくつかを好ましく感じ、気持ちが良いので毎日続けた者が幸運になり、その人なりの尺度で成功し満足する。自分の尺度に合わない成功は、どれほど膨大な富を築いても満足しない。

柔い光
AIアート607
「柔い光」
Kay


まとめると、成功するのに必要なものは幸運で、幸運を掴むために必要なことは思考を消すことだ。
思考を消すための普遍的なやり方2つを上げれば、深呼吸と最古のマントラだ。
深呼吸は、脳に酸素を送り脳の性能が上がり、脂肪を燃焼させてあっけなくダイエットが出来るというメリットもあるが、最も優れた効果は思考を消すことだ。
やり方は特にどうでも良く、深く吸うだけで、後は、それが気持ちいいように少し工夫するだけだ。
本に書かれているような細かい呼吸法なんてやってると、いろんな呼吸法に目移りしてしまったり、その面倒臭い呼吸法が億劫になって続かない。
単に気持ち良く深呼吸すれば良いだけだ。
最古のマントラは「私は私」で、朝晩数回(三回から十回程度)唱え、思い出したら唱えると良い。
心配事、悩み事が頭から離れなければ「それが何?」あるいは「だから何?」か、それと同じ意味で「それで?」「だから?」と自分に言うと、それら(心配事や悩み事)は頭から消える。
その上で、大きな願望は紙に書いて忘れてしまうと確実に叶うと思う。
言うまでもないが、道徳に反する願いや、未熟な心が起こした幼稚な願いは話にならないが。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(2)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(3)天狗芸術論・猫の妙術
(4)運とつきあう(マックス・ギュンター)
(5)人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
(6)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)

コンステレーション(星座)

「難しいことを易しく説明するのが本当に賢い人。無能な優等生ほど易しいことを難しく説明する」
というのは、当たっている部分もあると思う。
ただし、「易しく説明された難しいこと」は、あくまで概念であり、それで全部を分かった気になると痛い目に遭う。
「知識ゼロの俺に分かるように言え」などと言う傲慢な人間には何も分からない。

ところで、いくら賢い人だろうと、易しく説明出来ないこともある。
たとえば、あるとても賢い男性がいて、彼には、好きな女性がいるとする。
その男性に、「お前の好きなその女性について易しく説明しろ」と頼むと、その男性がいくら賢くても、まず、易しい答は返ってこない。
「つまりだな、お前の好きなその女性は、可愛くて性格が良いということなんだな?」
と言うと、その男性は、
「そうではない。そうとも言えるが、そうではない」
と言うだろう。
こんな場合、少々頭のおかしな男性なら、
「彼女は女神のような人さ」
と「易しく」説明するかもしれないが、そんな答では何も分からない。

つまり、何を言いたいのかと言うと、本当に大切なことは言葉で説明出来ないということだ。
『星の王子さま』であったが、建物としての家を説明する時、大人相手に「ゼラニウムの花が咲いていて、レンガは赤で・・・」と説明しても駄目で「一千万円の家」と言ったら、大人は「なるほど分かった」と言い、友達について説明する時も、「痩せてて、サッカーが好きで、歌がうまくて・・・」では駄目で、「お父さんが弁護士」と言えば、なぜか大人は「なるほど、そんな子か」と分かる。
これも、説明する人は、その家とか友達が好きなのだが、説明を受ける大人は、そんなものには本当は興味がないからである。

河合隼雄さんというのは、本当に優秀な心理学者だと思うが、彼の講演内容を書いた本で、彼が「コンステレーション」について普通の人に説明するところを読むと面食らう。
河合さんは、分かり易く説明しようとしているようにも見える。
しかし、いい感じで分かり易い説明をしていると思ったら、すっと話が違う方向に飛んでしまい、そこで全く分からなくなる。
そんなことが何度も繰り返される。
また、話としては難しくないのに、ひどく抽象的な説明をして、話をはぐらかしているようにも思える。
まるで馬鹿の説明だ。
なぜ、そんなことになるのかというと、河合さんが「コンステレーション」に対して、それだけの思い入れがあるからで、それはまるで、好きな女性に対する想いにも似ていて、そんなふうに話さざるを得ないのだろう。河合さんほどの人でも、好きなもの、思い入れのあるものに対してはそうなのだ。
つまり、河合さんは、「コンステレーション」が、人間という複雑で神秘的で奇妙なものを説明出来る鍵になると思い、特に、最初にそれを知った時に衝撃を受けたのである。

心理学用語の「コンステレーション」について、まともな説明を聞くと、
「コンステレーションとは星座という意味で、心理学では配置とか布置と言う」
などと、最初のところから「?」が浮かび、聞けば聞くほど分からなくなる。
多分、言っている人も分かってないのだ(笑)。

私なりの「コンステレーション」の説明をすると、
「精神の中には星座がある。星座の星とは個々の記憶のことで、個々の記憶の一定の集まりが星座、つまり、コンステレーションだ」
となり、やっぱり分からないが、その理由は、「精神」「記憶」「個々の記憶」「個々の記憶の一定の集まり」という言い方が曖昧で、厳密性がなく、いろんな意味に取れるからだ。

なぜ、「コンステレーション」について述べたのかというと、引き寄せが出来る人と出来ない人、あるいは、引き寄せが出来ることと出来ないことは「コンステレーション」で決まるからだ。
精神の中の「コンステレーション(星座)」、つまり、記憶(星)の集まりが外の世界に現れてしまう。
お金について言えばこうだ。
お金の「コンステレーション(星座)」は人によって違う。
ある人は、それは「働かないと得られないもの」「苦労して得るもの」「自分には沢山得られると思えないもの」「沢山持っているほど偉い人と見なされるもの」といった「星(記憶)」から構成された「星座(コンステレーション)」である。
この人のような「コンステレーション」を持っていたら、お金の引き寄せは出来ない。
お金の引き寄せが出来る人の、お金に関する「コンステレーション」は、「簡単に得られるもの」「何をやっても得られるもの」「いつでも誰かがくれるもの」「どこにでも豊富にあり、欲しいと思えば流れ込んでくるもの」といった「星(記憶)」で構成された「星座(コンステレーション)」だ。

実際、世界は「私」の「コンステレーション」次第だ。
で、好ましい「コンステレーション」を作るために、河合隼雄さんのような人は、凄く難しいアプローチをし、数パーセントでも成功したら大変な成果になる。
しかし、引き寄せをそのやり方でやると、誰も引き寄せが出来ない。
だが、多くの引き寄せの手法は、それに似た、それでいて、河合隼雄さんのような深い学問体系があるわけではない、いい加減な知識や思い込みで語られているのだから、成果が出る人は少ない。
そこで、「コンステレーション」をばっさり消してしまうというのが、古代からの英知で、ラマナ・マハルシや荘子などの賢者は、それを教えていた。

怪談を聴く子
AIアート605
「怪談を聴く子」
Kay


「私は私」のマントラで「コンステレーション」を解体させる。
悪い「コンステレーション」が発動したら、「それが何?」のマントラで、それを止めてしまう。
そこから始めないと、うまくいかないと思った。
だが、それでうまくいくと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)こころの最終講義(河合隼雄の講演)
(2)無意識の構造(河合隼雄)
(3)自我と無意識(C.G. ユング)
(4)エスの本(ゲオルク・グロデック著、岸田秀・山下公子訳)
(5)星の王子さま(サン=テグジュペリ)
(6)ラマナ・マハルシの教え
(7)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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