ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ソードアート・オンライン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

この作り物の世界で自由になるには

仮想現実技術が進歩すると、現実世界と仮想世界の区別がつかなくなるだろう。
そんな世界の話を映画にしたのが、『マトリックス』シリーズだ。
この映画の中では、一般の人間は、肉体は点滴のようなもので生命が維持され、脳とコンピューターが人工神経で接続されることで、精神は夢のような仮想世界で活動し、そこを現実世界と思い込んでいる。
アニメでは『ソードアート・オンライン』を始め、そんな仮想世界で活躍するヒーローやヒロイン達の物語が沢山あるが、1999年には既に、それとほぼ同じ概念の仮想世界を舞台とする漫画・アニメの『コレクター・ユイ』という作品があり、今見ても結構面白い。

そして、特にテクノロジーに詳しい人は、この世界が既に仮想現実であるかもしれないと考えるようになってきた。
世界一の大富豪イーロン・マスクは、この世界が仮想世界でない可能性はほぼゼロと言い、彼の影響もあるかもしれないが、ある時期から、この世界が仮想世界で「ある」と考える者が明確に増えたと思う。
いや、古代インド哲学では既に、世界はマーヤー(幻影)であると考えており、現代の、この世界が、「シミュレーテッド・リアリティ」という仮想世界であるというのも、「いまさら」というものかもしれない。

その通り、この世界は仮想世界(今流にはシミュレーテッド・リアリティ)である。
『マトリックス』や、『ソードアート・オンライン』のような仕組みと同じかどうかは分からないが、要するに、五感で感じていることは全て「作り物」である。
これについても、視覚と聴覚を持たなかったヘレン・ケラーが、大学生の時に既に、「五感は幻想、考えだけが真実」と断言していた。

そして、我々にとって興味があるのは、そして、興味を持つべきなのは、この作り物の世界を、好ましい形に出来るか、あるいは、支配出来るかということだろう。
上記の映画やアニメには、そのヒントが沢山語られており、実際、見てみることをお薦めする。
確かに、『ソードアート・オンライン』では、コンピューターの世界で言う「高いシステム権限」を持っていれば、世界を自由に支配出来るだろう。逆に言えば、システム権限が低ければ自由度が小さく、弱い存在となる。
ただ、それだけでなく、『マトリックス』でも、『ソードアート・オンライン』、あるいは、その他の作品でも、精神力を軽視していないことが分かる。

これは、勝手な推測である。
「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたアメリカの歌手マイケル・ジャクソンは、あれほどの人だから、世界の支配者とも交流があり、この世界の有り様を知っていた。
本質的に親切で優しい彼は、普通の人々に、このことや、世界を動かす方法を教えたかったが、それをすれば簡単に殺される。
そこで、歌にして人々に教えたが、なかなか気付いてもらえなかった。
だが、やはり、彼の歌にはヒントがちりばめられているのである。
それがバレて殺されたのかもしれない。
まあ、妄想である(笑)。
要は、心の力を信じ、何かに集中することだ。

そんな訳で、やはり、我々は、アファーメーション、自己暗示を熱心にやると良いと思う。
釈迦は、かなりのノウハウを説いたが、普通の人に、そんなものがなかなか分かるはずがないので、龍樹や善導や道綽、それに、法然や親鸞は、念仏を唱えることだけに集中するよう教えたのではないかと思う。
これが、この世界の管理者権限を持たない者に残された唯一のやり方かもしれない。
そして、現代の我々は、いろいろなアファーメーションや自己暗示を見つけることが出来る。
もし調べたり考えたりするのが面倒なら、「神様の奇跡が起こる」と唱えようではないか(笑)。
もちろん、自分で好きなものを探すと良いのである。








この作り物の世界を支配するには

引き寄せを簡単に行える、つまり、願望を実現することを簡単に行えるようになる、2通りの考え方がある。
この2つは、異なるようで、実は近い。

1つは、世界は夢のようなものだと見なすことだ。
そして、実際に、世界は夢であると言って間違いではない。
インドの聖者ラマナ・マハルシが、次のように的確に表現している。
「夢は短く、目覚めは長い。両者の間に、それ以外の違いはない」
天才と言って差し支えないと思う、推理作家の江戸川乱歩は、色紙にサインをする際、必ず、
「うつし(現)世はゆめ よるの夢こそまこと」
あるいは、
「昼(ひる)は夢 夜(よ)ぞ現(うつつ)」
と書き添えたと言われる。
意味は解ると思うが、「夢の方が本物で、目覚めている時の方が偽物」といった意味と思う。

つまり、一般常識では、
「目が覚めめている状態=リアル」
「夢を見ている状態=バーチャル」
であるが、
★ラマナ・マハルシ
「目が覚めめている状態=バーチャル」
「夢を見ている状態=バーチャル」
★江戸川乱歩
「目が覚めめている状態=バーチャル」
「夢を見ている状態=リアル」
となる訳である。

さて、もう1つは、この世界が、VR(仮想現実)であるという考え方だ。
VRを体験済みの方も多いと思うが、VRゲームでは、頭にHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)を装着し、現実ではなく、コンピューターが作り出した精妙な3次元世界を見て、その人工世界に居ると感じながらゲームを行う。
この技術がどんどん進み、何らかの方法で、脳に直接、仮想世界を認識させれば、もはや人間は、自分が現実世界に居るのか、仮想世界に居るのかの区別はつかなくなる。
そして、実は、この世界は元々、仮想世界なのではないかと考える人が多くなってきている。
それも、妄想癖のある奇人変人が言うのではなく、イギリスの哲学者ニック・ボストロムや、巨大事業家イーロン・マスクら、最高クラスの知性、最高クラスの実績を持つ者達が、この世界が仮想世界であると断言している。
このように、この世界を仮想世界と見なす考え方を「シミュレーション仮説」と言い、仮想世界である現実を「シミュレーテッド・リアリティ」であると言う。
誰が、このシミュレーテッド・リアリティを作ったのかというと、高度な科学技術を持った宇宙人かもしれないし、我々人類自身かもしれない。

人間にとって、現実とは、脳が認識しているものに過ぎず、世界が実際はどのようなものかは、元々分からないのである。
それは、解剖学者の養老孟司氏の著書『唯脳論』に詳しく書かれているが、それを見るまでもなく、なんとなくは分かると思う。

我々には、世界が実際にはどのようなものであるかは分からない。
だが、世界は夢のようなもの、あるいは、シミュレーテッド・リアリティだと考えて間違いない。
大ブームを起こした『涼宮ハルヒの憂鬱』は、この世界が、夢であり、同時に、シミュレーテッド・リアリティであることを上手く表現している。
また、今も継続中の『ソードアート・オンライン』や、同じ著者による『アクセル・ワールド』も、シミュレーテッド・リアリティを描いていると言える。
直接は仮想世界の話ではないが、『サクラダリセット』も、シミュレーテッド・リアリティを念頭に置くと、よりよく解って面白いと思う。
元々は、終末論を描いていた『新世紀エヴァンゲリオン』も。どんどん仮想世界を取り入れているし、『美少女戦士セーラームーン』も、終末論的世界観であると言われることも多いが、実は、初期の頃から、シミュレーテッド・リアリティの考え方が十分に込められていた。
何と、ブームを起こす作品は全て、シミュレーテッド・リアリティが基本にあり、逆に言えば、だからこそ、ブームを起こしたのである。

この世界が作り物だとすれば、どんなことが起こる可能性もあえるのだということが解ると思う。
つまり、この世界はVRゲームなのだ。
だから、あなたが大統領になったり、世界的スーパースターになることも、可能性としては十分過ぎるほどあるのである。
ましてや、数億円のお金など、他愛もないことである。
とはいえ、我々は、夢の世界さえ自由に支配出来ない。
だが、それも、練習次第であるかもしれない。
例えば、夢の中で空を飛んだ経験を持っている人も多いと思うが、そうは言っても、いつでも自由に空を飛べる訳ではないと思う。
夢にだって、そして、VRゲームにだって、制約というものが必ずある。そういった秩序がないと、世界は混乱したデタラメなものになってしまうからだ。
しかし、全体の調和をとりながらだと、練習次第、あるいは、テクニック次第で、以前はあり得なかったことが出来るようになる。
注目すべきは、この世界では、固定観念に反することが起こり難い傾向があることだ。
だから、固定観念を消すと、これまで不可能だったことが出来るようになる。
能力を高め、さらに、超人になるには、固定観念を外していけば良いことは、能力開発に詳しい人なら誰でも知っている。
だが、学校やマスコミが、我々にせっせと固定観念を埋め込んでいるのも、この仮想世界のお決まりであるらしい(笑)。
ならば、我々は、さっさと、学校やマスコミによって叩き込まれた固定観念を捨て、超人に、そして、神のようなものになれば良いのである。








「強いから笑う」のではなく「笑うから強い」

最近のお笑いは、強制的に笑わせる技術に関してはレベルが高いと思う。
人間が、どんな時に笑うのか、冷静な分析がある。
そして、バラエティー番組はもちろん、ワイドショーやニュース番組にまで、その手法が取り入れられているように思う。
それらの「笑いを取る」ための場面を見ると、平凡な感性を持った人は、ほぼ間違いない笑える。
そして、今は、大半の人が、平凡な感性を持っている。

だが、別にお笑いが悪い訳ではないが、あまり見ない方が良いと私は思う。
私も、見たら面白いと思うし、かなり笑えるし、それは心地よいものだ。
しかし、その後、あまりいい気分にならない。

なぜか?
それ(相手の狙い通りに笑うこと)は、進歩した人間の在り方ではないからだ。
進歩した人間は、「笑う時、怒る時、泣く時は、自分で決める」のである。
今の、お笑い、ワイドショー、テレビドラマ、映画は、「笑う時、怒る時、泣く時を決められている」のである。

久々に、アニメ『ソードアート・オンラインII』の1、2話を見たが、シノン(第一級の狙撃手の少女)は、スコープ越しに見た重機関銃を持つ巨漢の男が笑うのを見て、即座に、その男の実力を見抜く。
「あの男は戦場で笑う強さがある」
お笑いで笑わされてばかりで、自分で笑う時を決めない者には、そんな強さがない。
そして、重要なことは、
「強いから笑う」
のではない。
「笑うから強い」
のだ。
シノンの見た、重機関銃の男の強さも、実はそれなのだ。

誰も笑わない苦しい状況の中で、無理にでも笑う者は強い、
なぜなら、そんな時に笑う者を宇宙は見捨てないからだ。
宇宙は、自分の意思で笑う者を必要としているのである。
だから、顔を上げて笑うと、宇宙エネルギーが集まり、全てが笑う者に従う。

それと、もう1つ、有益なことを言おう。
笑うと同時に、ガッツポーズをすれば、流入するエネルギーは8倍化する(人によって多少違うが)。
具体的には、顔を上げて笑うと、首の後ろから宇宙エネルギーが流入するが、握った拳を上げると、頭頂部からもエネルギーが流入するのである。
笑顔とガッツポーズをしながら念じたことは大抵叶う。
何で皆、こんないいことしないのだろう?













当ブログ著者、KayのAI書。
英語の諺に、
The proof of the pudding is in the eating.
(プディングの味は食べてみないと分からない。)
というものがあります。
食べたら、簡単に分かるのです。
AIも同じです。
自分でやってみれば(作って使えば)簡単に分かります。
本書は、楽しいAI体験を通して、AIを理解し、そして、自分で実用AIを作ることが出来るように書かれています。
そのために、数学、プログラミング、難しいAI理論は必要ありません。
Excelが使えるくらいのスキルがあれば十分と思います。
本書のほぼ全ての実習のためのデータが作れるExcelマクロを無料でダウンロード出来ます。

VRゲーム世界のヒーローに学ぶ

この世界が、偶然に出来た世界だとか、全能の神が作った世界だとしたら、自分の意思で上手くやっていくにはどうすれば良いか知ることは、かなり難しいかもしれない。
しかし、この世界が、『ソードアート・オンライン』のゲーム世界のようなVR(仮想現実)ワールドだとしたらどうだろう?
確かに、その場合も、このVRワールドを作った者は、我々よりはるかに優れているのだから、そう簡単に道を開くことは出来ないかもしれない。
しかし、逆に、我々にも分かるようなヒントを与えているのではないかと思うのだ。

例えば、『ソードアート・オンライン』が支持を集めているというなら、この作品には、実はVRワールドである現実世界の攻略のヒントがあるのかもしれず、この作品のヒーローのキリト君に倣えば勝てるのかもしれない。
では、キリト君は、どうやって勝ち続けているのだろう?
それは、彼がアビリティ(技量)を高めたからであり、そのために、彼は長い時間を注ぎ込んだのだ。
そして、私なりに世界を見ても、何かに時間を注ぎ込んだ者が技量を高め、そして、勝っている。
他にも、キリト君に特徴はあるだろうか?
それは、不屈であることや、思いやりがあること、利他的であることなどだ。
こう言えば、「なんだ、いいやつになればいいのか?」と思うかもしれないが・・・その通りである(笑)。
ただし、見かけ上のいいやつでは駄目である。
そこらは誤魔化しが効かないのだと思う。

そして、いろいろ考えてみるに、このVRワールドで上手くやっていくには、あまりに古典的であるが、最も必要なものは積極的な心構えである。
もう嫌になるほど古いのだが(笑)、自分に打ち勝ち、悪いことをせず善いことをすることだ。
そのためには、「やせ我慢」をしなければならない状況になる場合が多いと思う。
どんな人だって、投げ出したくなるような逆境に追い込まれることがあるが、そこで打ちひしがれて泣いてんばかりいたら、もう終わりである。
やせ我慢をしてでも立ち上がって、進まなくてはならない。
本当に宗教か道徳の時間のようだが(笑)、このVRワールドでは、『水戸黄門』の主題歌『ああ人生に涙あり』のような当たり前のことを笑う風潮が流行ってしまっているのだろう。
そんなウイルスのようなプログラムに打ち勝たねばならない。
そして、このVRワールドでは、元々、そんな(心が歪んで、正しいことを笑うようになる)ウイルスが活動するようになっているのかもしれない。
しかし、ワクチンのようなものもあるのだろう。
例えば、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』という本で、40歳の男が打ちひしがれ自信を失くした状態でピールに相談に来た際、ピールは、聖書の言葉、
「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」という言葉を、その男に教え、男は立ち直りに成功する。
この言葉、あるいは、この本がワクチンのようなものだ。
ただし、いかにワクチンがあっても、結局は、それを生かすのは自分の意思であるというのが、このVRワールドの決まりなのだ。

この世界が、実はVRワールドであるということを描いた映画『マトリックス』を、ただ楽しむだけでなく、深い示唆を得た人も多いが、それもまた、この世界というVRワールドの製作者や管理者の意図かもしれない。
なら、『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』をよく見て、自分なりに学ぶことである。

そして、秘儀があるとすれば、宗教家は天命と言うが、我々は世界に対して何かをしなければならないうのだが、それは、あくまで、このVRワールドの製作者や管理者の意図に適っていなくてはならない。宗教的には「神の意の通りになりますように」である。
宗教的な学びが好きであれば、『新約聖書』や『バガヴァッド・ギーター』を、このVRワールドの攻略本みたいに使えば良い。
『積極的考え方の力』などは、低ランクの攻略本なのであるが、解り易いとは言えるだろう。
この世界でのキリト君になることだ。
そうすれば、きっと、アスナやシノンのような可愛い女の子達も現れるさ(笑)。もちろん、女性なら、アスナやシノンに「本当に」なれるのである。












当ブログ著者、KayのAI書。
高給な職業の1つに「予測屋」というものがあります。
あまり知られていませんが、政府や大企業は、高度な予測屋を高給で雇っています。
精度の高い予測が出来る者は、希少で価値が高いのです。
言い換えれば、他のことではかなり優秀な人間でも、予測は下手なのです。
AIは、人間が苦手な予測を高度に行うために作られました。
ならばAIをうまく使えるなら、やはり希少価値の人材になれます。
本書は、数学、プログラミング、AI理論なしで、Excelが使えるスキルがあれば、実用的なAIを自分で作れるようになることを意図して書きました。

超能力が論理的に可能な世界

超能力現象の存在を否定する科学者の言い分は、「それは物理法則に反している」というものだ。
空中で支えを失ったリンゴは、空気抵抗を無視すれば重力加速度による初期速度ゼロの加速度運動をする他はあり得ない。
でないと、ニュートンは力学の法則を作ることは出来なかった。
だが、高性能なHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を頭に装着して見る、リアリティの高い3次元のVR(仮想現実)世界では、木の枝から離れたリンゴが落下せずに空中に浮かんだり、それどころか、上方に飛んで行こうが、プログラム次第で自由自在である。
もちろん、物理法則に忠実に作ったVRでは、リンゴは現実世界と同じような運動しかしないけどね。

そして、この現実世界そのものが、極めて高精度に作られたVR世界なのではないかという考え方があり、それを「シミュレーション仮説」と言う。
我々が知っているVRでは、まだ自由度が少なく、身体の動きは現実世界に縛られている。
しかし、『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』のように、意識が仮想世界に入り込んで(「フル・ダイブ」と言うようだ)しまうことが出来れば、もはや、我々は、自分が現実世界にいるのか、仮想世界にいるのか区別が付かない。

意識が仮想世界にダイブ(沈み込む)する方法としては、『ソードアート・オンライン』のように、HMDのような形状のデバイスを頭に装着するだけでは難しいかもしれないが、脳内に特殊なチップを埋め込むことで実現出来る可能性があり、アメリカのニューラリンカ社では、そんなチップを開発して動物実験を重ね、人間への臨床実験の許可を政府機関に申請している。
他にも、精神をコンピューターの中に転送する「精神転送」という方法もあり、理論上は可能であるようだ。

ところが、この世界は最初から「シミュレーション仮説」が実現している世界、即ち、「シミュレーテッド・リアリティ」であると考える知識人も増えている。
研究者によっては、地球をシミュレート出来るコンピューターを作ろうと思ったら、宇宙にある全ての物質を使っても足りないと計算したことから、この世界がシミュレーテッド・リアリティであることを否定したという話があるが、どんな計算かを沢山の研究者が検証したという話はあまり聞かない。
数十年前には、人間の脳と同機能のコンピューターを作ったら月の大きさになるという説が有名だったらしいが、既にスーパーコンピューターは人間の脳を超え、パソコンも数年で追いつくと言われているし、そう遠くなく、角砂糖一個の大きさのコンピューターが、人間の脳の1憶の1憶倍高性能になるという著名な研究者の話もある。

確かなことは分からないかもしれないが、この世界は、VRであるシミュレーテッド・リアリティである可能性はあるだろう。
現実世界そっくりな仮想世界(「デジタル・ツイン」とか言う)に、ダイブして生活するという構想は、かなり現実的になっていて、そうなれば、何が現実で何が仮想かは、感覚だけでは区別出来ない。
それを考えると、この世界がシミュレーテッド・リアリティであるというのは、そう荒唐無稽ではない。
ただ、そうであるとしても、世界は物理法則に従うようプログラムされているのだろう。その方が、いろいろ都合が良いに違いない。
物理学を理解している者にとっては、例えば、ユリ・ゲラーがスプーンを念力で曲げるという現象はあり得ないことになるが、何かの理由で、ユリ・ゲラーはシミュレーテッド・リアリティの世界の設定を変更出来るのかもしれない。それが、ゲラーの意思か、それとは別の原因によるものかは分からないがね。

では、我々は、シミュレーテッド・リアリティの設定を変えられないのだろうか?
普通に考えれば、それをみだりに行うことは出来ないようになっているはずだ。
しかし、それを行うための、何らかの手順は用意されているかもしれない。
物理法則には反しないながらも、自分の意思によって、シミュレーテッド・リアリティで起こる出来事を操作出来るかもしれず、それが「引き寄せの法則」と呼ばれるものだろう。
だが、どうやらそれは難しそうだ。

我々は、シミュレーテッド・リアリティの世界を操作出来ないのだろうか?
これに関し、新約聖書の福音書に、興味深い話がある。
イエス・キリストの弟子達が船に乗って沖にいると、イエスが岸辺から湖の上を歩いてやって来た。
イエスは、シミュレーテッド・リアリティを操作出来るのだと考えられる。
それを見て感動した弟子のペテロが、イエスに「僕にもやらせて下さい」と言ったら、イエスは「お前には出来ない」とは言わず、「よし、来い」と言った。
すると、ペテロも水の上を歩けたのである。
しかし、ペテロが、「沈むのでは」と恐れると沈み始めた。
それを見てイエスは、「信念のないやつだ。そんなことでは駄目だ」と窘めた。
シミュレーテッド・リアリティを操作するには、信念というか、心の強さが関係するのかもしれない。













当ブログ著者、KayのAI書。
数学、プログラミング、AI理論が分からない人でも、WindowsやExcelが使える程度のスキルがあれば、ほぼ無料で、自分で実用的なAIを作ることが出来るようになるための本です。
コンピューターオタクでなくても分かる言葉と事例で入門し、その後も、実用AIを作るスキルを楽しく得られるよう、面白いテーマで実習出来ることを心掛けました。
ほぼ全ての実習のためのデータを作れるExcelマクロを無料でダウンロード出来ます。
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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