「境界知能」という言葉をご存じだろうか?
普通の人間のIQ(知能指数)は、85から114の間とされ、IQ69以下を知的障害とするようだ。
すると、IQ70から84の人間は、普通ではないが知的障害でもないという微妙な位置付けとなるが、やはり知的能力が低く、学校や社会への適応が難しいと考えられる。
境界知能の人間の割合は14%とされ、たとえば35人のクラスであれば5人、45人のクラスで6人いることになる。
高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥さん(医学博士)のYouTube動画で見たが、彼の知り合いの医師から聞くところでは、境界知能の患者が多いということで、その理由は、簡単に言えば、IQが低いと自分の健康に自分で注意をする能力がないからであると考えられる。
IQが高いと、「酒はほどほどにしよう」「身体に良く栄養のあるものを食べよう」「運動しよう」と考えるが、IQが低いと、酒を好きなだけ飲み、美味しいもの(好きなもの)ばかり食べ、お菓子も好きなだけ食べる傾向が強い。また、面倒だからという理由で運動をしないし、歯も磨かないという場合が多くなるようである。
私はこれを「IQが高い者は節制が出来、IQが低い者は節制が出来ない」と表現することにしている。
少し前、私が迷惑行為を注意した男性は、いい年(50歳くらい)なのに、逆切れしてきて「なんどわれ、ぶち殺したろか」と凄んできたが、私は、これはIQが低いやつに関わってしまったと思ったが、その男の歯が茶色でボロボロだったのを印象深く憶えている。
IQは、訓練をすれば伸びる可能性があるかもしれないが、そうでなければ、遺伝で決まると思われる。
私の考えでは、境界知能の場合がまさに当てはまるが、IQが低い者は、子供の時にしっかり躾けて強制的に節制するよう育てないといけない。なぜなら、自分で考えて節制することは無理だからだ。
実際、IQは低そうだが、厳しく節制する男性を知っているが、彼は腕の良い職人の息子で、その家では、代々、子供の躾けの掟があるようで、それを守っているから職人の家系として繁栄しているのだと思われた。
だが、機械やコンピューター、そして、今後はAIの発達で、あらゆる分野で職人の仕事がなくなりつつあり、その男性も一般のサラリーマンになっていた。
高須幹弥さんも言われていたが、IT社会になるほど、境界知能の者は生き難くなると思われる。
堀江貴文さんなどは、頭が悪い者は働かない社会が良いとよく言っているが、理屈ではそうなるかもしれない。
映画『フォレスト・ガンプ』は実話ではないが、モデルになった人物はいたとされる。
主人公のフォレスト・ガンプはIQが70で、当時のアメリカではIQ74以下は知的障害として、普通の学校に行けなかった。
だが、フォレストの母親は「たった5足りないだけ」と主張し、結局、フォレストは普通学校に通うようになる。
フォレストは、頭は悪いが、アメリカンフットボールの能力で大学に進み、大学アメフトのヒーローになり、一度も講義に出ないまま修士にまでなる。軍隊でも活躍して勲章を授与され、さらに、事業で成功し億万長者になる。
フォレストはIQは低いが、どこか賢く、まるで賢者のようなところがある。
そんなことは夢物語であるかというと、そうでもないように思える。
人間の脳は驚異の性能を持っており、また、大部分の能力は使われていないと言われる。
そうであれば、一般的な能力の部分の働きが悪くても、他の人間が使っていない部分を使えば、秀でる可能性もあるかもしれない。
また、三島由紀夫や太宰治がそうであったと思うが、特殊な方法で能力を発達させる人もいる。
彼らの場合は赤ん坊の時に母親から離されたことが原因と思われるが、他の原因の場合も含め、一般的な脳機能を十分に発達させなかった者が、偶然や自分の努力で自分を教育し、普通の人にない能力を開発した人がいる。
そんな人は、個性的で、場合によっては社会に適応出来ない部分もあるが、能力を発揮出来れば、大きなことが出来る。
フォレスト・ガンプもそんな人間であったかもしれない。
実は私も、子供の時はIQが低かったが、ある時期から自分の能力を磨くことに執念を燃やし、うまくいった部分もあったと思う。だが、IQが低い人間の我流であったのだから、どこかいびつになってしまった感は否めない。
レベルが違うにしろ三島や太宰も、やはり、天才である反面、欠点も大きいのだと思う。
AIアート615
「深い森のフェアリー」
Kay
尚、私の場合、IQが低かった時の方が、強烈な引き寄せが出来たし、今でも、IQ的思考がない時の方が引き寄せはうまくいく。
ただし、IQが低い者特有の節制のなさは、引き寄せの障害になる。これも経験上、そうであると言える。
つまり、知性、本能、どちらがヒートアップしても駄目である。
深呼吸や「私は私」のマントラは、そのいずれも沈めることもあって、高IQの者、低IQの者の双方に重要なのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]
(2)ガンピズム―フォレスト・ガンプの生きる知恵。
(3)境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ
(4)苫米地式 聴くだけで脳が生まれ変わるCDブック(苫米地英人)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
普通の人間のIQ(知能指数)は、85から114の間とされ、IQ69以下を知的障害とするようだ。
すると、IQ70から84の人間は、普通ではないが知的障害でもないという微妙な位置付けとなるが、やはり知的能力が低く、学校や社会への適応が難しいと考えられる。
境界知能の人間の割合は14%とされ、たとえば35人のクラスであれば5人、45人のクラスで6人いることになる。
高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥さん(医学博士)のYouTube動画で見たが、彼の知り合いの医師から聞くところでは、境界知能の患者が多いということで、その理由は、簡単に言えば、IQが低いと自分の健康に自分で注意をする能力がないからであると考えられる。
IQが高いと、「酒はほどほどにしよう」「身体に良く栄養のあるものを食べよう」「運動しよう」と考えるが、IQが低いと、酒を好きなだけ飲み、美味しいもの(好きなもの)ばかり食べ、お菓子も好きなだけ食べる傾向が強い。また、面倒だからという理由で運動をしないし、歯も磨かないという場合が多くなるようである。
私はこれを「IQが高い者は節制が出来、IQが低い者は節制が出来ない」と表現することにしている。
少し前、私が迷惑行為を注意した男性は、いい年(50歳くらい)なのに、逆切れしてきて「なんどわれ、ぶち殺したろか」と凄んできたが、私は、これはIQが低いやつに関わってしまったと思ったが、その男の歯が茶色でボロボロだったのを印象深く憶えている。
IQは、訓練をすれば伸びる可能性があるかもしれないが、そうでなければ、遺伝で決まると思われる。
私の考えでは、境界知能の場合がまさに当てはまるが、IQが低い者は、子供の時にしっかり躾けて強制的に節制するよう育てないといけない。なぜなら、自分で考えて節制することは無理だからだ。
実際、IQは低そうだが、厳しく節制する男性を知っているが、彼は腕の良い職人の息子で、その家では、代々、子供の躾けの掟があるようで、それを守っているから職人の家系として繁栄しているのだと思われた。
だが、機械やコンピューター、そして、今後はAIの発達で、あらゆる分野で職人の仕事がなくなりつつあり、その男性も一般のサラリーマンになっていた。
高須幹弥さんも言われていたが、IT社会になるほど、境界知能の者は生き難くなると思われる。
堀江貴文さんなどは、頭が悪い者は働かない社会が良いとよく言っているが、理屈ではそうなるかもしれない。
映画『フォレスト・ガンプ』は実話ではないが、モデルになった人物はいたとされる。
主人公のフォレスト・ガンプはIQが70で、当時のアメリカではIQ74以下は知的障害として、普通の学校に行けなかった。
だが、フォレストの母親は「たった5足りないだけ」と主張し、結局、フォレストは普通学校に通うようになる。
フォレストは、頭は悪いが、アメリカンフットボールの能力で大学に進み、大学アメフトのヒーローになり、一度も講義に出ないまま修士にまでなる。軍隊でも活躍して勲章を授与され、さらに、事業で成功し億万長者になる。
フォレストはIQは低いが、どこか賢く、まるで賢者のようなところがある。
そんなことは夢物語であるかというと、そうでもないように思える。
人間の脳は驚異の性能を持っており、また、大部分の能力は使われていないと言われる。
そうであれば、一般的な能力の部分の働きが悪くても、他の人間が使っていない部分を使えば、秀でる可能性もあるかもしれない。
また、三島由紀夫や太宰治がそうであったと思うが、特殊な方法で能力を発達させる人もいる。
彼らの場合は赤ん坊の時に母親から離されたことが原因と思われるが、他の原因の場合も含め、一般的な脳機能を十分に発達させなかった者が、偶然や自分の努力で自分を教育し、普通の人にない能力を開発した人がいる。
そんな人は、個性的で、場合によっては社会に適応出来ない部分もあるが、能力を発揮出来れば、大きなことが出来る。
フォレスト・ガンプもそんな人間であったかもしれない。
実は私も、子供の時はIQが低かったが、ある時期から自分の能力を磨くことに執念を燃やし、うまくいった部分もあったと思う。だが、IQが低い人間の我流であったのだから、どこかいびつになってしまった感は否めない。
レベルが違うにしろ三島や太宰も、やはり、天才である反面、欠点も大きいのだと思う。
AIアート615
「深い森のフェアリー」
Kay
尚、私の場合、IQが低かった時の方が、強烈な引き寄せが出来たし、今でも、IQ的思考がない時の方が引き寄せはうまくいく。
ただし、IQが低い者特有の節制のなさは、引き寄せの障害になる。これも経験上、そうであると言える。
つまり、知性、本能、どちらがヒートアップしても駄目である。
深呼吸や「私は私」のマントラは、そのいずれも沈めることもあって、高IQの者、低IQの者の双方に重要なのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]
(2)ガンピズム―フォレスト・ガンプの生きる知恵。
(3)境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ
(4)苫米地式 聴くだけで脳が生まれ変わるCDブック(苫米地英人)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)