渡部昇一さん(1930~2017)は、社会評論家として知られているが、ドイツのミュンスター大学で哲学博士号を取得した哲学者で、英語学者と紹介されることもある。
専門分野以外でも、啓発書や歴史書、あるいは、翻訳書など、著書は何百冊になるか分からない。
大変な知の巨人と言えると思う。
また、渡部さんは、ジョセフ・マーフィーの著書を日本に紹介した人だが、ジョセフ・マーフィーの翻訳書や解説書は、もっぱら大島淳一というペンネームを使っていた。
渡部さんと大島淳一が同一人物だとは全く知られず、このことを公表したのは、かなり後のことと思う。
私も、渡部さんが大島淳一だと知った時は、かなり驚いたものだ。
ただ、大島淳一が自分だと明かしてからは、渡部さんは、渡部昇一名義でジョセフ・マーフィーの本も書いている。
渡部さんは、大島淳一名義で書いたジョセフ・マーフィーの本の中で、こんなことを書いていたのを憶えている。
あくまでうろ覚えであるが、だいたいでこんな内容だったと思う。
「私の生まれつきの頭は、学校の成績などから考え、中の上くらいだったと思う。それが、特に裕福でもなかったのに、当時としては貴族的な海外留学が出来たのは不思議なことだった。留学中にドイツの書店でジョセフ・マーフィーの本を見つけてたまたま読んで、何か感じるものがあった。自分の幸運を説明出来る鍵が、マーフィー法則の中にあるように思ったのかもしれない」
普通の人のIQは90から109と言われるので、「中の上の頭」というのは、105から115あたりのことを言うような気がするが、渡部さんは優秀な高校から上智大学に進んでおり、彼の言う「中の上」は、IQ110から120くらいのことか、謙遜ということも配慮すれば、渡部さんの「中の上」の意味は、「飛び切り優秀というほどでもない」という意味かもしれない。
ただ、渡部さんが、高校時代を思い出し、周囲に「すごい」と思える優秀な生徒ばかりだったと言っているのが印象深い。
これは、ルネ・デカルトが今の中高にあたるくらいの学生時代のこととして、「私も、そこそこ出来る方だったが、私など及びもつかない優秀な生徒も沢山いた」と『方法序説』に書いていたのと似ているように思う。
優秀な人間は謙虚であると共に、渡部さんもデカルトも、元々は、天才というほどではなかったのだと思う。
だが、彼らは、大人になってからの実績を見れば、まぎれもなく天才と言って問題ないと思う。
デカルトの『方法序説』では、この本は理性を導くための方法といったふうに書いているが、早い話が、頭を良くする方法と言って良いと思う。
私も若い頃、『方法序説』を繰り返し読み、ほんの少しIQを向上させたものである(笑)。
また、ジョセフ・マーフィーの本は、今で言う引き寄せの本であるが、案外に、頭を良くする本であると思う。なぜなら、普通に言う頭の良いをはるかに超える潜在意識の知恵と結びつく方法が書かれているのだから、そうだと(頭を良くする方法だと)言えないとは全く思えない。
デカルトもスピリチュアルオタクであったが、そんなところにも、マーフィーとも通じるところがあると思う。
マーフィー、デカルトを読もう(笑)。
尚、渡部さんの思想は、やや癖が強いので、反感を感じる人も少なくないと思うが、優秀な人であり、大いに参考になると思う。
渡部さんのお薦めで、自ら実践していたのは「真向法」だったと思うが、私は真向法は全く知らない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー。大島淳一訳
(2)マーフィー成功の法則100(渡部昇一)
(3)努力嫌いの成功法(ジョセフ・マーフィー。桑名一央訳)
(4)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(5)知的生活の方法(渡部昇一)
(6)知的風景の中の女性(渡部昇一)
AIアート1319
「青い花の妖精」
Kay
専門分野以外でも、啓発書や歴史書、あるいは、翻訳書など、著書は何百冊になるか分からない。
大変な知の巨人と言えると思う。
また、渡部さんは、ジョセフ・マーフィーの著書を日本に紹介した人だが、ジョセフ・マーフィーの翻訳書や解説書は、もっぱら大島淳一というペンネームを使っていた。
渡部さんと大島淳一が同一人物だとは全く知られず、このことを公表したのは、かなり後のことと思う。
私も、渡部さんが大島淳一だと知った時は、かなり驚いたものだ。
ただ、大島淳一が自分だと明かしてからは、渡部さんは、渡部昇一名義でジョセフ・マーフィーの本も書いている。
渡部さんは、大島淳一名義で書いたジョセフ・マーフィーの本の中で、こんなことを書いていたのを憶えている。
あくまでうろ覚えであるが、だいたいでこんな内容だったと思う。
「私の生まれつきの頭は、学校の成績などから考え、中の上くらいだったと思う。それが、特に裕福でもなかったのに、当時としては貴族的な海外留学が出来たのは不思議なことだった。留学中にドイツの書店でジョセフ・マーフィーの本を見つけてたまたま読んで、何か感じるものがあった。自分の幸運を説明出来る鍵が、マーフィー法則の中にあるように思ったのかもしれない」
普通の人のIQは90から109と言われるので、「中の上の頭」というのは、105から115あたりのことを言うような気がするが、渡部さんは優秀な高校から上智大学に進んでおり、彼の言う「中の上」は、IQ110から120くらいのことか、謙遜ということも配慮すれば、渡部さんの「中の上」の意味は、「飛び切り優秀というほどでもない」という意味かもしれない。
ただ、渡部さんが、高校時代を思い出し、周囲に「すごい」と思える優秀な生徒ばかりだったと言っているのが印象深い。
これは、ルネ・デカルトが今の中高にあたるくらいの学生時代のこととして、「私も、そこそこ出来る方だったが、私など及びもつかない優秀な生徒も沢山いた」と『方法序説』に書いていたのと似ているように思う。
優秀な人間は謙虚であると共に、渡部さんもデカルトも、元々は、天才というほどではなかったのだと思う。
だが、彼らは、大人になってからの実績を見れば、まぎれもなく天才と言って問題ないと思う。
デカルトの『方法序説』では、この本は理性を導くための方法といったふうに書いているが、早い話が、頭を良くする方法と言って良いと思う。
私も若い頃、『方法序説』を繰り返し読み、ほんの少しIQを向上させたものである(笑)。
また、ジョセフ・マーフィーの本は、今で言う引き寄せの本であるが、案外に、頭を良くする本であると思う。なぜなら、普通に言う頭の良いをはるかに超える潜在意識の知恵と結びつく方法が書かれているのだから、そうだと(頭を良くする方法だと)言えないとは全く思えない。
デカルトもスピリチュアルオタクであったが、そんなところにも、マーフィーとも通じるところがあると思う。
マーフィー、デカルトを読もう(笑)。
尚、渡部さんの思想は、やや癖が強いので、反感を感じる人も少なくないと思うが、優秀な人であり、大いに参考になると思う。
渡部さんのお薦めで、自ら実践していたのは「真向法」だったと思うが、私は真向法は全く知らない。
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(1)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー。大島淳一訳
(2)マーフィー成功の法則100(渡部昇一)
(3)努力嫌いの成功法(ジョセフ・マーフィー。桑名一央訳)
(4)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(5)知的生活の方法(渡部昇一)
(6)知的風景の中の女性(渡部昇一)
AIアート1319
「青い花の妖精」
Kay