1965年にイギリスで製作された人形劇である特撮テレビドラマ『サンダーバード』は今も世界中で人気があり、2004年には本格的なSF映画(人間の俳優)が作られ(ヒットしなかったので、予定されていた2作目は中止になったが)、その後もCGアニメが作られたりで、昨年(2022年)には、人形劇で新作が製作された。
ところで、なぜ、最初の『サンダーバード』が人形劇であったのかについて、現代のCGアニメの論理から考えると、当然ながら、製作費が安いからであると考えられるが、どうもそうではなかったらしい。
というのは、製作者のジェリー・アンダーソンは、1970年に初めての人間の俳優を使ったSFテレビドラマ『謎の円盤UFO(原題:UFO)』を作った時の思い出話として、「予想外だったことは、人間の俳優は高いということです」と語っていたからだ。
こんな当たり前のことに気付かなかったことが可笑しいが、それは、『サンダーバード』は金がかかった作品であったからで、この作品で使われたメカニックや爆発シーンなどは、まさに、金に糸目をつけずに迫力ある映像を作ったことが分かる。

AIアート111
「チューリップが咲く庭」
Kay
ジェリー・アンダーソンは、『サンダーバード』の次の人形劇作品『キャプテン・スカーレット』(1967)では、人形をさらに精巧にし、ストーリーも面白かったが、『サンダーバード』ほどにはヒットしなかったようだ。
ところで、この『キャプテン・スカーレット』のストーリーが現代でも驚異的に素晴らしいと思う。
この作品の中で、火星の超高度文明を築いたミステロンという火星人種族が登場する。
このミステロンのテクノロジーが凄い発想なのである。
このテクノロジーを一言で言えば「再生」である。
たとえば、火星のミステロン基地は、地球人によって誤って攻撃され破壊されたが、即座に復活した。
ミステロンが再生出来るものに制限はない。
地球人のロケットを破壊し、その直後にそっくり作成して利用したりもした。
荒唐無稽な感じがするテクノロジーだが、そうとも言えないと私は思う。
このように、壊れたものを再生したり、起こったことを起こらなかったことにするというのは、人類の夢でもある。
小説・アニメ『サクラダリセット』では、ヒロインの春埼美空(はるきみそら)は、最大3日分、世界を「巻き戻す」能力があり、それを使って浅井ケイは、わざと死ぬが、死んだことをなかったことにして「生き返った」。
手塚治虫の漫画『ザ・クレーター』の『大あたりの季節』も、似たようなお話だ。
『灼眼のシャナ』にも「存在のエネルギー」を使って、壊れたものを再生させる力が描かれている。
探せば他にもあると思う。
そして、どうも、人間には、何らかの形で、そんな能力があるのではと考えられるのである。
無論、常識的な思考をする者は受け入れないだろうがね。
だが、壊れたものを再生する、過ぎ去った過去を取り戻す、起こってしまったこと、やってしまったことをなかったことにするというのは、不思議なことに人間の夢である。
そして、多くの人が知らないことは、人間は不可能なことには憧れないということだ。
ところが、人々は「不可能だから憧れる」と誤解している。
だが、我々はこの認識を改めねばならない。
人間は可能なことにしか憧れない。
憧れるからには必ず出来るのである。
そもそも、人間は宇宙だって作りだせることは、科学でも可能性を見い出しつつある。
それなら、時間を巻き戻すことなど、むしろ容易だ。
実は、「時間を巻き戻す」のではなく、「エントロピーを逆転させる」ことに近い。
そして、この世ではエントロピーの逆転は起こらないが、それが普通に起こる世界があるかもしれないことは、物理学者にも認めている者がいる。
壊れたものを再生する、起きたことをなかったことにする・・・そんなことは、実は簡単なのであると思う。
それは、本当は魂では分かっているのに(だから憧れる)、なぜか、それが出来ないと思っているのが人類の状況であると思う。
ところで、なぜ、最初の『サンダーバード』が人形劇であったのかについて、現代のCGアニメの論理から考えると、当然ながら、製作費が安いからであると考えられるが、どうもそうではなかったらしい。
というのは、製作者のジェリー・アンダーソンは、1970年に初めての人間の俳優を使ったSFテレビドラマ『謎の円盤UFO(原題:UFO)』を作った時の思い出話として、「予想外だったことは、人間の俳優は高いということです」と語っていたからだ。
こんな当たり前のことに気付かなかったことが可笑しいが、それは、『サンダーバード』は金がかかった作品であったからで、この作品で使われたメカニックや爆発シーンなどは、まさに、金に糸目をつけずに迫力ある映像を作ったことが分かる。

AIアート111
「チューリップが咲く庭」
Kay
ジェリー・アンダーソンは、『サンダーバード』の次の人形劇作品『キャプテン・スカーレット』(1967)では、人形をさらに精巧にし、ストーリーも面白かったが、『サンダーバード』ほどにはヒットしなかったようだ。
ところで、この『キャプテン・スカーレット』のストーリーが現代でも驚異的に素晴らしいと思う。
この作品の中で、火星の超高度文明を築いたミステロンという火星人種族が登場する。
このミステロンのテクノロジーが凄い発想なのである。
このテクノロジーを一言で言えば「再生」である。
たとえば、火星のミステロン基地は、地球人によって誤って攻撃され破壊されたが、即座に復活した。
ミステロンが再生出来るものに制限はない。
地球人のロケットを破壊し、その直後にそっくり作成して利用したりもした。
荒唐無稽な感じがするテクノロジーだが、そうとも言えないと私は思う。
このように、壊れたものを再生したり、起こったことを起こらなかったことにするというのは、人類の夢でもある。
小説・アニメ『サクラダリセット』では、ヒロインの春埼美空(はるきみそら)は、最大3日分、世界を「巻き戻す」能力があり、それを使って浅井ケイは、わざと死ぬが、死んだことをなかったことにして「生き返った」。
手塚治虫の漫画『ザ・クレーター』の『大あたりの季節』も、似たようなお話だ。
『灼眼のシャナ』にも「存在のエネルギー」を使って、壊れたものを再生させる力が描かれている。
探せば他にもあると思う。
そして、どうも、人間には、何らかの形で、そんな能力があるのではと考えられるのである。
無論、常識的な思考をする者は受け入れないだろうがね。
だが、壊れたものを再生する、過ぎ去った過去を取り戻す、起こってしまったこと、やってしまったことをなかったことにするというのは、不思議なことに人間の夢である。
そして、多くの人が知らないことは、人間は不可能なことには憧れないということだ。
ところが、人々は「不可能だから憧れる」と誤解している。
だが、我々はこの認識を改めねばならない。
人間は可能なことにしか憧れない。
憧れるからには必ず出来るのである。
そもそも、人間は宇宙だって作りだせることは、科学でも可能性を見い出しつつある。
それなら、時間を巻き戻すことなど、むしろ容易だ。
実は、「時間を巻き戻す」のではなく、「エントロピーを逆転させる」ことに近い。
そして、この世ではエントロピーの逆転は起こらないが、それが普通に起こる世界があるかもしれないことは、物理学者にも認めている者がいる。
壊れたものを再生する、起きたことをなかったことにする・・・そんなことは、実は簡単なのであると思う。
それは、本当は魂では分かっているのに(だから憧れる)、なぜか、それが出来ないと思っているのが人類の状況であると思う。

