昔、エマニュエル・スウェーデンボルグの本で読んだ覚えがあるが、聖書(特に旧約聖書のことだと思う)は象徴的に書かれているので、言葉通りに読むだけでは分からないようだ。
たとえば、「星が地に落ちた」と書かれているのを見て、「ああ、星が下方に移動したんだな」と思っては、書かれている本意が分からない。
この「星」が何を意味するのか、そして、それが地に落ちるとはどういうことかを悟らないと、書かれている意味が分からない。
これは聖書に限らず、神話や、あるいは、おとぎ話のような伝承にも言えることだと思う。
たとえば、『シンデレラ(サンドリヨン、灰かぶり姫)』で、シンデレラはガラスの靴を残していくが、ガラスの靴には特別な意味があり、そのことが分かれば、シンデレラのお話の本意が分かるようにだ。
ちなみに、ガラスの靴はペロー童話でのことで、グリム童話では舞踏会初日は銀の靴、2日目は金の靴で、シンデレラが残したのは金の靴だ。
また、ペローやグリムより古い伝承からのものを採用した、ジャンバティスタ・バジーレによって書かれた逸話集『五日物語』の一日目のお話によれば、シンデレラの靴は木靴である。
個人的には、おとぎ話を読み解く鍵は、お姫様とは軽くて敏感だということだ。ただ、軽いと言っても、必ずしも痩せているということではない。また、敏感の意味も幅広い。
あるいは、お姫様は小さくて若い。そして、これも、必ずしも物理的な意味ではない。
このような注意を述べてから、宇宙人から聞いた、人類にかけられている暗示、あるいは、呪いを言うと、それは、
「最後の最後で失敗する」
だ。
この意味も非常に複雑で、短絡的に考えてはならない。
たとえば、大学受験に順調に準備していたのに、本番のテストで失敗するということもあるが、それは「最後の最後」とは程遠く、むしろ、第一志望に落ちた方が後でうまくいくという、大規模な調査結果が本当にあるらしい。
それで言えば、まぐれで合格する方が失敗である可能性が高いかもしれない。
また、必ずしも長いスパン(時間の幅)で考えなければならないということでもなく、その都度その都度のことにおいて、最後に何かが入り込み、それが失敗だというのが、割と正しい意味だ。
その何かが入ってこないようにすれば良いのである。
その鍵は、やはり思考を消すことで、最後までそれを続けることだ。
ものごとがうまくいっている時というのは思考が消えているのに、最後の最後に、余計な思考が入り込んで失敗する。
最後まで油断なく思考を消すことが大事である。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)スウェーデンボルグの霊界日記(エマヌエル・スウェーデンボルグ)
(2)ペロー童話集(シャルル・ペロー。江口清訳)
(3)初版グリム童話集1 (吉原高志・吉原素子訳) ※恐ろしい初版
(4)エイリアン・インタビュー(ローレンス・スペンサー)
(5)この星の守り手たち(ドロレス・キャノン)

AIアート1510
「春先」
Kay
たとえば、「星が地に落ちた」と書かれているのを見て、「ああ、星が下方に移動したんだな」と思っては、書かれている本意が分からない。
この「星」が何を意味するのか、そして、それが地に落ちるとはどういうことかを悟らないと、書かれている意味が分からない。
これは聖書に限らず、神話や、あるいは、おとぎ話のような伝承にも言えることだと思う。
たとえば、『シンデレラ(サンドリヨン、灰かぶり姫)』で、シンデレラはガラスの靴を残していくが、ガラスの靴には特別な意味があり、そのことが分かれば、シンデレラのお話の本意が分かるようにだ。
ちなみに、ガラスの靴はペロー童話でのことで、グリム童話では舞踏会初日は銀の靴、2日目は金の靴で、シンデレラが残したのは金の靴だ。
また、ペローやグリムより古い伝承からのものを採用した、ジャンバティスタ・バジーレによって書かれた逸話集『五日物語』の一日目のお話によれば、シンデレラの靴は木靴である。
個人的には、おとぎ話を読み解く鍵は、お姫様とは軽くて敏感だということだ。ただ、軽いと言っても、必ずしも痩せているということではない。また、敏感の意味も幅広い。
あるいは、お姫様は小さくて若い。そして、これも、必ずしも物理的な意味ではない。
このような注意を述べてから、宇宙人から聞いた、人類にかけられている暗示、あるいは、呪いを言うと、それは、
「最後の最後で失敗する」
だ。
この意味も非常に複雑で、短絡的に考えてはならない。
たとえば、大学受験に順調に準備していたのに、本番のテストで失敗するということもあるが、それは「最後の最後」とは程遠く、むしろ、第一志望に落ちた方が後でうまくいくという、大規模な調査結果が本当にあるらしい。
それで言えば、まぐれで合格する方が失敗である可能性が高いかもしれない。
また、必ずしも長いスパン(時間の幅)で考えなければならないということでもなく、その都度その都度のことにおいて、最後に何かが入り込み、それが失敗だというのが、割と正しい意味だ。
その何かが入ってこないようにすれば良いのである。
その鍵は、やはり思考を消すことで、最後までそれを続けることだ。
ものごとがうまくいっている時というのは思考が消えているのに、最後の最後に、余計な思考が入り込んで失敗する。
最後まで油断なく思考を消すことが大事である。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)スウェーデンボルグの霊界日記(エマヌエル・スウェーデンボルグ)
(2)ペロー童話集(シャルル・ペロー。江口清訳)
(3)初版グリム童話集1 (吉原高志・吉原素子訳) ※恐ろしい初版
(4)エイリアン・インタビュー(ローレンス・スペンサー)
(5)この星の守り手たち(ドロレス・キャノン)

AIアート1510
「春先」
Kay