引き寄せの法則の古典的な書籍の中で、最も有名なものはナポレオン・ヒルの『Think and Grow Rich』だと思う。
ところで、この本は意図的に改ざんされていると言われるが、原書からして、粗悪化というのは違うかもしれないが、肝心なことはぼやかしているという話がある。
しかし、世界的に有名な引き寄せ関連(成功哲学とか潜在意識の法則などと呼ばれるもの等を含め)の書籍は、どこか「曇らされて」書籍化されているのだと思う。
最も多く出版されている引き寄せ書であるロンダ・バーンの『ザ・シークレット』は、普通に見たって内容同士の矛盾もあり、妙な感じがしたものだった。
ところで、私が何か引き寄せの本を一冊と言うなら、ジョン・マクドナルドという正体不明の人物の著作とされる『マスターの教え(The Message of A Master)』を上げたいが、その理由が、こんなことが書かれているからだ。
「私のやり方を示すが、真似するだけでは駄目だよ」
本など読めない幼い時から、奇跡としか言えないような引き寄せを行った私にも、非常に納得出来ることだ。
どの引き寄せの本も、あるいは、『ザ・シークレット』のように、多くの「引き寄せマスター」の言葉を集約したものも、ある意味、個人の見解であり、個人の個性のフィルターがかかったもので、普遍的に確実な方法があるわけではない。
とはいえ、全く難しいことではなく、私は小学生の時(あるいはそれ以前)でも出来たが、きっと誰もが知らないうちにやっていたのだ。
その中で、私はこんな話を思い出す。
梶原一騎原作の空手漫画のどれかで、青年誌用のものだが、彼の類書は沢山あり過ぎて、どれだったか分からない。
そもそも、梶原一騎は人間的な問題があると思われ(長期拘留もされている)、作品にも批判が多いが、今も人気が高く、1987年に亡くなった彼の原作は今も書籍化、映像化され、今後もそれは続くと思われる。
嘘の中にこそ真理がある・・・というのではないが、彼の作品には、単に面白いだけでなく、何か特別なものがあるのだと思われる。
それで、彼のその空手作品の中で、大きなヤクザ組織のトップの男が登場するが、それが立派な人物で、主人公の空手家も彼を慕っていた。
その男が抗争でかなりの負傷をするのだが、すると彼は、部下達に、屋敷の庭に大きな穴を掘らせると、さらに、そこに汚物(排泄物だろうか)をいっぱいに入れさせる。
そして、男は空手家に言う。
「理屈は分からないが、経験で、この中に入ると怪我の治りが速い」
と言って、その中に飛び込む。
少々のことでは動じないその空手家も、それにはさすがにたじろぎ、心から敬愛するその男に「先生も一緒にどうかね」と言われても身がすくんでしまう。
さらにその話で思い出すのが、仙道研究家の高藤総一郎さんが、中国か台湾の話だったが、仙道が普及している場所で、怪我をしたら、その負傷箇所に汚物を張り付けるということが行われているという記述があった。これもやはり、経験的にそれでよく治るという理由で、そんなことをする者が多いのだろう。
私も、引き寄せで「理屈は分からないが、経験上、こうやればうまくいく」ということは多い・・・というか、効果がある方法は大抵そうなのだ。
本に書いてある通りやってもうまくはいかないのではと思う。
「理屈は分からないが、こうやればうまくいく」という自分のやり方を見つけた者がマスターで、それを弟子に見つけさせる者がグルなのであると思う。
AIアート873
「さざ波の音」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)マスターの教え(ジョン・マクドナルド。山川紘矢・山川亜希子訳)
(2)マスターの教え(ジョン・マクドナルド。関岡孝平訳)
(3)The Message of Masters(ジョン・マクドナルド。若葉椰子訳)※かなり独自訳
(4)The Message of A Master (English Edition. John McDonald)
(5)新・完訳 成功哲学(ナポレオン・ヒル)※『Think and Grow Rich』翻訳
(6)ザ・シークレット(ロンダ・バーン)
ところで、この本は意図的に改ざんされていると言われるが、原書からして、粗悪化というのは違うかもしれないが、肝心なことはぼやかしているという話がある。
しかし、世界的に有名な引き寄せ関連(成功哲学とか潜在意識の法則などと呼ばれるもの等を含め)の書籍は、どこか「曇らされて」書籍化されているのだと思う。
最も多く出版されている引き寄せ書であるロンダ・バーンの『ザ・シークレット』は、普通に見たって内容同士の矛盾もあり、妙な感じがしたものだった。
ところで、私が何か引き寄せの本を一冊と言うなら、ジョン・マクドナルドという正体不明の人物の著作とされる『マスターの教え(The Message of A Master)』を上げたいが、その理由が、こんなことが書かれているからだ。
「私のやり方を示すが、真似するだけでは駄目だよ」
本など読めない幼い時から、奇跡としか言えないような引き寄せを行った私にも、非常に納得出来ることだ。
どの引き寄せの本も、あるいは、『ザ・シークレット』のように、多くの「引き寄せマスター」の言葉を集約したものも、ある意味、個人の見解であり、個人の個性のフィルターがかかったもので、普遍的に確実な方法があるわけではない。
とはいえ、全く難しいことではなく、私は小学生の時(あるいはそれ以前)でも出来たが、きっと誰もが知らないうちにやっていたのだ。
その中で、私はこんな話を思い出す。
梶原一騎原作の空手漫画のどれかで、青年誌用のものだが、彼の類書は沢山あり過ぎて、どれだったか分からない。
そもそも、梶原一騎は人間的な問題があると思われ(長期拘留もされている)、作品にも批判が多いが、今も人気が高く、1987年に亡くなった彼の原作は今も書籍化、映像化され、今後もそれは続くと思われる。
嘘の中にこそ真理がある・・・というのではないが、彼の作品には、単に面白いだけでなく、何か特別なものがあるのだと思われる。
それで、彼のその空手作品の中で、大きなヤクザ組織のトップの男が登場するが、それが立派な人物で、主人公の空手家も彼を慕っていた。
その男が抗争でかなりの負傷をするのだが、すると彼は、部下達に、屋敷の庭に大きな穴を掘らせると、さらに、そこに汚物(排泄物だろうか)をいっぱいに入れさせる。
そして、男は空手家に言う。
「理屈は分からないが、経験で、この中に入ると怪我の治りが速い」
と言って、その中に飛び込む。
少々のことでは動じないその空手家も、それにはさすがにたじろぎ、心から敬愛するその男に「先生も一緒にどうかね」と言われても身がすくんでしまう。
さらにその話で思い出すのが、仙道研究家の高藤総一郎さんが、中国か台湾の話だったが、仙道が普及している場所で、怪我をしたら、その負傷箇所に汚物を張り付けるということが行われているという記述があった。これもやはり、経験的にそれでよく治るという理由で、そんなことをする者が多いのだろう。
私も、引き寄せで「理屈は分からないが、経験上、こうやればうまくいく」ということは多い・・・というか、効果がある方法は大抵そうなのだ。
本に書いてある通りやってもうまくはいかないのではと思う。
「理屈は分からないが、こうやればうまくいく」という自分のやり方を見つけた者がマスターで、それを弟子に見つけさせる者がグルなのであると思う。
AIアート873
「さざ波の音」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)マスターの教え(ジョン・マクドナルド。山川紘矢・山川亜希子訳)
(2)マスターの教え(ジョン・マクドナルド。関岡孝平訳)
(3)The Message of Masters(ジョン・マクドナルド。若葉椰子訳)※かなり独自訳
(4)The Message of A Master (English Edition. John McDonald)
(5)新・完訳 成功哲学(ナポレオン・ヒル)※『Think and Grow Rich』翻訳
(6)ザ・シークレット(ロンダ・バーン)