引き寄せにおいてよく、「執着を手放せば叶う」とか「願望を忘れたら叶う」と言うし、確かに、そのように見えることがある。
だが、「執着を手放す」とか「願望を忘れる」とは、結局のところ、どんなことかと言うと、「思考を消す」ということだ。
また、宗教では、真言(マントラ)、念仏、祝詞、般若心経などのお経を唱えたら奇跡が起こったという話があるが、それも、結局のところ、そういったものを唱えていたら、思考が消えるからだ。
ただ、念仏等を唱えていても、余計な思考をすることが多ければうまくいかないと思う。
良いやり方としては、せめて10分程度は、思考が消えるほど熱心に唱えることだろう。そうすれば、普段の邪魔な思考も減るようになっていくと思う。
TM(超越瞑想)では、1日2回、20分、頭の中で数文字のマントラを唱えることだけをするのだから、そりゃ真面目にやれば効果はある。
私も昔、TMをやっていたが、毎日真面目にやっていたら、数か月で奇跡が起こった。
私は、特に初めのうちは、TMをやっている最中でも雑念が多く起こったが、それでも真面目にやっていたら、少しは無思考の時間が増えるようになったので、良い結果になったのだと思う。
ただし、TMのマントラに特別な効果があるわけではなく、意味のない言葉なら何でも良いのだと思う。
徹底的にアファーメーションをすれば願いが叶ったというのも、それによって、かなりの時間、思考が消えたからだ。
「神様の奇跡が起こる」と1日中唱え、2週間で1億円の宝くじが当たった(その後、再度やったらまた当たった)という有名な実話があるが、これも、それほど真剣に唱えたら、1日に数十分とか、もしかしたら、1時間以上の無思考の時間が出来たから奇跡が起こったのだと思う。
エイブラハムの法則で知られるヒックス夫妻も、毎日20分、呼吸に集中することでうまくいっただけではないかなと私は思う。というのは、呼吸に集中すると思考が消え易いからだ。ポイントは、毎日欠かさず、必ず真面目にやったことだ。
政木和三さんは、小学3年生の時、毎日1時間腹式呼吸をして超人になったが、それも、腹式呼吸によって思考が消えたからだろう。
毎日1時間もやっていれば、初めは雑念もかなり起こったかもしれないが、毎日真剣にやれば、少しずつでも無思考になる時間が長くなる。
政木さんの成功のポイントは、やはり、毎日欠かさず熱心にやったことだ。
熱心にお祈りをすれば奇跡が起こるというのも、宗教的なお祈りには、思考を消す効果が高いものが多いからだ。
逆に、お祈りなどの宗教的儀式を熱心にやっても、雑念が多く起こるものであれば全く効果はない。
宗教や密教の秘法の内幕を述べると、以上のようなものだ。
ただ思考を消せば良いのである。
ただし、眠っては駄目で、起きて意識がある状態で思考を消さないといけない。
イエスは弟子達に、「私は山で祈るから、お前達はここで祈っていろ」と命じて山に入ったが、帰って来たら弟子達は眠っていたのでガッカリした。「これしきの時間、祈ってられないのか」と嘆いたのだ。つまり、弟子達は、思考を消して起きていられない駄目なやつらだって分かったのである。
仏教では、日本語に翻訳する際、「自己を知って自己を忘れる」など、わけのわからない訳をすることが多い。
馬鹿なのか、分かるように言ってしまったら商売にならないからだろうと疑ってしまう。
これは「起きて意識のある状態で思考を消せ」ということだ。
念仏やお経を唱えるのはそのためであり、別にこれらに霊験をもたらす特殊な作用があるからではない。
毎日、仏壇や神棚で手を合わせる人は、特に、水やお酒やお茶を捧げ、線香を上げて準備をすれば、数秒の間は思考が消える場合が多い。
特に、仏壇で「チーン」とおりんを鳴らしたり、仏壇や神棚でろうそくの火をつけると、思考を消すのに効果的だ。
宗教の儀式的なものは、実によく出来ているものが多い。
その意味で、宗教を適度に行うのは良いことであると思う。
ただし、宗教団体や宗教の偉い人に過度な権威を持たせてはいけない。
もちろん、お坊様、牧師様、神父様、ラビに敬意を持つのは、常識的に良いことであるが、人間や団体を過度に崇拝するのは愚かだと私は思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)新版 歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
(2)選択本願念仏集 法然の教え (角川ソフィア文庫)
(3)新約聖書 福音書 (岩波文庫)
(4)密教の聖なる呪文

AIアート1514
「沈黙」
Kay
だが、「執着を手放す」とか「願望を忘れる」とは、結局のところ、どんなことかと言うと、「思考を消す」ということだ。
また、宗教では、真言(マントラ)、念仏、祝詞、般若心経などのお経を唱えたら奇跡が起こったという話があるが、それも、結局のところ、そういったものを唱えていたら、思考が消えるからだ。
ただ、念仏等を唱えていても、余計な思考をすることが多ければうまくいかないと思う。
良いやり方としては、せめて10分程度は、思考が消えるほど熱心に唱えることだろう。そうすれば、普段の邪魔な思考も減るようになっていくと思う。
TM(超越瞑想)では、1日2回、20分、頭の中で数文字のマントラを唱えることだけをするのだから、そりゃ真面目にやれば効果はある。
私も昔、TMをやっていたが、毎日真面目にやっていたら、数か月で奇跡が起こった。
私は、特に初めのうちは、TMをやっている最中でも雑念が多く起こったが、それでも真面目にやっていたら、少しは無思考の時間が増えるようになったので、良い結果になったのだと思う。
ただし、TMのマントラに特別な効果があるわけではなく、意味のない言葉なら何でも良いのだと思う。
徹底的にアファーメーションをすれば願いが叶ったというのも、それによって、かなりの時間、思考が消えたからだ。
「神様の奇跡が起こる」と1日中唱え、2週間で1億円の宝くじが当たった(その後、再度やったらまた当たった)という有名な実話があるが、これも、それほど真剣に唱えたら、1日に数十分とか、もしかしたら、1時間以上の無思考の時間が出来たから奇跡が起こったのだと思う。
エイブラハムの法則で知られるヒックス夫妻も、毎日20分、呼吸に集中することでうまくいっただけではないかなと私は思う。というのは、呼吸に集中すると思考が消え易いからだ。ポイントは、毎日欠かさず、必ず真面目にやったことだ。
政木和三さんは、小学3年生の時、毎日1時間腹式呼吸をして超人になったが、それも、腹式呼吸によって思考が消えたからだろう。
毎日1時間もやっていれば、初めは雑念もかなり起こったかもしれないが、毎日真剣にやれば、少しずつでも無思考になる時間が長くなる。
政木さんの成功のポイントは、やはり、毎日欠かさず熱心にやったことだ。
熱心にお祈りをすれば奇跡が起こるというのも、宗教的なお祈りには、思考を消す効果が高いものが多いからだ。
逆に、お祈りなどの宗教的儀式を熱心にやっても、雑念が多く起こるものであれば全く効果はない。
宗教や密教の秘法の内幕を述べると、以上のようなものだ。
ただ思考を消せば良いのである。
ただし、眠っては駄目で、起きて意識がある状態で思考を消さないといけない。
イエスは弟子達に、「私は山で祈るから、お前達はここで祈っていろ」と命じて山に入ったが、帰って来たら弟子達は眠っていたのでガッカリした。「これしきの時間、祈ってられないのか」と嘆いたのだ。つまり、弟子達は、思考を消して起きていられない駄目なやつらだって分かったのである。
仏教では、日本語に翻訳する際、「自己を知って自己を忘れる」など、わけのわからない訳をすることが多い。
馬鹿なのか、分かるように言ってしまったら商売にならないからだろうと疑ってしまう。
これは「起きて意識のある状態で思考を消せ」ということだ。
念仏やお経を唱えるのはそのためであり、別にこれらに霊験をもたらす特殊な作用があるからではない。
毎日、仏壇や神棚で手を合わせる人は、特に、水やお酒やお茶を捧げ、線香を上げて準備をすれば、数秒の間は思考が消える場合が多い。
特に、仏壇で「チーン」とおりんを鳴らしたり、仏壇や神棚でろうそくの火をつけると、思考を消すのに効果的だ。
宗教の儀式的なものは、実によく出来ているものが多い。
その意味で、宗教を適度に行うのは良いことであると思う。
ただし、宗教団体や宗教の偉い人に過度な権威を持たせてはいけない。
もちろん、お坊様、牧師様、神父様、ラビに敬意を持つのは、常識的に良いことであるが、人間や団体を過度に崇拝するのは愚かだと私は思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)新版 歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
(2)選択本願念仏集 法然の教え (角川ソフィア文庫)
(3)新約聖書 福音書 (岩波文庫)
(4)密教の聖なる呪文

AIアート1514
「沈黙」
Kay