私は、中学1年生か2年生の時に、姉にゲーテ詩集(高橋健二訳)をもらってから、高校の終わりまで、学生服のポケットに入れてずっと愛読していた。
そうやって、私がゲーテの言葉でしっかり憶えているものは「自慢するな」で、これが人間にとって一番大切なことだと思ったものだ。
「自慢するな」ほどではないが憶えているのは、「人間、結局は人格だ」「最悪の日に生まれたら、最悪の日も心地よい」「最低のことでも何もしないよりはした方が良い」などだ。
ところで、自慢癖というのは、老人のものだ。
若いうちというのは、案外、自慢をしないし、自慢する時は、冗談っぽく言ったり、恥じらいを持って言うものだ。
若いのに自慢好きというのは、本当に最悪だ。
だからゲーテは、
「若いのに自慢するのはやめた方が良い。でないと、若い頃特有の過ちを卒業しないうちに、老人特有の過ちを犯すようになる」
と言ったのだ。
それに、ゲーテが言ったわけではないが、若いうちから自慢していたら、老人というか、中年になったら、自慢だらけで、もうどうしようもない人間になるのではないかと思う。
人類最高の天才の1人であると言えるスティーヴン・ホーキング博士は、「あなたはIQ(知能指数)がさぞ高いのでしょうね」と聞かれた時、
「知らない。計ったことがない。IQを自慢するのは負け犬」
と言ったという話がある。
確かに、自分は頭が良いと言う人間ほど、負け犬という表現が似合う者はいない。
自分は頭が良いと言うのと、他人を馬鹿と言うのは同じだ。
舛添要一氏、堀江貴文氏、西村博之氏、成田悠輔氏らは、あれほど優秀なのに、どこか負け犬のイメージがあって、人気はあっても、(利益関係のない人に)信用がないのは、彼らが、「俺は頭が良い」「お前らは馬鹿だ」といったことを言うからである。
彼らが、老人の過ちを犯さなかったら、大儲けは出来ないかもしれないが、もっと平和でいられたのにと思う。
ドナルド・トランプは、一見、自慢が大好きなように見える。
だが、自慢とはちょっと違うと思う。
たとえば、「プーチンや習近平は私を尊敬している」と言うのは、自慢のようにも思える。
しかし、そんなことを世界に向かって公言するのは、空恐ろしいことだし、トランプは、そう言うことで、大きな責任を背負っている。たとえば、「ロシアのウクライナ侵攻を止める」「中国に侵略を起こさせない」などだ。それは、とてもではないが自慢とは言えない。
また、彼は、「私は大統領として大きな実績を上げた」と言うが、それを具体的に上げ、少なくとも、それはある程度は肯定出来るのだから、やはり自慢ではないと思える。
一方で、カマラ・ハリスは、「私は、アメリカに明るく素晴らしい未来を築く(皆、そう言っている)」「私は新しい時代のリーダーに相応しい(皆、そう言っている)」と言うのは、何の根拠もない、ただの自慢である。
なんでそんなもの信じるのか、非常に疑問だが、ハリスは、莫大な費用を投じて、そんなことを言うテレビCMを大量に流したらしい。テレビの威力は、本当に絶大だと思う。つくづく、テレビは見てはいけないと思う。
自慢をやめれば、IQは上がり、引き寄せもし易くなる。
逆に(このケースが多いのだが)、自慢をすればIQが下がり、引き寄せが出来なくなる。
なぜなら、自慢をするほど、結局は心の平和を失うことになるからだ。
(いつも通りの言い分だが)「心おだやかに!」と唱えれば、自慢をしなくていい状況になって心がおだやかになり、さらに引き寄せを起こし易くなる。
まあ、せっかく、自慢しなくていい状況になっても、自慢したがる者は多いので、そこは注意しないといけない。
「馬鹿ほど自己評価が高い」「自信がないほど自慢をする」は真理である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ゲーテ 詩集(高橋健二訳)
(2)ファウスト(第一部)(ゲーテ著。高橋健二訳)
(3)トランプの真実 ~トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔~
(4)ホーキング、宇宙を語る(スティーヴン・ホーキング)
AIアート1306
「オンディーヌ」
Kay
そうやって、私がゲーテの言葉でしっかり憶えているものは「自慢するな」で、これが人間にとって一番大切なことだと思ったものだ。
「自慢するな」ほどではないが憶えているのは、「人間、結局は人格だ」「最悪の日に生まれたら、最悪の日も心地よい」「最低のことでも何もしないよりはした方が良い」などだ。
ところで、自慢癖というのは、老人のものだ。
若いうちというのは、案外、自慢をしないし、自慢する時は、冗談っぽく言ったり、恥じらいを持って言うものだ。
若いのに自慢好きというのは、本当に最悪だ。
だからゲーテは、
「若いのに自慢するのはやめた方が良い。でないと、若い頃特有の過ちを卒業しないうちに、老人特有の過ちを犯すようになる」
と言ったのだ。
それに、ゲーテが言ったわけではないが、若いうちから自慢していたら、老人というか、中年になったら、自慢だらけで、もうどうしようもない人間になるのではないかと思う。
人類最高の天才の1人であると言えるスティーヴン・ホーキング博士は、「あなたはIQ(知能指数)がさぞ高いのでしょうね」と聞かれた時、
「知らない。計ったことがない。IQを自慢するのは負け犬」
と言ったという話がある。
確かに、自分は頭が良いと言う人間ほど、負け犬という表現が似合う者はいない。
自分は頭が良いと言うのと、他人を馬鹿と言うのは同じだ。
舛添要一氏、堀江貴文氏、西村博之氏、成田悠輔氏らは、あれほど優秀なのに、どこか負け犬のイメージがあって、人気はあっても、(利益関係のない人に)信用がないのは、彼らが、「俺は頭が良い」「お前らは馬鹿だ」といったことを言うからである。
彼らが、老人の過ちを犯さなかったら、大儲けは出来ないかもしれないが、もっと平和でいられたのにと思う。
ドナルド・トランプは、一見、自慢が大好きなように見える。
だが、自慢とはちょっと違うと思う。
たとえば、「プーチンや習近平は私を尊敬している」と言うのは、自慢のようにも思える。
しかし、そんなことを世界に向かって公言するのは、空恐ろしいことだし、トランプは、そう言うことで、大きな責任を背負っている。たとえば、「ロシアのウクライナ侵攻を止める」「中国に侵略を起こさせない」などだ。それは、とてもではないが自慢とは言えない。
また、彼は、「私は大統領として大きな実績を上げた」と言うが、それを具体的に上げ、少なくとも、それはある程度は肯定出来るのだから、やはり自慢ではないと思える。
一方で、カマラ・ハリスは、「私は、アメリカに明るく素晴らしい未来を築く(皆、そう言っている)」「私は新しい時代のリーダーに相応しい(皆、そう言っている)」と言うのは、何の根拠もない、ただの自慢である。
なんでそんなもの信じるのか、非常に疑問だが、ハリスは、莫大な費用を投じて、そんなことを言うテレビCMを大量に流したらしい。テレビの威力は、本当に絶大だと思う。つくづく、テレビは見てはいけないと思う。
自慢をやめれば、IQは上がり、引き寄せもし易くなる。
逆に(このケースが多いのだが)、自慢をすればIQが下がり、引き寄せが出来なくなる。
なぜなら、自慢をするほど、結局は心の平和を失うことになるからだ。
(いつも通りの言い分だが)「心おだやかに!」と唱えれば、自慢をしなくていい状況になって心がおだやかになり、さらに引き寄せを起こし易くなる。
まあ、せっかく、自慢しなくていい状況になっても、自慢したがる者は多いので、そこは注意しないといけない。
「馬鹿ほど自己評価が高い」「自信がないほど自慢をする」は真理である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ゲーテ 詩集(高橋健二訳)
(2)ファウスト(第一部)(ゲーテ著。高橋健二訳)
(3)トランプの真実 ~トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔~
(4)ホーキング、宇宙を語る(スティーヴン・ホーキング)
AIアート1306
「オンディーヌ」
Kay