もし、セミナービジネスをやりたいなら、こんなふうにやれば良い。
と言うより、多くの有名セミナー講師は、このようにやっている。
まず、アメリカ発の自己開発プログラム(伝統ある優れたものはCDの音声教材が多い)を購入する。
もちろん、日本語化されている。そもそも、多国語化されているものでなければ信用がない。
値段はいろいろだが、100万円を超えるものも珍しくない。
それを、毎日少なくとも1時間、可能なら、数時間かけて勉強(と言っても聴くだけだが)する。
そして、その内容を、あたかも自分オリジナルのようにパクって・・・良い言い方をすれば、アレンジして自分が教えるのである。
実際、それで、かなり儲けているセミナー講師もいる。
私の知り合いにもそういう人がいて、その講師は私にもやるよう勧めてくれたが、幸か不幸か、その人が薦める成功プログラム(かなりの値段だった)に、あまりのめり込めなかったのでやらなかった。
ただ、悪いプログラムではなく、それなりに勉強になったし、トップクラスの多くの事業家やスポーツ選手、芸能人にも沢山の愛用者がいる。

面白かったのが、その自己開発プログラムを聴いているうち、かつてセミナーを受講した有名セミナー講師が、その自己開発プログラムまんまに喋っていたことに気付いたことだった。
確かに、そのセミナー講師独自の部分も付け加えていたが、根本は、その世界的自己開発プログラムである。

セミナーとか自己開発プログラムの中には優れたものもあるのだと思うが、それらを利用して本当に成功する人というのは、既にかなりの実力をつけていたり、特別な才能がある人で、平凡な普通の人が、それで成功することは、ほぼ全くない。
逆に、害がある場合も多いはずで、平凡な人間の場合は、害がある場合の方がずっと多いような気がするのである。

ところで、自己開発プログラムとセミナーの中で感じた面白いお話を取り上げる。
その(講師が自己開発プログラムをパクっていた)セミナーで、講師が、
「聖書には『初めに言葉ありき』と書かれているが、それは嘘です。正しくは、『初めにイメージありき』です。鮮明にイメージしたことが実現するのです」
と言った。
だが、聖書を引用することが多いことで知られる、アメリカの有名な成功書の著者、フローレンス・スコーヴェル・シンは、言葉が何より大切であると言い、今はどうか知らないが、斎藤一人さんなんかも、そう言っていたような気がする。
イメージ重視の密教の空海と、念仏という言葉以外は捨てた法然との違いのような感じもある。
金持ちになった自分をイメージすれば成功するのか、あるいは、「私は豊かだ」と自己宣言(アファーメーションいう)すれば成功するのか?
両方、駄目である。
だから、セミナーや自己開発プログラムで、凡人が成功することはない。
先程も述べたが、成功する人は、セミナーやプログラムを利用する前に、必要なものを得ているのである。

答は何か?
こんなこと、バラして良いのか不安だが(笑)、答は「初めにも終わりにも、気分(フィーリング)ありき」である。
どういうことかというと、子供の時、親に、気分の切り替え方を教えてもらった人が成功するのである。
一方、親が、「気分悪いなあ」「気ぃ悪いわあ」「ムカつく」と平気で言うなら、その子供は一生、底辺の奴隷である。
もし、そんな親に育てられたなら、全力で、気分の切り替え方を身に付けるべきだ。
それに役立つ成功のための一曲は、オスカー・ハマースタイン2世作詞の『私のお気に入り(My Favorite Things)』だ。
この曲は、映画『サウンド・オブ・ミュージック』で最初に登場し、その後、世界中の多くのアーチストがカバーした。
歌詞を英語で覚え、忘れずにいると、その気になれば、何でもうまくいく。
個人的には、Mitchie Mさんの『FREELY TOMORROW』が良く、特に、「マジカルミライ2014」で初音ミクさんが歌うのを見て聴くのが一番であると思う。
本日は、初音ミクさんの生誕日(8月31日)のイヴ(前夜祭)であるので、早速、blu-rayを視聴しようと思う。