ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

フロイト

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

「なぜか分からないが」アファーメーションまとめ

ここ最近よく話題にしている「なぜか分からないが」アファーメーションの要点をまとめておく。
私も、やったら面白かったし、誰にとっても特に引き寄せ易い方法だと思う。

基本形:「なぜか分からないが、Xだ」
◆「なぜか分からないが」のバリエーション
なぜか分からないけど
なぜか知らないが
なぜか知らないけど
不思議だが
不思議だけど
※心地よいものを使う。複数使っても構わない。
◆X例
預金が1億円
A子(高嶺の花であること)が恋人
私はベストセラー作家
私はMIT大学院留学生
◆Xの条件
(1)現状とかけ離れた高い状況。誰もが「お前には無理」と言うほど高い目標。
(2)本当に欲していること。
(3)人に言わない(絶対否定しないと分かっている人は別)。

ところで、ロリコンが「なぜか分からないが11歳の彼女がいる」とか、ジャニー喜多川のような逸脱者・変質者だが金も権力もない男が「なぜか分からないが美少年の愛人がいる」と言ったらどうなるかというと、普通は悪い状況になり、悲惨に至る場合も多いと思う。
なぜなら、まず、それらの目標は、現状とかけ離れているわけではなく、いわば、「高級品を万引き出来た」というようなものだ。
それよりも、そのような非道徳的な目標を立てると、超自我の抵抗が起こり、アファーメーションが続かない。
超自我とは、フロイトが提唱したもので、自我に対し、道徳を守るよう命じる精神的存在で、「良心」と考えて良いものだ。
尚、フロイトは超自我の正体は伝統的規範と言ったが、ユングは集合無意識、つまり、人類に共通する大きな精神から来ると言った。
特にユング説の場合、超自我を無視するとロクなことにならない。
尚、ユングは、実はフロイトも、本心では明らかに、超自我は伝統的規範を超えていると認めていたという。

休憩
AIアート582
「休憩」
Kay


いずれにしても、唱えていて楽しくないとか、陰鬱さを感じるアファーメーションは行わない方が良い。
その気になれば、1日中でも唱えていられそうなアファーメーションが良い。
そして、出来れば、1日中唱えることだ。
大きな引き寄せを行うためには、ある程度の根気は必要である。

◆当記事と関連すると思われる書籍・メディア等のご案内◆
(1)心理療法論(C.G.ユング)
(2)自我と無意識(C.G.ユング)
(3)図解 ヒトのココロがわかるフロイトの話
(4)エスの本 ある女友達への精神分析の手紙(ゲオルク・グロデック)
(5)マルゴ(ウラジーミル・ナボコフ)※『ロリータ』の原型と評される
(6)ロリータ(ウラジーミル・ナボコフ)
(7)ロリータ [Blu-ray]キューブリック監督
(8)残り97%の脳の使い方(苫米地英人)
(9)苫米地式 聴くだけで脳が生まれ変わるCDブック(苫米地英人)

全ての元凶は母親かもしれない

我々は幼い時に、母親によって潜在意識にマイナスの書き込みが行われるということは間違いないと考えて良いと思う。
母親自身が、社会に洗脳され、無意識なまま、子供の能力を破壊する言葉を子供に投げつけ続けるのだ。
だから、非常に興味深いことだが、三島由紀夫や夏目漱石らは、赤ん坊の時から母親と引き離され、母親の悪い影響を受けずに済んだから、異次元的な知性を持つことが出来た。
一方、子供の自我の形成には母親が必要で、心理学者の岸田秀氏は、三島由紀夫は自分で無理矢理自我を構築したので、作り物の奇妙な自我を持っていたと述べていた。
私は全くそうは思わない。
そもそもが、自我自体が作り物の不自然なものであると言ったのはフロイトで、岸田氏はフロイト論を完全に肯定していたはずである。
三島由紀夫は、普通の人間よりはるかに優れた知性を持っていた。正確には知性を超えた知性で、それは自我(=思考)を消すことで発揮した。
ただし、詳細は複雑だが、三島は外部からの精神攻撃を強く受けてしまい、精神に変調を来したことは確かだ。
その攻撃は、社会や言論者、マスコミといったこともあったし、もしかしたら、宇宙人のマインドコントロール装置の強力な攻撃かもしれない。

だが、上の岸田秀氏は普通の心理学者より優れた面も多く、たとえば、母親は本当は子供への愛情みたいなものは持っていないという指摘は正しい。
ただし、母親は、自身への愛情を子供への愛情と感じてしまうのだろう。
一方、子供の方も母親に愛情を持っていると錯覚する。
幼い時、あるいは、生まれた時から母親と接触しなかった者が、執念を持って母親を探すことは、岸田氏も認めている。
しかし、それで母親を探し出すことが出来ても、その後、関係を持つことはないのだと言う。
つまり、愛情とは全く別の理由で、母親の存在を認識したいと感じるのだろう。
だから、『母をたずねて三千里』といった奇妙な小説が人類的なベストセラーになったりする。

とにかく、我々の潜在意識の中には、ゴミ、ガラクタがあふれかえっている。
それは、母親からのものが多いが、学校、社会、マスコミ、その他からのもの、さらには、心理的外傷といったものが原因である場合も多い。
例えば、トラウマ体験が精神の重い鎖になるようなものだ。

それで、能力開発の研究者は、これら潜在意識の中のゴミを捨てることが必要だと訴えてきた。
フロイトも、そのように言っていたと思うし、岸田秀氏も、自分でそれを行うことで、少しはまともになれたと著書に書いておられた。
しかし、それは非常に難しい。
大きな努力で、いくらかのゴミは捨てることが出来るかもしれず、それはそれで良い効果が出る場合もあるが、大半のゴミは捨てることは出来ず、岸田氏だって、相変わらず自分の精神がおかしいことは認めていると思う。
そうではなく、我々がやるべきことは、思考(=自我)を消すことである。
だが、これがなかなか理解されない。
思考を消すことと同じである、無になる、無我になる、エクスタシー(没我)の状態になる、頭の中のおしゃべりを止める・・・とかなら少しは理解されるのに、邪魔なものは思考だとなると、それこそ、脳の性質上、理解出来ないのだろう。
そこで、まずは、呼吸法でIQを高めることで、人間の道理を超えた道理を、少しでも感じることが出来るようにすると良い。
まさに「考えるな。感じろ」だ。
まあ、人間の言う「感じる」も、考えることに近く、誤解されることがほとんどで、本当は、「考えるな。感じるな」が正しい。

密着
AIアート295
「密着」
Kay


馬鹿は深呼吸をしない。
深呼吸する習慣を持つことでIQが向上し、そこから道が開ける。
本当は、ここでずっと言っている「4の呼吸」や、その他の呼吸法を毎日欠かさず行ったり、普段から静かな呼吸をすると良い。
IQが低い者の呼吸は、浅く、せわしなく、耳障りだ。
しかし、実際は、浅く、せわしなく、耳障りな呼吸をするからIQが低いのである。








人間が愚かである本当の理由

昔、人類の歴史の中でも特に抜きん出た知の巨人と言われる、精神分析学者のジグムント・フロイトと、理論物理学者のアルベルト・アインシュタインが、「人間はなぜ戦争をするのか?」「戦争をしなくなる方法があるのか?」というテーマで、手紙での討論をしたことがあった。
主に、アインシュタインが質問し、フロイトが答えるという形だったが、フロイトは一貫して、人間が戦争を止めることはないと主張した。

つまり、人間の精神(あるいは脳)には、解決不能な欠陥があるということではないかと思う。
フロイトもアインシュタインもユダヤ人であったが、やはりユダヤ人の哲学者であったアーサー・ケストラーも、人間の脳には致命的欠陥があり、救いようがないと断言していた。

だが、彼らも、ほぼ全ての人類同様、人間がなぜ愚かなのか知らなかった。
彼ら以外にも、人類が特に精神的に、どうしようもない欠陥品であることは認めていた者自体は少なくなかったが、なぜ、そうであるのかは分からず、「自然にそうなった」とでも思っていたようだった。

花と初音ミク
AIアート45
「花の香」
Kay


しかし、その理由は、ローレンス・スペンサーの『エイリアンインタビュー』で明かされた通りだ。
おそらく、この内容は、正確性にはやや欠けるのではないかと思うが、その通りに捉えて問題ない。
つまり、太古の昔、ある理由で、高度なテクノロジーを持つ宇宙人が、地球に、人類の精神に重大な悪影響を与えるマインドコントロール装置を設置し、それが今でも稼働しているので、地球人類の精神が劣悪化しており、同時に、実際には持っている極めて強大な能力の多くを封じられているのである。

そして、あまりにマインドコントロール装置の影響を強く受けて、精神的に大きく劣化している者は、このような話を聞いても笑うだけであるが、そんな人間が多いのである。
しかし、まず、そのこと(『エイリアンインタビュー』の内容)を認めないと、ずっと惨めな虫けらのような状態のままである。

だが、自分の今の状態が理解出来れば、マインドコントロール装置から解放されることが可能な状況になっている。
ラマナ・マハルシが提示したように、「私は誰か?」と自分に問い続ければ良いのである。
多く問えば問うほど、効果は早く出ると思われる。
しかし、実際は、ほとんどの人間は、これをしないだろう。
マハルシだって、千人に一人でも行ってくれればと思ったのではないかと思う。

善の宇宙人だって、地球人の解放は望みながらも、その優先度は高くないらしい。
それなら、我々は自分で何とかしなくてはならない。
善の宇宙人が言うには、真の知識は、釈迦、老子、ゾロアスター、そして、ヴェーダ哲学の中にあると言う。
ヴェーダ哲学の重要な聖典が『バガヴァッド・ギーター』である。
だが、これらの書籍は、もうメチャクチャに改ざんされているので、読むなら注意して読まなくてはならない。
それよりも、「私は誰か?」と問うことである。








潜在意識の扉を開け、願望を送るには

潜在意識に願望を送り込めば叶うというのが、引き寄せの基本にして全てだ。
ところが、潜在意識に願望を送り込むことは、実際にはなかなか難しい。
その理由は、顕在意識が抵抗することが多いからだ。
たとえば、願望を1憶円としても、「俺にはそんな金はとても無理」と顕在意識が、それを得ることを信じられなかったり、JKの(あるいはもっと若い)彼女が欲しいが、道徳的な抵抗(罪悪感)があったりである。

そこで、うとうとして顕在意識が希薄になった状態の時に願望を送り込んだり、もっと手っ取り早く、催眠術師に頼んで、顕在意識を希薄にすると同時に、願望を潜在意識に送り込んでもらうというのはどうだろう?
あるいは、良心の呵責を持たないサイコパスなら、盗みや詐欺をうまくやることや、JKの彼女を作ることに抵抗がないので、そんな願望を繰り返し潜在意識に送り込めばうまくいくと思うかもしれない。
しかし、いずれもうまくいかない。
顕在意識が希薄になろうが、サイコパスで良心がなかろうが、顕在意識と潜在意識の間に、超自我という検閲官がいるからだ。
超自我とは、絶対的な正義の番人である精神的存在だ。
超自我がなぜ出来たかを説明するのは難しいが、その存在はフロイトが提唱し、ユングも、超自我の存在は認めている。
フロイトは、超自我は、伝統的な道徳観で作られていると言い、ユングは、人類共通の高次元の精神から来ていると考えた。
フロイトが正しいとしても、伝統的な道徳に反する願望は潜在意識に送られないし、ユングが正しければ、高次の正義に反する願いは潜在意識に送られない。
よって、いずれにしても、邪(よこしま)な願望が叶わない(叶い難い)ばかりか、そこそこの願望でも、超自我が「待った」をかけることがよくある。超自我は厳しいのである。

では、超自我の性質を理解し、それを突破するような雰囲気を作ることで、願望を潜在意識に送れば良い。
そのやり方は、なんとなく見当がつくかもしれない。
そうだ。勇壮にやれば良い。
超自我は、ファンファーレが鳴り響くような勇壮な心意気が大好きで、それなら、「検閲合格!」とばかりに、願望を潜在意識に通してしまう。
だから、宗教や自己啓発セミナーで、信者や受講生をハイにすれば、案外に願望は叶うが、そこでは、教団に都合の良い願望や、セミナーの主旨に合った願望しか叶わないようにコントロールされるのである。まあ、ロクな願望ではないだろう(笑)。
だから、宗教団体の会合や、自己啓発セミナーには、決して行ってはならない・・・と言いたい(笑)。
どうすれば、心が勇壮になるかは人それぞれだ。
トランプ大統領の有名な演説には人々を熱狂させる力があるし、音楽でいえば、ウェーバーの『魔弾の射手』の中の『狩人の合唱』を聴けば、非常に心躍るかもしれない。
あるいは、壮大なSFというのは、多くの人の心の振動数を高め、易々と潜在意識への扉を開く力がある。
ただし、単なる興奮や熱狂ではなく、勇壮な・・・勇ましく、美しい目的のために命をかけて挑む姿勢が、ある程度はなくてはならないのである。
超自我は、どこか老雄のようなところがあることは否めない。
ただ、実のところ、真の意味で、最も勇壮な存在は神である。
よって、最近ご紹介している「神実現の呼吸」をやっていれば間違いないように思うが、上のような原理を一応知っておくことは良いことであると思う。
◆神実現の呼吸
(1)呼気と共に「私はこれではない」
(2)吸気と共に「私は誰か?」
(3)呼吸を留め「私は神である」








相手の心に入り込むには

「魂の声」に従っていれば間違いない。
「魂の声」と同じことを「心の声」と言う者もいて、それでも別に良いのだが、問題もある。つまり、心理学や精神分析学では、心は自我のことを指すが、自我の声に従うことは最悪だ。
具体的に言うと、

・十分食べたのに、もっと食べたいと思った時、「食べろ」と言うのが心(自我)の声、「我慢しろ」と言うのが魂の声。
・教師が生徒を脅して猥褻なことをしたいと思った時、「やっちまえ」と言うのが心(自我)の声、「やってはならない」と言うのが魂の声。
・誰も見ていないので、ズルをしたら得をする時、「構うもんか。やっちゃえ」と言うのが心(自我)の声、「すべきでない」と言うのが魂の声。

だ。
それなら、魂の声とは、実際は何だろう?
「所詮、知識や経験が脳内で熟成されて出来た思考パターン」という考え方があり、これはフロイト的と言え、「魂の声」といったものを、フロイトは「超自我」と名付けた。
一方、「全人類、万物、あるいは、神につながる精神」みたいなものを魂と呼ぶ考え方もあり、こちらはユング的と言える。
もっと簡単に言えば、「魂はない」と言うのがフロイトで、「魂はある」と言うのがユングだと考えて良いと思う。
フロイトもユングも、自分の方が正しいということを、いろんな言い方で主張するが、傾向として、フロイトは権威的で、ユングは神秘的だった。
どっちが正しいとも言えないと思う。

まあ、「魂の声」は間違いがないのだから、超自我だろうが、霊だろうが構わないと言えば構わない。
これをはっきりさせようと思ったら、霊的な意味での魂が存在するかしないかという問題になるが、これは分からないと言うしかない。
短絡的な理屈で、魂はあるとか、魂はないと言う者が多いが、そんな者は思考が浅く、きっとIQも低い。

「世界=漫画」理論で言えば、個々の心は作者の心の一部であり、個々の魂は作者の魂に通じる道だ。
ただ、この世界という漫画の作者は、我々を超えており、その精神構造がどうなっているのかは分からない。
だから、例えば、作者は魂だけの存在かもしれず、作者においては、「心=魂」となるのかもしれない。
そして、我々はいつでも、作者の心につながることが出来、それが魂の声を聞くことだ。

我々だって、漫画や小説を書いていたら、登場人物の心が、作者である自分の心の中に入り込んで来ることを感じる。
それと似たことが、我々と、この世界という漫画(別に小説でも良いが)の作者との関係についても言えるのである。

私は、ある優秀な国際コンサルタントから、交渉のコツとは、相手の心の中に入り込むことであると言われたことがある。
自分の心も、交渉相手の心も、この世界という漫画の作者の心の一部であるのだから、要は、作者の心の中に入り込めば良いのである。
具体的に、どうやれば相手の心に入り込めるのかというと、これを言うのは難しい。
しかし、相手の心に入り込めないようになる方法なら簡単だ。相手を嫌えば良いのである。
つまり、嫌っている限り、相手の心に入り込めず、相手を動かせない。
とはいえ、「好きになったフリ」をしたって全然駄目である。
出来ることと言えば、嫌うのを止めること・・・相手の嫌いな点について考えるのを止めることだ。

幼児が、自分の右手の指を使って家族ごっこをしている。
親指がお父さんで、人差し指がお母さん、中指がお兄さんで、薬指がお姉さん、小指が赤ちゃんだ。
その幼児は、お父さんやお母さん、あるいは、お兄さん、お姉さん、赤ちゃんの役割を切り替えながら一人五役で会話する。
この時、お姉さんがお父さんを嫌うと、お姉さんとお父さんの心に断絶が生まれ、距離が出来たように感じるが、嫌うことをやめると距離が縮まる。
我々がやっていることもこれと同じで、お父さんやお姉さんは、自分が幼児の右手の指だということが分からないのである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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