ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

サクラダリセット

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

奇跡は意外によく起こる

私は、中学1年生の時に読んだ、イギリスの作家ハーバート・ジョージ・ウェルズの短編『奇跡を起こせる男』(1898)のことを、今でも時々考える。
この小説に登場する「奇跡を起こせる男」の名は、ジョージ・マクワーター・フォザリンゲーで、私はぱっとしない名であると感じるが、この小説でも「けっして、人に奇跡を期待させるような名前ではない」と書かれている。
この奇跡の男は、小説内では、常に「フォザリンゲー氏」と呼ばれている。
そして、フォザリンゲーは、いかにも「大したことない男」だ。
年齢は30歳で、小柄、容姿は十人並み以下だろう。仕事は店員で、重要人物ではない。
議論好きではあるが、それで一目置かれている訳でもなく、その議論好きな性質は周囲の人達にとっては、どちらかというと迷惑でしかないだろう。
だが、彼が起こせる奇跡の力は天井知らずで不可能はない。
もし、『涼宮ハルヒの憂鬱』から始まる『涼宮ハルヒ』シリーズをご存じなら、フォザリンゲーの力は涼宮ハルヒと張れるほどだが、フォザリンゲーの場合、その力を意識的に自由に発揮出来る。
例えば、「1万円札を千枚、ここに出せ」と言えば、その通りになる。
いや、1万枚、さらには、百万枚でも全く同じだろう。
ある時は、1人の刑事に対し、「地獄に行け」と言ったら、その刑事は消えてしまったが、悪いと思って、戻ってこさせたことがあった。その刑事が実際にどんなところに行っていたかは分からないが。
『サクラダリセット』のヒロイン、春埼美空(はるきみそら)は、「リセット」という、世界を最大3日、巻き戻せる驚異の能力があるが、フォザリンゲーにだって出来る。いや、フォザリンゲーなら、春埼美空のリセット能力にある様々な制限はないと思われる。

ウェルズは単に空想的な作品を書く人ではなく、『タイムマシン』や『宇宙戦争』といった作品も、どこかリアリティがあるので、いまだ映画化されるのだと思う。
私も、『奇跡を起こせる男』に関しては、単に、自分もそんなことが出来たらいいなというのではなく、当時から、どこか現実味を感じていたのだ。
というより、時々書いているが、私も奇跡を起こしたことがあったからだ。
猿が紙にインクをなすり付けたら小説になるというのを、奇跡と捉えることも偶然と捉えることも出来るが、私の奇跡は、そういった類のものだ。
その意味、私の奇跡は、涼宮ハルヒやフォザリンゲー、あるいは、春埼美空のように、確率の問題ではない超常現象を起こすのとは、奇跡の種類が違うかもしれないが、「ありえないこと」という意味では同じだ。
だが、私の奇跡も、フォザリンゲーらの奇跡も、この世界が、コンピューターが作っている仮想世界だとすれば、原理的には同じように可能なのである。
つまり、この世界が、『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』に出てくるような作り物のデジタル世界であればである。
今、何かと話題になる49歳の世界一の大富豪イーロン・マスクは、この世界が仮想世界でない可能性はほぼゼロと言っているらしいが、今や、そう考える人は決して珍しくはない。
むしろ、本当に頭が良いかどうかは、この世界が仮想世界であることを、どう肯定するかで大体解るのではないかと思うほどだ・・・というのは私の主観だが、この世界が仮想世界であると語る賢い人達を見ていると、そう思うのである。

そして、我々凡人にとっては、この世が仮想世界であることの重大性はどうでもよく、重要なことは、フォザリンゲーのような奇跡の力を行使して、ぱっと幸せになれるかであろう。
もちろん、この可能世界を作った人間、あるいは、AI(のようなもの)は、我々の意思が実現するシステムに、何らかの制限はかけているだろうが、一定の範囲では、実現可能になっているのだと思う。
だから、私にだって、ある程度の奇跡は起こせる。
そして、奇跡を起こす鍵は、案外に、そこらに散らばっている。
『奇跡を起こせる男』なんて小説もその1つだ。
「神様の奇跡が起こる」と唱え続け、1憶円を2回当てたホームレスの話も、まさにそうだろう。

イギリスの作家コリン・ウィルソンは、23歳の時に書いた『アウトサイダー』で、ヒッピーから一夜で世界的作家になったが、彼が座右の銘とするのは、ウェルズの自伝的小説『ポリー氏の人生』にある、「人生が気に入らないなら変えてしまえばいい」だ。
超駄目男ポリーも、そうやって人生を変えたのである。
きっと、この仮想世界を操作する鍵を見つけたのだろう。








宇宙人の貴重なメッセージ

「投げっぱなしジャーマン」という言葉をご存じだろうか?
私は知らなかった。
私が最初に聞いたのは、『まちカドまぞく』というアニメ(2019年放送)で、高校1年生の千代田桃(魔法少女)が、同じ高校1年生の吉田優子(魔族の少女)に、「借りっぱなしジャーマン」という変形で使ったのだが、優子は意味を桃に尋ねなかったので、意味が通じていたのだろう。
ここでは、優子が桃から借金をし、優子が返さないままになるという意味で「借りっぱなしジャーマン」と言ったのだから、義務とか責任とかの放棄を意味することは、なんとなく解ると思う。
その後、『サクラダリセット』というアニメ(2017年放送)で、高校生同士が普通にこの言葉を使うのを聞いた。
それほど、少なくとも、若い人には普通の言葉なのだろうか?

「借りっぱなしジャーマン」は、プロレスの「ジャーマン・スープレックス・ホールド」という技から来ているらしい。
「ジャーマン・スープレックス・ホールド」の、「ジャーマン」は「ドイツ式」で、「スープレックス」は投げ技の1つ、そして、「ホールド」は固め技である。
ところで、最後のホールドをせずに、スープレックス(投げ技)だけで終わることがあり、その場合は、「ジャーマン・スープレックス」と言う。
ところが、「ジャーマン・スープレックス・ホールド」を発明した、カール・ゴッチという、アントニオ猪木さんが「実力だけなら世界一」と讃えたレスラーは、そういった、最後のホールドをせずに、スープレックスで終わる「投げっぱなし」をやることを非常に嫌ったらしい。
それで、「投げっぱなしジャーマン」は、「最後まできちんとせずにやめてしまうこと」という悪い意味で使われるのだろう。
しかし、「投げっぱなしジャーマン」である「ジャーマン・スープレックス」は、これはこれで良い技だと思うし、ゴッチさん自身が、力道山やアントニオ猪木さんとの試合で、最後のホールドで失敗して勝ちを逃しているのである(結果は両方とも引き分け)。

さて、現代語講座は終わる(笑)。
なぜ、こんな話をしたのかというと、ある芸術家をチャネラーとする宇宙人の宇宙語の話を思い出したからだ。
私は、そのご本人から宇宙語を聞かせていただき、翻訳も聞かせていただいた。
かなり怪しい話である(笑)。
とはいえ、その芸術家は、立派な実績のある方で、多分野の創作を行い、奥さんも控え目で、とても真面目そうな人だった。
その宇宙語の話の中で私が印象に残っていたのが、「想いを宇宙にぽーんと投げなさい」というところだった。
その「想い」は、質問であるとか、願いであると考えて良いだろう。
質問を投げれば、答は直観としてやってくるし、願いを投げれば、それは実現する。
そして、宇宙人は、「ぽーんと投げなさい」とだけ言ったのだ。
つまり、「投げっぱなしジャーマンでいいよ」と言ったのである。
いや、「投げっぱなしジャーマンでないといけない」のである。
投げた後で、「私のお願い、ちゃんと届いてますかあ?」という連絡をぽんぽん投げたり、「届いたかなあ」と心配してはならないのである。
やるべきことは、イエスが言ったように、「叶ったと思って感謝する」ことであり、沢山の優れた引き寄せ指導者が一致して言うように、「叶ったようにふるまう」ことである。
この貴重な宇宙人のメッセージを活用していただきたい。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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