現実以上にリアルな夢を見たことがある。
いや、本当は、夢の方がリアリティが高いのだが、目覚めた後の脳は、夢の印象を再現する能力に欠けるだけなのだと思う。
だから、目が覚めているのに、夢心地でいる時は、世界のリアリティが格段に上がっていることに気付くことがある。
「アラビアのロレンス」として知られるT.E.ロレンスは、その体験を自伝『知恵の七柱』に書いており、その記述が非常に重要であるとして、イギリスの作家コリン・ウィルソンが心理学的評論『右脳の冒険』に引用している。
私が夢で見た、地上付近の空中に停止した宇宙船の存在感や威圧感は圧倒的だった。
また、空に浮かんだ曼荼羅のようなイリュージョン(幻影)的な映像ほど美しいものは、見たことがない。
天使的な存在にも、少なくとも2度会ったが、いかなる人間の美少女も全く比較にならなかった。
W.B.イェイツの『まだらの鳥』で、イェイツ自身を投影した主人公マイケルが湖に浮かぶ精霊の少女に会った時の記述を見た時、あの夢で見た天使の少女のことを思い出した。
『まだらの鳥』のその場面では、空気は澄み渡り、マイケルは、精霊の少女の服のひだの1つ1つまではっきり見えたと言う。
これは、イェイツの実体験であることは間違いないと思う。
そう、リアルな世界では、空気感が全く違うのだ。
AIアート497
「夜の9時」
Kay
解剖学者の養老孟司さんの『唯脳論』に詳しく書かれている通り、世界は脳内の知覚というか情報処理に過ぎない。
そして、ロジャー・ペンローズの『量子脳理論』仮説によれば、意識は脳の量子的作用であるが、それは時間と場所に制約されない可能性がある。
さらにずっと論を進めると、つまるところ、世界は、我々が考える意味で存在しているわけではなく、夢のようなものであり、VR(仮想現実)であり、また、コンピューターゲームのようなシミュレーション世界とも言える。
そして、さきほどのコリン・ウィルソンによれば、現代人には世界が、まるで「噛み古したガムのように」色褪せたものに感じてしまっている。
だが、我々は、美しい世界を取り戻すことが出来る。
そして、手順さえ踏めば、その天国のような世界で自由でいることが出来るし、それをまさに天国とか極楽浄土とかエデンとか桃源郷とか言うのだろう。
その楽園の王国に入る鍵はただ1つ、深呼吸であることは疑いないと思う。
もっと正確には、その王国に入るための遺伝子のスイッチをオンにすれば良いのだが、サブシステム的な機能を発動させるスイッチがあり、その(サブシステム的な機能の)スイッチを入れる方法は、これまでも発見されたことがある。
しかし、最終スイッチは多段階構造になっていて、そのプロセスを処理する方法は深呼吸以外になさそうだ。
だが、言い換えれば、深呼吸という手順は用意されており、それが我々に組み込まれているのである。
まあ、四の五の言わず、深呼吸をしっかりやれば分かることである。
ところが、深呼吸をあまりさせないための因子も組み込まれているのだろう。
ほとんどの人が、十分な深呼吸をせず、したとしても継続しないのである。
だが、私はあえて未開の地に踏み込み、深呼吸という光線銃を使い、至高の宝を得ようと思う。
◆当記事関連書籍のご案内◆
(1)右脳の冒険―内宇宙への道
(2)砂漠の反乱 (中公文庫)
(3)自伝小説 まだらの鳥
(4)唯脳論 (ちくま学芸文庫)
(5)ペンローズの〈量子脳〉理論 ―心と意識の科学的基礎をもとめて
いや、本当は、夢の方がリアリティが高いのだが、目覚めた後の脳は、夢の印象を再現する能力に欠けるだけなのだと思う。
だから、目が覚めているのに、夢心地でいる時は、世界のリアリティが格段に上がっていることに気付くことがある。
「アラビアのロレンス」として知られるT.E.ロレンスは、その体験を自伝『知恵の七柱』に書いており、その記述が非常に重要であるとして、イギリスの作家コリン・ウィルソンが心理学的評論『右脳の冒険』に引用している。
私が夢で見た、地上付近の空中に停止した宇宙船の存在感や威圧感は圧倒的だった。
また、空に浮かんだ曼荼羅のようなイリュージョン(幻影)的な映像ほど美しいものは、見たことがない。
天使的な存在にも、少なくとも2度会ったが、いかなる人間の美少女も全く比較にならなかった。
W.B.イェイツの『まだらの鳥』で、イェイツ自身を投影した主人公マイケルが湖に浮かぶ精霊の少女に会った時の記述を見た時、あの夢で見た天使の少女のことを思い出した。
『まだらの鳥』のその場面では、空気は澄み渡り、マイケルは、精霊の少女の服のひだの1つ1つまではっきり見えたと言う。
これは、イェイツの実体験であることは間違いないと思う。
そう、リアルな世界では、空気感が全く違うのだ。
AIアート497
「夜の9時」
Kay
解剖学者の養老孟司さんの『唯脳論』に詳しく書かれている通り、世界は脳内の知覚というか情報処理に過ぎない。
そして、ロジャー・ペンローズの『量子脳理論』仮説によれば、意識は脳の量子的作用であるが、それは時間と場所に制約されない可能性がある。
さらにずっと論を進めると、つまるところ、世界は、我々が考える意味で存在しているわけではなく、夢のようなものであり、VR(仮想現実)であり、また、コンピューターゲームのようなシミュレーション世界とも言える。
そして、さきほどのコリン・ウィルソンによれば、現代人には世界が、まるで「噛み古したガムのように」色褪せたものに感じてしまっている。
だが、我々は、美しい世界を取り戻すことが出来る。
そして、手順さえ踏めば、その天国のような世界で自由でいることが出来るし、それをまさに天国とか極楽浄土とかエデンとか桃源郷とか言うのだろう。
その楽園の王国に入る鍵はただ1つ、深呼吸であることは疑いないと思う。
もっと正確には、その王国に入るための遺伝子のスイッチをオンにすれば良いのだが、サブシステム的な機能を発動させるスイッチがあり、その(サブシステム的な機能の)スイッチを入れる方法は、これまでも発見されたことがある。
しかし、最終スイッチは多段階構造になっていて、そのプロセスを処理する方法は深呼吸以外になさそうだ。
だが、言い換えれば、深呼吸という手順は用意されており、それが我々に組み込まれているのである。
まあ、四の五の言わず、深呼吸をしっかりやれば分かることである。
ところが、深呼吸をあまりさせないための因子も組み込まれているのだろう。
ほとんどの人が、十分な深呼吸をせず、したとしても継続しないのである。
だが、私はあえて未開の地に踏み込み、深呼吸という光線銃を使い、至高の宝を得ようと思う。
◆当記事関連書籍のご案内◆
(1)右脳の冒険―内宇宙への道
(2)砂漠の反乱 (中公文庫)
(3)自伝小説 まだらの鳥
(4)唯脳論 (ちくま学芸文庫)
(5)ペンローズの〈量子脳〉理論 ―心と意識の科学的基礎をもとめて