バシャールという宇宙人が人気があるが、バシャールを作った者達の狙いは何だろう?
それは、単に、人々を洗脳することが目的ではない。
そうではなく、洗脳とまではいかなくても、出来るだけ多くの人々の精神性を一定の方向に向け、その精神の方向性に沿った引き寄せを集団で行わせるためであるように思える。
バシャールは、第一のチャネラーはダリル・アンカであるが、その他のチャネラーも、ダリル・アンカのチャネリングの内容を模倣し、ほぼ同じことを言う。
その中で最も普遍的なことが「ワクワクは正しい」であるから、まず、バシャール信者はワクワクしないことをやりたくない。
その結果、彼らが集団で何を引き寄せるのかというと、だいたい分かるが、分からないところもある。
そもそも、バシャールには、世界を変えるほどの規模の影響力はないのだが、そこそこの影響は出るのかもしれない。
じゃあ、バシャールをプロデュースしている者は誰かと言うと、思想団体と言うよりは営利的な社会団体や政治団体かもしれないが、空想を膨らませると、人類の衰退を狙う宇宙人や地底人かもしれない。まあ、半分以上冗談だが。
つまり、事実は分からないが、結果として、そう考えられる現象になっているということだ。
たとえば、バシャール信者が増え、彼らの引き寄せが大きくなるとベーシックインカムが導入されるとする。
ベーシックインカムは、案外に経済を発展させるという説がある。
つまり、消費が増えるだけでなく、嫌な仕事から解放された人達がクリエイティブな能力を発揮すると言う説だ。
これは、少なくともバシャール的には嘘である。
ワクワクすることというのは、一部の例外を除き、全く創造的ではなく、経済はさらに衰退するだろう。
バシャールよりは、ロンダ・バーンの「シークレット」の方が勢いがあるかもしれないが、こちらも、洗脳未満の精神誘導による集団引き寄せが目的と思われる。まさに、引き寄せの利己的活用だ。
ロンダ・バーンの主張では、古代から一部の権力者が引き寄せの知識である「シークレット」を独占していたという。
まあ、それはどう考えても無理がある。
しかし、ロンダ・バーンの「シークレット」が十分に広く普及すれば、引き寄せにより過去改変が行われ、実際に、古代から権力者が「シークレット」を独占していたということが本当になってしまう。
それにより、何をするつもりなのかは、だいたい想像出来るが、はっきりとは分からないので言わないでおく。
そもそも、うまくいくとは思えない。
バシャールやシークレットのファンには否定的なことを述べたように感じるかもしれないが、それは違う。
これらのおかげで、引き寄せとは、所詮、精神的傾向性で起こせることが分かるのだ。
人類全体とかはもちろん、国家、あるいは、民族を動かすには、大勢の人々が同じような精神性を持たないといけない。
ここらは、吉本隆明さんの『共同幻想論』にあるように、幻想(精神的傾向性)には、共同幻想(大グループ)、対幻想(小グループ)、個人幻想(個人単位)がある。
国家とは共同幻想であり、これを動かすには多くの人々が幻想(精神的傾向性)を共有する必要がある。
しかし、個人幻想は自分だけで起こせ、引き寄せに関しても、自分の周囲の環境であれば変えられる。
ただし、個人の引き寄せだけで、地域や、まして、国家、世界は変えられない。
国家を動かしたければ、多くの国民に特定の幻想を共有させる必要がある。
バシャールやシークレットは、広範囲の世界を変えることを目的としているのだろう。ただし、うまくいくとは思えない。
そんなわけで、引き寄せは、まずはある意味利己的に、自分のことをしっかりやれば良い。
ただし、どうしても、社会や国家との関わり合いがあるだけでなく、社会や国家はあなたを取り込もうとする。
あなたもガレー船の漕ぎ手の1人にしたいのだ。
それを賢く回避しなくてはならない。
また、他者との折り合いもうまくやらなければならない。
それに、国家とだって、折り合いをつけなければならないところはある。
個人の引き寄せがうまく出来るかのポイントはそこらである。引き寄せ自体は簡単なのだ。
まあ、スターになりたい人は、個人の引き寄せだけでは駄目で、どうしても人々を煽動出来るカリスマ性が必要だ。
これに関しては、頑張って下さいとしか言いようがない(笑)。
引き寄せのテキストとして相応しいのは、神話や童話かもしれないと思う。
上で述べた、折り合い、駆け引き、妥協、尊重が学べるからである。
AIアート888
「残骸の中」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)共同幻想論(吉本隆明)
(2)眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集
(3)ギリシャ神話
(4)現代語訳 古事記(福永武彦)
それは、単に、人々を洗脳することが目的ではない。
そうではなく、洗脳とまではいかなくても、出来るだけ多くの人々の精神性を一定の方向に向け、その精神の方向性に沿った引き寄せを集団で行わせるためであるように思える。
バシャールは、第一のチャネラーはダリル・アンカであるが、その他のチャネラーも、ダリル・アンカのチャネリングの内容を模倣し、ほぼ同じことを言う。
その中で最も普遍的なことが「ワクワクは正しい」であるから、まず、バシャール信者はワクワクしないことをやりたくない。
その結果、彼らが集団で何を引き寄せるのかというと、だいたい分かるが、分からないところもある。
そもそも、バシャールには、世界を変えるほどの規模の影響力はないのだが、そこそこの影響は出るのかもしれない。
じゃあ、バシャールをプロデュースしている者は誰かと言うと、思想団体と言うよりは営利的な社会団体や政治団体かもしれないが、空想を膨らませると、人類の衰退を狙う宇宙人や地底人かもしれない。まあ、半分以上冗談だが。
つまり、事実は分からないが、結果として、そう考えられる現象になっているということだ。
たとえば、バシャール信者が増え、彼らの引き寄せが大きくなるとベーシックインカムが導入されるとする。
ベーシックインカムは、案外に経済を発展させるという説がある。
つまり、消費が増えるだけでなく、嫌な仕事から解放された人達がクリエイティブな能力を発揮すると言う説だ。
これは、少なくともバシャール的には嘘である。
ワクワクすることというのは、一部の例外を除き、全く創造的ではなく、経済はさらに衰退するだろう。
バシャールよりは、ロンダ・バーンの「シークレット」の方が勢いがあるかもしれないが、こちらも、洗脳未満の精神誘導による集団引き寄せが目的と思われる。まさに、引き寄せの利己的活用だ。
ロンダ・バーンの主張では、古代から一部の権力者が引き寄せの知識である「シークレット」を独占していたという。
まあ、それはどう考えても無理がある。
しかし、ロンダ・バーンの「シークレット」が十分に広く普及すれば、引き寄せにより過去改変が行われ、実際に、古代から権力者が「シークレット」を独占していたということが本当になってしまう。
それにより、何をするつもりなのかは、だいたい想像出来るが、はっきりとは分からないので言わないでおく。
そもそも、うまくいくとは思えない。
バシャールやシークレットのファンには否定的なことを述べたように感じるかもしれないが、それは違う。
これらのおかげで、引き寄せとは、所詮、精神的傾向性で起こせることが分かるのだ。
人類全体とかはもちろん、国家、あるいは、民族を動かすには、大勢の人々が同じような精神性を持たないといけない。
ここらは、吉本隆明さんの『共同幻想論』にあるように、幻想(精神的傾向性)には、共同幻想(大グループ)、対幻想(小グループ)、個人幻想(個人単位)がある。
国家とは共同幻想であり、これを動かすには多くの人々が幻想(精神的傾向性)を共有する必要がある。
しかし、個人幻想は自分だけで起こせ、引き寄せに関しても、自分の周囲の環境であれば変えられる。
ただし、個人の引き寄せだけで、地域や、まして、国家、世界は変えられない。
国家を動かしたければ、多くの国民に特定の幻想を共有させる必要がある。
バシャールやシークレットは、広範囲の世界を変えることを目的としているのだろう。ただし、うまくいくとは思えない。
そんなわけで、引き寄せは、まずはある意味利己的に、自分のことをしっかりやれば良い。
ただし、どうしても、社会や国家との関わり合いがあるだけでなく、社会や国家はあなたを取り込もうとする。
あなたもガレー船の漕ぎ手の1人にしたいのだ。
それを賢く回避しなくてはならない。
また、他者との折り合いもうまくやらなければならない。
それに、国家とだって、折り合いをつけなければならないところはある。
個人の引き寄せがうまく出来るかのポイントはそこらである。引き寄せ自体は簡単なのだ。
まあ、スターになりたい人は、個人の引き寄せだけでは駄目で、どうしても人々を煽動出来るカリスマ性が必要だ。
これに関しては、頑張って下さいとしか言いようがない(笑)。
引き寄せのテキストとして相応しいのは、神話や童話かもしれないと思う。
上で述べた、折り合い、駆け引き、妥協、尊重が学べるからである。
AIアート888
「残骸の中」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)共同幻想論(吉本隆明)
(2)眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集
(3)ギリシャ神話
(4)現代語訳 古事記(福永武彦)