ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

シーモア・パパート

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

自分にだけ出来る変なこと

数学、コンピューター、数学、児童心理学等で高い業績を上げたシーモア・パパートは、3歳か4歳に自動車のエンジンの中で動く歯車を見て以来、日常の簡単なことから数学の難しい問題まで全て、頭の中で歯車を動かして考え、そのおかげで、自分の能力は平凡なのにいろいろな成果を出すことが出来たと著書にも書いている。
それで、彼は、これが、いろいろな子供にとっての歯車になると思い、プログラミング言語LOGOを開発したようだ。だが、LOGOは非常に面白い部分はあるが、歯車というには複雑過ぎ、また、自由度がないように思う。

パパートの歯車は、思考を超えたもので、思考に現れる部分は非常に単純だ。
そして、遊び心を起こさせる楽しいものだ。
だが、このパパートの歯車をどう理解すれば良いかは、パパート本人にも分かっていなかったかもしれない。
こんな時は、他の人が「私にとっての(歯車は)これだ」と言ってくれれば参考になるが、そんな話は聞かない。
それで言えば、私には線形代数・・・なんて言い方をすると格好良いが、早い話が一次方程式・・・と言うのも、まだまだ気取り過ぎで、ただの算数計算・・・その中でも2桁の計算で、実際はおそらく九九である。
私は、プログラミングも単純な九九に基いて出来るし、相手が嘘を言っているかどうかも、九九で分かる。つまり、聞いていて「ろくしち42」と感じたら本当のことを言っていて、「ろくしち44」というような違和感を覚えたら、相手が嘘を言っていると分かる。
なぜ分かるのかと言うと、「分かってしまうのだから仕方がない」である。

それで、こんな話が、それに関連すると感じて、興味深く思った。
私は非常に苦手なのだが、人の顔と名前を憶えることが得意な人がいる。
ある美容師が、客の顔、名前を全部憶えていると言うが、そんな人も、パパートの歯車のようなものを使っている。
それが何か分からないし、本人も、説明出来ることではないので、人に言わないのだと思う。
だが、そのような能力は、単に便利というだけではなく、予想外に有益なのである。

大抵は、子供の時から得意だったことを考えれば、自分にとってのパパートの歯車は見つかる。
上の美容師のように、人の顔と名前が憶えられるとか、私も実際に知っているが、幼い時から自動車の型(クラウン、カローラ等)が完全に分かる子がいた。
その能力をもたらすものを、頭で理解していなくても、ぼんやりと使い方が分かれば、大きな力になる。
得意なことと言っても、必ずしも人に評価されるとは限らず、「妙なことが出来る」と感じる程度かもしれないが、それを使うことは気分が良く、いつまでも飽きず、楽しいものである。
そんなものは、「あれ、僕、変なことが出来るぞ」とか「他の子は出来そうにないのに、僕にだけ出来るぞ」と思うかもしれない。
私にも、いくつか思い当たる。しかし、その根底にあるのが、私には九九なのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)見えるものと観えないもの(横尾忠則)
(3)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー ~
(4)生きるチカラ(植島啓司)
(5)岡本太郎の遊ぶ心(岡本敏子)

あかね雲
AIアート1997
「あかね雲」
Kay

教育において恐ろしく重要なこと

あまり重要視する人はいないが、これほど探求すべき重要なことはないと思うものがある。
それは、シーモア・パパート(1928~2016)の「歯車」だ。
パパートは、数学者、教育学者、児童心理学者、コンピューター科学者、AI研究者など広い分野で高い業績を上げた天才と言って良いと思う。
その恐るべき能力は、生まれつきのIQ(知能指数)がさぞ高いのだろうと思わせるが、本人は面白いことを言っている。
「私の能力は平凡だが、業績を上げることが出来たのは歯車のおかげ」
どういうことかと言うと、彼は3歳か4歳の時に、自動車のエンジンの中で動く歯車に魅了されたらしい。
そして、それ以降、あらゆることを、頭の中で歯車を動かすことで考えたという。
そのあらゆることとは、文字通りあらゆることで、子供の時のデートの予定から、後の数学の高度な問題まで全てだ。
多分、パパートは、頭の中で歯車をどう動かしたのかを具体的に述べたことはないと思う。
それはおそらく出来ない。
とはいえ、実際に、頭の中で歯車を動かしたのは事実だろう。
そして、パパートは、他の人・・・特に、児童心理学者で教育者でもある彼は、子供達に、パパートにとっての歯車に匹敵するものを持ってもらいたいと思った。
しかし、それに関しては失敗したと私は思う。
彼は、教育用プログラミング言語LOGOを開発し、LOGOが子供達にとっての歯車になると期待した。
ちょっと馬鹿じゃないかと思ってしまった。
歯車とLOGOでは、見た目の難易度が違い過ぎる。
歯車になりうるものは、左脳には単純に見えるもので、右脳に自動的に展開・構築させるものだ。
それには、表面上は歯車並に簡単なものでなくてはならないが、おそらく、普通の人の場合は、もっと単純で簡単なものでないといけない。

パパートは、高度な知性を発揮させる単純なものを「概念」と言い、これは普通に言う「概念」と同じようであり、違うようである。
パパートは、「概念」が何より大切だと言う。
こう抽象的な言い方をすると分かり難いが、要は、歯車という「お気に入り」を見ていたら何でも分かるということだ。
大切なことは、概念と言うよりは「私のお気に入り」だ。
「私のお気に入り(My Favorite Things)」と言えば、有名なミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』の中の楽曲の1つに、同タイトルの歌があるが、この曲ほど多くのカバーバージョンがある楽曲は珍しい。
平原綾香さんが、ほぼ英語の原曲の通りの意味の日本語で歌っているが、この歌にあるような「バラの雫」「子猫のひげ」程度のものが、歯車に、概念になりうるのだと思う。
岡潔的に言えば「情緒」である。
何か、妙にお気に入りというものは、それに情緒を感じるからだろう。
私にも、人目にはつまらないものだが、そんなお気に入りがあり、それのおかげで私は高度なプログラミングが出来るのである。
横尾忠則さんは子供の時からターザンが大好きなのだそうだが、彼にとっては、ターザンがパパートの歯車かもしれない。
横尾さんは、「10代の時に好きだったものは重要」みたいなことを書いていたと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)サウンド・オブ・ミュージック - オリジナル・サウンドトラック (SHM-CD)
(3)サウンド・オブ・ミュージック [Blu-ray]
(4)人間の建設(岡潔、小林秀雄)

夕風
AIアート1972
「夕風」
Kay

歯車で成功した世界的科学者

数学者、児童心理学者、教育者、コンピューター科学者、AI研究者として高い実績を上げたシーモア・パパートは、自分の能力は平凡だが、次のような理由で成功したと言う。
彼は、4歳の時に、自動車のエンジンの中で動く歯車に魅了され、その後、いかなることも、頭の中で歯車をイメージして考えたと言う。
そして、それぞれの人が、私にとっての歯車のようなものを持てば良いと言う。

だが、大人が自分にとっての歯車が何かと考えるのを見ると、つくづく頭が固いと思う。
子供の時に、何か大切にしていたものがあるはずなのだ。
だが、そのことを大人に言うと笑われるし、それが形あるもので身近に置いていると、大人だけでなく、周りの子供達にまでからかわれたり、馬鹿にされたりしたかもしれない。
そうでなくても、いつのまにか、すっかり忘れてしまうのだ。
それはおそらく、ぬいぐるみやサッカーボールや変身ベルトや魔法のコンパクト、あるいは、ゲーム機やスマートフォンや、さらには水晶のようなものではないだろう。

芸術家の横尾忠則さんは、子供の時の自分にとって、ターザンと南洋一郎の冒険小説が非常に大切だったらしい。
だが、どう大切なのかは分からない。
パパートが、歯車を頭の中でどう動かしたか分からないように。
私は子供の時、亀が単に好きだったが、亀を魔法のアイテムにした人は、『バガヴァッド・ギーター』でクリシュナ神が言ったように、頭と手足を甲羅の中に引っ込めるがごとく、五感を外界から引っ込め、内側に向けるのだろう。
ある優れた哲学者は、世界は一次方程式で出来ていると感じ、ものごとを一次方程式で考えるようになったと言う。尚、世界は一次方程式で出来ているという考え方は、数学の線形代数でしばしば語られることであると思う。
岡本太郎は、赤という色が、パパートの歯車のようなものだったかもしれないと思う。彼は、いつも赤い色を思い浮かべたと言う。
こんなふうに、いろいろなのだ。
作家や芸術家の中には、美少年や美少女がそうである人もいると思うことがある。
まあ、もし今、そんなものがないなら、あせらず気長に探すことである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)美の呪力(岡本太郎)
(3)見えるものと観えないもの(横尾忠則)
(4)まずはこの一冊から 意味がわかる線形代数(石井俊全)
(5)バガヴァッド・ギーター(日本ヴェーダーンタ協会)

天使の絵
AIアート1723
「天使の絵」
Kay

平凡な人間を天才にした方法

MIT教授だったシーモア・パパート(1928~2016)は、 数学者、コンピューター科学者、AI研究者、教育者として優れた実績を上げ、また、プログラミング言語LOGOの開発者として知られている。
彼は、幅広い分野で驚くべき知的能力を発揮したのだが、彼は自分の能力はごく平凡だと言う。
ただ、彼は、自分が他の人と違うところがあるとすれば・・・と、こんな話をしている。
彼は、ごく幼い時(3歳か4歳)、自動車のエンジンの中で歯車が動く様子に惹き付けられた。
そして、それ以降、あらゆることを(簡単な算数から高度な数学まで)、頭の中に歯車を思い浮かべることで考えたのだと言う。
彼は、「自分の場合は歯車だったが、誰でも、何かを持つことで高い能力を発揮出来る」と述べた。
彼が、具体的に、頭の中でどのように歯車を動かしたのかは分からない。
しかし、私が思うに、歯車で具体的に何か思考操作をしたのではなく、歯車のイメージによって思考を消しただけだと思う。
歯車のイメージでどのように思考を消したかは、言葉で語ることは出来ないだろうが、その気になれば誰でも、自分の好きなもので同じことが出来ると思う。

要は、とても魅力的に思うものに集中し、それと一体化したり、あるいは、その中に入り込むような感じだが、その流れは人それぞれだろう。
ただ、魅力的に思うと言っても、美味しい食べ物や好みのタイプの異性といった、思考、本能、感覚を刺激するものでは、かえって集中が乱れ、余計な思考や感情が起こり、良い効果は得られないだろう。
子供の時、いつまでも飽きずに見ていることが出来るものが、誰にでもあったと思う。
だが、自分はそれを見続けていたいのに、親や他の大人がそれを邪魔し、いつかそのことを忘れてしまったのだと思う。
私の場合、小学校低学年の時、文房具店のガラスのショーケースの中に並べられていた万年筆やボールペンを見るのが好きだったが、いつまでも見ていられるものではなく、また、高くて1本も買うことが出来ず、いつの間にか見ようとしなくなった。
そんな純粋に好きな何かを思い出し、それに集中することが出来れば、思考が消えていき、思考が消える度合いに従って、全知全能に近付くし、引き寄せ程度は自動的に起こると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(3)親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑
(4)ScratchでAIを学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験

静かな町
AIアート1507
「静かな町」
Kay

簡単なイメージを動かして天才になった人達

IT企業の大物の伝記を読むと、引き寄せの実感が得られるのではないかと思う。
イーロン・マスクはイメージを動かして考える人だが、彼は子供の時からそうやっていた。
スティーブ・ジョブズは、「現実歪曲空間」とかいって、現実を思うように変えてしまう能力があるが、どうやってやるかというと、「信じるしかない」で、言い換えれば、人間には信じることくらいしか出来ないということだ。
ジョブズは、スタンフォードの卒業式でも「過去の点と未来の点をつなげる」というふうに、空間的に考える人だったようで、これもまた、イメージを動かして考えることだろう。
イメージを動かして考えるというと、最も印象深いのは、シーモア・パパートだった。
シーモア・パパートは、数学者、心理学者、教育者、コンピューター科学者、AI研究者として、どの分野でも大きな業績を残した偉大な人物だが、彼は、自分の能力は平凡だと言う。そして、そんな自分に大きな仕事が出来たのは、4歳の時から、頭の中で歯車を使って考えているからだと言う。歯車とは、誰でもよく知っている機械部品の歯車だ。彼は、3歳か4歳か忘れたが、自動車エンジンの歯車の動きに感動し、以降は、どんなことも、頭の中で歯車を思い浮かべて考えるようになったと言う。
とはいえ、誰もが歯車で考える必要はなく、好きなもので考えれば良いのである。
パパートは、自分が歯車というものに出会ったことは幸運だったと言い、誰もが、その人にとっての歯車と出逢えれば良いと言っていたと思う。

で、イーロン・マスクにとっての歯車は何かというと、具体的には分からないが、彼は子供の時にSFの『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読んで使命感に目覚めたと言うが、そのSFの中に、彼に(パパートの歯車に相当するような)イメージを与えるものがあったのではないかと思う。だいたいが、IT企業の大物達は皆SF好きだ。
スティーブ・ジョブズの場合は、例のアレだろう(笑)。
つまり、カリグラフィーという文字装飾芸術で、芸術の中でもシンプルで直観を刺激し易いものだ。
無論、これらは彼らのものであり、我々は自分の歯車を持てば良いのである。
つまり、世界的芸術家の横尾忠則さんが言うように、それは、「十代の時に好きだった何か」であり、横尾さんの場合は、ターザンだった(他に、南洋一郎の冒険小説)。
ターザンは空間を動き回るので、やはり、イメージを操作するのに役に立つ。
私の知り合いの金持ちは『鉄腕アトム』だった。
『鉄腕アトム』は現在(2023年12月)、初期作品(モノクロ)がAmazon Prime Videoで見ることが出来るが、手塚治虫さんが制作に関わったこの作品の映像センスは現代でも見ることが出来ないほど素晴らしいものだと思う。あの金持ちは、その中で動き回る鉄腕アトムのイメージで考えるのだろう。

なぜイメージが大切かというと、苫米地英人さんが言うように、動くイメージによって臨場感を得るためだ。
臨場感あるイメージは現実と同じで、実際に現実になってしまうのだ。
これが引き寄せの本質だろう。
歯車のことはさておき、臨場感を得るために最も簡単な方法は、苫米地さんが言うように、アファーメーションの中に情感の言葉・・・例えば、嬉しい、爽やか、誇らしい・・・等を入れるのが最も手っ取り早い。
私の知り合いの金持ちのアファーメーションというか口ぐせは「金があるからな」と「儲かってしゃーない」だが、この言葉には、「金があるからな(気分がいい)」とか「儲かってしゃーない(から嬉しい)」といった情感が隠れているのだ。
だから、私がお薦めするシンプルなアファーメーション「お金がある」も、「お金がある。嬉しい」「お金がある。安心だ」といった情感の言葉を入れるか意識するとより効果があるだろう。

天の川
AIアート561
「天の川」
Kay


私は深呼吸でIQが多少上がっているのか、上記のような連想的考察がすらすら出て来て・・・出過ぎてタイプが追い付かない。
深呼吸は相変わらず忘れ勝ちであるが、それでも効果が出ているようである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)イーロン・マスク 未来を創る男
(2)銀河ヒッチハイク・ガイド
(3)ハングリーであれ! 愚かであれ! スティーブ・ジョブズ
(4)マインドストーム: 子供,コンピューター,そして強力なアイデア(シーモア・パパート)
(5)「言葉」があなたの人生を決める(苫米地英人)
(6)鉄腕アトム (1963) ※Amazon Prime Video
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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