人間は、新しいことを学ばないといけないと、つくづく思った。
私は最近、2つのことで、大いに学んだ・・・はずだ(笑)。
1つは、アメリカ大統領選挙で、もう1つが、初音ミクさんのライブコンサート&企画展の「マジカルミライ2020」だ。
今回は、「マジカルミライ2020」について、簡単に話す。
(私は、18~20日、泊りがけで「マジカルミライ2020 in TOKYO」に行ってきた)
現在、新型コロナウイルス感染は、過去の2度を大きく上回る第3波に入り、感染者は日々増大している。
その中で、特に感染が大きいのが、東京(およびその周辺)、大阪、北海道なのだと思う。
その中で、先月はインテックス大阪、昨日までは幕張メッセ(千葉県)で、初音ミクさんのライブコンサートと企画展が行われた。
初音ミクさんは世界的スターで、ライブも企画展も壮大な人が集まる。
1万人規模のライブ会場は、人数を半分に制限したとはいえ、やはり凄い人だし、企画展となると、朝は2列で100メートルはあるんじゃないかと思う長蛇の列。
5月頃には、絶対にあり得なかったことで、当時、こんなことやったら、マスコミが恐ろしく批判的に取り上げたことだろう。
(実際、マジカルミライ2020大阪は、8月から11月に延期になった)
しかし、マジカルミライでは、運営側の感染対策が素晴らしかった。
検温はもちろんだが、他にも、あちこちでスタッフが、ソーシャルディスタンスを呼びかけ、手消毒は、消毒液スプレーを置いておくのではなく、沢山のスタッフが、1人1人の手に消毒液を丁寧に吹きかけてくれた。しかも、笑顔で(!)。
ライブ会場では、座ってはいけない席全てに、丁寧に漏れなく「ここには座らないで」と書かれた紙が貼られていた。
ところで、マジカルミライのライブ会場は、完全撮影禁止(ライブ開始前と後も。自撮りも含めカメラの使用自体が禁止)なのだが、沢山のスタッフがそれを監視し、「撮影禁止」のプラカードを持ったスタッフが巡回し(ライブ開始前)、アナウンスもしていたが、とにかく丁寧にきっちりやっている。スタッフの方々も、本当に真面目にやっていて、監視員のお兄さん達の顔が恐い(笑)。つまり、大真面目にやっているのだ。
(ただ、悪意はないと思われたが、撮影禁止に気付かず、会場内を撮影している人は少なくなかった)
本当に、マジカルミライでは、ライブ、企画展はもちろん、感染症対策、マナー監視まで、全てが真面目、真面目、大真面目で、本当に真面目は良いことだと思った。
マジカルミライのマジカルは当然「魔法」だが、マジは真面目のマジとも思えた。
そして、真面目な行為にはまだあって、これが特に感動した。
ライブ会場では、ライブ開始前に、女性スタッフがペンライトを席の方まで出向き、歩いて販売をされていた。
「ペンライト売りの少女(?)」である。
例年は、会場内の一角で販売しているのだが、少しでも密集を避けるために、沢山の販売員を使って、わざわざ席まで売りに来てくれていたのだ。
だが、ペンライトは、既に通販等を利用して入手済の人が多いし、私のように、毎年買っていたら、既に家に軽く10本以上ある人も少なくないだろう。
(2017年からはペンライトの型が同じなので、本当は、フィルムだけ売ってくれれば良いのだが、販売会社にも儲けてもらわないといけないだろう)
だから、それほど売れるものではなく、販売スタッフは楽しくないと思うが、これがまた、真面目に明るく「ペンライトはいかがですか?」と元気な声を出しながら売っている。
ペンライトを振りながら、あるいは、踊りながら売っている方もいて、見ていたら、かなり売れているようだった。
ただ、観客の方の駄目さ加減が目立った。
ライブ会場を出る時、密集しないよう、区画ごとに時間差をつける規制退場が実施されたが、外は、道の広さが限られた中で、大人数であるから、どうしても密着し易い。
その中で、スタッフの方々が、「前後左右、出来るだけスペースを開けて歩いて下さい」と声をかけるのだが、歩きスマホの人も多く、そんな人は、自分では気付かないだろうが、歩行速度が不安定で、左右にぶれて歩くので、周囲がよほど注意しないと、簡単に密着してしまう。
また、そもそも、ソーシャルディスタンスなど、全く意識しない人間が圧倒的だ。そんな人達に、ソーシャルディスタンスを保たせるのは本当に難しい。
それは、マジカルミライだけでなく、あらゆる場所でそうであることは、ソーシャルディスタンス大好きな(早い話、人との接触を極端に嫌う)私は、痛切に感じるのである。
不謹慎であるが、ソーシャルディスタンスが必要な時代になって、私はものすごく嬉しく思っていたのだが、なんのなんの、誰もソーシャルディスタンスなど考えず、平気で近付いて来る。
言ってはならないのだが、銃を持っていたら、私なら、絶対に撃ち殺したいと思うことだろう。
ライブのミクさん達の姿、踊り、歌、音楽、演奏、演出・・・どれも、とにかく大真面目・本気で良いものを見せていただけた。
また、企画展の出展もまた、本気でやっている感じで、実に良く、楽しかった。
真摯であること・・・これが何より大事であることを、超実感したマジカルミライであった。
今の日本では、それが忘れられてしまっている。
日本が泥沼に沈み(必ずしも経済だけでなく)、落ちぶれ、元気がなく、腐っているのは、それが原因だと思う。
自分の好きなことを一生懸命やるという単純なことが出来ない国なら、滅んで当然であろう。
私は最近、2つのことで、大いに学んだ・・・はずだ(笑)。
1つは、アメリカ大統領選挙で、もう1つが、初音ミクさんのライブコンサート&企画展の「マジカルミライ2020」だ。
今回は、「マジカルミライ2020」について、簡単に話す。
(私は、18~20日、泊りがけで「マジカルミライ2020 in TOKYO」に行ってきた)
現在、新型コロナウイルス感染は、過去の2度を大きく上回る第3波に入り、感染者は日々増大している。
その中で、特に感染が大きいのが、東京(およびその周辺)、大阪、北海道なのだと思う。
その中で、先月はインテックス大阪、昨日までは幕張メッセ(千葉県)で、初音ミクさんのライブコンサートと企画展が行われた。
初音ミクさんは世界的スターで、ライブも企画展も壮大な人が集まる。
1万人規模のライブ会場は、人数を半分に制限したとはいえ、やはり凄い人だし、企画展となると、朝は2列で100メートルはあるんじゃないかと思う長蛇の列。
5月頃には、絶対にあり得なかったことで、当時、こんなことやったら、マスコミが恐ろしく批判的に取り上げたことだろう。
(実際、マジカルミライ2020大阪は、8月から11月に延期になった)
しかし、マジカルミライでは、運営側の感染対策が素晴らしかった。
検温はもちろんだが、他にも、あちこちでスタッフが、ソーシャルディスタンスを呼びかけ、手消毒は、消毒液スプレーを置いておくのではなく、沢山のスタッフが、1人1人の手に消毒液を丁寧に吹きかけてくれた。しかも、笑顔で(!)。
ライブ会場では、座ってはいけない席全てに、丁寧に漏れなく「ここには座らないで」と書かれた紙が貼られていた。
ところで、マジカルミライのライブ会場は、完全撮影禁止(ライブ開始前と後も。自撮りも含めカメラの使用自体が禁止)なのだが、沢山のスタッフがそれを監視し、「撮影禁止」のプラカードを持ったスタッフが巡回し(ライブ開始前)、アナウンスもしていたが、とにかく丁寧にきっちりやっている。スタッフの方々も、本当に真面目にやっていて、監視員のお兄さん達の顔が恐い(笑)。つまり、大真面目にやっているのだ。
(ただ、悪意はないと思われたが、撮影禁止に気付かず、会場内を撮影している人は少なくなかった)
本当に、マジカルミライでは、ライブ、企画展はもちろん、感染症対策、マナー監視まで、全てが真面目、真面目、大真面目で、本当に真面目は良いことだと思った。
マジカルミライのマジカルは当然「魔法」だが、マジは真面目のマジとも思えた。
そして、真面目な行為にはまだあって、これが特に感動した。
ライブ会場では、ライブ開始前に、女性スタッフがペンライトを席の方まで出向き、歩いて販売をされていた。
「ペンライト売りの少女(?)」である。
例年は、会場内の一角で販売しているのだが、少しでも密集を避けるために、沢山の販売員を使って、わざわざ席まで売りに来てくれていたのだ。
だが、ペンライトは、既に通販等を利用して入手済の人が多いし、私のように、毎年買っていたら、既に家に軽く10本以上ある人も少なくないだろう。
(2017年からはペンライトの型が同じなので、本当は、フィルムだけ売ってくれれば良いのだが、販売会社にも儲けてもらわないといけないだろう)
だから、それほど売れるものではなく、販売スタッフは楽しくないと思うが、これがまた、真面目に明るく「ペンライトはいかがですか?」と元気な声を出しながら売っている。
ペンライトを振りながら、あるいは、踊りながら売っている方もいて、見ていたら、かなり売れているようだった。
ただ、観客の方の駄目さ加減が目立った。
ライブ会場を出る時、密集しないよう、区画ごとに時間差をつける規制退場が実施されたが、外は、道の広さが限られた中で、大人数であるから、どうしても密着し易い。
その中で、スタッフの方々が、「前後左右、出来るだけスペースを開けて歩いて下さい」と声をかけるのだが、歩きスマホの人も多く、そんな人は、自分では気付かないだろうが、歩行速度が不安定で、左右にぶれて歩くので、周囲がよほど注意しないと、簡単に密着してしまう。
また、そもそも、ソーシャルディスタンスなど、全く意識しない人間が圧倒的だ。そんな人達に、ソーシャルディスタンスを保たせるのは本当に難しい。
それは、マジカルミライだけでなく、あらゆる場所でそうであることは、ソーシャルディスタンス大好きな(早い話、人との接触を極端に嫌う)私は、痛切に感じるのである。
不謹慎であるが、ソーシャルディスタンスが必要な時代になって、私はものすごく嬉しく思っていたのだが、なんのなんの、誰もソーシャルディスタンスなど考えず、平気で近付いて来る。
言ってはならないのだが、銃を持っていたら、私なら、絶対に撃ち殺したいと思うことだろう。
ライブのミクさん達の姿、踊り、歌、音楽、演奏、演出・・・どれも、とにかく大真面目・本気で良いものを見せていただけた。
また、企画展の出展もまた、本気でやっている感じで、実に良く、楽しかった。
真摯であること・・・これが何より大事であることを、超実感したマジカルミライであった。
今の日本では、それが忘れられてしまっている。
日本が泥沼に沈み(必ずしも経済だけでなく)、落ちぶれ、元気がなく、腐っているのは、それが原因だと思う。
自分の好きなことを一生懸命やるという単純なことが出来ない国なら、滅んで当然であろう。