ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ナ・ダーム

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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「ナ・ダーム」呼吸について

『ナ・ダーム』という本は呼吸法の本ではないが、呼吸の重要性を示した本だ。
原書の著作権発生年が1974年で、日本語版の初版が1975年だが、日本でもアメリカでも絶版のようだ。
つまり、本としては人気がないのだろう。
この本は、啓発書と言うよりは、研究報告書か学術論文のようで、読み易くない。
内容は良いのだが、これではあまり読まれないだろう。
心身の健康に関する驚くべきことが書かれてはいるのだが、では、どうすれば、この本で示されたような恩恵を得ることが出来るのかが分かり難い。

ところが、この本の日本語訳の本の中で、翻訳者の川口正吉氏は、この本にも書かれていない重要なことを、わずか数行であとがきに書き、それが本の表紙の折り返しのところに書かれている。
言っては何だが、一般の人にとっては、そこだけ読めば良いのではと思う。
さらに言えば、その文章は本文では7行、表紙の折り返しに書かれたもので9行だが、それを3行でまとめられる。
それはこうだ。

「ナ・ダーム」と唱えつつ瞑想し、深呼吸することをおすすめしたい。
吸うときに「ナー」といい、吐くときに「ダーム」という。
この音程のリズムと、なだらかな呼吸の調和とが、きっと心を落ちつかせてくれる。

ちなみに、「ナー」「ダーム」と「いう」と言っても、あくまで心で言うのである(声に出して言うのではない)。
また、「ナ・ダーム」という言葉にはいかなる意味もなく、瞑想に導く良い音程として考案された言葉だ。
当然、アメリカ人にとってという意味であるが、日本人の私にも良い言葉と思う。

色付くピンクの薔薇
AIアート348
「色付くピンクの薔薇」
Kay


実は、この呼吸法は、川口正吉氏のオリジナルで、本書には、このような呼吸法は書かれていない。
本書では、深呼吸を数回繰り返した後、「ナ・ダーム」と心で唱えながら瞑想する方法が書かれている。
呼吸と「ナ・ダーム」という言葉を合わせろとは書かれていない。
だが、私は、川口氏のこの方法が良いと思う。
川口氏は、エリザベス・キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』シリーズ(旧版)や、ヴァーノン・ハワードの啓発書、そして、私が最も好きなSFである『ヒューマノイド』(ジャック・ウィリアムスン)など、私が好きな本を訳しているが、どれも良い文章で翻訳していると思う。
私も効果を実感しており、「ナ・ダーム」の深呼吸は、簡単で覚えやすく、いつでもどこでも出来ることから、お薦めしたく思う。








まずは深呼吸だった

幸福の基礎が健康であることは疑いないが、健康とは、身体だけではなく心の健康も全く同等に必要だ。
そもそもが、「心身」という言葉がある通り、身体と心は同一のものである。
どうにもならない運命のために身体が健康でない場合は、究極の心の健康が必要になる。
では、究極の心の健康とは何かと言うと、それは、心がないことである。
ちなみに、一般に言う「心無い」とは、「邪悪な心がある」という意味であることが分かると思う。
そして、心の健康の度合いとは、心が消えた度合いである。
心とは思考である。
よって、思考が消えれば心は健康なのであり、心が健康であれば、特別な外因がない限り、身体も健康になるし、特別な外因が原因であっても、心が完全に健康、すなわち、思考が完全に消えれば身体が健康になる可能性がある。

ところで、かなり以前だが、YouTubeで引き寄せに成功したある男性の話を聞いたのだが、それが重要なものを含んでいた。
その男性は、以前は、外見も心も醜く、周囲から嫌われ、能力も低くて、何をやっても駄目だった。
その彼が、「生きている」を口ぐせにしたら、健康になり、能力が上がり、さらには、外見もイケメン俳優に似てくるなど、美しくなった。
口ぐせの効果は、佐藤富雄氏や七田眞氏、その他の本で力説されていてよく聞くが、効果を出した人に聞けば、その口ぐせを、本当にとんでもない数唱えている。
結論から言って、実行は非常に難しい。
ところが、その「生きている」で成功した人に「運動は何かしていますか?」と尋ねたら、「何もしていない」と言うが、ただ、毎朝、30秒ほどだったか、深呼吸をしていると言う。
私は、彼の成功要因は、その30秒の深呼吸だと思う。
それにより「生きている」と感じるので、それが口ぐせになったように思っているのだろう。
生命が活発である、すなわち、エネルギーに満ちていると、思考は起こらない。
また、元々、思考と呼吸は深い関係があり、一方が静まると、もう一方も静まる。
深呼吸は呼吸を整え、その後の呼吸も安定させるのである。

絶版であるが、『ナ・ダーム』という本に、こんな話がある。
医者が癌手術を行っていたが、メスで患部を開いた途端、医者は即座に縫合を命じた。
手の施しようがなかったのだ。
だが、この患者は完全に回復した。
あくまで、この場合としておくが、深呼吸によって治ったのであり、他にも事例があるようだ。
基本的には、その呼吸法は、基本的には、このブログで言う「4の呼吸(4は7から20まで変わることがある)」と同じだ。
やりかたは、無理のない範囲でいっぱいに息を吸い、無理のない範囲で息を止め、それからゆっくり吐くのである。
重度の患者の場合、数分行うが、普通の人の場合、1分でも大きな効果があるだろう。

麗人の部屋
AIアート297
「麗人の部屋」
Kay


まずは深呼吸であることを感じる。
ただし、全く運動をしなければ、血流の関係から、深呼吸の効果もなくなるが、上で挙げた「生きている」の男性も、スポーツこそはしないまでも、普通に歩いたりはよくしているのだと思われる。
血流のための運動であれば、やはり、腕振り運動(甩手。スワイソウ)、あるいは、足踏み四股が良いが、それらは何度も書いたし、また書くので、ここでは略す。








禊(みそぎ)を行う

人生、何もかもうまくいかないと感じることがある。
そう感じたことがなければ、まだまだか見込みがないかだ。
人生がうまくいっていない感じは閉塞感として感じる。
つまり、閉じ込められている感覚だ。
そんな時、確かに、魂が牢獄に閉じ込められているのだが、実を言うと、ここにちょっとした誤解がある。
それは、「魂が牢獄に閉じ込められてしまったから辛い」のではなく、魂は元々、牢獄に閉じ込められているのであり、「魂が牢獄に閉じ込められていることに気付いたから苦しい」ということだ。

戦国時代の武士が、自分の状況を理解したのは戦場だった。
戦場で心が荒ぶった時、それ(自分の状況=魂が牢獄に閉じ込められている)を激しく感じる。
そこで武士達は何をしたか?
それが「禊(みそぎ)」である。
普通、禊とは、穢れのあるこの身を水で清める儀式である。
だが、戦場の武将が何をしたかはそれぞれで、花を生けたり、仏像の木彫りを行った。

ところで、禊とは清めるということだが、身体を清めるのではなく心を清めるのであり、心を清めるとは、まさに、思考を消すことなのである。
本当に思考を消すことが出来れば、戦という最悪の状況も切り抜けることが出来る。
現代の我々の戦場である苦しい状況も抜け出せる。
つまり、魂が牢獄から解放される。

『バガヴァッド・ギーター』を読めば感じることだが、禊とは、結果を求めずに働くことで、働くとは、文字通り仕事でも良いし、何かの行でも良い。念仏でも、腕振り運動でも、呼吸法でも、バットの素振りでも。
つまり、結果を求めず淡々と行うことが禊なのである。

腕振り運動でも、力を入れて必死でやっている人がいるが、それは、これで身体を鍛えてやろうという「結果を求める気持ち」があるから本物ではない。
本物の腕振り運動は、力を抜き、全く楽に長時間やるものである。
四股なんかもそうで、まるでスクワットのように、一回一回、腰をしっかり落としてやってる者がいるが、これはこれで身体を鍛えるという意味では良いのだが、それなら、スクワットかダッシュでもやった方が効果がある。
だが、軽くとんとんと(ただし足音を立てず)足踏みをするように、何も求めず淡々とやれば、不思議な力が満ちてくるのである。

サンセット
AIアート277
「サンセット」
Kay


いつでもどこでも出来る禊は、静かな呼吸をすることだ。
ただ静かに呼吸すれば良いのだが、「よかった・ありがとう」呼吸や「ナ・ダーム」呼吸を活用するとやり易いかもしれない。
「よかった」と思いながら吸って、「ありがとう」と思いながら吐くのが「よかった・ありがとう」呼吸。
「ナ」で短く吸って、「ダーーーーム」と長く吐くのが「ナ・ダーム」呼吸で、「ナ・ダーム」という言葉には何の意味もない。
疲れている時は、やや強く吸うと良い。

これで禊は万全である。








アンソニー(トニー)・ロビンズという男

アンソニー(トニー)・ロビンズという、自己啓発の分野で世界的に有名な人がいるが、この人は「コーチ」とか「トレーナー」などと言われているようだ。
最近、ロビンズを動画で見たのは、女性型AIアンドロイドであるソフィーとの対話風景だったが、相変わらず、がっしりした丈夫そうな、そしてデカい男だった。
ロビンズの名を聞かない人は全く聞かないと思う。
ところが、私は、ロビンズを直接見たことはないのだが、とにかく彼をよく見かける。
東京のある会社(一部上場の直前だった)に行き、何か変わった部屋に入ったら、モニタにロビンズのセミナーの映像が流れていた。
話していて感じたが、そこの社長がロビンズのファンなのだと思う。
私がNLP(神経言語プログラミング)を学んだのもロビンズの影響だ。

で、最近、よく呼吸法について話題にするのも、少し前に購入して放置していたパム・グラウトの『人生を思うように変える呼吸法』を読んだら、その本の77ページにロビンズが登場するからだ。
ロビンズがダイエットをする際、徹底した調査をした結果、呼吸法で行うことにしたのだが、それまで彼ですら、ベッドから起き上がるのがしどかったそうだ。

夏の記憶
AIアート248
「夏の記憶」
Kay


呼吸法なんて難しいことではない。
調べれば、適当なものがすぐに見つかる。
どれも大して変わらない。
その中で私のお気に入りのものに『ナ・ダーム』という本に書かれたものがある。
なんのことはない。
「ナ」で吸って、「ダーム」で吐くのだ。
もちろん、心でそう唱えながらね。
「ナ・ダーム」には何の意味もなく、想念を起こし難い言葉として作られたそうだ。
「ナ」で、1~2秒で肺一杯に吸う。
「ダーム」は、「ダーーーーーーム」といった感じで、苦しくない範囲で細く長く吐く。
『ナ・ダーム』の翻訳者の川口正吉氏が、私が好きな本を沢山翻訳している、私の好きな名翻訳者だが、彼も、この「ナ・ダーム」の呼吸を実践し、その不思議な効果を実感したらしい。

なるほど、良い呼吸法を、いつでもどこでも淡々と実行すれば、思考を消すのに役立つが、いつも言う通り、思考を消せば全知全能だ。
アファメーション、マントラなどがあまり合わないと思う人は、特に実践すると良いだろう。








思考を消す段階

思考を消せば全知全能である。
このことは太古から、「無になれば不可能はない」「頭の中のおしゃべりを消せば神になる」などという言い方で言われてきた。
ちなみに、私は「全知全能」という言葉が好きなのだが、この言葉は、小学5年生の時に読んだ、ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』(1870)の、潜水艦ノーチラス号のネモ船長のセリフで覚えた。

学校やテレビは、思考を消すことと真逆のことを教え称賛し、奨めることを全力でやっているので、思考を消すことの価値を知る者はほとんどいないと言って良い。
よく、物質主義、精神主義などと言うが、本当は、思考する主義と思考しない主義と言って良いかもしれない。
アンダーグラウンド・・・と言って良いかどうかは分からないが、あまり表立たず密かに、引き寄せの法則や、潜在意識による成功法則が人気があるが、引き寄せは思考を消すことで起こすことが出来る。
思考を完全に消せば(ただし意識はあること)全知全能であるが、そこまでいかなくても、思考が消える度合いに応じて引き寄せの力が強まる。

思考を消す第一段階として必要なものは教養だ。
特殊な例外を除き、教養なしで思考を消せる者はいない。
だが、現代人は、教養という第一段階からすっぽり抜けている。
あるいは、学校の勉強しか出来ないという教養のない者が多く、これが称賛されるのだから、世界はロクでもないものになる。
教養を得る最も効果的な方法は読書で、本は人類最高の発明品だと言う者もいるが、ある程度うなずける。
別に、どんな本を月に何冊などということはないが(そんなことを言いたがるのも学校とテレビの影響だ)、所詮、本を読まない者は大した者になれない。
とはいえ、本を読むことは楽しいことで、努力が必要なはずがない。
本を読み、健康な精神を持っていれば、自然に冒険に誘われて必要な経験も得られるだろう。
逆に、教養のない冒険者ほど迷惑で厄介な者はいない。

同級生
AIアート195
「同級生」
Kay


そして、何らかの特別な方法で心を消しにかかることになる。
思考によって作られ、思考が崇拝される世の中では、そんなことも必要になってしまった。
ただ、これに関しては金を払う必要はなく、金を払わせようとする者には気を付けることだ。
もっとも、数万円程度のお金なら払ううちに入らない。そのくらいなら、有効な投資である。

そして、思考を消す最上の方法である「私は誰か?」と自分に問うことにたどり着くが、ある意味、これも古い。
古くて悪いわけではないが、敵も対応してきているので、大きな効果が出難くなってきている。
そこで、「私は存在しない」という至高のマントラ(真言)が出来たが、これは、ある程度、レベルが高い者用かもしれない。
このマントラの根本的な提唱者はルドルフ・シュタイナーという天才だが、彼の本は概ね、おそろしく抽象的で、普通は読めたものではない。
あのコリン・ウィルソンすらそうであったと告白している。

私が、低かったレベルを上げた方法に、「ナ・ダーム」の呼吸がある。
右まゆの付け根の位置(眉間でも良いと思う)に意識を集中し、「ナ」と心で唱えながら鼻から短く息を吸う。
そして、「ダーム」と心で長く唱えながら、ゆっくり鼻から息を吐く。
「ナ・ダーム」は意味のない言葉で、思考が起こり難い言葉として作られた。
他にも、数息観といって、吐く息を心で数えながら、ゆっくり吐くことを心がけるという方法が効果がある。
自分に向いた方法を選ぶと良いが、目的が思考を消すことであることを知っておくと良い。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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