2013年のTEDで行われた、道徳哲学者ジェームス・フリンの『なぜ祖父母世代よりもIQが高いのか』という講演が面白かった。
要は、人類のIQ(知能指数)は上がり続けているということについての研究報告である。
人類のIQが上がり続けるのは、科学の発達、教育の発達、書籍の流通や質の発達、メディアの発達、栄養学の発達により、当然、そうなると思われるが、フリンは、講演の中で、抽象思考の発達に注目していた。
抽象思考が出来ないと、自分の経験の範囲でしかものを考えられない。
たとえば、昔の人に、「魚とカラスの違いは?」と尋ねると、「魚は食えるがカラスは食えない」と答えるのは普通だ。
科学や情報の発達により、人々の知識が増え、論理思考が出来るようになったことで、魚は魚類でカラスは鳥類だという抽象的分類が出来るようになったのだ。
経験したことしか分からないことの例として、やはり昔の人に、こんな質問をしたらどうだろう。
「寒い場所に棲むクマは白い。では、北極に棲むクマの色は?」
すると、北極のことなどほとんど分からない昔の人は、
「さあ、それは分からないが、俺が見たクマは全部茶色だよ」
と答えるしかない。
ところが、フリンが調査を止めた後だが、1990年代半ばから、人類のIQが上がらず、むしろ低下するようになった。
この理由は、いろいろ推測されているが、1つの説として、ラジオ、テレビ、オーディオ機器の普及、そして、近年のスマートフォンの普及で人類のIQが低下したというものがある。
つまり、これらが普及することで、「ラジオを聴きながら」「音楽を聴きながら」ものごとを行うようになり、特に、スマートフォンの普及によって、多くの人は、常に注意をスマートフォンに引き付けられるようになった。
人間というのは、集中せずに、他所事に気を取られることでIQが低下し、注意が分散されることが常態化すれば、根本的にIQが下がる。
これは、周囲の人々を見ていても、納得出来るような気がする。
常に携帯電話やスマートフォンを見ているような者は馬鹿ばかりである・・・いや、あくまで独断であるが、疑いようがないほど確かに思える。
そして、あるYouTube動画で見たが、こんな形でIQテストをやる実験が行われたそうだ。
スマートフォンを机の上に置いたグループ、スマートフォンを鞄の中にしまったグループ、スマートフォンを試験会場の外に置いたグループに分けてテストを行った。
スマートフォンの電源は全て切られていた。
すると、スマートフォンを試験会場の外に置いたグループ以外は有意にテストの成績が下がったそうだ。
電源を切ったスマートフォンを、鞄の中に入れておくだけでも駄目なのである。
IQが下がる状態を続ければ、つまり、いつもスマートフォンを持っていればIQが下がり続けるのは当然であると思う。
よって、IQを上げたければスマートフォンを持たないことである。
私も、しっかりとしたIQテストの本でIQ検査をしたら、スマートフォンを持たなかった頃より、明らかにIQの低下が見られ、かなりゾッとしている。
尚、IQが低い者に出来る引き寄せは、おそらく、願望を紙に書くことか、言霊の力を活用する以外は難しいと思うようになった。
IQが高いというのは、思考力が優れているというよりは、余計なことを考えないことであると思う。
そして、余計なことを考えることは、魂というか、潜在意識へのアクセスを阻害する。
願望を紙に書いたり、願望を言葉にして唱えることは、多少、余計な思考があっても、潜在意識への通路が開かれる。
スマートな引き寄せ法は、余計な思考を消すメソッドであるが、これはIQが低い者には難しい。
頭が悪いというのは、考えないことではなく、馬鹿なことを考えることなのだ。
このブログで、最近よく、願望を紙に書くことや、言霊として唱えることを書いているのは、人類のIQの低下を感じていたからであると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)なぜ人類のIQは上がり続けているのか?(ジェームス・フリン)
(2)スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)
(3)斎藤一人の絶対成功する千回の法則(斎藤一人インタビュー)
(4)成功の掟(マーク・フィッシャー)

AIアート1451
「煉瓦の建物の前で」
Kay
要は、人類のIQ(知能指数)は上がり続けているということについての研究報告である。
人類のIQが上がり続けるのは、科学の発達、教育の発達、書籍の流通や質の発達、メディアの発達、栄養学の発達により、当然、そうなると思われるが、フリンは、講演の中で、抽象思考の発達に注目していた。
抽象思考が出来ないと、自分の経験の範囲でしかものを考えられない。
たとえば、昔の人に、「魚とカラスの違いは?」と尋ねると、「魚は食えるがカラスは食えない」と答えるのは普通だ。
科学や情報の発達により、人々の知識が増え、論理思考が出来るようになったことで、魚は魚類でカラスは鳥類だという抽象的分類が出来るようになったのだ。
経験したことしか分からないことの例として、やはり昔の人に、こんな質問をしたらどうだろう。
「寒い場所に棲むクマは白い。では、北極に棲むクマの色は?」
すると、北極のことなどほとんど分からない昔の人は、
「さあ、それは分からないが、俺が見たクマは全部茶色だよ」
と答えるしかない。
ところが、フリンが調査を止めた後だが、1990年代半ばから、人類のIQが上がらず、むしろ低下するようになった。
この理由は、いろいろ推測されているが、1つの説として、ラジオ、テレビ、オーディオ機器の普及、そして、近年のスマートフォンの普及で人類のIQが低下したというものがある。
つまり、これらが普及することで、「ラジオを聴きながら」「音楽を聴きながら」ものごとを行うようになり、特に、スマートフォンの普及によって、多くの人は、常に注意をスマートフォンに引き付けられるようになった。
人間というのは、集中せずに、他所事に気を取られることでIQが低下し、注意が分散されることが常態化すれば、根本的にIQが下がる。
これは、周囲の人々を見ていても、納得出来るような気がする。
常に携帯電話やスマートフォンを見ているような者は馬鹿ばかりである・・・いや、あくまで独断であるが、疑いようがないほど確かに思える。
そして、あるYouTube動画で見たが、こんな形でIQテストをやる実験が行われたそうだ。
スマートフォンを机の上に置いたグループ、スマートフォンを鞄の中にしまったグループ、スマートフォンを試験会場の外に置いたグループに分けてテストを行った。
スマートフォンの電源は全て切られていた。
すると、スマートフォンを試験会場の外に置いたグループ以外は有意にテストの成績が下がったそうだ。
電源を切ったスマートフォンを、鞄の中に入れておくだけでも駄目なのである。
IQが下がる状態を続ければ、つまり、いつもスマートフォンを持っていればIQが下がり続けるのは当然であると思う。
よって、IQを上げたければスマートフォンを持たないことである。
私も、しっかりとしたIQテストの本でIQ検査をしたら、スマートフォンを持たなかった頃より、明らかにIQの低下が見られ、かなりゾッとしている。
尚、IQが低い者に出来る引き寄せは、おそらく、願望を紙に書くことか、言霊の力を活用する以外は難しいと思うようになった。
IQが高いというのは、思考力が優れているというよりは、余計なことを考えないことであると思う。
そして、余計なことを考えることは、魂というか、潜在意識へのアクセスを阻害する。
願望を紙に書いたり、願望を言葉にして唱えることは、多少、余計な思考があっても、潜在意識への通路が開かれる。
スマートな引き寄せ法は、余計な思考を消すメソッドであるが、これはIQが低い者には難しい。
頭が悪いというのは、考えないことではなく、馬鹿なことを考えることなのだ。
このブログで、最近よく、願望を紙に書くことや、言霊として唱えることを書いているのは、人類のIQの低下を感じていたからであると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)なぜ人類のIQは上がり続けているのか?(ジェームス・フリン)
(2)スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)
(3)斎藤一人の絶対成功する千回の法則(斎藤一人インタビュー)
(4)成功の掟(マーク・フィッシャー)

AIアート1451
「煉瓦の建物の前で」
Kay