ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ノーマン・ヴィンセント・ピール

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

神の力の求め方

ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』は、1960年代に、アメリカで大ベストセラーになり、世界中に翻訳され、日本でも今も版を重ねている。
ピール自身を尊敬していたドナルド・トランプ大統領も愛読していると言われている。
ところで、この『積極的考え方の力』は、こう締めくくられている。
「なぜもっと神の力を求めないのか?」
素晴らしいアドバイスであるが、残念なことに、本書を通じてそのやり方を簡単に分かるように書いていない。
いや、もちろん、書いてはいるのだけれど、ピールは牧師だから当然だが、宗教的で単純さに欠け、実践ということになると曖昧模糊としているのだ。
つまり、「じゃあ、どうすれば神の力を得ることが出来るのか?」と言われたら、「本書を実践せよ」ということになり、こんな長い本の何を実践して良いのか戸惑い、結局、ほとんどの者が救われなかったと思う。

白百合の花言葉
AIアート106
「白百合の花言葉」
Kay


では、シンプルに神の力を求めるにはどうすれば良いのかと言うと、
「思考を消せば良い」
である。
だが、いきなり恒久的、あるいは、長時間、思考を消そうなどとしてはならない。
そんなことは無理だから。
人によっては、「まず1分間、思考を止めなさい」などと言うが、そんな人は、「ほれ、出来ないだろう?」と言いたいだけだ。
そんな無理なことを言う意味などない。
1秒だ。
1秒で良く、それなら出来る。
そして、1秒思考を止めるだけでも、神の力はちゃんと得られ、幸運に恵まれ、問題は解決する。
無論、いきなり多くを求めてはならないが、わずかとはいえ、神の力である。それは素晴らしいものだ。
そして、1秒の思考停止を積み重ねていけば、思考を消すことに慣れ、どんどん容易く思考を止められるようになり、どんどん人生は向上するのである。
そして、最も簡単に思考を消す方法は、いつも言う通り「私は誰か?」と自分に問うことであるが、こんな簡単なことを、ほとんど誰も知らないし、知っていても、やとうとしないのである。








最も心を静かにする言葉(特別な話)

人間から見た、この世の真理とは、「無になりきれば不可能はない」で、言い換えれば、「無になりきれば、全て思うまま」だ。
「無になる」とは、解脱するとか、悟りを開くとか言われるが、それでは意味不明過ぎるので、少し抽象度を下げ、「心を滅し尽くすこと」「心を滅ぼすこと」と言う聖者も多い。
しかし、「心を滅し尽くす」「心を滅ぼす」は間違いだ。
なぜなら、当然だが、生きている人間の心が滅し尽くされたり、滅ぶことはないからだ。
単に、そう見えるだけで、聖者にだって心は絶対にある。
つまり、正しいことを言えば、まるで滅んだように見えるほど、心が静かだということで、それは、「心を完全に支配出来る」ということなのだ。
なぜなら、最も高度な心の支配とは、心を完全に静かにすることだからだ。
だが、心を支配することは極めて難しい。
いや、不可能と言って良い。
しかし、アメリカの画家で、最高の引き寄せの教師、フローレンス・スコーヴェル・シンは、素晴らしいことを言った。
「心は支配出来ないが、言葉は支配出来る」
そして、心は、繰り返された言葉の通りになる。聖書にも書かれている通り、「言葉は神である」からだ。

だが、変な教えが流布している。
「ツイてる」と言えばつくとか、「幸せだなあ」と言えば幸せになるとか・・・子供騙しみたいなものだが、信じる大人が多いらしい。
まあ、私もだったが(笑)。
そうではなく、目的は、「心を静かにすること」のはずだ。
だから、(トランプ大統領がこよなく尊敬する牧師)ノーマン・ヴィンセント・ピールが教えたように、「のどかだ」「静かだ」「爽やかだ」と言うのは、まだ良い。
しかし、最も心を静かにする感情をご存じだろうか?
それは、意外かもしれないし、なるほどと思うかもしれないが、「懐かしい」だ。
「懐かしい」という感情は、他のあらゆる感情を中和する化学反応を起こす。
ただし、感情であることも確かなので、しがみつくと、ただの懐古趣味の老人になる。
だから、単に、静かに、「懐かしい」と心で言えば良い。
時々、そうやって心を静かにすれば、やがて、心は大人しくなる。
そうなれば、願わずとも幸運に恵まれる。








万能の力を使えるのは当たり前(個人的に永久保存版)

アメリカで3年間、ベストセラーの最上位を保ったと言われる、ノーマン・ヴィンセント・ピールの著書『積極的考え方の力』の最初の章は、破滅寸前のような状況の40歳の男が、ピールに個人相談をする話で始まる。
困難に直面し、すっかり自信を失っている男に、ピールは、聖書の言葉を1つ教え、出来るだけ多く、この言葉を唱えるよう指示した。
その言葉は、「私を強くして下さる方によって、私はどんなことも出来る」であった。

※ちなみに、その言葉は、1964年にダイヤモンド社から出版された翻訳では、「我を強くし給ふ者によりて凡ての事をなし得るなり」という重厚な訳になっていた。最新の翻訳では、「わたしを強めてくださる方のお蔭で、わたしにはすべてが可能です」となっている。

それを実際に行うことで、この男はうまくいった。
この言葉は、特にキリスト教徒でなくても有効であるが、「私を強くして下さる方」は、神を指すと思われるので、無神論とは言わないまでも、普段、あまり神のことを考えない人は、やや違和感があるかもしれない。
ピールより11日だけ早く生まれたジョセフ・マーフィーは、ピールと同じ牧師であるが、聖書の価値を認めつつ、宗教に優劣をつけず、神というものは、それぞれの心の中にいるものとし、簡単に、潜在意識と神を同一視した。無論、厳密な意味でではないが、それが分かり易くて便利だからである。
人間の意識には、表に現れた思考する意識である顕在意識(けんざいいしき)と、意識は出来ないが巨大な存在である潜在意識の2つがある。
全意識の少なくとも9割は潜在意識であると言われ、この潜在意識の中に、神に匹敵する万能の力がある。
ある意味、潜在意識が神そのものである。
そして、潜在意識の力を使うことは当然の権利であり、本来、誰でも自由に使える。
だから、上記の「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」は、「潜在意識の力により、私はどんなことでも出来る」と言い換えられる。

では、どうすれば、潜在意識の力を使えるのかが問題と思うかもしれないが、そんなことは考えない方が良い。
丁度、どうすれば歩けるかとか、どうすれば喋れるかなど、考えなくても良いのと同じだ。
なぜ歩けるのかというと、歩けると知っているからに他ならない。
もっと正確に言えば、歩けないことを知らないからである。
それはどういう意味だろう?
例えば、あなたは、もし、脚を折ったら、歩くことが出来ない。
脚が折れたら歩けないことを知っているからだ。
ところが、トーチェ夫妻の著書『トーチェ氏の心の法則』には、ある未開の地域の人々は、脚が折れても元気に走り回るのだそうだ。彼らは、脚が折れたら走れないことを知らないからである。

あなたは単に、万能の潜在意識の力を自由に使えることを知っていれば良いのである。
あるいは、万能の潜在意識の力を使えないことを知らずにいることだ。
そのために、何かする必要はない。
せいぜい、当たり前のように、静かに、「潜在意識の力により、私はどんなことでも出来る」とか「私は潜在意識の万能の力を自在に使える」と、たまに言ってみれば良いだけである。
それらの言葉を、顔を真っ赤にして、力んで唱えるようなことはしてはならない。逆効果になるから。
それは、「地球は丸い」とか「水は低い方に流れる」というのと同じくらい、当たり前のことなのだから、穏やかに、静かに言うしかない。
誰がいまどき、顔を真っ赤にして、必死に「地球は丸いんだ」と言うだろうか?
例えば、「私は初音ミクが好きで、私は潜在意識の万能の力を自由に使える」というふうに「当たり前のこと」を並べて言えば、前者と同じくらい後者も当たり前になる。








就活、婚活は簡単

就活とは、単に仕事探しだし、婚活とは、単なる恋愛の1つだ。
仕事探しと恋愛では、仕事探しの方がずっと簡単だ。
なぜなら、仕事探しでは、面白いとまでは言わなくても、嫌ではない仕事でお金が得られれば良いのであり、それに比べ、恋愛はいろいろ面倒だ。
だから、まずは、適切な仕事を得てから、望むなら、じっくり恋愛に取り組めば良いのである。
とはいえ、本当は、両者にそれほどの差はない。
さっき、仕事は、嫌でないことでお金が得られれば良いと書いたが、やりがいとか生きがいみたいなことを言うなら、それは、仕事ではなく事業だ。
仕事というなら、「楽でさえあれば良い」というのも成り立つ。私がいつもそうだったのだが・・・

仕事探しや恋愛がうまくいかない理由は簡単で、自分の力と偶然という2つのことしか考えていないからだ。
どんな優れた人間だって、個人の力など、たかが知れているし、偶然に頼っていては、不確実で不安でしかない。
もっと大切な力があるのだが、それは世間で認知されていないので、世間的な言い方はなく、やむなく、神の力、潜在意識の力、宇宙の力、引き寄せ・・・などと言うのである。
一番、宗教っぽくないという意味で、潜在意識の力と呼ぶが、これを使わないからうまくいかないのだが、これを使わない人が多過ぎる。
トランプ大統領がこよなく尊敬したノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』の最後で、ピールは、「なぜ神の力を求めないのか?」と書いたが、いまだ、この言葉は一般の人に伝わらない。
この、「なぜ神の力を求めないのか」は、「なぜ潜在意識の力を使わないのか」と同じことである。

ところで、良い仕事、良い恋愛というものを、普通の人はイメージ出来ないと思う。
実は、一生、良い仕事や良い恋愛と縁のない人が大半なのだ。
「そんな馬鹿な」と思うかもしれないが、普通の人は、仕事や恋愛(あるいは結婚)に関し、学校やテレビで叩き込まれた、偽りのイメージを持っているだけで、確かに、そのイメージ通りの仕事や恋愛を得るだけなのだ。
だから、良い仕事とは何か、良い恋愛とは何かは、神様、あるいは、潜在意識にまかせてしまう方が良い。
確かにそれは、楽しい仕事とか、楽しい恋愛であるのだが、普通の人は、何が本当に楽しい仕事で、何が本当に楽しい恋愛かが分からないのだ。
だから、神様、あるいは、潜在意識にまかせれば、本当に楽しい仕事とは何か、本当に楽しい恋愛とは何かを分からせてくれるだろう。

それらを得る方法について知りたいなら、ジョセフ・マーフィーの著作か、クラウド・ブリステルの『信念の魔術』を読めば分かるのであるが、頭が悪くてすんなり理解出来ない人もいると、最近、思うようになった(まさに私がそうなのだが)。
そこで、潜在意識にまかせる簡単な方法を述べる。
まず、目的が、良い仕事か、良い恋愛かを決める。
そして、息を吸い止める。
1秒で良いから、無念無想になる。息を吸って止めれば全く難しくないはずだ。
そしたら、心の中で「成った」と言う。
良い仕事や恋愛を得ることが成ったという意味の「成った」だ。
別に、「成った」でなくても、「成功した」「得た」「OK」など、何でも良い。
一度でうまくいかなくても、あせらず、何度かやってみると良い。
それと共に、上に挙げた本を少しずつでも真面目に読むと、さらに良いだろう。
ちなみに、私を長いニート生活から解放し、トップセールスマンから(楽な)プログラマー、システムエンジニアに導いてくれたのは、ジョセフ・マーフィーの『努力嫌いの成功法』(単行本では『あなたも幸せになれる』のタイトル)だった。








母原病

昔の、あるとても印象深い話を思い出した。
私の知人に、ある世界的な能力開発プログラムのセールスマンがいる。
そのセールスマン氏は、ある年のセールスコンテストでは、世界中に拠点のある、そのセールス組織の一部門で世界一になったほどの人だった。
そのセールスマン氏が、ある男性T氏に、その能力開発プログラムのセールスをする様子を私は見ていた。
実は、T氏は、やや強引に、その場所である喫茶店に呼び出されたのであり、最初から不快感丸出しの不機嫌で険悪な表情をしていた。そんなT氏に、セールスマン氏がセールスをするのである。
セールスマン氏は、商品である能力開発プログラムに関する説明はほとんどせず、人間というもの、人間の能力というものについて分かり易い話をし、私は、とても面白く聞いていた。
しかし、T氏は、最後まで険悪な表情を全く止めないまま終わってしまった。
セールスは失敗し、セールスマン氏はT氏に「今日はお話を聞いていただき、ありがとうございます」と挨拶をし、T氏、T氏の友人、セールスマン氏、そして、私は喫茶店を出た。
ところが、別れ際、T氏は不意に短い話をした。
T氏はセールスマン氏に、
「私は、あなたの話には、ほとんど納得出来る部分がなかった。しかし、ただ1つ、あなたの話で、母親が幼い子供に『お前は駄目な子だ。大した者になどならない』と言うことが、子供の一生に大きな悪い影響を与えるというところにだけは共感した」
と述べ、セールスマン氏は、「そうですか。ありがとうございます」と礼を言って、我々は別れた。
母親が無思慮に、子供にネガティブな言葉を言えば、子供に悪い影響があるということは、私には常識だったが、そのことをあまり認識していない人も多いのだと思った。
そして、私は気付いたのだ。
T氏がまさに、幼い時、思慮に欠ける母親に、ネガティブな言葉を沢山浴びせられて育ったに違いない。
T氏が深い悩みごとを抱えているらしいことは、私はT氏の友人から聞いていた。
おそらく、T氏は、その時だけでなく、ずっと悩みを抱えているのだ。
幼い時に、母親に、母親が子供に言ってはならない破壊的な言葉を、おそらく、日常的に言われ続けていた時からね。

ただ、大なり小なり、ほとんどの者が、母親、もしくは、幼い時に身近にいた大人から、自分jの能力や存在意義を否定される言葉を刷り込まれている。
そして、脳科学の研究によれば、そんな言葉が、頭の中で、1分間に何百回も再現されているのである。
だから、我々は、それを打ち消す言葉を自分にかけてあげないといけない。
その救いの言葉は、母親が言ったようなレベルのものではなく、もっと高貴な言葉である必要がある。
でないと、どうしても、母親の言葉の方が強いからだ。
いくら自分で「私は頭が良い」と自分に言い聞かせても、母親が幼い自分に「お前は頭が悪い馬鹿な子だよ」と言った言葉の威力の方が大きいのだ。
T氏がセールスしていた、その世界的能力開発プログラムでも、そのための優れたアファーメーション(肯定的断言)を教えていたが、次の聖書の言葉も、アファーメーションに採用されていた。
それは、「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」である。
この言葉は、世界的ベストセラー書『積極的考え方で成功する』で、著者ノーマン・ヴィンセント・ピールが、全てがうまくいかず、すっかり自信を失くして苦しんでいた中年の男に教え、その男を立ち直らせた言葉だった。この八方ふさがりの中年男もまた、幼い時、母親に、ネガティブな暗示をかけられていたのである。
あなたも、
「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」
「神が私の味方であるなら、誰が私に敵対出来ようか」
などを唱え、心に注がれた毒を消すべきかもしれない。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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