病気というのは、重病のものも含め、訳もなくかかるものなのだろうか?
もしそうだとしたら、我々は不安から逃れられないし、保険に入らないといけないと思うことも多いだろう。
しかし、「心神医学の父」と呼ばれる、ドイツの医師ゲオルク・グロデック(1866-1934)は、いかなる病気でも、いや、事故による怪我でさえ、全て心因性、つまり、心が原因だと言うのである。たとえ、転んで骨を折ることすらだ。
グロデックのように怪我の場合までとはいかないかもしれないが、NLP(神経言語プログラミング)の開発者として名高いリチャード・バンドラーも、全ての病気は心因性と決め付けていると著書に書いている。
私は、この度、おそらく、9月最初あたりからだと思うが、乾癬(かんせん)という皮膚の病気にかかった。乾癬は、アトピーに似ているところもあるが、別のものである。私は、幼い頃にアトピーになり、数年前に克服している。乾癬というのは、ちょっと癌に似た感じがあると私は思う。癌というのは、強い生命力を持った癌細胞が、宿主たる生命を殺してしまう。乾癬は、早い話、皮膚の増殖速度が普通の10倍くらいになり、急速に成長、角質化、そして、剥離となり、白い角質化した肌がどんどん剥がれ落ちていく。そのせいで、血管が炎症を起こし、激しい痒みを伴う。
癌も乾癬も、肉体が腐るとか、生命力が低下するのと違い、むしろ、活力があり過ぎるのが問題なのだ。
要は、共に、全体とのバランスが悪いのだ。
つまり、人々の中で非常な変わり者が、その旺盛なエネルギーで暴れているような状態かもしれない。
私は常に、世間の教義や信念を叩き壊し、世間の迷妄、幻想を打ち破ることを志して生きているが、そのやり方が問題だよという、天のお知らせかもしれない。
世間を笑うことでは、荘子も同じであるが、荘子は、世俗にあって世俗を超えていた。真の聖人は、世間の中にあっても、並の人間には見分けが付かないと荘子は言う。私の場合は、聖人でもないのに目立ち過ぎなのだ。
尚、乾癬はウイルス性とかではなく、感染することは絶対にない。乾癬が感染しないとは、面白くない洒落ではある。
上に、今回の私の場合として書いたように、私は、いかなる病気も、自分に原因があると確信している。
歌手の桑田佳祐さんも、食道癌から復帰した時、「僕の何かが悪かったのかなと思っている」と語っていたが、もちろん、彼の感覚は正しい。ただ、原因に気付かないといけない。
さて、では私はどうするか?
現在、病気を抱えている方。あるいは、病気になる予定のある方・・・なんておかしいかな。でも、今は、何の病気も持っていない人の方が稀かもしれない。
まあ、一緒に考えてみる価値はあるかもしれない。
私は、苦しいかというと、非常に苦しいのだが、治るかどうかは、まあ、どうでもいい。というより、原因が無くなれば勝手に消えるだろう。だから、病気の症状とか治療には関心が無い。
食べ物がどうのこうのと言う人もいるし、そうなのかもしれないが、私には何の興味もない。実際は、食べ物など、何の関係もないと思っている。
病気の苦しみは、単なる感覚反応であり、それは、痒い、痛いと感じ、心も苦しい、辛いとか言うだろう。でも、私は、五感でも心でもない。私には関係の無いことだ。
高次の私から言えば、病気など存在していない。それがあると思うのは、心と感覚の誤りなのである。順序立って言うと、感覚の知らせたものを心が誤って認識し、心がありもしない幻想を作り出したというだけのことだろう。心には正しい知恵がない。
心が英知にひれ伏して従えば、誤りは消える。それを実地に学ぶ良いチャンスをもらえたというだけのことだ。
それは、病気を抱える人々全てに言えることと思う。いや、肉体や精神の病気だけでなく、家庭の病気、会社の病気、民族の病気、国家の病気なども、皆同じだ。
私は、この経験を生かして、国家の病気も治すことになるだろう。
病気に悩む方は、一度、ゲオルク・グロデックの『エスの本』を読んでみてはどうかと思う。
我が敬愛する精神分析学者、岸田秀氏の翻訳だ。山下公子さんとの共訳であるが、お互い、相手の担当部分も訳し、誤りを指摘し合ったという。
難しい本じゃない。グロデックが親しい、若い女性に宛てた手紙という設定の、一種の文学で、ある意味、非常にエロチックだ。いや、本物のエロスかもしれない。ただ、これが実話だとしたら、明らかにセクハラだが、あくまで想像だろう。まあ、興味深い本だ。
岸田さんの精神分析の本も抜群に面白い。そして、彼の本を読むと、およそ全ての自己啓発や心理学の本を馬鹿馬鹿しく感じるかもしれない。まあ、岸田さんの本自体、馬鹿馬鹿しい部分もあるが、それはそれで楽しんでいただきたい。
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もしそうだとしたら、我々は不安から逃れられないし、保険に入らないといけないと思うことも多いだろう。
しかし、「心神医学の父」と呼ばれる、ドイツの医師ゲオルク・グロデック(1866-1934)は、いかなる病気でも、いや、事故による怪我でさえ、全て心因性、つまり、心が原因だと言うのである。たとえ、転んで骨を折ることすらだ。
グロデックのように怪我の場合までとはいかないかもしれないが、NLP(神経言語プログラミング)の開発者として名高いリチャード・バンドラーも、全ての病気は心因性と決め付けていると著書に書いている。
私は、この度、おそらく、9月最初あたりからだと思うが、乾癬(かんせん)という皮膚の病気にかかった。乾癬は、アトピーに似ているところもあるが、別のものである。私は、幼い頃にアトピーになり、数年前に克服している。乾癬というのは、ちょっと癌に似た感じがあると私は思う。癌というのは、強い生命力を持った癌細胞が、宿主たる生命を殺してしまう。乾癬は、早い話、皮膚の増殖速度が普通の10倍くらいになり、急速に成長、角質化、そして、剥離となり、白い角質化した肌がどんどん剥がれ落ちていく。そのせいで、血管が炎症を起こし、激しい痒みを伴う。
癌も乾癬も、肉体が腐るとか、生命力が低下するのと違い、むしろ、活力があり過ぎるのが問題なのだ。
要は、共に、全体とのバランスが悪いのだ。
つまり、人々の中で非常な変わり者が、その旺盛なエネルギーで暴れているような状態かもしれない。
私は常に、世間の教義や信念を叩き壊し、世間の迷妄、幻想を打ち破ることを志して生きているが、そのやり方が問題だよという、天のお知らせかもしれない。
世間を笑うことでは、荘子も同じであるが、荘子は、世俗にあって世俗を超えていた。真の聖人は、世間の中にあっても、並の人間には見分けが付かないと荘子は言う。私の場合は、聖人でもないのに目立ち過ぎなのだ。
尚、乾癬はウイルス性とかではなく、感染することは絶対にない。乾癬が感染しないとは、面白くない洒落ではある。
上に、今回の私の場合として書いたように、私は、いかなる病気も、自分に原因があると確信している。
歌手の桑田佳祐さんも、食道癌から復帰した時、「僕の何かが悪かったのかなと思っている」と語っていたが、もちろん、彼の感覚は正しい。ただ、原因に気付かないといけない。
さて、では私はどうするか?
現在、病気を抱えている方。あるいは、病気になる予定のある方・・・なんておかしいかな。でも、今は、何の病気も持っていない人の方が稀かもしれない。
まあ、一緒に考えてみる価値はあるかもしれない。
私は、苦しいかというと、非常に苦しいのだが、治るかどうかは、まあ、どうでもいい。というより、原因が無くなれば勝手に消えるだろう。だから、病気の症状とか治療には関心が無い。
食べ物がどうのこうのと言う人もいるし、そうなのかもしれないが、私には何の興味もない。実際は、食べ物など、何の関係もないと思っている。
病気の苦しみは、単なる感覚反応であり、それは、痒い、痛いと感じ、心も苦しい、辛いとか言うだろう。でも、私は、五感でも心でもない。私には関係の無いことだ。
高次の私から言えば、病気など存在していない。それがあると思うのは、心と感覚の誤りなのである。順序立って言うと、感覚の知らせたものを心が誤って認識し、心がありもしない幻想を作り出したというだけのことだろう。心には正しい知恵がない。
心が英知にひれ伏して従えば、誤りは消える。それを実地に学ぶ良いチャンスをもらえたというだけのことだ。
それは、病気を抱える人々全てに言えることと思う。いや、肉体や精神の病気だけでなく、家庭の病気、会社の病気、民族の病気、国家の病気なども、皆同じだ。
私は、この経験を生かして、国家の病気も治すことになるだろう。
病気に悩む方は、一度、ゲオルク・グロデックの『エスの本』を読んでみてはどうかと思う。
我が敬愛する精神分析学者、岸田秀氏の翻訳だ。山下公子さんとの共訳であるが、お互い、相手の担当部分も訳し、誤りを指摘し合ったという。
難しい本じゃない。グロデックが親しい、若い女性に宛てた手紙という設定の、一種の文学で、ある意味、非常にエロチックだ。いや、本物のエロスかもしれない。ただ、これが実話だとしたら、明らかにセクハラだが、あくまで想像だろう。まあ、興味深い本だ。
岸田さんの精神分析の本も抜群に面白い。そして、彼の本を読むと、およそ全ての自己啓発や心理学の本を馬鹿馬鹿しく感じるかもしれない。まあ、岸田さんの本自体、馬鹿馬鹿しい部分もあるが、それはそれで楽しんでいただきたい。
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