ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』という本は、1952年に出版され、大ベストセラーになり、現在も世界中でロングセラーを続けている。
私は、この本は、第1章で全てが書かれ、後は付け足しと思っている。
ピールの講演会に、深刻な問題を抱えた40代のビジネスマンがやって来て、ピールに個人的に面会を求める。
そんな願いに応じるのが良い時代だと思う。
そのビジネスマンの男は不安にとりつかれており、どうにもならない状態だった。
そこで、ピールが彼に授けたのが万能の解決法だった。
それは、聖書の中の言葉である「私を強くして下さる方(かた)によって、私はどんなことでも出来る」を繰り返し唱えることだった。
そして、ビジネスマンの問題は解決された。
他にも、ピールは「もし神が私達の味方であれば、誰が私達に敵対出来るだろうか?」という言葉も薦めている。
本の趣旨とは違ってしまうだろうが、言ってしまえば、唱えるのはどんな言葉でも良いのである。
抵抗なく、気分良く唱えられる言葉を繰り返し唱えれば、いかなる問題も解決する。それが真実と思う。
ピールが教えた言葉は、日本人でも落ち着きを感じる良い言葉であると思うが、そうでない人も多いかもしれない。
なら、別の言葉を採用すれば良いだけである。
本当に、どんな言葉でも良い。
何らかの言葉を繰り返し唱えている間、思考が消えるから良い・・・それだけのことだからだ。
ピールは上の言葉を声に出して、さらに大声で唱えるよう言ったが、私はむしろ、声に出すにしてもごく小さな声で、あるいは、心の中で唱えても良いと思う。ただし、結局は、自分がやりたいようにやれば良い。
大切なことは、数多く唱える・・・それだけだ。
言葉は何でも良いから好きな言葉を唱えると良い。
ところで、脳の中の唯一の命令は「生きろ」だという説がある。これは、それほど間違ってはいないと思う。
そこで、「生きている」と唱えたら、脳は満足し、思考を消してしまう。
思考というのは、自我が、生きるために行うようになった下手な機能なのであるからだ。
「生きている」と唱えていると、自然な引き寄せが起こり、望まずとも幸運に恵まれる。
あるいは、全く意味のない言葉を唱えるという優れた方法もある。
長く静かな呼吸をしながら「ナ・ダーム」という何の意味もない言葉を唱えることで、医者も見放した重病が治ったり、能力を高めたりしたという話が『ナ・ダーム』という本に書かれているが、この本の翻訳者の川口正吉さんが独自の方法を示しており、これがとても良い。
その方法は、「ナ」と心で唱えながら息を吸い、「ダーム」と心で唱えながら長く吐くのである。
「ナ・ダーム」というのは、最も思考を起こし難い言葉として選ばれたものだけに、思考を消す非常に優れた効果がある。
おまけに、思考と密接な関係にある呼吸を制御しながら行うのであるから、さらに高い効果が期待出来る。
「お金がある」という言葉は、一見いかにも俗っぽいが、これほど論理的に優れた言葉はない。
現代人が不幸な大きな理由が「お金がない」という言葉を、口で、あるいは、頭の中で唱えていることだからだ。
さらに、「お金がある」という言葉が不安を消し、心を落ち着かせる・・・すなわち、思考を消すのである。
まあ、お金の不安が全くない人は別に唱えなくて良いが、お金持ちにだってお金の不安を持っている人は多い。
また、お金持ちが「お金がある」と唱えたら、自然な感謝の気持ちが起こり、これがさらに精神の安定をもたらすこともある。
他にもいくらでもあるだろうが、「生きている」「ナ・ダーム」「お金がある」は、必ず幸せになれる科学的な根拠がある言葉であると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)積極的考え方の力(ノーマン・ヴィンセント・ピール)
(2)眠りながら成功する ~自己暗示と潜在意識の活用~(ジョセフ・マーフィー)
(3)100% (ジェームス・スキナー)
(4)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~

AIアート1966
「妖の家」
Kay
私は、この本は、第1章で全てが書かれ、後は付け足しと思っている。
ピールの講演会に、深刻な問題を抱えた40代のビジネスマンがやって来て、ピールに個人的に面会を求める。
そんな願いに応じるのが良い時代だと思う。
そのビジネスマンの男は不安にとりつかれており、どうにもならない状態だった。
そこで、ピールが彼に授けたのが万能の解決法だった。
それは、聖書の中の言葉である「私を強くして下さる方(かた)によって、私はどんなことでも出来る」を繰り返し唱えることだった。
そして、ビジネスマンの問題は解決された。
他にも、ピールは「もし神が私達の味方であれば、誰が私達に敵対出来るだろうか?」という言葉も薦めている。
本の趣旨とは違ってしまうだろうが、言ってしまえば、唱えるのはどんな言葉でも良いのである。
抵抗なく、気分良く唱えられる言葉を繰り返し唱えれば、いかなる問題も解決する。それが真実と思う。
ピールが教えた言葉は、日本人でも落ち着きを感じる良い言葉であると思うが、そうでない人も多いかもしれない。
なら、別の言葉を採用すれば良いだけである。
本当に、どんな言葉でも良い。
何らかの言葉を繰り返し唱えている間、思考が消えるから良い・・・それだけのことだからだ。
ピールは上の言葉を声に出して、さらに大声で唱えるよう言ったが、私はむしろ、声に出すにしてもごく小さな声で、あるいは、心の中で唱えても良いと思う。ただし、結局は、自分がやりたいようにやれば良い。
大切なことは、数多く唱える・・・それだけだ。
言葉は何でも良いから好きな言葉を唱えると良い。
ところで、脳の中の唯一の命令は「生きろ」だという説がある。これは、それほど間違ってはいないと思う。
そこで、「生きている」と唱えたら、脳は満足し、思考を消してしまう。
思考というのは、自我が、生きるために行うようになった下手な機能なのであるからだ。
「生きている」と唱えていると、自然な引き寄せが起こり、望まずとも幸運に恵まれる。
あるいは、全く意味のない言葉を唱えるという優れた方法もある。
長く静かな呼吸をしながら「ナ・ダーム」という何の意味もない言葉を唱えることで、医者も見放した重病が治ったり、能力を高めたりしたという話が『ナ・ダーム』という本に書かれているが、この本の翻訳者の川口正吉さんが独自の方法を示しており、これがとても良い。
その方法は、「ナ」と心で唱えながら息を吸い、「ダーム」と心で唱えながら長く吐くのである。
「ナ・ダーム」というのは、最も思考を起こし難い言葉として選ばれたものだけに、思考を消す非常に優れた効果がある。
おまけに、思考と密接な関係にある呼吸を制御しながら行うのであるから、さらに高い効果が期待出来る。
「お金がある」という言葉は、一見いかにも俗っぽいが、これほど論理的に優れた言葉はない。
現代人が不幸な大きな理由が「お金がない」という言葉を、口で、あるいは、頭の中で唱えていることだからだ。
さらに、「お金がある」という言葉が不安を消し、心を落ち着かせる・・・すなわち、思考を消すのである。
まあ、お金の不安が全くない人は別に唱えなくて良いが、お金持ちにだってお金の不安を持っている人は多い。
また、お金持ちが「お金がある」と唱えたら、自然な感謝の気持ちが起こり、これがさらに精神の安定をもたらすこともある。
他にもいくらでもあるだろうが、「生きている」「ナ・ダーム」「お金がある」は、必ず幸せになれる科学的な根拠がある言葉であると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)積極的考え方の力(ノーマン・ヴィンセント・ピール)
(2)眠りながら成功する ~自己暗示と潜在意識の活用~(ジョセフ・マーフィー)
(3)100% (ジェームス・スキナー)
(4)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~

AIアート1966
「妖の家」
Kay

