ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

マハリシ・マヘーシュ・ヨーギ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

TM、腕振り運動は効果があるか

TM(超越瞑想)を世界中に普及させた、インドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギが2008年に亡くなられた時、テレビを始め、メディアは、ビートルズの4人がマハリシの弟子のようなものであることを報じた。その後も、ビートルズメンバーのポール・マッカートニーやリンゴ・スターはTMを実践していると発言している。
他にも、有名なハリウッド・スターやハリウッド監督らがTMを行っていることを公言することもあった。
私は、昔、興味を持ってTMの本を読んだが、とにかく、「能力が上がる」「運が良くなる」と書かれていて、それがハーバード大学など有名な大学、研究機関、そして、有名な研究者などの研究報告で裏付けられているといったような記述がされていた。
また、私が健康なので、あまり興味を持たなかったが、健康に関しても、難病が良くなった、あるいは、治ったという事例が数多く取り上げられていた。
それならと、私もTMを正式に始めたが、1年ほど真剣に実践し、あくまで個人的にだが、冷静に「効果なし」と判断し、止めた。
このような場合、「効果があると思いたい」という気持ちは出るもので、私も、それが非常に強かったし、無理矢理、効果があったとこじつけたい気持ちも万人並にあり、それを振り払うのに長い時間がかかったが、現在は、あくまで私に関しては、「全く効果なし」と断言する。

ところで、今も信者と言えるほどの沢山のファンがいる、元プロレスラーで政治家でもあったアントニオ猪木さんは、最も有名なボクシングの世界ヘビー級チャンピオンと戦って引き分けたり、オリンピック柔道で、人類でただ1人、一大会で金メダル2個を獲得したオランダのウィリアム・ルスカに勝ったりもした、国民的英雄と言えたと思う。
その猪木さんもTMを行っていたらしい(TM教師から聞いた)。
それでも、難病になってしまった。
今は猪木さんがTMをやっているかどうかは知らないが、TMをやってても、やっぱり難病になるかもしれない。
もっとも、猪木さんの場合は、あの極めて厳しいと思える闘病に打ち勝っているのであるから、大変な精神力であるが、それとTMが関係があるかどうかは分からない。

健康に関しては、一頃、腕振り運動がブームになったことがあり、書籍、雑誌などに、この腕振り運動で難病が治ったという数多くの話が書かれていたと思う(今もあるが)。
尚、腕振り運動の効果は健康だけではなく、万能であるという話もある。
腕振り運動は、いろいろな流派があり、一部の人達の間では、相当な昔から知られていたが、特に知られるようになったのは、当時、有名な経営コンサルタントで、船井総研(船井総合研究所)の創業者であった、船井幸雄氏が宣伝したからだと思う。
船井氏が、自ら、ほがらかな表情で、腕振り運動強化グッズを手に腕振り運動をする様子の写真が、おそらく、その腕振り運動強化グッズの宣伝パンフレットに使われていたと思う。
ところが、TMを日本で普及させたのも船井氏で、それは、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギ側からの正式なビジネス上の依頼であったことを、船井氏は著書で明らかにしていた。
船井氏は、自らTM、および、TM上級プログラム(TMシディー)を行い、効果ありとして、自信を持って普及活動をしたという。
批判もあったが、当時は、「船井幸雄が良いと言えば良い」と信じる人が大勢いたし、現在も少なくないと思う。

ところが、その船井幸雄氏が、そこそこ高齢ではあったが、奇病とも言える難病にかかり、2014年に81歳で亡くなられている。
美食家として知られる船井氏が、その病気で口の中が腫れ、舌が勝手に動くので、何も食べられないという悲惨な状態だった。
TM上級プログラムや腕振り運動は船井氏を救わなかったということになる。
ただ、船井氏がTMや腕振り運動を続けていたかどうかは、私は全く知らない。
しかし、TMや腕振り運動を大絶賛し、普及に務めた船井氏が、普通の人が滅多にかからない難病になったことも事実である。

余談であるが、私は、船井氏が著書で絶賛しておられたある霊的治療師、および、その弟子達の治療を受けたことがある。
友人だった経営者が招待し、その経営者と私、そして、その経営者の部下の3人で治療を受けた。
だが、途中で、あまりに馬鹿馬鹿しくなり、友人の経営者には悪かったが、「もう良い」と言って帰った。
その治療師は、まさに「鳩が豆鉄砲を食らった」顔でぽかんとしていたが、私の判断は正しかったと確信している。
ロクでもない治療師だった。
いや、あくまで私個人の判断である。

TMは、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギという1人のものである(正確には、彼の師のグル・デブのもの)。
しかし、腕振り運動に関しては、沢山の流派があり、船井氏と無関係のものが圧倒的だろう。
私は、TMは完全に止めたが、腕振り運動に関しては、良いか悪いか判断がつかないまま、十年以上、毎日欠かさず続けている。しかし、続くこと自体が、効果があるということかもしれない。
そして、5日前から、本格的に腕振り運動を始め、1日トータルで、3600回、4700回、4700回、5000回、そして、昨日は5900回行った。
腕振り運動の効果について、毎日2000回を数ヵ月で顕著に現れたという人もおり、たった数日、熱心にやったからといって、何もなくて普通である。
だが、実は、昨日は、ちょっと凄いことがあったが、今はまだ、冷静に検証しようと思う。








肝心なところが伝え難い

最強の瞑想は「存在の自覚の瞑想」であることは、ずっと前から分かっているのだが、これが世間で流行ることはなかった。
その理由は簡単で、「分かり難い」からだ。
「存在の自覚の瞑想」について、昔から示唆していたのは、イギリス出身の作家アラン・ワッツの『タブーの書』で、これは、とにかく印象深い本なのだが、ルドルフ・シュタイナーの本のように分かり難いし、力を得るには何をすれば良いのか分からない。
まるで秘密を隠しているように感じてしまう、まさに『タブーの書』だ。

しかし、引き寄せにしろ、リアル魔法にしろ、それが「出来るような気分」ではなく、本当に出来るようになるのは「存在の自覚の瞑想」だけである。
世界的に有名な瞑想指導者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギの著書『超越瞑想』の原題は『Science of Being and Art of Living(存在の科学と生きる技術)』で、根本では良いことを書いているが、この世界的な著作は、日本ではさっぱり人気がないし、アメリカでも、さほどではない。
個人的見解では、関英男博士も指摘していたが、マハリシは、ビジネスのために肝心なことを隠していたように思えるのだ。

巷には、「これまでの引き寄せがなぜ効かなかったのか」「そこで、こうやればうまくいく」といった本は多いが、おそらくだが、そういった本も全部駄目なんじゃないかと思う。
本当に効くのは「存在の自覚の瞑想」だけだが、これは、難しい訳ではないが、分かり難い。なぜ分かり難いかというと、世間的な観念と違うからだ。

「存在の自覚の瞑想」について、歌で表していたのは、ビートルズの『ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)』だったが、 直接的に書いている本はないと思っていた。
しかし、ネヴィル・ゴダードの『At Your Command(翻訳:新装版 世界はどうしたってあなたの意のまま)』があるのだと分かった。
けれども、これを読むと、やはり、アラン・ワッツの『タブーの書(新訳:「ラットレース」から抜け出す方法)』のような「え?何書いてるの?」という感じになると思う。
『チャタレイ夫人の恋人』で知られるD.H.ロレンスも、『無意識の幻想』で、「存在の自覚の瞑想」に関わることを書いているが、この本の冒頭に、「君にこの本を読む権利があるなんて思うな」「諦めてさっさとゴミ箱に捨てろ」みたいな警告をしている。
アラン・ワッツがさりげなく示した瞑想のやり方は「自分がいない世界を想像する」で、なるほど良いのだが、即物的に欲望を満たしたい人は納得しない。

少し前も、このブログのコメントで、「Kayさんは、『神様の奇跡が起こる 』と唱えればいいと書いていたのに、後から違うことを書く。確かな方法を知ってるならそれだけ書け」みたいな文句があったが、この人を「即物的な馬鹿」と笑えないところもある。
しかしだ。この人が本当に、1日中「神様の奇跡が起こる」と2週間以上唱えたかというと、それは絶対ないと思う。
我々は、そんなことは出来ないように洗脳されているのである。
そこで、関英男博士のように、毎日、腕振り運動を2千回か、せめて千回でもやれば分かって来ると思う。
関博士も、『宇宙学序章 グラビトニックス』(絶版。古書は一般に高価)で、「根気だけは必要」と書かれているが、絶対に「大変」というほどではない。しかし、やはり多少の根気は必要なのだ。
そんなわけで、無心に、丁寧に、腕振り運動をしようと思う。








各自が自主的に天才になれる時代

あなたも、子供の時、家庭や学校で、他の子達と同じことをやるよう強要されていなければ、即ち、やりたいこと(あるいは向いていること)をやらせてもらえていたら、人に抜きん出ていた可能性が高い。いや、おそらく、そうだったのだ。
言い換えれば、あなたも本当は天才である。
脳科学者の茂木健一郎さん(理学博士)が講演で言われていたが、ビル・ゲイツは高校時代、教師が、ゲイツに、「お前はプログラミングをやっていれば良い」と言って、プログラミングを学校の単位に認めてくれたので、安心して(落第の心配をせずに)プログラミングに専念することが出来た。
だから、ゲイツは才能を発揮できたのだという。
スティーブ・ジョブズは子供の頃からやりたい放題だったが、特に大学をやめてからは、そのまま大学の寮に居座り(大学内の友人の寮の部屋の床で寝た)、好きなカリグラフィーの講義を心行くまで無断受講し、好きな勉強をした。お金がなくて、コーラの瓶を売ったり、ヒンズー教の教会で食事を恵んでもらっていたほどだったが、時間だけはあったのだ。ジョブズ自身、その時の勉強が、後にアップル社で役に立ったと述べていた。

普通は、天才の才能を育てるには時間がかる。
作家の村上龍さんは、音楽家の坂本龍一さんと親しいようだが、坂本さんについて、
「坂本が音楽家で成功したのは、才能ということもあるが、やはり3歳からピアノをみっちりやったからだ」
と言い、才能を育てるには、少なくとも10年は必要だから、小学生や中学生のうちに、例えば大工になりたいというなら、大工の修行をやらせた方が、ロクに熱も入れない勉強をやらせるより良いと言っていた。確かに否めない意見である。
デヴィッド・ボウイは、坂本龍一さんのように音楽の英才教育は受けなかったが、両親が音楽好きで、音楽に満たされた家庭で育ち、14歳の時にはサックスをプレゼントされ、それに夢中になることができたから才能を伸ばせたのだ。

我々は無理矢理に平凡に育てられ、当然、天才とは言われない。
しかし、大人になっても手遅れという訳ではない。
思想家の吉本隆明さんは、物書きになりたいなら、10年書き続ければ、必ずモノになると言った。
つまり、大人から始めても差し支えなく、吉本さんは、自身そうであったと言うが、引きこもり気質で、普通に働けないなら、物書きにでもなれば良いといったことを述べていた。
吉本さんも、ずっとサラリーマンをやっていて、物書きで売れ出したのは40歳を過ぎてからだ。
もちろん、50歳でも60歳でも手遅れではない。
普通には、物書きになれるのは、才能と運のある者だが、10年やれば才能も出てくるし、今はインターネット時代で、吉本さんの時代に比べれば、他のどんなことも含め、能力さえあれば、世に出る可能性が高い。
そして、本当は10年かける必要はない。

最近、このブログでよく書いている、「心の中の微(かす)かな声で唱える呪文」は、時間を短縮する、あるいは、現象の流れを加速させる、一種に触媒のような働きがあることが、実際に分かっている。
マハリシ・マヘーシュ・ヨーギが広めたTM(超越瞑想)でも、そんな加速現象が、世界中の大学などの研究で確認されていることで、喩えて言えば、歩いて行くところを飛行機で行くようなものなのである。
あるいは、最高の方法であれば、ロケットで行くほどのことになる。
マハリシ・マヘーシュ・ヨーギによれば、TMが飛行機で、TMシディ(TMの上級プログラム)がロケットということになるが、TMにこだわる必要はない。
心の中で、微かな声で唱える呪文は全く同じである。
実は、TMに特別な秘密がある訳ではないことはバレてしまっているという話があり、私も確認しているが、それについては、特に言わない。面倒だし、益もないからだ。
それに、TMの教え自体には優れた面もあり(インドの秘法だ)、マハリシも、儲ける意図だけでやったのではなく、実際、世界平和の志があったのだと思う。
TMが良いなら、音楽CDでやれるヘミシンクも同じ効果があるだろうし、それよりも、心の微かな声で呪文を唱える方が効果的と思う。
というのは、原理が分かってしまえば、どれも同じで、しかも、主体的に取り組める呪文の方が熱心にやれるからだ。
マハリシから直接TMを教わったポール・マッカトニー、あるいは、クリント・イーストウッドやデビッド・リンチらはTMを熱心にやっているが、あくまで、原理を正しく使うことが大切で、TMをやりながら歪んだ効果しか出ない人もいる。誰とは言わないが、日本の某政党の党首だった、性格的にちょっと困った人のようにである(以前はTMの広告塔になっていたが、今は外されているようだ)。

ただ、心の中の微かな声で呪文を唱えれば良いのだ。
たとえば、「アジマリカン」のような呪文を、小さな小さな声で・・・隣に人がいても、聴こえないような小さな声で唱え、それを、すっと、心の中の声に変えれば、心の微かな声の呪文になる。
そんなやり方が合った人もいる(TMでも、そんな教え方をするらしい)。
あるいは、呪文を形のイメージとして小さなものにしていけば、心の中の呪文も微かに出来るという人もいる(視覚感覚が強い人は、こんなやり方が似合う)。
私は、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の『LOTUS LOVE』の歌詞、「のどもとにいつもの呪文 I LOVE YOU」というように、意識としては、声(喉)で言っているようでいながら、実際は心で言うというやり方が好きだ(運動感覚が好きな人にはフィットし易い方法だ)。「I LOVE YOU」という言葉は、小さな声で言うものなので、その感覚を生かすこともできるだろう。
勝手な推測だが、この詩を書いた細野晴臣さん(やはり天才だ)は、微かな心の声の呪文のようなものを使っているのだと思う。
何度も述べて恐縮だが、この歌を初音ミクさんで聴くと、その雰囲気がもっとよく分かる気がするのである。
微かな心の声の呪文を活用すれば、天才になるのに10年はかからない。
歩いていくところを、飛行機、あるいは、ロケットで行くのだからね。
ただし、10年かける気でいた方が良い面はある。焦りや欲望が消えるからだ。
全人類、天才の時代が来る。
そうなってこそ、争いのない、平和な世界が実現すると私は信じている。
そうであれば、お互いの個性を認め合い、リスペクトし合う心の余裕が生まれるからだ。
そして、各自、自分の才能で、世界に貢献出来るのである。
ただ、今はまだ、あなたが天才になって、活動を開始するしかないのである。









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辛い世の中で力を抜き悠々と生きる方法

ゴールデンウィーク明けで、今日から仕事や学校という人が多いと思う。
かと思えば、世間ではゴールデンウィークだが、その間ずっと働いていたという人も決して少なくはない。
私もかつて、ゴールデンウィーク中・・・というか、前の年の12月から、ゴールデンウィークを越え、5月末近くまで1日の休みもなく、朝7時半から夜12時過ぎまで働いたことがある。
ただし、会社自体は、世間並の休みがあり、単に私が勝手にそうしていたのである。
そして、私は、休日出勤や残業の手当を一切申請せず、実際、もらわなかった。
結局、過労と思うが、倒れたので、私の、そんな「狂気の時代」は終了した。
労働法的には違法であったが、私の仕事振りを知っていた善良な上司が、会社に私の昇格申請を行い、実際、収益も上がっていたが、学歴がなかったのと、会社が指定した通信講座を行っていなかったという理由で(労働法違反という理由もあったかもしれない)、申請は却下された。その2つ(学歴と通信講座受講)を満たしている者なら、成果がなくても私よりずっと早く昇格していた。
それについては私は当然と思っていたし、別に何とも思わなかった。伝統ある上場企業って、そんなものだろ。
それよりも、面白い経験をしたことで満足している。
ところで、世の中には、私のように好きで休まないのと違い、休めないという人は、特に昔はかなり多かったらしい。
嫌なのに、強制的に働かされるのは、心身にとって危険であり、実際、度が過ぎると過労死に至った例もある。
私だって、命令されて休まず働かされたら、もっと早く倒れるか病気になったに違いない。

昨日、珍しくテレビを見ていたら、帰省中の人達のインタビューの場面があったが、「十分休みましたので、明日からしっかり仕事したいと思います」といったことを言うところばかりを放送するのは、一種のステマ(ステルスマーケティング=宣伝と気付かせない宣伝)ではないかとも思う。
この場合、何の宣伝かというと、「労働」の宣伝だ。
労働は尊く、あらゆることに優先して熱意を注ぐべしという、国家による労働の宣伝だ。
かつては、戦争に一生懸命になるのが尊いというステマが国家によって実際に行われていたと言って間違ってはいないと思う。

インドの聖者ラマナ・マハルシ(マハリシともいう)は、「自分が仕事をしていると思ってはならない。たとえば、財務長官は責任を持って仕事をしているように見えるが、彼は何もしていない」と言った。
私が少し前に言った、夢遊病状態で仕事をしているようなものである。
誰かがマハルシに、「仕事に注意を払わずに、それをちゃんと遂行できるでしょうか?」と尋ねたが、マハルシは「自分が仕事をしているという自覚を持って仕事をしなければならないという法はない。仕事は自動的に進んでいくのだ」と答えている。
マハリシ・マヘーシュ・ヨーギは、「深い意識である純粋意識に馴染んでいる人にとっては、海底に馴染んでいる者が水の表面での活動が易しいのと同様、日常の仕事は子供の遊びのようにあまりに簡単なので、自動的に進んでいくのだ」と言った。
人間は、眠りの状態では、深い意識の中にいる。
だから、夢遊病者が驚異的な能力を発揮するのであり、また、筋トレなどは一切しないが力を抜く方法を知っている武術家が超人的に強いのである。
眠っているふりをするだけでも効果的である。
そのためには、力が抜けていなければならない。
何よりも、肩から力を抜かなければならない。
そのためには、人差し指の力を抜けば良いのである。これは、武術の世界では知られていることである。
そして、人差し指から力を抜くには、京都府京都市太秦の広隆寺霊宝殿の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)のように、親指と薬指で輪を作り、人差し指を自然に伸ばすのが最良である。
★広隆寺霊宝殿 弥勒菩薩半跏思惟像(写真)
そして、史上最高の「アルカイク・スマイル」(至福の微笑み)と言われることもある、この弥勒菩薩のように微笑むのだ。
微笑めば、余計な力が抜け、魔法の力を発揮するのである。
辛い世の中かもしれないが、力を抜き、悠々と過ごしていただければと思う。
ところで、私は、山尾三省さんの『ラマナ・マハリシの教え』(めるくまーる)は、ボロボロの本を読んでいる(背から離れてしまったページも多い)。どれほど粗悪な本でも構わないので、入手して読んで欲しいと思っている。









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困難を歓迎する理由

私は、最近、多忙で、緊張ある仕事が続いているのだが、その中で思い出すのが、ラマナ・マハルシの言葉だ。
「財務長官は、責任感と熱意を持って仕事をしているように見える。しかし、彼は何もしていない」
「あなたは、大きな事業を為しつつあるかもしれない。だが、あなたは何もしていないのだ」
「仕事は、自分がその行為者であるという自覚と共にしなければならないという決まりはない。あなたとは何の関わりもなく、仕事は自動的に進んでいく」

凡人たる私には、なかなかそうはいかない。
私が手がけている仕事はうまくいくかもしれない。
あるいは、大失敗をし、会社に損害を与え、関係者には迷惑をかけて、私は面目と信用を失うかもしれない。
しかし、全ては運命である。
もし、最悪の結果が運命付けられているから、私にそれを避ける術は何もない。
だから、上手くいったからといって、それを私が誇る理由は何もない。
逆に、どんな悪い結果になっても、私には何の責任もない。

TM(超越瞑想)を創始したマハリシ・マーヘーシュ・ヨーギは、こんなことを言ったと記憶している。
「瞑想に熟達すると、意識の深い領域に馴染んでくる。それは丁度、水の深いところに慣れれば、浅いところでの行動は子供の遊びのようになるようなものだ。それと同じように、毎日、意識の深奥に潜る人にとって、この世の活動はあまりに簡単であり、自動的に進んでいくことだろう」
私自身は、TMはやめたが、それは正しいことであると思う。

少し腹の座った人間であれば、何事も、自分1人の問題であれば、どうでもいいことだと開き直ることも出来るだろう。
だが、本当は、たとえ、友人、恋人、家族、会社、自分の町や村、あるいは、映画のヒーローのように、国家や地球の運命を背負ったとしても、ラマナ・マハルシや、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギの言ったことは当てはまるはずである。

こういったことを理解するためにも、困難というものは、起こった方が良いに違いない。
だが、まだ未熟で、聖者達の言うことが理解できない場合は、誠実を指針とした方が満足することになるだろう。決して、それが善であるとか、世間に対して誇らしいといった理由ではなく、なぜだかは分からないが、その方が悟り易いというだけの意味で、慈悲や自己犠牲を選ぶことが好ましいと思えるのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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