ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

マスキング

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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抑圧すれば増大する

大雑把に言えば、健康であるとは血流が良いことだ。
また、頭が良いとは、脳に多量の酸素が送られることだが、酸素は血液に乗って流れるので、結局は脳への血流が良いことで頭が良くなる。
大昔から、頭が良いことを頭の血の巡りが良いなどと言うが、まさに感覚的に正しいことを言ってきたわけだ。
ただし、怒ることを「頭に血が上る」とも言うが、怒ったら間違いなく馬鹿になるのだから、急激に脳に血が送られるのは良くないようだ。
要は、適度な活発さでスムーズに血が流れれば良いのである。
気功では、気が巡るなどと言い、身体を気が巡れば健康になると言うが、実際は、気の巡りとは血液の巡りのことなのだと思う。

多少の個人差はあるが、十代とか二十歳そこそこまでは、何をいくら食べても太らず、何の努力もせずにほっそりとした体形でいられる人が多いが、これを「若い人は代謝が良いから」だと言う。この代謝も、つまるところ、全部ではないが、血流によって決まると思う。

以上のことは、割と一般的かもしれないが、では、どうすれば血流を良くし、健康で頭も良く出来るかというと、不思議なほど知られていない。
腕振り運動は、発祥がインドで、中国で発展したと言われるが、医学が発達していないがゆえに、身体の自然な機能を探っていたインドや中国の賢い人達が、肩甲骨の間を刺激すれば血流が良くなることに気付き、そのために有益なこの運動を考案・発展させたと考えられている。
実際、腕振り運動で様々な体調不良や病気が回復したという報告が沢山ある。
腕振り運動は、他にも良い効果が沢山あるのだから、是非実行すれば良いと思う。

ところで、西洋でも、特に医学というわけではないが、血流を良くするための身体の機能に気付き、身体を丈夫にしたり、頭を良くする方法が考えられてきた。結果、若返るし、代謝も良くなって若い時のような身体に近付く。
その原理を一言で言えば「抑圧すれば増大する」だ。もっと一般的には「押さえれば反発する」で、身体に限らず、精神的にも人間の本質的な性質だ。
簡単な例で言えば、腕や脚を何かで縛って血流を抑えれば、血管の圧力が上がり、多量の血が流れるようにしようとする。
だから、少しの間、腕や脚を縛り、それから解放すれば、感覚で分かるほど血流が多くなる。
一頃ブームになった加圧シャツは、身体を締め付ける下着を着用すれば、身体がそれに反発して血流を多くしようとするが、長時間、そんな下着を着用することで、常時、血流が良くなるようにしようとするもので、原理的には正しいと思う。ただし、加圧の強さや加圧する時間などの配慮なく、ただ締め上げても、必ずしも効果が上がらず、むしろ弊害が多い。つまり、あまりに乱暴なのである。しかし、一部では、たまたま加圧の強さやタイミングが合い効果があった人もいたので、それら効果があった人のことを表に出して宣伝したのでブームになったのであると思う。
1時間に一度程度、加圧シャツを数分着用する・・・といったふうにやれば、ある程度の効果はあると思うが、そんなことはなかなか出来ないだろう。
しかし、「抑圧すれば増大する」という性質は能力開発の素晴らしいヒントである。

アメリカで優秀な研究者が「マスキング」という頭脳を強化するメソッドを開発し、ブームになったことがあった。
これは、ビニール袋を口につけて呼吸することで酸素摂取量を減らせば、脳は多量の酸素を必要とするため、大動脈を中心に、脳への血流量が増える。これを、適度な間隔で適度な時間行うことで、脳への血流量(結果として酸素供給量)を高め、脳機能を高めることが出来る。
確かに、多くの検証により成果は認められたようだが、これも、「適度な間隔」「適度な時間」がなかなか難しい。やるとすれば、ほんの少しやるようにすれば、危険は少なく、ある程度の効果はあると思う。

この原理(抑圧すれば増大する)をうまく使ったのが、生物学者の石井直方さん(理学博士)が開発した「いのちのスクワット」だ。
石井さんはこれのおかげで2度の癌から生還出来たと言う。
「いのちのスクワット」は一般的にスロースクワットとも言うが、スロースクワットという言い方は別の人も別のやり方で教えているので紛らわしいので、ここでは「いのちのスクワット」と書く。
ところが、YouTubeで、この「いのちのスクワット」のやり方を紹介している人がいたが、全くデタラメで肝心なポイントが抜けていた。特に、馬鹿っぽい人の動画は信用してはならないと思った。
とはいえ、やることは簡単で、肝心要のポイントを2つ上げれば「ゆっくり動く」「動きを止めない」である。
一般に、スクワットでも腕立て伏せでも、曲げた時や伸ばした時に、動きを止める場合が多い。
その動きを止めることをしないでやるのだが、動きが速いと膝関節(腕立てでは肘関節)を痛めるので、ゆっくり動くことが大切だ。
また、脚を伸ばし切らないことが大切である。
これにより、運動中、筋肉は常に適度な加圧状態になり血管が圧迫される。
筋肉の大部分は脚にあるので、これを適度にやることで、運動後はもちろんだが、常時の全身の血流も向上していくのである。
やれば実感出来ると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)いのちのスクワット(石井直方)
(2)頭には、この刺激がズバリ効く! (ウィン・ウェンガー)
(3)頭脳がよくなる! (ウィン・ウェンガー)
(4)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(5)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)

静かに咲く花
AIアート1007
「静かに咲く花」
Kay

頭を良くする呼吸法

今もあるのかもしれないが、昔、有名な能力開発の専門家の「マスキング」という脳の力を強化する方法が知られていた。
マスキングは非常に単純な方法で、ビニール袋を口に当て、そのビニール袋の中だけで呼吸するというものだ。
当然、ビニール袋の中は二酸化炭素濃度が高まり、長くやると危険なので適当にやらないといけないが、これをやり続けることで頭が良くなるという。
その原理は、酸素濃度が少ない空気で呼吸することで、身体は脳に多くの酸素を送るために多量の血液を脳に送ろうとし、必然的に大動脈が太くなり、常時、脳に多量の血液と酸素を送るようになるというものだ。
なんとも乱暴に感じるが、それなりに効果があったのかもしれない。
しかし、やはり危険が伴うので、あまり流行らなかったのではないかと思う。
ただ、こんな方法でそれほどの効果があるなら、メキシコなど、高度が高く空気が薄い地域の人々は頭が良いはずだが、あまりそんな話は聞かないという反論に対しては、大動脈が太くなった上で、普通の酸素濃度の空気で呼吸することが必要だからと返答することが出来るだろう。
それで言えば、素潜りをすることの方が効果がありそうだが、実際、マスキングは素潜りの研究から始まっており、当初は、被験者に定期的に素潜りをさせていたらしい。それで、実際にIQが上がったので、それを効率良くする方法としてマスキングが考案されたのだ。
つまり、素潜りするとしても、定期的に繰り返し行う必要があり、職業的な素潜りをする人(たとえば真珠採取人)の潜るタイミングが必ずしも(頭を良くする目的と)適合するとは限らないわけだ。
いや、それで言えば、単に、定期的に息を止めれば良いと思えるが、もしかしたら、やはり、酸素濃度が低い空気で呼吸することが一番効果があるのかもしれない。

乙女のポーズ
AIアート213
「乙女のポーズ」
Kay


だが、結局のところ、最も効果があるのは、息を吸った後、しばらく息を止めることである。
この呼吸法は、太古の昔から能力を高める呼吸法として主に秘教的に伝わっている。
詳細は省くが、高速学習法として一世を風靡したスーパーラーニングでは、原理は不明としたまま、効果があるというので、吸って止める呼吸を採用していた。それが、後の加速学習その他の能力強化メソッドに取り入れられている。
スーパーラーニングでは、たとえば、「4つ数えながら息を吸い、4つ数える間息を止め、4つ数えながら息を吐く」といったやり方があった。数える数に関しては、慣れてくるごとに長くするようだ。
しかし、いろいろな研究により、やや短く息を吸い、少し止め、細く長く息を吐くという方法が最も効果が高いと言われることが多い。
ラマナ・マハルシも、
(1)息を吐きながら「私はこれではない」
(2)息を吸いながら「私は誰か?」
(3)息を止め「私は彼である」
と(心の中で)唱える方法を訓練として教えていた。
1日の中で10分かそこら、自分好みの呼吸法を行うのも良いかもしれない。
しかし、私がいつも言う、常時、静かな呼吸をする方が、比較にならないほど大きく報われると思う。








呼吸で頭が良くなる原理

昔からある、頭を良くする方法に「マスキング」というものがある。
簡単に言えば、ビニール袋を口に当て、ビニール袋の中で呼吸するのだが、当然、ビニール袋の中の酸素濃度は減っていき、身体は酸素不足になる。
酸素が不足した時、身体は一番に脳に酸素を送ろうとする。
そのために、脳への血液の流れが多くなる。酸素は、赤血球の中のヘモグロビンが運ぶのだからだ。
つまり、そのように、脳に血液の流れが多くなるよう、癖をつけておけば、普段から、「頭の血の巡りが良くなる」という理屈である。
実験結果は概ね良好であったので、確かに、一時期流行った。

「単に酸欠状態にするためなら、息を止めればいいじゃん」と気付くかもしれなが、その通りで、実はマスキングというのは、素潜りの潜水夫(潜水士)が頭が冴える経験に気付いた者が、自分も潜水をやったら、やっぱり頭が良くなったところから考案されたものだ。
そう度々、水に潜れないので、マスキングという方法を考えたのである。
単に息を止めるより、身体を動かしたり、二酸化炭素の濃度を上げた方が、身体が危機感を感じるのか、脳への血液の流れが良くなるのだと思われる。

しかし、息を細く長く吐くのはもっと良い。
これは、身体に危機感を与えるというのではなく、猛獣などの外敵から身を守る時、息の音を殺すために、人間は、息を止めるのではなく、ゆっくり長く吐くのが自然なのである。
考えれば当たり前で、息をずっと止めておく訳にはいかないからだ。
呼吸の音を消すには、吐く時はゆっくり吐くが、吸う時は素早く行おうとするのが自然だ(活動には酸素が必要だ)。その必要もあり、実際、吸う時には、極端に多く吸わない限り、呼吸器は音が出ない構造になっている。
歌手が歌うのをよく聴けば、息を吸う音が聴こえるが、あれは、一気に息を吸う必要があるからだが、面白いことに、息を吸う必要がない初音ミクさんの歌で、わざと息を吸う音を付けることがある(例えば『FREELY TOMORROW』がそうだ)。それは、息を一気に吸う音が生身を感じさせるからで、確かに、人間は息は短く吸うものらしい。
まとめると、呼吸は、短く吸って、長く吐くと、血流が良くなる。
そうすると、脳だけでなく、全身の細胞に栄養と酸素が行き渡り、エネルギーが高まる。

そして、これは今は証明出来ないが、短く吸って細く長く吐く、もう1つ重要な意味がある。
ヨーガや仙道などで知られていることで、吸う息と共に、微細な粒子が取り込まれる(その粒子をヨーガではプラーナ、仙道では気と言う)。
とりあえず「気」と言う(藤平光一氏によれば、「それは氣じゃ」となるのだろうが)。
気は、早く吐くと、出て行ってしまうが、細く息を吐くと、身体に残る。その原理は解らないが、気自体が、ゆっくり吐く意識のあるところに留まる意思を持つのかもしれない。素粒子が意思を持つことは、今日の科学では不思議なことではない。

だが、吸う方は、それほど意識しなくて良い。
細く長く吐き、後は自然にまかせればうまくいく。それが野生の本能なのだが、現代は、本能が鈍っている人が多いので、吸う時は少々速くても良いことを覚えておくと良いだろう。
細く長く吐く呼吸で全てが得られることが解ると思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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