良い呼吸法を身に付ければ人生勝ったも同然であるが、それが出来ている者は少ない。
また、書籍などで教えられている呼吸法の多くは良くない。なぜ良くないのかというと不自然であるからだ。
呼吸法は、大きく2つに分けられる。
1つは、これが圧倒的に多いのだが、たとえば、「4つ数えながら吸い、4つ数える間止め、4つ数えながら吐く」といった意図的操作を行うものだ。これは、非常に多くのやり方がある。
もう1つは、1つのやり方しかない。
それは、「呼吸を意識する」というものだ。普段は呼吸していることを意識しないが、それを意識するのである。ただ意識するだけで、呼吸に干渉しない。
エイブラハムの引き寄せの法則や、近年のマインドフルネスで採用されている呼吸法は、後者の「呼吸を意識する」だけのものである。
本来は、「呼吸を意識するだけ」の呼吸法が良い。
ただ、多くの人には、呼吸が浅い、あるいは、呼吸が速過ぎると欠点があり、それを早く克服するために、意図的な呼吸法が役に立つ。
その中間的な方法として、ゆったりとした深い呼吸を軽く心掛けるというものがある。これを普段から行うと、あらゆる面で良い効果がある。
とはいえ、定期的に(たとえば、毎日決まった時刻に)深呼吸をすることの効果は、医学を含めた様々な方面で実証されていると思う。
能力開発のため、あるいは、引き寄せの効果を高めるために薦められるのは、意識するだけの自然な呼吸法に、ほんのわずかな意図的な呼吸を取り入れるもので、やっているうちに、さらに自然になるものだ。
その1つが、「ナ・ダーム呼吸」だ。
今では古書も入手困難な『ナ・ダーム』という本にやり方が書かれていて、その中で書かれているのは、やや複雑な手順もあるのだが、根本的には、「ナ・ダーム」をマントラとして心の中で唱えながら深い呼吸をするだけである。
ところで、この本の中に書かれているわけではないが、この本の翻訳者の川口正吉さんが独自に提示した(本のあとがきに書かれている)、「ナ・ダーム」呼吸が良いのである。
それは、心の中で「ナ」と唱えながら息を吸い、「ダーム」と唱えながら吐くというものだ。
自然に、「ナ」で短く吸い、「ダーム」で細く長く吐くことになる。
「ナ・ダーム」という言葉には何の意味もなく、ただ、想念が起こり難い音として作られた言葉である。
私はもっぱら、「川口正吉式ナ・ダーム呼吸法」を採用している。
「ナ・ダーム」呼吸は、驚異的な成果を多数上げた呼吸法であるが、現在ではエビデンスの信憑性がないので、具体的成果については取り上げないでおくが、やってみて感じが良ければ採用すれば良いと思う。成果は自分で出せば良いだけのことで、おそらく期待は裏切らないと思う。
良い呼吸法というか、良いメソッドは、あまり表に現れず、世間で知られないものである。
世の中は、そんな仕組みになっていると感じる。
その中で、「意識するだけの呼吸」は、近年、マインドフルネスで少し注目されたが、これも、あっという間に忘れられてきた。なぜかというと、本当に効果があるからだ。どういうことかというと、本当に効果があるのに、お金が全くかからないものは、誰も金儲けが出来ないからだ。これが資本主義経済社会というものだろう。
「ナ・ダーム呼吸」が完全に消されてしまったのも、同じ理由と思われる。元々が、この呼吸法は、消そうとする圧力が大きかったのではないかと思う。成果は凄いのに、誰も儲からないのだからね。
引き寄せでも、スコット・アダムスが著書に付録的に書いたものが最上だったりするのも、本物は「さりげない」ものだからで、しかも、この本自体が、消されつつある。
ナポレオン・ヒルの著書にしたって、あまり(全く?)効果のない『思考は現実化する』は世界的ベストセラーでロングセラーになるが、彼が書いた本当に良い本は絶版になって古書も高価である。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
※(1)~(3)は入手困難
(1)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(2)ディルバートの未来予測(スコット・アダムス)
(3)悪魔を出し抜け!(ナポレオン・ヒル)
(4)引き寄せの法則 ~エイブラハムとの対話~
(5)サーチ・インサイド・ユアセルフ ~仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法~

AIアート1430
「夜光花」
Kay
また、書籍などで教えられている呼吸法の多くは良くない。なぜ良くないのかというと不自然であるからだ。
呼吸法は、大きく2つに分けられる。
1つは、これが圧倒的に多いのだが、たとえば、「4つ数えながら吸い、4つ数える間止め、4つ数えながら吐く」といった意図的操作を行うものだ。これは、非常に多くのやり方がある。
もう1つは、1つのやり方しかない。
それは、「呼吸を意識する」というものだ。普段は呼吸していることを意識しないが、それを意識するのである。ただ意識するだけで、呼吸に干渉しない。
エイブラハムの引き寄せの法則や、近年のマインドフルネスで採用されている呼吸法は、後者の「呼吸を意識する」だけのものである。
本来は、「呼吸を意識するだけ」の呼吸法が良い。
ただ、多くの人には、呼吸が浅い、あるいは、呼吸が速過ぎると欠点があり、それを早く克服するために、意図的な呼吸法が役に立つ。
その中間的な方法として、ゆったりとした深い呼吸を軽く心掛けるというものがある。これを普段から行うと、あらゆる面で良い効果がある。
とはいえ、定期的に(たとえば、毎日決まった時刻に)深呼吸をすることの効果は、医学を含めた様々な方面で実証されていると思う。
能力開発のため、あるいは、引き寄せの効果を高めるために薦められるのは、意識するだけの自然な呼吸法に、ほんのわずかな意図的な呼吸を取り入れるもので、やっているうちに、さらに自然になるものだ。
その1つが、「ナ・ダーム呼吸」だ。
今では古書も入手困難な『ナ・ダーム』という本にやり方が書かれていて、その中で書かれているのは、やや複雑な手順もあるのだが、根本的には、「ナ・ダーム」をマントラとして心の中で唱えながら深い呼吸をするだけである。
ところで、この本の中に書かれているわけではないが、この本の翻訳者の川口正吉さんが独自に提示した(本のあとがきに書かれている)、「ナ・ダーム」呼吸が良いのである。
それは、心の中で「ナ」と唱えながら息を吸い、「ダーム」と唱えながら吐くというものだ。
自然に、「ナ」で短く吸い、「ダーム」で細く長く吐くことになる。
「ナ・ダーム」という言葉には何の意味もなく、ただ、想念が起こり難い音として作られた言葉である。
私はもっぱら、「川口正吉式ナ・ダーム呼吸法」を採用している。
「ナ・ダーム」呼吸は、驚異的な成果を多数上げた呼吸法であるが、現在ではエビデンスの信憑性がないので、具体的成果については取り上げないでおくが、やってみて感じが良ければ採用すれば良いと思う。成果は自分で出せば良いだけのことで、おそらく期待は裏切らないと思う。
良い呼吸法というか、良いメソッドは、あまり表に現れず、世間で知られないものである。
世の中は、そんな仕組みになっていると感じる。
その中で、「意識するだけの呼吸」は、近年、マインドフルネスで少し注目されたが、これも、あっという間に忘れられてきた。なぜかというと、本当に効果があるからだ。どういうことかというと、本当に効果があるのに、お金が全くかからないものは、誰も金儲けが出来ないからだ。これが資本主義経済社会というものだろう。
「ナ・ダーム呼吸」が完全に消されてしまったのも、同じ理由と思われる。元々が、この呼吸法は、消そうとする圧力が大きかったのではないかと思う。成果は凄いのに、誰も儲からないのだからね。
引き寄せでも、スコット・アダムスが著書に付録的に書いたものが最上だったりするのも、本物は「さりげない」ものだからで、しかも、この本自体が、消されつつある。
ナポレオン・ヒルの著書にしたって、あまり(全く?)効果のない『思考は現実化する』は世界的ベストセラーでロングセラーになるが、彼が書いた本当に良い本は絶版になって古書も高価である。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
※(1)~(3)は入手困難
(1)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(2)ディルバートの未来予測(スコット・アダムス)
(3)悪魔を出し抜け!(ナポレオン・ヒル)
(4)引き寄せの法則 ~エイブラハムとの対話~
(5)サーチ・インサイド・ユアセルフ ~仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法~

AIアート1430
「夜光花」
Kay