世界がおかしくなっていると思ったら、自分がおかしくなっているのかもしれない。
おそらく、かなり多くの人が、世界がおかしくなってしまったと感じている。
世界は自分が創り出しているのだから、それは自分がおかしくなっているのだが、「ま、金ならあるし」と思っているとお金に困ることはない。
そんなことに気付くために、ちょっとおかしくなっていると思った方が良いかもしれない。
ケント・ギルバートさん(1952~)というカリフォルニア州弁護士をご存じの方も多いと思う。
特に若い頃はハンサムなアメリカ人で日本語も流暢であり、バラエティー番組にも多く出演して、大衆にも大変な人気者だった。
弁護士であり、法務博士でもあり、頭が大変に良く、親日家で日本を高く評価する日本語の著書も多い。
私は数年前から、ギルバートさんのYouTube番組が気になって見ているが、最近になって、さすがと思うことがあった。
私がギルバートさんのYouTube動画を見るようになったのは、2020年のアメリカ大統領選挙のことをギルバートさんがYouTubeでよく話していたからである。
当時、大統領選挙は、トランプ大統領とバイデン候補の対決となり、開票直後はトランプ大統領が優勢と思われ、トランプは早々と勝利宣言を行ったが、バイデンが急速に逆転する。
トランプが選挙の公正性を疑う発言を始めたのはこの時からである。
その時、ギルバートさんは選挙不正(バイデン側が選挙を不正に操作した)の証拠と思われる動画などの情報を集めてYouTubeで発信し、バイデン側を強く非難し怒りを現すこともあった。
それで、日本のトランプファンも、ギルバートさんを仲間と見なすようになったのだと思う。
ところが、バイデンの勝利が確定した後も選挙不正を訴え、負けを認めないトランプに対し、ギルバートさんは、選挙に不正があったかどうかはともかく、今は早く引き下がり、4年後の大統領選を目指した方が良いと言い、多くのトランプ支持者をがっかりさせた。
そして、これは私も驚いたのだが、その後すぐ、ギルバートさんは、手の平を返すように、選挙に不正は全くなかったと断言した。
私は、アメリカの弁護士である彼の立場では、選挙に不正があったと言うのはまずいのかもしれないとか、アメリカ政府から脅しでもあったのだろうかとか、また、ビジネスの関係からも民主党(バイデン政権)の批判は良くないのだろうかとか考えた。
そして、選挙不正はないと言う彼の表情は、苦しさは感じないながら、わざとらしさや不自然さは感じていた。
そして、最近のテレビ番組のYouTube配信を見たが、ギルバートさんは、2020年アメリカ大統領選挙に不正があったと認めるような発言をしていたように思う。
今はやや緩くなったと思うが、以前はYouTubeでアメリカ大統領選挙の不正を主張した動画は削除対象で、テレビでは今でも、「トランプが選挙に不正があったと根拠なく主張している」という言い方を強制されているのだと私は推測している。
だから、ギルバートさんの話は、特にテレビ番組ではちょっとまずいと思ったものである。
ところが、そのテレビ番組でギルバートさんは実に素晴らしい発言をしている。
これは全ての人が聞いた方が良いと思う。
それは、こんな話だ。
1960年の民主党のJ.F.ケネディと共和党の現職副大統領リチャード・ニクソンとの大統領選挙は歴史的な接戦の末、ケネディが勝利した。
ギルバートさんは、この選挙は不正でケネディが勝ったのだと断言した。まあ、そう確信している識者も多い。
及川幸久さんの以前のYouTube動画で見たが、1961年に行われた、大統領選挙の結果を承認する上下院合同会議で、上院議長でもあるニクソンは(副大統領は上院議長を兼ねる)上院議長権限により、選挙結果の承認を拒否するつもりでいたが、大統領であったアイゼンハワーは「それはアメリカを大混乱させる」と言って、ニクソンにそれをやめさせたらしい。
面白いことに、2021年1月の上下院合同会議では、トランプ大統領は上院議長であるペンス副大統領に、選挙結果の承認を拒否させるつもりでいたらしい。だが、ペンスは選挙結果を粛々と承認し、結果、トランプと決裂したようだ。1961年のアイゼンハワー大統領とニクソン副大統領の時と反対である。
ギルバートさんは、アイゼンハワー大統領の判断を高く評価していた。
ニクソンは選挙不正があったと思っても、結果が出たら引き下がるべきであると言うのである。
そして、トランプもそうすべきであったとギルバートさんは言う。
だが、そうしないままで来たトランプ。
それがどんな結果になるかは、今後明らかになる。

AIアート727
「月の光」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)まだGHQの洗脳に縛られている日本人(ケント・ギルバート)
(2)日本が消失する(ケント・ギルバート)
(3)いま世の中で起きている「本当のこと」(及川幸久)
(4)いま世界を動かしている「黒いシナリオ」(及川幸久)
(5)アメリカの陰謀: ケネディ暗殺と『ウォーレン報告書』
(6)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔
おそらく、かなり多くの人が、世界がおかしくなってしまったと感じている。
世界は自分が創り出しているのだから、それは自分がおかしくなっているのだが、「ま、金ならあるし」と思っているとお金に困ることはない。
そんなことに気付くために、ちょっとおかしくなっていると思った方が良いかもしれない。
ケント・ギルバートさん(1952~)というカリフォルニア州弁護士をご存じの方も多いと思う。
特に若い頃はハンサムなアメリカ人で日本語も流暢であり、バラエティー番組にも多く出演して、大衆にも大変な人気者だった。
弁護士であり、法務博士でもあり、頭が大変に良く、親日家で日本を高く評価する日本語の著書も多い。
私は数年前から、ギルバートさんのYouTube番組が気になって見ているが、最近になって、さすがと思うことがあった。
私がギルバートさんのYouTube動画を見るようになったのは、2020年のアメリカ大統領選挙のことをギルバートさんがYouTubeでよく話していたからである。
当時、大統領選挙は、トランプ大統領とバイデン候補の対決となり、開票直後はトランプ大統領が優勢と思われ、トランプは早々と勝利宣言を行ったが、バイデンが急速に逆転する。
トランプが選挙の公正性を疑う発言を始めたのはこの時からである。
その時、ギルバートさんは選挙不正(バイデン側が選挙を不正に操作した)の証拠と思われる動画などの情報を集めてYouTubeで発信し、バイデン側を強く非難し怒りを現すこともあった。
それで、日本のトランプファンも、ギルバートさんを仲間と見なすようになったのだと思う。
ところが、バイデンの勝利が確定した後も選挙不正を訴え、負けを認めないトランプに対し、ギルバートさんは、選挙に不正があったかどうかはともかく、今は早く引き下がり、4年後の大統領選を目指した方が良いと言い、多くのトランプ支持者をがっかりさせた。
そして、これは私も驚いたのだが、その後すぐ、ギルバートさんは、手の平を返すように、選挙に不正は全くなかったと断言した。
私は、アメリカの弁護士である彼の立場では、選挙に不正があったと言うのはまずいのかもしれないとか、アメリカ政府から脅しでもあったのだろうかとか、また、ビジネスの関係からも民主党(バイデン政権)の批判は良くないのだろうかとか考えた。
そして、選挙不正はないと言う彼の表情は、苦しさは感じないながら、わざとらしさや不自然さは感じていた。
そして、最近のテレビ番組のYouTube配信を見たが、ギルバートさんは、2020年アメリカ大統領選挙に不正があったと認めるような発言をしていたように思う。
今はやや緩くなったと思うが、以前はYouTubeでアメリカ大統領選挙の不正を主張した動画は削除対象で、テレビでは今でも、「トランプが選挙に不正があったと根拠なく主張している」という言い方を強制されているのだと私は推測している。
だから、ギルバートさんの話は、特にテレビ番組ではちょっとまずいと思ったものである。
ところが、そのテレビ番組でギルバートさんは実に素晴らしい発言をしている。
これは全ての人が聞いた方が良いと思う。
それは、こんな話だ。
1960年の民主党のJ.F.ケネディと共和党の現職副大統領リチャード・ニクソンとの大統領選挙は歴史的な接戦の末、ケネディが勝利した。
ギルバートさんは、この選挙は不正でケネディが勝ったのだと断言した。まあ、そう確信している識者も多い。
及川幸久さんの以前のYouTube動画で見たが、1961年に行われた、大統領選挙の結果を承認する上下院合同会議で、上院議長でもあるニクソンは(副大統領は上院議長を兼ねる)上院議長権限により、選挙結果の承認を拒否するつもりでいたが、大統領であったアイゼンハワーは「それはアメリカを大混乱させる」と言って、ニクソンにそれをやめさせたらしい。
面白いことに、2021年1月の上下院合同会議では、トランプ大統領は上院議長であるペンス副大統領に、選挙結果の承認を拒否させるつもりでいたらしい。だが、ペンスは選挙結果を粛々と承認し、結果、トランプと決裂したようだ。1961年のアイゼンハワー大統領とニクソン副大統領の時と反対である。
ギルバートさんは、アイゼンハワー大統領の判断を高く評価していた。
ニクソンは選挙不正があったと思っても、結果が出たら引き下がるべきであると言うのである。
そして、トランプもそうすべきであったとギルバートさんは言う。
だが、そうしないままで来たトランプ。
それがどんな結果になるかは、今後明らかになる。

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Kay
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(3)いま世の中で起きている「本当のこと」(及川幸久)
(4)いま世界を動かしている「黒いシナリオ」(及川幸久)
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