引き寄せをやっている人は、貴族のようになりたいのではないか。
働かなくても、優雅に贅沢に暮らせる特権階級だ。
実際は、どこの国でも貴族の大半は貧乏貴族で、映画で見るような豊かな貴族は少ないらしい。
そのような、貴族の中でも一握りの恵まれた貴族のようになりたいと思うのは悪いことではない。
だが、それなら、貴族というものを理解しなくてはならない。世俗的学術的な意味ではなく、本質的な意味でだ。
日本は武士の国で、貴族があまり注目されなかったが、江戸時代の武士は、武士の本分である戦争をせずに税金で食べていたのだから、実質的に貴族である。
そして、江戸時代の武士に、貴族らしさが見えるのだ。
どういうことかというと、江戸時代の武士は、戦争がないにかかわらず、働かずに食べられることに後ろめたさを感じていたのだ。
無論、武士全員ではないが、そんな後ろめたさを感じていた武士が、本来の貴族らしい貴族に似てきた。
そんな武士は、「せめて立派な人間でいよう」と思ったのだ。
本来、貴族は高潔なものであるが、そうでない貴族が増えたので、貴族が廃れたのだ。
引き寄せのマスターとは、神によって豊かさと安全を保証される貴族だ。
それなら、江戸時代の武士以上に、立派な人間であろうとしなければならない。
ただし、世俗的、伝統的、形骸的な意味とは違う、本当の立派さ、高潔さだ。
そして、それが、思考が消えた人間なのである。
ところで、国王などの国のトップが変わった時、一気に没落する貴族もいれば、身分を守られる貴族もいる。
そして、トップが変わっても守られる貴族こそ、本物の貴族である。
一方、トップが変われば追い出される貴族は、トップが変わらなくてもいずれ落ちぶれる。
神がトップの貴族も、永遠の貴族のようでなくてはならない。
永遠の貴族のような者とは、ギリシャ神話のヘカテーのようである。
ヘカテーは、月の女神、冥界と女神と言われるが、実は強大な権力を持つ女神である。
そして、注目すべきは、ヘカテーは、ティターン族の神であるが、ゼウスがクロノスを頂点とするティターン族から世界の支配権を奪った後も、ゼウスはヘカテーの権力を取り上げなかった。
そのヘカテーに学べば良い。
ヘカテーは冥界という暗い世界に住み、また、同じ月の女神と言われるセレーネとアルテミスについて、セレーネが満月の女神、アルテミスが三日月の女神と呼ばれるのに対し、ヘカテーは新月の女神と言われる。やはり、ヘカテーは暗いのである。
このように、身を隠し、暗い所にいる者が最強で無敵で安全なのである。
これは、老子が言う、「最も低いところに行く水が最も強い」「私は3つの宝を持つ。それは、倹約と慈愛と人の前に立たないこと」というのと似ている。
こういったことが、無意識にでも分からないと、スピリットの王、引き寄せのマスターにはなれない。
これらに比べれば、引き寄せのメソッドや引き寄せの表面的な知識など、取るに足りないものだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)武士道(新渡戸稲造)
(2)神統記(ヘシオドス)
(3)老子 (岩波文庫)
(4)水の精 ~ウンディーネ~(フケー)
(5)アーサー王物語 (角川文庫)

AIアート1527
「春に咲く」
Kay
働かなくても、優雅に贅沢に暮らせる特権階級だ。
実際は、どこの国でも貴族の大半は貧乏貴族で、映画で見るような豊かな貴族は少ないらしい。
そのような、貴族の中でも一握りの恵まれた貴族のようになりたいと思うのは悪いことではない。
だが、それなら、貴族というものを理解しなくてはならない。世俗的学術的な意味ではなく、本質的な意味でだ。
日本は武士の国で、貴族があまり注目されなかったが、江戸時代の武士は、武士の本分である戦争をせずに税金で食べていたのだから、実質的に貴族である。
そして、江戸時代の武士に、貴族らしさが見えるのだ。
どういうことかというと、江戸時代の武士は、戦争がないにかかわらず、働かずに食べられることに後ろめたさを感じていたのだ。
無論、武士全員ではないが、そんな後ろめたさを感じていた武士が、本来の貴族らしい貴族に似てきた。
そんな武士は、「せめて立派な人間でいよう」と思ったのだ。
本来、貴族は高潔なものであるが、そうでない貴族が増えたので、貴族が廃れたのだ。
引き寄せのマスターとは、神によって豊かさと安全を保証される貴族だ。
それなら、江戸時代の武士以上に、立派な人間であろうとしなければならない。
ただし、世俗的、伝統的、形骸的な意味とは違う、本当の立派さ、高潔さだ。
そして、それが、思考が消えた人間なのである。
ところで、国王などの国のトップが変わった時、一気に没落する貴族もいれば、身分を守られる貴族もいる。
そして、トップが変わっても守られる貴族こそ、本物の貴族である。
一方、トップが変われば追い出される貴族は、トップが変わらなくてもいずれ落ちぶれる。
神がトップの貴族も、永遠の貴族のようでなくてはならない。
永遠の貴族のような者とは、ギリシャ神話のヘカテーのようである。
ヘカテーは、月の女神、冥界と女神と言われるが、実は強大な権力を持つ女神である。
そして、注目すべきは、ヘカテーは、ティターン族の神であるが、ゼウスがクロノスを頂点とするティターン族から世界の支配権を奪った後も、ゼウスはヘカテーの権力を取り上げなかった。
そのヘカテーに学べば良い。
ヘカテーは冥界という暗い世界に住み、また、同じ月の女神と言われるセレーネとアルテミスについて、セレーネが満月の女神、アルテミスが三日月の女神と呼ばれるのに対し、ヘカテーは新月の女神と言われる。やはり、ヘカテーは暗いのである。
このように、身を隠し、暗い所にいる者が最強で無敵で安全なのである。
これは、老子が言う、「最も低いところに行く水が最も強い」「私は3つの宝を持つ。それは、倹約と慈愛と人の前に立たないこと」というのと似ている。
こういったことが、無意識にでも分からないと、スピリットの王、引き寄せのマスターにはなれない。
これらに比べれば、引き寄せのメソッドや引き寄せの表面的な知識など、取るに足りないものだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)武士道(新渡戸稲造)
(2)神統記(ヘシオドス)
(3)老子 (岩波文庫)
(4)水の精 ~ウンディーネ~(フケー)
(5)アーサー王物語 (角川文庫)

AIアート1527
「春に咲く」
Kay