ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

トランプ大統領

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

トランプ銃撃事件でも忘れない座右の銘とは

トランプ前大統領は、先日の銃撃事件により、すっかり保守派の英雄になった感がある。
この事件が大統領選においてトランプに有利に働くという言い方は不謹慎だと言われることもあるが、実際にそのような状況にある。
熱心なトランプ支持者は必ず選挙でトランプに投票することになるだろうし、選挙戦において重要な、どちらかというとトランプ支持であるが、選挙に行くかどうかは気分次第という人が選挙に行く確率が上がり、また、どちらに投票するか決めかねている人がトランプに投票する可能性が高まる。さらには、本来、選挙に行かないような人にも、選挙に行ってトランプに投票する人も出てくるだろう。
対立候補のバイデン大統領に関しては、熱心な支持者は変わらずバイデンに投票するだろうが、ここのところのバイデンの失態により、そのような人達(熱心なバイデン支持者)以外の投票が減ると思われる。
元々両者は、全米で支持率が拮抗し、選挙結果を決める激戦州ではこのところずっとトランプの支持がかなり高いことを考えると、もはやトランプの勝利は確実という見方が増えていると思われる。

ところで、銃撃からトランプが命を救われた理由ははっきりしているようで、被弾の直前に、トランプがたまたま右の方にあるものを見ようと顔を右に向けたことで、銃弾は額をかすめ耳の上部を貫通したが、もしトランプが前を向いたままであったら銃弾はトランプの後頭部を貫通していたと見られている。
偶然と言うにはあまりに際どく、トランプが恐ろしく強運であると言われたり、あるいは、神様のおかげで救われたと言う人もいる。
それで私が思い出したのは、政木和三さんが神から聞いたという啓示の中に、「神には、天から糸を垂れて、地上の針孔に通すことも簡単である」とあったことだ。
天(人間の感覚では高空)から糸を垂れて、地上にある針の穴に通すなどというのは壮大な奇跡で、人間に思いつくようなことではないが、そんなことが簡単であるなら、トランプを正確な銃撃から救うことも簡単なのだと思われる。

尚、私は、トランプ支持者ではあるが、トランプ信者というわけではない。
反トランプの者やリベラル派の中には変な人や嘘つき(特に主流メディア)がいることも確かだが、トランプ信者にもおかしな人がいることは否めない。
これを言ったらトランプ支持者に怒られるが、今回の事件はトランプ側の自作自演であったという話もある。
そんなことを言ったら「こんなリスクのある自作自演はあり得ない。頭がおかしいんじゃないか?」と食ってかかられそうだが、ちょっと面白い説を聞いた。
今回の事件がプロレスであるというものだ。
どういうことか説明する。
プロレスでは、よく選手の流血が起こるが、ミスター高橋という元プロレスのレフェリーが、その種明かしをしている。
流血直前は、大抵、流血する選手はリング下に落ち、そこで大勢の主に若手レスラー達に囲まれる。
その際、流血する選手は若手レスラーからカミソリのようなものを渡され、それで自分の額を切るのだそうだ。
自分で切るのが下手な選手なら、上手い若手、あるいは、レフェリーに切ってもらうこともあるらしい。
アントニオ猪木さんは名人だったらしく、タイガー・ジェット・シンのコブラクローという、喉を手で掴まれる技をかけられた後、場外に落ちて何らかの手段でカミソリを入手し、自分の喉を素早く的確に切ったのだそうだ。それで、シンのコブラクローで出血したように見え、迫力満点というわけだ。
トランプ銃撃事件では、トランプは被弾したと思われた直後、しゃがみ込み、そこを数名のシークレットサービスが覆いかぶさり、演台の陰であったこともあって、トランプの状況が全く見えなかった。
そこで、シークレットサービスの女性隊員が血が入ったカプセルを潰してトランプの耳につけたと言う。
被弾直後の出血が確認されないこと、トランプの耳に穴が空いていたり、耳や耳の一部が破壊された様子がないことなどから、そのように疑うことも出来るのかもしれない。
別に私は、こんな話を信じてはいないが、完全に疑ってもいない。そうでなければ、洗脳される隙は十分にあるのである。
木枯し紋次郎が言った「疑っちゃいやせん。けど、信じてもいやせん」や、クリシュナムルティの「私は何も信じない」は私のモットー、あるいは、座右の銘である。
あえて言えば、私は、保江邦夫氏やドクター・ドルフィン松久正氏などになると1000パーセント信じていない(洗脳されていた時期もあったが)。とはいえ、疑ってもいないが。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私は何も信じない――クリシュナムルティ対談集
(2)精神エネルギー(政木和三)
(3)流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである(ミスター高橋)
(4)木枯し紋次郎(一)~赦免花は散った~(笹沢佐保)
(5)帰ってきたトランプ大統領 アメリカに“建国の正義”が戻る日
(6)今、アメリカで起きている本当のこと 大統領選“不正選挙”から米国内戦へ

青
AIアート1015
「青」
Kay

世界がついに変わろうとしている

アメリカ大統領選が急展開を見せる中、トランプ前大統領銃撃を予言したアメリカの牧師の話を、いくつかの人気YouTube番組で見た。
それらのYouTube動画では、その予言動画へのリンクも張っていたと思うが、改めて探すとなかなか見つからないので、とりあえず憶えている限りの概要を書く。
その予言は、今年(2024)3月のものだが、その牧師が、夢で見たというものと、神から告げられたというものという2通りの言い方があった。
いずれにしても、その話(夢で見た、もしくは、神から告げられた)では、トランプ前大統領の銃撃の様子がピッタリと言い当てられていた。
しかし、予言が当たったということより、私が興味深いと思ったのは、その予言の中で、「銃撃後、トランプは全く別の人間に生まれ変わった」と言われていたことだった。
現在アメリカで行われている共和党全国大会に登場したトランプ前大統領の映像を見たが、確かに雰囲気が変わっていた。それは、際どい確率で死を免れたということの影響だったのかもしれないが、以前のふてぶてしい雰囲気が影を潜め、柔和で控えめな印象すらあった。これは以前の彼には感じなかったことだ。
支持者の間でも、トランプは何をしでかすか分からないやんちゃ坊主の一面もあると思っている者もいるが、そんなトランプが、言っては何だが、大人になったという感じがしないでもない。

そして、トランプ前大統領の状況は、奇跡のような急展開を見せている。
まず、バイデン大統領の評価を急落させることが起こり続け、これだけでもトランプの大統領選楽勝ムードになった。
そして、トランプが抱える4つの裁判もトランプに有利な状況に急展開していく。
その中の1つである、機密文書持ち出し疑惑に関しては、本当に起訴が取り下げられた。
さらに、国会議事堂襲撃事件とジョージア州選挙結果介入の2つも、起訴が取り下げられる可能性が高くなった。
これらに関しては、最高裁による「大統領が公務で行ったことは免責される」という判断が大きな要因になっている。
機密文書持ち出しに関しては、最高裁は検察官自体にトランプを起訴する権限がないという、トランプの完全勝利の判断を示した。
1つだけ、既に有罪判決が決定しているポルノ女優への口止め料支払い手続きの件は、トランプの大統領就任前のことであり、大統領の免責特権とは関係ないように思われた。
しかし、検察側が提出した証拠の中に、トランプの大統領時代のものがあったことから、今月(2024年7月)11日に予定されていた、トランプへの量刑(トランプにどんな罰を課すか)の言い渡しが9月18日に延期になった。これも起訴取り下げになり、逆転無罪になるのではないかと思う。

そして起こった、今回のトランプ銃撃事件であるが、負傷し血を流しながらも立ち上がり、拳を振り上げて「ファイト!」と連呼するトランプの姿を収めたピュリッツァー賞受賞ジャーナリストであるエヴァン・ヴッチの撮影による写真は神がかった素晴らしい映像で、これが瞬く間に世界中に拡散し、英雄としてのトランプのイメージがアメリカのみならず世界的に確立したように思えた。
また、銃撃報道直後、イーロン・マスクがついにトランプ全面支持を発表。
まるで映画や物語のような、作られでもしたかのような、しかも、急激な展開である。

もはや、どう考えても、よほどのことが起こらない限り、11月の大統領選でのトランプの勝利は疑いないように思われる。
いや、これほど結果の明らかな大統領選はこれまでなかったと思うほどだ。
ただし、最初に述べた、トランプ銃撃を予言した牧師の話はそこで終わらない。
今後、アメリカ、そして、トランプ大統領には大きな試練が待ち受ける。
まずは、これまでになかったレベルの経済危機である。
もちろん、これが本当になれば、日本にも深刻な影響が及ぶだろう。

このトランプの状況を思うと、私は神は本当にいるのだと感じた。
そして、最近、皆さんにも、これまでになかった出来事が起こっていないだろうか?
いよいよ世界が変わろうとしているように思う。
だが、これについてこれない人も多いのだと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)帰ってきたトランプ大統領 アメリカに“建国の正義”が戻る日
(2)今、アメリカで起きている本当のこと 大統領選“不正選挙”から米国内戦へ
(3)積極的考え方の力(ノーマン・ヴィンセント・ピール)
(4)宇宙からの帰還(立花隆)
(5)アルケミスト 夢を旅した少年(パウロ・コエーリョ)
(6)ペロー童話集
(7)波動の法則 ― 宇宙からのメッセージ(足立育朗)

神殿の風
AIアート1014
「神殿の風」
Kay

成功者は必ず引き寄せを使っている

成功者は、引き寄せを意識的に使っている。
昔なら、成功者でも、自分では引き寄せを使っているとは思っておらず、どこかで、誰かに「仕事の不思議な秘訣」「人生の不思議な秘訣」的に引き寄せを教わっていて、無意識的に使っている場合もあったが、この情報時代では、成功者のほとんどが引き寄せ(潜在意識の法則とか成功哲学という名称を使う場合もあるが)を明確に意識して使っている。
ところが、一般の人のほとんどは、引き寄せのことを聞くと、胡散臭いと感じ、そんなものを否定することが、社会的信用がある人の知的な態度と思っている。
だが、一般の人の中の10パーセントほどが引き寄せのことを知って取り組み、3パーセントが引き寄せを使えるようになる。
残りの7パーセントが引き寄せを使えないのは、引き寄せに対する疑念があったり、誤ったやり方をするからだ。
ただ、少々、やり方が間違っていても、それなりの成果は出るものだが、一般人のほとんどがうまくいかないのは、むしろ、根気とか粘りといったものがないせいだ。

有名人の引き寄せのテキストとしては、トランプ大統領やレーガン大統領は、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』、オバマ大統領では、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの『自己信頼』であることがよく知られている。これらの本は、引き寄せの本と思われていない場合もあるが、実に最高の引き寄せの本だ。

さっき、一般人は、ほとんどの場合、引き寄せを疑うと言ったが、むしろ、「一般人とは、引き寄せを信じない人種である」と定義し直しても良い。
これには、「信じたいけど、信じることが出来ない」という場合もある。
では、成功者はなぜ引き寄せを信じるかというと、引き寄せを信じられるような家庭教育や、良い師匠的な存在に巡り合えたといういった理由が多いのだと思う。
しかし、成功者に共通する、ある特徴が注目に値する。
それは、古典を愛読していることだ。
ある時、トランプ大統領が、「私ほど聖書を読んでいる者はいない」と言い、それは誇張かもしれないが、トランプ大統領は、やはり、自分はかなり読んでいるという自信があるのだろう。
そして、成功者は皆、何らかの古典を読んでいる。
多いのは、やはり『聖書』だと思うが、『バガヴァッド・ギーター』である場合も案外に多い。
他には、『論語』や『タルムード』、『コーラン』も人気があるし、元は犯罪者で刑務所にいたが、そこで読み始めた『法華経』が自分の成功の秘訣だったと言う成功者もいる。
古典の中には、引き寄せへの信念を高めてくれ、また、最高の秘訣を言葉というよりは、インスピレーションとして与えてくれる場合が多い。

上で、引き寄せを知っていても、一般人は根気がないので成功しないと述べた。
『新約聖書』の『福音書』の中に、こんな話がある。
ある女が、裁判所に訴えを起こしたが、軽んじられて取り合ってもらえなかった。
ところが、その女は、諦めずに毎日裁判所に通った。
すると、裁判官は、「この女の申し出を受けないと、これからもずっと煩わされる」と思い、女の訴えを受け付けた。
アメリカの弁護士で宗教家のJ.E.アディントンは著書『奇跡の時は今』の中で、イエスは、「祈りとはこのくらい根気が必要なものだ」と教えたのだと述べている。
良い古典は、こういった重要な心構えを、自然に身に付けさせる効果があるのだと思う。
トランプ大統領の粘り強さは大したもので、何度も破産しながら大富豪になり、ホワイトハウスを去ってからは、権力側からの執拗な攻撃を受けながら、堂々戦っているが、その内実を少しでも知れば、やはり、その脅威の粘り根性には驚かされる。これも、聖書から学んだものだろう。












心安らかな超能力者であるために

そういえば、私は、トランプ大統領の怒った顔なんてものを思い出すことは出来ない。
そもそも、私は、トランプ大統領が怒った顔を見たことがないと思う。
トランプ大統領が、心を込めて言う、強く言う、激しく言う・・・などということはあっても、彼は、人前で怒ることはないのではと思う。
ヒラリー・クリントン氏やジョー・バイデン氏とテレビ討論会でディベートした時だって、口調が激しくなることはあっても、怒っていたことはなかったのだと思う。
彼が、カメラの前で誰かを強く非難することは当然よくあるが、それでも、怒っている・・・というふうではない。
これは新発見だ。
人間というのは、怒った時の顔というのは、みっともないし醜悪なものである。
特に、俗に言う「キレる」、つまり、逆上した時ほど、惨めな雰囲気を醸し出すことはない。
だが、トランプ大統領がみっともない顔になったことはないと思う。
言葉が激しくても、彼は常に冷静なのだと思う。

『エリート』という、1965年の漫画ながら、紙の本が2005年まで出ていて、2017年8月にKindle化され、Wikipediaにも載っている漫画がある。
人間というものは、持っている能力のほんの一部しか使っておらず、全ての潜在力を引き出すと、誰もが超人になるという、当時としては画期的で、今でも、よく分かっていない人が多い事実にスポットライトを当てるところから始める壮大な傑作漫画だ。
原作は『幻魔大戦』などで知られるSF作家の平井和正氏で、漫画は昨年(2020年)亡くなられた桑田次郎氏(ある時期から桑田二郎に改名)だ。
竜太郎という中学3年生の少年は、地球征服をもくろむ巨悪エルケーニッヒ・ダンガーと人類の運命をかけて戦っていて、ジョンという、幼い子供だが、大人より頭が良い上に超能力者である者が味方であった。
読者はずっと、竜太郎とジョンは共に戦うと思っていたはずだが、なぜか、ジョンは、だんだん竜太郎を相手にしなくなる。
そして、なんと、それは最後まで続き・・・というか、ジョンは舞台から姿を消す。
ジョンは、竜太郎を見捨てたのだ。
その理由は、正義感が強く、主人公に相応しい心優しい少年ながら、すぐにかっとなる人格の低い竜太郎を軽蔑したのだと思う。
ジョンは、竜太郎を、野蛮な猿のように見えておかしいとすら言った。
だが、読者は、「あれ、ジョンが出て来なくなったな」くらいには思っても、ジョンが竜太郎を見捨てたことは、あまり気にしないと思う。
しかし、改めて考えると、原作者で、思想家とすら言えるに違いない平井和正氏は、何かを意図していたのだろうと思う。
結局、平井氏すら、竜太郎を見捨てたのかもしれない。
最後、ダンガーとの戦いに勝った竜太郎は孤独だった。
なぜ、竜太郎は見捨てられたのか?
すぐに怒る、キレる、ちっぽけな心を持った低い人格ゆえにだ。
竜太郎は、中学3年生とはいえ、宇宙人アルゴールにより、全潜在力を引き出された超人だ。
それにも関わらず、心が狭いゆえに怒りに心を奪われ、衝動的だ。
そんな人間は、英雄でも何でもない、ちょっと利口で身軽な猿のようなものでしかない。
もし、人間が万物の霊長であるなら、それは、暴力で他の生物を支配出来る力のためではなく、万物を慈しむ人格ゆえだ。

ハンガリー出身のユダヤ人で、天才的な思想家であるアーサー・ケストラーは、『ホロン革命』の中で、人間の脳は出来損ないで、理性が本能をコントロール出来ない・・・つまり、怒りなどの原始的な衝動を理性で抑えることが出来ないと断言し、いわば、絶望しているように思えた。
だが、全くそうではない。
釈迦は、なるほど人間は、たとえ聖人でも、怒り、悲しみ、欲望などの感情が起きると言い、その感情を「第一の矢」と呼んだ。
しかし、凡人が、自分で自分に「第二の矢」を放つ・・・つまり、感情を自分でさらに掻き立てることを聖人はしないと言った。
そして、自分で「第二の矢」を自分に放たなければ、感情は収まる。
インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジは、弟子のラメッシ・バルセカールによれば怒りっぽかったらしいが、怒った次の瞬間には上機嫌になっていたのだと言う。
そして、そのような人間になることは高い目標でも何でもなく、誰でも出来ることだ。
むしろ、いつまでも嫌な気分を引きずる愚か者は、優れた人間に見捨てられ排除されるかもしれない。
ジョンが竜太郎を見捨てたように。

発明家で能力開発指導者であった中山正和氏は、般若心経の呪文は、乱れた心を紛らわすのに使えば良いと著書で述べていたことがあった。
呪文や真言、念仏などに霊験があるのかどうかは分からないが、そのような使い方をすれば、それが霊験に優るものである。
我々は、もはや、愚かな猿であってはならない。
他人の迷惑だし、自分も苦しいのである。
ネットなどでも、ちっぽけなプライドが傷付けられたといったような理由だけで暴言を吐く者の愚かさを見ても、そんなことが解るだろう。
私は、ツイッターがトランプ大統領のアカウントを削除したのは間違いであるとは思うが、発言に何らかの規制を持ち込みたがっているのは、今のところ、あまりうまく機能していない面もあるとしても、善意からであるのだと信じたい。
トランプ大統領だって、ホワイトハウスに残したジョー・バイデンへの手紙は、バイデンの幸運と成功を祈ったものであり、一部で言われているようなバイデンを脅迫するようなものでは決してなかった。
やはりトランプ大統領は人格者なのである。
悪意は悪意を、怒りは怒りしか呼ばない。
たとえずぐに心を支配出来ないとしても、このことだけは知っておくべきと思う。








悪魔にズタズタにされないために

我々は、自分が理不尽な目に遭うことを恐れている。
簡単な例で言えば、有力者に殴られたので警察に訴えたが、相手は有力者で警察の上部とつながっているので、警察に相手にされないばかりか、長い間粘り強く訴えたら、逆に自分が名誉棄損で訴えられ、こっちは即座に刑務所に送られた・・・みたいな話だ。

我々は、この世に正義があることを信じたいのである。
赤穂浪士の討ち入りの話が人気があるのも、そのためである。
理不尽に切腹させられた浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇を、臣下の大石内蔵助(おおいしくらのすけ)が取って、主君の無念を晴らすという話を信じたいのだ。
今回のアメリカ大統領選挙で、一般民衆の多くがトランプ大統領に味方するのは、もちろん、正義のためというのもあるが、トランプ大統領側の言い分が全く認められない理不尽に対する恐怖心があるのだと思う。

あまり壮大なお話ではなく、身近に感じられるお話の例として、こんな時代劇の話がある。
ある30代の武士は、主君に嫌われていて、毎日いじめられて辛い目に遭っていたが、家族のためにも耐えていた。
しかし、主君は、その武士の妻が気に入り、ついに連れ去ってしまう。
これまでの恨みも重なり、遂に武士もキレるが、田舎でもあり、訴えるところもないので、主君に直接、抗議文を送ったが、主君は、「それは謀反だ」として、「〇〇月〇〇日に取り押さえに行く」と通達した。
その武士には家来はいないので、自分と、年老いた父の二人が鎧を着て、主君の家来の数十名の精鋭を迎え撃つが、当然、一瞬で叩きのめされ連行され、拷問的な刑罰の末、処刑される。
いやあ、そんな目には遭いたくないものだ(笑)。

日本を代表する思想家であった吉本隆明氏は、学校の中にもある、正義が通用しない理不尽・・・例えば、教師によって理不尽な目に遭わされることについて、
「社会の理不尽は、学校や教師によるものとは比較にならない。だから、学校で鍛えておかないと社会でやっていけない」
として、教師を反面教師と捉えることを勧めていた。
まあ、それも一理あるが、私の個人的な考えでは、社会はまだ正義が通用するところがあるが、学校こそ、全く不法な悪の巣窟であると思う。

だが、いずれにせよ、邪悪な悪魔のなすがままにされてはならない。
そのためには力が必要だ。
敵はいつ攻撃をしかけてくるか分からない。
しかし、力があれば、「この程度はどうということはない」と涼しい顔をしつつ、致命傷を避けることが出来る。
では、どうすれば力が得られるかというと、そんなものはなくても、神様に守ってもらえば良い。
敵と同じ種類の力を持ち、その力で対抗したところで、必ずしも勝つとは限らないし、勝っても被害を受けるものだ。
だが、聖書には書かれている。
「神があなたの代わりに戦ってくれる」
と。
こう言うと、宗教的な妄想と言われるかもしれないが、厳しい状況にある者こそ、経験的に、これが確かと知っている。
リン・ウッド弁護士が、極めてヤバい状況で、聖書の言葉を盛んに引用するのも、そのためだ。
トランプ大統領の愛読書である、ノーマン・ヴィンセント・ピールの著書『積極的考え方の力』の最後に、「なぜ神の力を求めないのか?」と書かれている。
大統領が不屈であるのは、ピールに学んだことが大きいのであると思う。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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