ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ゾーン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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現実を創造する人間の精神性を得る方法

人間の想念が現実を創ることを描いたフィクションに心惹かれるなら、あなたにも、その能力がある。
楳図かずおさんの漫画作品『洗礼』、谷川流さんの小説・アニメ『涼宮ハルヒ』シリーズ、城平京さんの小説・アニメ『虚構推理』などが、そのようなお話だが、他にも沢山あるはずだ。
『涼宮ハルヒ』シリーズでは、涼宮ハルヒという特別な力を持った少女が、無自覚に世界を大きく動かす。
だが、『洗礼』では、少々変わった家庭で育った、そして、大変な美少女ではあっても、別に特別な少女ではないさくらが、不思議で恐ろしい現実を作り出す。
そして、『虚構推理』では、特別な能力を持った人間は、可能な範囲でそれを行うが、平凡な人間であっても、SNSを媒介にして、共同で想念を作れば、あり得ないような現実を作り出すことが描かれている。
これらは、普通、あくまでフィクションとされるが、ここまでドラマチックではなくても、そんなことを何度もやった私からすれば、やはり、こんなことは起こり得るし、起こっているし、本来は誰でも起こせるのである。

引き寄せのマスタークラスの人がよく、「お金をうまく得られない人は、心がお金の受け取りを拒否している」と書いてあるのをよく見るが、それは本当に正しい。
ただし、私など、その仕組みが分かっていながら拒否することがあり、心の性質というものは、なかなか厄介である。
心の性質を変えるため、肯定的な言葉を唱えたり、催眠療法を施すこともあると思うが、大抵はうまくいかない。
凡人の心は、それほど強固に、駄目な方向に固定されているのである。
普通の生活を普通に送っている限り、精神の傾向は変わったりしない。
よほど驚くか、よほど感動するか、あるいは、よほど絶望するか・・・などといったことでもない限り、心のベクトルは変わらないのだ。
いわゆる、人生観を変える出来事が必要だ。
誰だったか、ある偉人は、目の前で、犬が雷に打たれて死ぬのを見て人生観を変えたらしいが、多くの偉大な人物には、そんな経験があり、そんな経験がないから平凡な人間であるのかもしれない。

人生観を変える体験は、ゾーンとかフローと呼ばれる体験の一種であり、昔、世界的心理学者のアブラハム・マズローは、そんな体験を至高体験と呼んだ。
そして、マズローは、「偉大な人間とそうでない人間との唯一の違いは、至高体験があるかないかだ」と言ったが、英国の作家コリン・ウィルソンは、「至高体験はありふれたもので、誰でも体験している」と言い、後にマズローもそれに同意した。
大切なことは、至高体験の頻度というよりは、それを覚えているかどうかだ。
そして、それは思い出せる。
どうやって思い出すのかというと、最も簡単なのは、他の人の至高体験を聞くことだ。
マズローも大学で、その実験をやった。教室で学生達に、自分の至高体験を語ってもらうと、それを聞いていた学生達が次々に至高体験に入っていった。
私も、主に小規模な企業の経営者を集めたセミナーでやってみたことがあり、やはり、そんなふうになった。
そんな会に参加する機会がなければ、至高体験が提示されている本を読むのも手である。
コリン・ウィルソンの『右脳の冒険』には、そんなことが書かれているだけでなく、疑似至高体験を起こす簡単な方法が紹介されている。
それは、「ペン・トリック」と呼ばれ、59ページあたりに書かれている。
やり方を簡単に言えば、模様のない背景の中にかざしたペンや鉛筆の先に意識を集中させては緩めるということを繰り返すだけである。
興味があれば、本を参照していただきたい。

また、度々言うが、腕振り運動や四股を、淡々と丁寧に長時間行っていれば、至高体験、ゾーン、フロー、あるいは、それらに近い意識状態になる。
だから、これらを熱心にやっている者は引き寄せがうまい場合が多い。








超人化の手引き

どんな言い方が適切であるのかは迷うが、人間は、超人化、あるいは、神化することが出来る。
それは、無意識(意識に対する無意識)に身体の支配を渡した状態であるのだが、夢遊病状態ではなく、自覚がある状態だ。
催眠術で操られている状態とも違う。
これが、至道無難(しどうむなん。江戸時代初期の臨済宗の僧)が言った、

生きながら死人となりて なり果てて 思いのままにするわざぞよき

ということだろう。
だが、死人と言っても、自覚のある死人なのだから難しい。
岡田虎二郎(明治、大正の教育家)は同じことを、「自分を地下千メートルに埋葬した気持ち」と言ったが、やはり、その自分は眠っておらず自覚がある。

インドの聖者ラマナ・マハルシは、人間の究極の状態は、自我が消滅した状態と言ったとされるが、果たして、マハルシの言葉が正しく翻訳・解釈されているのかは疑問だ。
マハルシにしたって、自我はあるとしか思えないのだから。
むしろ、マハルシと同時代のインドの聖者ニサルガダッタ・マハラジが言ったとされている「私は世間的には死んでいる」の方が、より適切な言い方であると思う。

そんな状態は、心理学で言う、トランス状態、ゾーン、フロー、あるいは、至高体験のようなものと近いと思われる。
心理学でも、ゾーンやフローの状態であれば、最高のパフォーマンスを発揮すると言われているが、その究極であれば、神のようなものである。

となると、どうすればそんな状態になれるか・・・ということを知りたがるが、その前に必要なことがある。
信念がある強く清らかな心を持つ必要があることだ。
そうでなくても、ゾーンやフロー、あるいは、それ以上の状態に達することは出来るかもしれないが、心が穢れていれば、逸脱し狂気に陥ったり、あるいは、本当に自我が消滅してしまう。そんな状態になった者を、昔から、悪霊に憑りつかれたとか、悪魔に魂を売ったと言われるのだ。

聖人とは言わないが、ある程度、清らかな心を持っていれば、神化を試すことが出来る。
簡単に言えば、ぼーっとすれば良いのだが、そのために、薄目で見たり、呼吸を微かにしてみる・・・薄目のまま荒い息をすることは出来ないので、薄目をするだけで良いのだが。
あるいは、息を吸って止めれば、普通の思考をすることは出来ないので、ぼーっとした感じになる。
しかし、呼吸を意識的にコントロールすることは、みだりに行ってはならないとも言われる。
よって、ただ、薄目で見ればよく、芸術家が芸術作品を作る時には、自然に薄目になるし、薄目でないなら、芸術ではなくデザインを作っているのだ(芸術とデザインの区別も難しいが)。
ただ、緊急事態には・・・ショッカーが現れた時に仮面ライダーに変身するごとく(古いなあw)、あるいは、1日に何度か、心からの願いを宇宙に投げる時には、薄目で息を吸って止めると良い。
ただし・・信念のある、清らかな心がなければ、ほとんど何も起こらないか、穢れた信念を持っていれば、マイナスの結果が出る恐れがある。
そうならないために、聖書を読んでキリストを崇めたり、真言を唱える者もいるが、どうやるかは自分次第だ。
ちなみに、腕振り運動をするのも良い方法なのでお勧めする。








簡単に欲望を捨て無我になる秘訣

人間が、自己の最高の実力、あるいは、実力以上の力、さらには、超能力を発揮するのはどんな状態の時か?
それは、奇跡的な幸運や、あるいは、奇跡そのものを起こす時の人間の状態とも一致すると思われる。
それがどんな状態かと言うと、一言で言えば「無の境地」である。無我とか忘我とか没我とも言うし、至高体験とか大洋感情、そして、近年では、フローとかゾーンといった言い方もされるようになった。
古代から、シャーマンや苦行者が求めていた状態が、それであると言って良いと思う。

発明家の政木和三さんは、子供の時に、毎日、腹式呼吸の訓練を続け、1分で1回の呼吸になった時に、その状態(無我、ゾーン)に入り、全く勉強したことはなかったが、母親が読んでいたお経の意味が自然に解ったと言う。
政木さんは後に、無我になるには、脳波をシータ波に下げれば良いと気付き、簡単に脳波をシータ波に下げる装置「パラメモリ」を開発し、販売した。
現在、パラメモリと同じ効果がある、GeniLax(ジニラックス)というスマートフォンアプリ(Android、iOS用。iOS11には未対応)を、J-DATA株式会社が開発し、無償で公開してくれている。

だが、結局のところ、政木さんは、超能力を発揮する状態になるのに最も大切なことは、欲望を捨てることだと言われたのだと思う。
つまり、欲望があるうちは、いくら、パラメモリやGeniLaxを使っても、脳波はシータ波にならず、無我にならない。
だから、奇跡も起きない。
しかし、人間が欲望を捨てるのは、極めて難しい。
将棋や囲碁の名人は、対局中、脳波はシータ波になっていることが多いと言われる。
だが、やはり、「勝とう」という欲望があるうちは、脳波はシータ波にならず、無我でなく、つまり、超人的能力を発揮することはない。
そういえば、関沢新一さんが作詞した、美空びばりさんの曲『柔』(現在まで195万枚超の売上)の歌詞の最初は、
「勝つと思うな 思えば負けよ」
であったが、関沢新一さんは、本物の武道家に極意を聞いたのだという話がある。
そして、この後の歌詞が、
「負けてもともと」
であるように、諦めというのとは違う謙虚さが必要なのだと思う。

政木さんは私に、「欲望をぽーんと捨てなさい」とは言われたが、どうもこいつ(私のこと)は駄目だと思われたに違いない。
そこで、親切にも、もっと簡単な方法を、こっそり教えてくれた。
それを披露するので、各自、工夫して使っていただきたい。
政木さんは、こう言われた。
「私はね、お金なんてちっとも欲しくないんです。でも、どんどん入ってきてしまうんです」
政木さんは、当時、1年で1億円超を納税されておられた。













当ブログオーナー、KayのAI書。
自分でニューラルネットワークや深層学習フレームワークを開発しようという人(天才級に頭が良い人です)には、全く無用な本です。
AIを使いたい(作りたい)が、線形代数や編微分やPythonプログラミングに熟達する気はなく、AnacondaやJupyter Notebookのインストールや、それらの中のライブラリの不整合等で苦労する趣味のない方で、Excelなら最低限使える(あるいは使えるようになる)方には、この本がベストと思います。
Chapter.1なら中学生でも出来ると思います。その後も、なるたけ、面白いと思えるテーマを集めたつもりです。

超越意識に達するには

野球のバッターや剣道の剣士を羨ましく思うことがある。
なぜなら、暇があれば、バットや竹刀や木刀を振れば楽しいのだからだ。
いつでも手軽に楽しみが得られるのである。なんと素晴らしいことだろう。
バットや竹刀を振るのが楽しくないなら、バッターや剣士を止めた方が良い。
そして、好きでバットや竹刀を振っていれば、フローとかゾーンと呼ばれる意識状態に入れる。
フローやゾーンは、法悦、サマーディー、大洋感情、至高体験、ピークエクスペリエンス、中今・・・などと言われ、その時、人間が至高の存在(神と言える)になっている。

しかし、ずっとやってると言っても、スマートフォンをずっといじっているとか、テレビをずっと見ている・・・なんてのは、アル中や麻薬中毒と同じであり、落ちぶれる一方である。

別に野球選手や剣士でなくても、好きでバットや竹刀を振るなら同じだと思うが、なかなかうまくいかないだろうし、やはり、自分に向いたことをやるべきである。
バッターや剣士は、それで、バッティングや剣道が上達するという現実的メリットもあるので、その点も、特に最初のうちはモチベーションになるが、普通の人はそうではない。
浄土宗や浄土真宗のお坊様や、熱心な信者であれば、法然のように1日中、念仏を唱えていれば良いはずである。法然は、念仏が好きであったことも確かと思う。
しかし、念仏が好きでないとう浄土系仏教のお坊様は気の毒である。
ピカソやモディリアーニやゴッホは多作の画家だが、彼らは本当に1日中描いていたらしい。
売れなくても、1日中好きで絵が描けるなら幸せだし、本当は、好きで1日中描いていれば、おかしな要因がない限り、売れるはずだと思う。

ちょっと面白いのが、物理学者で武術家の保江邦夫さんが、病気だと思うが、左耳が聴こえなくなり、しかも、耳鳴りが酷かったらしい。
ところが、保江さんは、その耳鳴りをずっと意識的に聴いていたら、超越意識に達してしまい、凄い人になってしまったのである。
きっと、耳鳴りを聴くのは楽しいことなのだろう・・・いや、楽しい。
と言うのは、私も、耳鳴りは多い方で、幼児の時、親に「ぴーってのが聴こえる」と言ったことをはっきり覚えているが、それは耳鳴りであった。
だが、私は耳鳴りを楽しまなかったので、これまで超人になり損ねていた。
ずっと前には、メニエール病になり、ますます耳鳴りが大きくなったのに、残念というか、馬鹿なやつだった。
メニエール病は自然に治ったが、耳鳴りは今でもあるので、これを大事にしようか。

四股も良いのではと思う。
四股と言っても、テレビで見る大相撲の四股ではなく、大東流合気術の修行と言われるコンパクトな四股である。
具体的には、『大東流合気武術 佐川幸義 神業の合気 力を超える奇跡の技法“合気"への道標』を見ていただくのが良いと思う。
私は、今年の6月23日から四股を始め、しばらくは1日300回だったが、今は500回以上。休日は1000回以上踏むようになった。
効果を感じ始めたのは、先月末くらいからで、どんどん力が集まってくる。身体の軽さ、力強さは半端ない。やってみれば解ると思う。
その影響もあると思うが、最近は、短い木刀(約55cm)、短刀型木刀(約30cm)、そして、手刀を振るのが楽しい。
そして、これらを、ゆっくり丁寧にやっていると、フローに入ることがある。
フロー(至高体験、中今も同じ)に自在に入れるようになれば、神と同じと言っても良いと思う。
あなたも必ずや、好きで1日中やれる何かを持つべきである。








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ゾーンに入り世界を動かそう

では、超越状態に入り、世界を動かしたり、現象を創造したり、超能力を発揮しよう。
集中が大切だが、自分が集中に入り易い感覚を使えば難しくない。
人によっては、集中し易い感覚が違うが、視覚か触覚で大抵うまくいく。

コリン・ウィルソンがセミナーで教えていた方法は、視覚を使うものだった。
ペン先などに全力で集中し、不意に集中を解くということを何度も繰り返すだけだ。
それだけで、浅いかもしれないが、至高体験、あるいは、ゾーンと呼ばれるものに入れる。

触覚を使う簡単なやり方は、親指と薬指を微かに触れ合わせ、その感触に集中するものだ。
薬指は敏感なので、微かな感覚を感じ易い。
出来るだけ微かに触れ合わせ、限りなく微かな感覚に集中する。
京都の広隆寺にある、第1号の国宝である、弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)の弥勒菩薩の姿のようにやれば良い。
弥勒菩薩半跏思惟像「宝冠弥勒」(広隆寺霊宝殿)
これも、適度なところで集中を解き、少し間を置きながら繰り返す。

他に簡単なやり方としては、細く長く吐く息に集中するというものがあり、私が気に入っているやり方だ。
短めに鼻から息を吸い、鼻から出来るだけゆっくり吐く。
息を吐き終わったところで目を見開くなどで意図的に集中を解き、少し間を置いて何度か繰り返す。

集中が長いと、より深い超越に入れるが、無理はしないように。
コリン・ウィルソンの『右脳の冒険』に書かれていたと思うが、こんなものがあった。
ある男性の妻が、ある出来事のため、心神喪失となり、ベッドで寝ていた。
その男性は、ずっと妻の様子を注意深く見守っていた。
長い間、そんなことをしていて、妻の心が戻った時、男性の長い集中が解け、男性は別の人間に・・・神的な人間に生まれ変わった。
坐禅修行も、本来はそんなものを目指しているのかもしれないが、修行のつもり、悟りを求めるつもりでやっても、ほとんどうまくいかない。
一方、この男性のような状況では自然に出来てしまう。

高度な超越状態に入れるようになると、周囲からは超然とした人間に見えるようになる。
人格者であるとは限らないが、鷹揚である・・・つまり、ものごとにこだわらず、なりゆきにまかせ、一喜一憂しない。
普通の人には解らないが、彼は世界を動かし、世界を作っている。
彼にとっては、世界は自分のものであり、願わずとも思い通りになるので、ただ要求するだけである。王の命令が絶対であるのと同様、彼の要求は適切な時期に叶うが、それに対して、彼は満足はしても、そんなに喜ばない。当たり前だからだろう。王が、自分の命令が為された時の様子と同じである。

身体を動かすのも良い方法である。
腕振り運動や四股を、1回1回丁寧にやると、しばらくしたらゾーンに入っている。
その感覚に慣れれば、深い水の中で自在に活動するようなものなので、この世である浅い水の世界は簡単過ぎて、何をしても勝手に成就・・・つまり、叶ってしまうのである。
数学者の岸根卓郎さんは著書でステレオグラム(立体画)を利用することを薦めておられたが、脳に直接作用するので、面白いかもしれない。
とはいえ、最も良いのは、好きなことに没頭することであることは言うまでもないと思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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