ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ジョセフ・マーフィー

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

引き寄せで預金を増やす2つの方法

ちょっと変わった話題から入る。
「老後2千万円問題」だ(笑)。
専門家がしっかり計算したらしいが、老後は年金だけでは2千万円不足するから、それだけ用意しておかないといけないというものだが、前提は次の通り。
夫65歳、妻60歳、持ち家、借金なし。
かなり恵まれた人達のことであることが分かる。
ところで、政府機関の統計によれば、60代の平均貯蓄額は2500万円らしい。
すると、平均的な生活をしていればそのくらい貯まるのかというと、そうではない。
この平均貯蓄額は、少数の富裕層が押し上げているのである。
だいたい、そこそこのサラリーマンが、家やマンションを購入、あるいは、家を建て、子供2人を大学まで行かせたら、貯金2千万円どころか、借金がある場合も珍しくはない。

なぜこんな話題を取り上げたのかと言うと、最近、こんな記事をたまたま目にしたことによる。
年収1千万円以上で貯金3千万円の60歳の男性が、この時点で引退する。妻は50代後半。
そして、65歳時点で貯金2500万円で、「老後2千万円問題」はクリアしていた。
だが、結局、75歳くらいで貯金が底をついてしまう。
原因は、浪費が大きかったからだ。
ここから分かることは、若い人も、真面目に貯金をすると共に、節約癖をつけることが大切だということだ。

では、引き寄せで一気に預金を得ることについて話す。
アメリカの有名な自己啓発プログラム(かなり高価)のやり方が、マーク・フィッシャーの『成功の掟』のやり方と似ており、おそらく、マーク・フィッシャーがパクったと言ったら人聞きが悪ければ、参考にしたのだろう(笑)。
目標額は1億円(本当は100万ドルだが、分かり易く1億円とする)。
やり方はこうだ。
まず、300万円を作る。
そして、1年でこれを倍増させる。つまり、預金600万円にする。
次の1年で、また2倍。つまり、2年で預金は1200万円。
同じく、3年で2400万円。
4年で4800万円。
5年で9600万円で、5年でだいたい目標達成となる。
まあ、夢のような話だが、引き寄せを使えば、それくらい可能ということだろう。
(尚、上記のように1年で倍にするのではなく、2年で倍にするというやり方もあるようだ)
しかし、このやり方は成功率が低いことが分かっている。
まず、お金の額を目標にするのは、モチベーションが続かない。
このやり方は、優秀な人が事業を行うことを前提にしている雰囲気があり、その場合は良い方法かもしれない。

これに対し、ジョセフ・マーフィーの、多分『あなたも金持ちになれる』に書かれている方法が、今、注目されている。
それは、1億円が今すでにあるものとして、それをどう使うか考えるというものだ。
1億円はすでにあることが前提で(もちろん、実際はない)、それならば、1億円があるような態度でいなければならない。
1億円をどう使うかは、あくまで想像であるが、それが生き生きとした想像なら、引き寄せが起こって叶う。
だが、「1億円あったらどうする?」と聞かれ、「貯金する」と答える者に見込みはない。理由の説明は不要だ。あまりに明らかで、直観で分かるはずだ。
また、1億円の使い方をいろいろ空想しても、普通は、すぐに飽きてしまうのである。
そんな者は1億円の器ではない。

きれいな人
AIアート377
「きれいな人」
Kay


勤めるとか、それ以外でも、仕事をするというのは、自分の精神の中に、大きなお金の器を作るという意味もある。
大きなお金を稼いだり、使ったことがない者が、いきなり1億円をどう使うか考えろと言われても、ロクな発想は出来ない。
そんな場合は、分相応に、自分に理解出来る金額で始めれば良い。
呼吸法を取り入れた引き寄せを行えば、適当な額を引き寄せながら、お金の器もいずれは大きくなり、必要なお金であれば手に入るだろう。
矢追純一さんのように、預金がいくらあるかさっぱり分からないが、必要なものがあれば、家でも美術品でもすぐに注文し、それで預金不足の通知が来たことがないから、多分、足りていたんだろうという風流な(?)人もいる。私は、そんなのが理想と思う。








スムーズな引き寄せ

執着やこだわり(この2つは同じものだが)は良くないと言われ、確かにそんな面があるが、引き寄せやすいのは執着やこだわりがあることだ。
私はよく分からないが、世の中にはお金が好きで好きでたまらないという人がいる。
そんな人は大金を得やすい。
また、道元(『正法眼蔵』を著した鎌倉時代の禅僧)は、女好きな男は案外に良い女を得るものだと言っていたという。
そして、IQに強い関心がある者は、やはり高いIQを得やすい。
これは論文もあるはずだが、自分はIQが高いと思い込むと、実際にIQが高くなるという。しかし、それには、やはり、高いIQを持つことに関心があることが必要である。

咲きたての華
AIアート371
「咲きたての華」
Kay


とはいえ、やはり、「欲しい欲しい」の執着やこだわりだけでは駄目で、ジョセフ・マーフィーが言う「ソフトタッチ」なところが必要なのだが、この「ソフトタッチ」とは、脳波がスローアルファー波の状態の精神活動のことである。
そのためには、いつも言う通り、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう」呼吸を始め、自分のお気に入りの呼吸法をすれば良い。
そして、「欲しい」と思うのではなく、既に得ていると思わないといけない。
IQであれば「IQが高くなりたい」ではなく、上で述べたように、「自分はIQが高い」と思い込むことが大切だが、そのためにも、呼吸法で脳波をスローアルファー波にすれば、簡単にそう思うことが出来る。
さらに、最も良いのが、「IQが高い自分が、この高いIQを生かして、どんな素晴らしいことをするか」という発想でないといけない。
また、お金が好きであれば、「お金持ちである自分が、この有り余るお金でどんな良いことをするか」という発想でないといけない。
あるいは、女好きというのであれば、「いっぱいいるガールフレンド達をどう大切にして幸福にしよう」という発想でないといけない。

いずれにしろ、まずは自分に向いたこと、こだわりのあることから攻めれば、他のこともうまくいくものである。








マーフィーでIQが向上する原理

潜在意識による成功法則で有名なジョセフ・マーフィーの本を最初に日本に紹介したのは、哲学者で評論家の渡部昇一氏(1930~2017)だと思う。
渡部氏は若い頃、ヨーロッパ留学中に、たまたま書店でジョセフ・マーフィーの『あなたも金持ちになれる』を見つけてこれを読み、非常に新鮮で感じるものがあったようだ。
渡部氏はまず、マーフィーの代表的な著作である『眠りながら成功する』を翻訳している。
渡部氏は、ドイツのヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学(通称ミュンスター大学)で哲学博士号を取得し、当然ドイツ語も堪能だが、英語学者としても著名である。

渡部氏は、当時は海外留学は貴族的で珍しいと著書にも書かれていたが、家が金持ちだったわけでもなく、そして、本人によれば、自分の頭は学校の成績などから考え、中の上といったところだったと述べていたのが印象的である。
中の上とは、IQで言えば110から119までを指す。立派なIQであるが、優秀というほどではない。
後年の渡部氏の活躍を見れば、その程度のIQであるとは思えないが、生まれつきがその程度で、運があればなんとか学力だけで海外留学が可能なIQと思われる。
しかし、渡部氏は、マーフィーの本を読んだおかげで思考力に頼らなくなり、大幅にIQが向上したと考えられる。
つまり、潜在意識に関する理解を深めればIQは向上するのだと思う。
逆に言えば、潜在意識との連携が悪ければ、高いIQを持つことは出来ない。
たとえば、普通のIQテストのことを考えても、数字の並びを見て、それらの数字の変化にどんな規則があるかを認識する場合も、いちいち考えているというより、直観でぱっと閃くのだと思う。これもまた潜在意識との連携で、IQが高い人の知的能力はそれが高いのである。

夜の女王
AIアート310
「夜の女王」
Kay


IQがあまり高くない(90~100程度)の人にジョセフ・マーフィーの本を読ませたことが何度かあるが、だいたいの反応として、「難しくてあまり分からなかった」とか、奇妙な本と感じるようである。
ところが、会社を立派に経営している社長さん(かなり成功している方もいた)の本棚には、ジョセフ・マーフィーの本が必ず1冊あるのが印象的だった。
これらの社長さんらは、天才と感じる人はいなかったが、そこそこ高いIQ(120~130)を備えているように思えた。
ただ、ジョセフ・マーフィーの本は、狩猟民族の遺伝子を持つ西洋人に適応するよう書かれている印象があり、大きな富を勝ち取ることを当然価値あることとしている。
もちろん、それが悪いわけではないが、昨日も書いた通り、日本人は狩猟民族時代すら協力し合う性質があり、それが農耕民族となってからはさらに強くなって、悪く言えば閉鎖的な村社会だが、良く言えば公平で平和的で、今も、そんな人間の遺伝子が優勢だ。
そのせいで、日本人は、マーフィーの本にも、一部、違和感があるかもしれない。
だが、マーフィーの本を読むとIQが上がり、そして、引き寄せがうまくなる。
あまり・・・というか、滅多に言われないが、まずはIQなのである。
引き寄せがうまく出来ないのはIQが低いということもあるのだ。
なぜなら、本当にIQが高いとは、余計な思考が消えていることであるが、思考を消すことこそが引き寄せというか、世界を創造する要諦なのである。
また、『古事記』には不思議な暗号が組み込まれていて、日本人がこれを読むと、さらにIQが高く、引き寄せがうまくなると思う。
尚、ジョセフ・マーフィーの本の代表的な翻訳者の大島淳一氏は渡部昇一氏と同一人物である。
私が19歳の時に一番最初に読んだマーフィーの本は『あなたも幸せになれる』(文庫版では『努力嫌いの成功法』)で、おそらく、あまり宗教臭くないという理由で選んだのだと思うが、非常に効果的であった。








どうすれば幼子のようになれるのか

子供のような素直な心での引き寄せについて、少し書いておく。
イエスは「幼子のようでなければ天国に入れない」と言ったが、「幼子のようでなければ引き寄せが出来ない」とも言えると思う。
では、「幼子」とは、具体的には何歳までかと言うと9歳と考えて良い。
というのは、脳科学的に、9歳までが大人の特徴を示さない歳だからだ。
9歳までの子供は、過ぎ去ったことはすぐ忘れ、時間の概念があまりない。
自分と他人の区別があまりついておらず、簡単に他人になりきる。
また、生死の区別が、それほどついておらず、さほど死を恐れないし、死んだ人を見ても、あまり怖がらない。
そして、何より、現実と想像の区別があまりついていないが、ここが重要である。

子供のようでなければ引き寄せが出来ないが、では、多くの子供がそんなに凄い願いを叶えているかというと、そんな話はあまりない。
だが、ある意味、子供はどんな願いも叶えている。
上で述べた通り、子供は、現実と想像の区別があまりないので、想像で実現すれば、それで満足なのである。
そして、これも上で述べたように、すぐに忘れるので、想像が現実化しないのである。

これが分かれば、子供のようにやれば、大人は物覚えが良いので、必ず現実化するはずが、想像の仕方が子供と違い過ぎる。
子供の願い方は、希望が実現した様子を想像し、「こうなればいいなあ」とふんわり思うのである。
だが、大人は「あれを絶対手にいれるぞ!」「欲しい!絶対欲しい!」と力んでしまう。
だから、大人は、必死でうんうん唸りながらイメージングするのである。
そんな欲望まみれの想像に力はない。
ジョセフ・マーフィーが、『眠りながら成功する』の中で、何度も「ある程度、ソフトタッチであることが必要」と述べていた理由がそれだが、これがなかなか分からないのだ。
有名なスポーツ選手が、小学生の時の文集で「僕は絶対、世界的なサッカー選手になります」などと書いていたという話がよく話題になるが、あれは、そんなふうに書かされただけである。
本人は、漫画やアニメに出てくるサッカー選手のようになれたらいいなあ・・・程度に思っただけである。

生命の水
AIアート302
「生命の水」
Kay


「A子を絶対に彼女にしてやる」と意気込んでいたら、よほどの良い条件であってすら失敗することがある。
そうではなく、「A子を彼女に出来たらいいなあ」程度に思い、そうなれば良いが、ならないならならないで良しと思っていると、不思議な展開で望み通りになったり、もっといい彼女が出来るのである。
私は若い頃、ある金持ちに「月収が百万円を超えた時が一番嬉しかった」という話を聞き、また、似たような話を本で読んだが、当時は、月収百万円がピンとこず、「よし!俺も月収百万円になるぞ!」とは思わず、「月収百万円になったらいいなあ」と思っていたら、会社ですぐに百万円以上の月給をもらい、下手なサラリーマンの給料並の税金が引かれていることに感動し、会社に来ていた国税局の役人に「あんた、何の仕事してるんですか?」と細かく聞かれたものだ(見かけと月給があまりに合ってなかったのだろう)。
まあ、私はそれほどお金を必要としていないので、そこそこの給料に調整したものである。これが日本流だ。
以上、参考にして欲しい。








新(真)呪文「われなし」

潜在意識の活用による成功法則(現代の引き寄せの法則と同じ)で世界的に有名なジョセフ・マーフィーは、本来は「単語法」とも言うべき、特定の1つか数個の単語を繰り返し唱える方法を勧めていた。
だが、自身が牧師であることや、キリスト教徒である人々に受け入れられやすいことから祈りの言葉の形式を使ったり、時々の流行を取り入れたりして、単語法が目立たなくなったと思う。
マーフィーがよく勧めていたのは「成功」「富」、あるいはそれらを組み合わせ、「成功、富」という言葉を出来るだけ多く唱えることだった。
ただ、よく誤解されるように、これらの言葉を繰り返し唱えることで、心の中に成功や富のイメージを作るのではない。
そうではなく、ただ、淡々と唱え、それらの言葉を潜在意識に送り込む・・・というのは、実践的には良いが、実際は、これらの言葉を唱えることで、これらの言葉以外の思考を消すためであった。
もっと詳しく言えば、「成功」とか「富」という言葉は快の言葉なので唱え易く、初めはイメージを伴うが、長く唱えているうちに思考が消えるのである。
そして、思考が消えれば、マーフィーが潜在意識と呼ぶ魂の全知全能の力が現れるのである。
本当のカラクリはこの通りである。

だが、ラマナ・マハルシは、思考する主体である「私」に心を向ければ思考が消え易いことを発見し、「私は誰か?」と問うことを勧めたのである。
だが、後には、「私は誰か?」ではなく「私」とだけ唱えることも教えるようになった。
ひょっとしたら「私」の方が「私は誰か?」より効果的かもしれないし、いずれにしても効果があるのだから、好みで「私」と唱えても良い。
ただし、いずれにしろ、出来るだけ多く唱える必要がある。
ところで、日本人は「私」という呼称をあまり使わない。使うとしたら、ビジネスや学校といった改まった場で、普段は、「僕」「俺」「あたし」などと言う場合が多い。
だが、「僕、僕、僕、・・・」では、どうも感じが悪い。
それで、日本人には「南無阿弥陀仏」「アジマリカン」「トホカミエミタメ」といった言葉が好まれる傾向がある。
これらの言葉に優劣などあるはずがなく、自分が勧める言葉が最も優れているなどと言う者は相手にしない方が良い。
単に、これらの言葉を唱えることで思考を消すという以外の意味はないのだから。

百合が香る庭
AIアート189
「百合が香る庭」
Kay


ところで私は「われなし」「私はない」「私は存在しない」という、まさに聖者の教えと真逆の言葉を唱えるようになった。
すると、怪我や病気が急速に治っていくような感覚があるのは、それほど速やかに心が消えるからだろう。
ただし、これはやはり聖者の教えに反するので、お薦めする気は全くない。
ラマナ・マハルシが生きていた時の時代背景や、教えた相手が無知な人々であったことで「私は誰か?」が最適であったかもしれないし、今でも高い効果を示す。
まあ、私は勝手に「われなし」と唱えることとする。
これは、ニサルガダッタ・マハラジの至高のマントラ「私は在る」を否定し、デカルトの「われ思う、ゆえにわれあり」も否定する。なぜなら、「われ思う」と言う時点で思っているのだから、われはあるということになる。
だが、ルドルフ・シュタイナーが「われ思うゆえにわれなし、われ思わずゆえにわれあり」を言ったのをヒントに、これを修正した。
コリン・ウィルソンが、「思おうが思うまいがわれはある」とデカルトを批判したように、私は、「思おうが思うまいがわれはない」とシュタイナーを批判・・・というのではないが修正したのだ。
シュタイナーは「われ思う」「われ思わず」の「われ」を自我の意味で言い、「われあり」「われなし」の「われ」を真の自分である魂の意味で使っているのだから混乱するのである。
言葉にする限り、「われ」「私」は自我であり、心であり、思考である。
よって、「われなし」「私はない」が正解であることは間違いないと思える。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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