マインドフルネスという言葉を一度は聞いたことがあるかもしれない。
私は一頃、これについて講義が出来るほど詳しかったが、今はすっかり忘れてしまった。
何となく憶えているのが、マインドフルネスはグーグルの技術者だったチャディー・メン・タンが作り、まずはグーグル内で普及させ、その後メン・タンはグーグルを離れ、マインドフルネスを世界的に普及させた・・・みたいな話だったが、どうも分かり難い経緯だった。
そして、マインドフルネスのあらゆることが、どこかぐにゃぐにゃ曖昧で分かり難いのだ。
難しいのではなく、曖昧で分かり難いのである。
メン・タンのマインドフルネスに関する本も2冊読んだが、良いことが書いてある。しかし、読んでも、「じゃあ、何をすれば良いか」が分からない。早い話が、本は、有料サービスへの勧誘だと思われる。
実際、マインドフルネスはビジネスであり、自己啓発ビジネスと同じで、単に、新手の自己啓発ビジネスである。
引き寄せも1つの自己啓発ビジネスである場合が多く、それで言えば、ビジネスという点では、マインドフルネスと引き寄せは兄弟姉妹であるが、引き寄せと違い、マインドフルネスは「うさん臭さ」を感じさせない工夫をしている。ここらは、メン・タンのビジネスの上手さだと思う。
まあ、どうすればうさん臭くなくなるのかというと、「科学的」を感じさせること、大衆的に権威ある人物を引き込むこと、そして、たとえヨガの聖者のような人物を取り上げるとしても「この聖者は有名大学で博士号も取っています」といった人物を選ぶことである。
これがビジネスセンスというものだろう。
単なる主観というか、個人的趣味としておくが、私は、自己啓発、引き寄せ、あるいは健康にお金がかかるとは思わない。そりゃ、たまに本を買う程度の出費をした方が合理的な場合もあるが、その本すらほんのわずかで良いはずである。
私の考えでは、ビジネスになっている自己啓発、引き寄せ、健康増進手段は全て怪しいし、嘘である。
よって、私の判断ではマインドフルネスも偽物だ。
だって、自己啓発(早い話が能力の向上)、引き寄せ、健康、全て深呼吸で十分で、その深呼吸も、ラジオ体操の深呼吸程度の認識で良い。ラジオ体操の深呼吸よりもっと良い深呼吸なら、その気になれば簡単に分かる。
確かに、自己啓発などの指導者が、最初は深呼吸を教えることがあるが、そんな人も、ビジネスで儲けようとしたら深呼吸の話をしなくなる。本当は深呼吸だけで十分なので、それではビジネスにならないから、深呼吸を隠すのである。
マインドフルネスでも呼吸は重要だと今も言っている。
だが、深呼吸しろとは言わず、呼吸を意識しろと言う。
まあ、仙道やヨガの指導者の中にも、呼吸をコントロールすることは不自然で不純だから、意識するだけが正しいと言う人達も昔からいるが、あくまで私の考えではだが、それは複雑な修行や教育を作り、弟子や生徒を引き留める手法である。
AIアート502
「赤い瞳は妖の」
Kay
深呼吸に難しいことは何もない。
なぜなら、大きく息を吸えば気持ちいいのだから、その気持ちいいことをすれば良いだけである。
医師で整体師の橋本敬三がポリシーにしていたように、気持ちいいことなら何をしても良いのである(前にも書いたが、ここでアルコール、ドラッグ、性的快楽を持ち出すのは馬鹿だけである)。
気持ちいいことの中でも、強さではなく総合的な質において深呼吸は最高である。
もし、深呼吸が気持ちよくないなら、やらなくていい。宇宙人か何かかもしれないからね(まあ、そんなこともあるだろう)。
また、気持ち良くないほど過激にやってはならないのは当然である。
「先に吐くのじゃ」「吐き切るのじゃ」と言う人も、私から言えばちょっと困る。
汚れた空気を出すためとか言うが、普通に吐いていれば、汚れた空気を優先して出すようになっている。汚れた空気を体内に必死に残すような変なメカニズムは身体にはない。何と言っても、人間の(他の生物も全てだが)身体は高性能なのだ。
先に吐くと言ったって、どうせ吸えば吐くのだから、数秒吐くのが遅れたっていいじゃないか?
先に吐き切るのが気持ちよければそうすれば良い。
しかし、私はそれでは気持ち悪いからやらない・・・というより、先に吐き切るというのをやってみたら気持ち悪かったので深呼吸自体をやらなくなったことがある。本末転倒もいいところだ。
個人的に深呼吸の最上の教えが含まれると思っている『弓と禅』でも、まずは吸うのである。
とにかく、四の五の言わず、深呼吸をすればいいだけである。
◆当記事と関連する書籍のご案内◆
(1)弓と禅
(2)からだの設計にミスはない―操体の原理
(3)ナ・ダーム―あなたの中の不思議な力
(4)強くなる暝想法―自分でやれないことが出来る
私は一頃、これについて講義が出来るほど詳しかったが、今はすっかり忘れてしまった。
何となく憶えているのが、マインドフルネスはグーグルの技術者だったチャディー・メン・タンが作り、まずはグーグル内で普及させ、その後メン・タンはグーグルを離れ、マインドフルネスを世界的に普及させた・・・みたいな話だったが、どうも分かり難い経緯だった。
そして、マインドフルネスのあらゆることが、どこかぐにゃぐにゃ曖昧で分かり難いのだ。
難しいのではなく、曖昧で分かり難いのである。
メン・タンのマインドフルネスに関する本も2冊読んだが、良いことが書いてある。しかし、読んでも、「じゃあ、何をすれば良いか」が分からない。早い話が、本は、有料サービスへの勧誘だと思われる。
実際、マインドフルネスはビジネスであり、自己啓発ビジネスと同じで、単に、新手の自己啓発ビジネスである。
引き寄せも1つの自己啓発ビジネスである場合が多く、それで言えば、ビジネスという点では、マインドフルネスと引き寄せは兄弟姉妹であるが、引き寄せと違い、マインドフルネスは「うさん臭さ」を感じさせない工夫をしている。ここらは、メン・タンのビジネスの上手さだと思う。
まあ、どうすればうさん臭くなくなるのかというと、「科学的」を感じさせること、大衆的に権威ある人物を引き込むこと、そして、たとえヨガの聖者のような人物を取り上げるとしても「この聖者は有名大学で博士号も取っています」といった人物を選ぶことである。
これがビジネスセンスというものだろう。
単なる主観というか、個人的趣味としておくが、私は、自己啓発、引き寄せ、あるいは健康にお金がかかるとは思わない。そりゃ、たまに本を買う程度の出費をした方が合理的な場合もあるが、その本すらほんのわずかで良いはずである。
私の考えでは、ビジネスになっている自己啓発、引き寄せ、健康増進手段は全て怪しいし、嘘である。
よって、私の判断ではマインドフルネスも偽物だ。
だって、自己啓発(早い話が能力の向上)、引き寄せ、健康、全て深呼吸で十分で、その深呼吸も、ラジオ体操の深呼吸程度の認識で良い。ラジオ体操の深呼吸よりもっと良い深呼吸なら、その気になれば簡単に分かる。
確かに、自己啓発などの指導者が、最初は深呼吸を教えることがあるが、そんな人も、ビジネスで儲けようとしたら深呼吸の話をしなくなる。本当は深呼吸だけで十分なので、それではビジネスにならないから、深呼吸を隠すのである。
マインドフルネスでも呼吸は重要だと今も言っている。
だが、深呼吸しろとは言わず、呼吸を意識しろと言う。
まあ、仙道やヨガの指導者の中にも、呼吸をコントロールすることは不自然で不純だから、意識するだけが正しいと言う人達も昔からいるが、あくまで私の考えではだが、それは複雑な修行や教育を作り、弟子や生徒を引き留める手法である。
AIアート502
「赤い瞳は妖の」
Kay
深呼吸に難しいことは何もない。
なぜなら、大きく息を吸えば気持ちいいのだから、その気持ちいいことをすれば良いだけである。
医師で整体師の橋本敬三がポリシーにしていたように、気持ちいいことなら何をしても良いのである(前にも書いたが、ここでアルコール、ドラッグ、性的快楽を持ち出すのは馬鹿だけである)。
気持ちいいことの中でも、強さではなく総合的な質において深呼吸は最高である。
もし、深呼吸が気持ちよくないなら、やらなくていい。宇宙人か何かかもしれないからね(まあ、そんなこともあるだろう)。
また、気持ち良くないほど過激にやってはならないのは当然である。
「先に吐くのじゃ」「吐き切るのじゃ」と言う人も、私から言えばちょっと困る。
汚れた空気を出すためとか言うが、普通に吐いていれば、汚れた空気を優先して出すようになっている。汚れた空気を体内に必死に残すような変なメカニズムは身体にはない。何と言っても、人間の(他の生物も全てだが)身体は高性能なのだ。
先に吐くと言ったって、どうせ吸えば吐くのだから、数秒吐くのが遅れたっていいじゃないか?
先に吐き切るのが気持ちよければそうすれば良い。
しかし、私はそれでは気持ち悪いからやらない・・・というより、先に吐き切るというのをやってみたら気持ち悪かったので深呼吸自体をやらなくなったことがある。本末転倒もいいところだ。
個人的に深呼吸の最上の教えが含まれると思っている『弓と禅』でも、まずは吸うのである。
とにかく、四の五の言わず、深呼吸をすればいいだけである。
◆当記事と関連する書籍のご案内◆
(1)弓と禅
(2)からだの設計にミスはない―操体の原理
(3)ナ・ダーム―あなたの中の不思議な力
(4)強くなる暝想法―自分でやれないことが出来る