他のあらゆる生物も同じだが、人間の身体は非常に高性能なのでダイエットが出来ないのである。
どういうことか簡単に説明する。
人間は何十万年も狩猟をやっていて、農耕を始めたのはほんの1万年前くらいからなので、現在も狩猟向きの身体になっている。
つまり、何日も獲物が取れず、食べることが出来なくても大丈夫な身体になっているのである。
そんな身体は、現代の人間が作る機械すら全く太刀打ち出来ないほど省エネで、わずかなエネルギーで動く。
よって、かなりハードな運動をしても痩せたりはしない。痩せるほどエネルギーを使わないからだ。
研究によれば、狩猟で消費するエネルギーも、オフィスワークで消費するエネルギーもほとんど変わらないらしい。
また、ジョギングをしたり、グラウンドを走り回るような運動をしても、軽い食事やちょっとのオヤツ程度のエネルギーも消費しない。
なんと素晴らしい超省エネの身体であることか(ダイエット目的には恨めしいだろうが)。
つまり、運動で痩せることはほぼない。
一方、多くの人が経験したことがある通り、ごく若いうち(人によって違うが主に20代前半くらいまで)は、ほとんど運動せず、しかも、食事はもちろん、スイーツも好きなだけ食べ、好きなお菓子なら、気持ち悪くなっても食べるというような無茶をしてもロックスター並にスリムな若者がいくらでもいる。私もそうだった。
これは、新陳代謝などの代謝活動が大きいからだと言われる。
新陳代謝が大きい(あるいは速い)と、古いものがどんどん新しくなるので、いわゆる、若い子は、お肌すべすべ髪つやつやで、何もせず、そのままで美しいのである。
しかも、それで大量のエネルギーが消費され痩せるのだから、まさに、若いって素晴らしい。
岡本太郎も、ちょっと違う意味だが、「若いことは無条件に良いことだ」と言っておられた。
ただ、近年は、特に男性で、若いのに肥満し、肌や髪が美しくない、オッサンみたいなのが増えてきた。
あまりに食べ過ぎ、運動しなさ過ぎだとも言われるが、同じことをしてもスリムな若者はいる。
どうしてこんなヤングオッサンが沢山出来たのだろう?
パム・グラウトの本を見ると、代謝が高いかそうでないかの違いは、体内に取り込む酸素の量で生じるらしい。
つまり、酸素がないと代謝を起こさせるエネルギーが得られないのだ。
ただ、長時間走るなどの激しい運動をすると、多量の酸素を取り込みはするが、それが活性酸素になって、かえって身体を老化させる。活性酸素は、酸化させる、つまり、錆びさせるが、これが老化、劣化の原因である。
ただ、若いうちなら、活性酸素もエネルギーに変えるのだが、歳を取ると、活性酸素が残って酸化を行うので、歳を取って激しい運動をしても、痩せないばかりか老化する。
よって、パム・グラウトが言う通り、深い呼吸で酸素を多量に取り込めば、代謝エネルギーに使われると共に代謝能力を向上させる。
(まあ、未開民族のように、あまり呼吸をせずに走れるような血液の酸素運搬構造を持つ人々もいるらしく、また、文明国のスポーツ選手にも、そんなタイプがいるらしいが、我々からすれば特殊に過ぎる)
AIアート257
「水中の髪」
Kay
呼吸で大量の酸素を取り組むことでエネルギーに変える効果が高いのは、合氣道家の藤平光一氏の『氣の威力』にも、そんな例がある。
藤平氏は、元々、非常に虚弱であったのに、ある修行で、大声で長時間「トホカミエミタメ」を唱えることで、大量に息を吸い続けたら、すっかり健康というか強靭な身体になってしまった。
個人的には、藤平氏も、難しい話などせずに、パム・グラウトのように、ただ空気を多量に吸えと言ってくれれば良かったように思う。
そんなわけで、ダイエットや健康のために、普段から多量の空気を吸うよう心掛けるという方法が注目されるが、このあたりは、出来れば、パム・グラウトの『人生を思うように変える呼吸法』を読んで実践すると良い。
これに効果があると分かれば、最近ご紹介した、「天人女史」松木草垣や、工学博士で能力開発のエキスパートである志賀一雅氏の「よかった・ありがとう」の呼吸を実践する動機になり、素晴らしい成果を得られると思う。
どういうことか簡単に説明する。
人間は何十万年も狩猟をやっていて、農耕を始めたのはほんの1万年前くらいからなので、現在も狩猟向きの身体になっている。
つまり、何日も獲物が取れず、食べることが出来なくても大丈夫な身体になっているのである。
そんな身体は、現代の人間が作る機械すら全く太刀打ち出来ないほど省エネで、わずかなエネルギーで動く。
よって、かなりハードな運動をしても痩せたりはしない。痩せるほどエネルギーを使わないからだ。
研究によれば、狩猟で消費するエネルギーも、オフィスワークで消費するエネルギーもほとんど変わらないらしい。
また、ジョギングをしたり、グラウンドを走り回るような運動をしても、軽い食事やちょっとのオヤツ程度のエネルギーも消費しない。
なんと素晴らしい超省エネの身体であることか(ダイエット目的には恨めしいだろうが)。
つまり、運動で痩せることはほぼない。
一方、多くの人が経験したことがある通り、ごく若いうち(人によって違うが主に20代前半くらいまで)は、ほとんど運動せず、しかも、食事はもちろん、スイーツも好きなだけ食べ、好きなお菓子なら、気持ち悪くなっても食べるというような無茶をしてもロックスター並にスリムな若者がいくらでもいる。私もそうだった。
これは、新陳代謝などの代謝活動が大きいからだと言われる。
新陳代謝が大きい(あるいは速い)と、古いものがどんどん新しくなるので、いわゆる、若い子は、お肌すべすべ髪つやつやで、何もせず、そのままで美しいのである。
しかも、それで大量のエネルギーが消費され痩せるのだから、まさに、若いって素晴らしい。
岡本太郎も、ちょっと違う意味だが、「若いことは無条件に良いことだ」と言っておられた。
ただ、近年は、特に男性で、若いのに肥満し、肌や髪が美しくない、オッサンみたいなのが増えてきた。
あまりに食べ過ぎ、運動しなさ過ぎだとも言われるが、同じことをしてもスリムな若者はいる。
どうしてこんなヤングオッサンが沢山出来たのだろう?
パム・グラウトの本を見ると、代謝が高いかそうでないかの違いは、体内に取り込む酸素の量で生じるらしい。
つまり、酸素がないと代謝を起こさせるエネルギーが得られないのだ。
ただ、長時間走るなどの激しい運動をすると、多量の酸素を取り込みはするが、それが活性酸素になって、かえって身体を老化させる。活性酸素は、酸化させる、つまり、錆びさせるが、これが老化、劣化の原因である。
ただ、若いうちなら、活性酸素もエネルギーに変えるのだが、歳を取ると、活性酸素が残って酸化を行うので、歳を取って激しい運動をしても、痩せないばかりか老化する。
よって、パム・グラウトが言う通り、深い呼吸で酸素を多量に取り込めば、代謝エネルギーに使われると共に代謝能力を向上させる。
(まあ、未開民族のように、あまり呼吸をせずに走れるような血液の酸素運搬構造を持つ人々もいるらしく、また、文明国のスポーツ選手にも、そんなタイプがいるらしいが、我々からすれば特殊に過ぎる)
AIアート257
「水中の髪」
Kay
呼吸で大量の酸素を取り組むことでエネルギーに変える効果が高いのは、合氣道家の藤平光一氏の『氣の威力』にも、そんな例がある。
藤平氏は、元々、非常に虚弱であったのに、ある修行で、大声で長時間「トホカミエミタメ」を唱えることで、大量に息を吸い続けたら、すっかり健康というか強靭な身体になってしまった。
個人的には、藤平氏も、難しい話などせずに、パム・グラウトのように、ただ空気を多量に吸えと言ってくれれば良かったように思う。
そんなわけで、ダイエットや健康のために、普段から多量の空気を吸うよう心掛けるという方法が注目されるが、このあたりは、出来れば、パム・グラウトの『人生を思うように変える呼吸法』を読んで実践すると良い。
これに効果があると分かれば、最近ご紹介した、「天人女史」松木草垣や、工学博士で能力開発のエキスパートである志賀一雅氏の「よかった・ありがとう」の呼吸を実践する動機になり、素晴らしい成果を得られると思う。