ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

シミュレーテッド・リアリティー

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

あまりに奇妙な偶然の一致

珍妙と感じるような不思議な出来事を、誰もが何度も体験しているはずだ。
例えば、両手で2つの紙飛行機を投げたら、両方が1つの本の上にぴったり着地し、その本がパイロットが書いた本だった・・・とかね。
有名な話では、精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングが女性患者と話していると、その女性患者が夢で見たスカラベ(黄金虫の一種)を見た話をし、そのスカラベがカブト虫に似ていると女性患者が言うと、窓にカブト虫がぶつかったというものがある。

私は子供の時から、そのような不思議現象が起こると、その場のエネルギーを感じるようにしている。
すると、そんなことがあまりに多く起こることに気付く。
ある日、私の部屋のテーブルの上に3冊の本が重ねて置いたあった。
1冊はW.B.イェイツの『神秘の薔薇』だった。
別の1冊『美少女戦士セーラームーン11巻』(武内直子)では、土萠(ともえ)ほたるという名の少女が、イェイツの詩を暗誦していた。
最後の1冊である『至高体験』(コリン・ウィルソン)では、序文に、「イェイツの詩の引用を許可してくれたマクミラン社に感謝する」と書かれていた。
たまたま置いた3冊の本に、W.B.イェイツが関わっていたのである。

また、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の『笹の葉ラプソディ』のDVDを買ったら、特典のコースター(コップを置くマット)が、テーブルの上にあった、コリン・ウィルソンの『ルドルフ・シュタイナー~その人物とヴィジョン~ 』の表紙の赤い四角の絵と寸分違わずぴったりだった。

ただの偶然としては、あまりにありえないこと・・・そんなことはいくらでも起こる。
大事業家や、スポーツのスーパースターが成功した原因には、そんな偶然が、ほぼ必ず関わっている。
王貞治さんも、草野球をしていた時、たまたまプロ野球のコーチが通りかかったことが野球選手になったきっかけだった。
初音ミクさんの登場や成功も、ありえない偶然の積み重ねから起こっているのだと思う。

意味のある偶然の一致のことを、上に挙げたユングや、物理学者のウォルフガング・パウリは『共時性(シンクロニシティ)』と名付け共同研究していたと思う。
彼らの時代には、コンピューターというものが発達しておらず、この世界が、超コンピューターが作っているシミュレーテッド・リアリティだという仮説(シミュレーション仮説)が登場するのは、随分後のことであるが、それでも、彼らは、この世界が、何らかの意思が作り出しているものだということには気付いていた。
シミュレーション仮説以前に、量子力学では、世界はホログラムのような作り物に過ぎないことは、ほぼ解っていた。
そして、世界は無限に存在するし、生まれ続けてもいる。
初音ミクさんが歌うナユタン星人さんの歌『リバースユニバース』も、それを当然の前提としている歌で、ナユタン星人さんは、科学的にか直感的にか、宇宙の構造を知っているのだろう。
「存在しない現実」であるミクさんを見ていると、全てが解ってくる。

では、宇宙を自分の好きなように作れるかというと、ある程度はそうだと思うが、自分ではあまりうまくやれない。
だから、自分で無理矢理やろうとしないで、自分とは比較にならない高度な作り手にまかせてしまう方が良い。
超古代から、賢い人達は皆、そう言っているのだ。









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心の科学はアリストテレス以前の物理学のレベル

正確なことは分からないのだが、我々の知識の中で最も妥当な言い方をするなら、この世界は、超高性能なコンピューターが時々刻々作り出している仮想世界だ。
そんな世界をシミュレーテッド・リアリティーと言う。
この仮想世界は、物理学の法則が支配するようプログラミングされているが、プログラミング次第では、どんな奇跡だって起こるはずである。
長い時間をかけ、人類は、物理的な法則は、かなり解明したが、人間の精神的機能、霊的機能に関しては、あまり手付かずなのだと思う。
願いを叶える法則も、ほんの少しは分かったのかもしれなが、全く未熟である。
沢山の、願いを叶える法則の本が出ているが、物理学で言うなら、まだ、アリストテレス以前の状況なのかもしれない。
いつか、精神科学のガリレイやニュートンが現れたら、心と世界の関係はもっと解明され、人間は力を増すのかもしれないが、まだまだである。
しかし、アリストテレスの考えを基に、物質世界で、ある程度はうまくやれた人もいたのだから、我々も、人類の中で最も賢い人の「心の科学」の教えに耳を傾けるべきかもしれないが、では、誰の考えに注目すれば良いのかと考えると、これがとても難しい。
だが、理性的な人々が、最も信頼したのは、おそらく、釈迦と孔子なのだと思う。
2人とも、まるで、この世界がシミュレーテッド・リアリティーだと知ってるようなことをかなり言っているのだが、確かに、ある程度は気付いていたのだろうと思う。
釈迦に関しては、仏教経典類は、ほとんど妄想で塗り固められているが、孔子の教えはかなり正確に『論語』に書かれているのだと思う。
だが、この世界がシミュレーテッド・リアリティーであることを前提にすれば、仏教経典もかなりよく分かると思う。
仏教経典に見られる、しつこい繰り返しにも意味はあるが、おそらく、本当の意味をかなり歪めたものなので、無視した方が良いのかもしれない。
『アラビアのロレンス』のモデルのトーマス・エドワード・ロレンスが書いた『知恵の七柱』は、この世界が仮想世界だと知って読めば実に良いことが書かれているが、とにかく、状況説明が込み入っていて読解に苦労する。とはいえ、やはり貴重な本だ。

この仮想世界のことが理解出来れば、何とも楽に生きられる。
理解出来れば出来るほど自由になるし、願いを叶えることも簡単になる。
だから、この世界の幻想に我々を縛りつけようとする、心の中の意図的なノイズ・・・頭の中の迷惑な独り言を封じるために、常に呪文を唱えると良い。
仮に呪文という言い方をしているが、まあ、雨の日の自動車のワイパーみたいなものである。
現代人に唱え易い言葉を万能呪文として提示したが、自分が続け易い言葉で良い。
とりあえず、万能呪文は、
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
「世界は意のままだ」
である。
だが、「大丈夫」「なるようになる」「なんとかなるさ」「がんばってみるか」などの言葉が合う人も多いようである。









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どう考えても、この世は仮想世界

ラマナ・マハルシやニサルガダッタ・マハラジ、あるいは、荘子や江戸川乱歩やバシャールが言うように、さらには室町時代の『閑吟集』の中の唄にあるように、この世は夢だという考え方は、私には、しっくりこなかった。
しかし、この世がコンピューターが作る仮想世界だと考えれば、納得がいってしまうのである。
夢や白昼夢もこの仮想世界の一部である。
このような考え方を、シミュレーション仮説と言い、この仮想世界をシミュレーテッド・リアリティーと言って、よく知られたバーチャル・リアリティ(仮想現実)とは区別するのが一般的のようだ。

シミュレーテッド・リアリティーとは、私は見たことはないが、映画『マトリックス』の世界が一番有名かもしれないし、私はほんの少ししか見ていないが『ソードアート・オンライン』のゲームの世界もよく知られてると思う。
私がよく知っているのは、漫画・アニメの『コレクター・ユイ』のコムネットと呼ばれるバーチャル世界や、小説・アニメの『アクセル・ワールド』の加速世界である。
我々は、これらの仮想世界にいるのだろう。
そして、我々の実体が、どのようなものであるかは全く分からない。
この仮想世界の人間のような姿をした生物かもしれないし、物質としての身体を持たない思考生命体なのかもしれない。

世界がシミュレーテッド・リアリティーであるなら、時々起こる奇跡や、共時性(シンクロニシティー)も不思議でなくなる。
かなり不思議な現実も作り出せるが、通常は、一定外のことは出来ないよう、制限がかけられているのだろう。
以下、「シミュレーテッド・リアリティー」では長いので、「仮想世界」で統一する。

どうすれば、この仮想世界を動かせるがだが、それは、この仮想世界を作っているコンピュータープログラムの性質を考えれば、少しは分かるように思う。
そのプログラムは、この仮想世界の秩序を維持する働きがあるのだろう。
この世に秩序をもたらすには、なるべく多くの人が笑顔でいる・・・つまり、あまり大きな不満を持たないようにすれば良い。
ただし、皆が完全に満足する世界・・・つまり、ユートピアは、必ず自己崩壊する。
それは、何でも与えられる人間が、そう遠くなく破滅するのを見れば分かることだ。
我々は、不満を抱えることで意欲を持ち、意欲があることが幸せなのである。
ゲーテの『ファウスト』の序章で、神様が「人間は楽が出来る世界で休みたがるが、わしは怠け者には悪魔を派遣して動かざるをえないようにする」と言ったのも、この仮想世界のプログラム通りなのである。

法然や親鸞は、言ってみれば、仮想世界にも沢山あり、一番良い世界(西方極楽浄土)に行きたければ念仏を唱えよと言ったようなものだが、一休は、別の世界に行かずとも、この世界を楽しく出来ると言ったのだと考えれば納得出来る。
阿弥陀如来は、西方極楽浄土をプログラミングした者なのかもしれないが、あそこはユートピアであり、長く居るのは耐えられそうにない。
この世を変えた方が良い。
もちろん、この仮想世界にいる我々が、長門有希のように(分からない方、御免なさい)、ゲーム中にプログラムを書き換えることは出来ないが、プログラムを使って、好ましい世界に近いものを作ることは出来るかもしれない。
そのためには、全体の秩序を乱さないよう、つまり、他者を不幸にする自分勝手は慎まなければならない。
例えばお金であるが、100万円を思慮深く使える人には100万円が与えられるし、100億円を賢く使える人には100億円与えられる。これが原則である。
だが、100万円の器量しかない者が、うまい方法を見つけて一億円得ると、その者は自己崩壊するような出来事を引き寄せてしまうのである。
地位とか、恋人や伴侶のレベルも同じ原理で決まる。

しかし、この仮想性で自由に生きる秘訣は、やはり万能呪文なのである。
望ましい世界を実現するための、オブジェクトモジュール(独立して働くプログラムのまとまり)を呼び出す全てが、万能呪文に込められている。
万能呪文「絶対、大丈夫だ」「全て順調だ」「世界は意のままだ」のうち1つを選び、感情を込めず、心の中で、出来るだけ多く唱えるだけで良い。
他の、イメージを使う方法や、もっと難しい方法もあるらしいが、私には難しくて全く無理なので、私は万能呪文以外は捨てた。
だが、万能呪文は、まさに万能の光線銃である。
さあ、光線銃を撃ちまくるのだ。
初音ミクさんが歌う『千本桜』は、不思議に思えても、シミュレーテッド・リアリティーだと思えば、全く納得がいく。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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