ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

エリクソン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

宇宙人モード、魔法使いモードへの切り替え法

私が人類最高の重要人物の1人だと思っている、アメリカの精神科医だったミルトン・エリクソンの父親(以下、「父エリクソン」)は16歳で家出をし、一文無しで田舎道を歩いていた。
そう聞くと、さぞ心細かったと思うだろうが、そうでもなかったようなのだ。
すると、父エリクソンの前を、彼の未来の妻の父親が乗った牛車が通りかかり、父エリクソンは彼に「働き者の若者を雇わないか?」と声をかけ、その牛車に乗って、その時13歳だった未来の妻がいる家に行き、到着後間もなく彼女にプロポーズじみたことをした。
まるで運命に導かれているようであったが、実際そうなのだと思う。
私も、このような状況はよく分かるのだ。
私は道によく迷うのだが(笑)、重要な約束やコンサートの開始時刻が迫っているのに、目的地が全く分からなかったり、あるいは、車に乗っていて道路が渋滞してしまって、間に合いそうにないという記憶が沢山ある。
しかし、時刻に遅れたことは一度もない。
これも引き寄せの一種なのだが、なぜ、そんな引き寄せが起こるのかというと、自分がやっていることに気付いているからだ。

父エリクソンが1人で田舎道を歩いていた時、自分が家を出て来て、住む場所や仕事を必要としていることに気付いていたのだ。
私の場合、私は時間を守る意識が強いので、時間通りに目的地に着こうとしていることに気付いていたのである。
だが、ほとんどの人は、自分が今、何をしているかに気付いていない。言い換えると、意識していない。
流されるように学校や会社に向かい、ロボットのように動き、反応するだけだ。
しかし、日常とは異なる状況になると、気付きのスイッチが入り、自分が今、何をしているのかを意識するのである。
そんな時が魔法使いモード、あるいは、宇宙人モードである。言い換えれば、引き寄せモードである。

ほとんどの人は、「今何してる?」と尋ねられたら、「会社に勤めている」とか「教師をしている」などと言うだろう。
別に、仕事を聞いたわけではないのに。
もっと親切な質問は「今この瞬間、何している?」だが、こんな質問をする人はいない。
今この瞬間に気付いているのが天使であり、進化した宇宙人で、気付いていないのがロボット人間だ。
ロボット人間に引き寄せは出来ない。
気が付いたら、「私は今、何をしているのか?」と思うと良い。
この「今」は「今この瞬間」という意味である。
そうすると、気付きのスイッチが入り、意識がぱっと変わる。
それは魔法使いモードで引き寄せモードなので無敵である。
父エリクソンモードとも言えるだろう。

アメリカの神秘思想家ヴァーノン・ハワードや、最近ではヴァジム・ゼランドが『タフティ・ザ・プリーステス』に、このことを書いているが、理解出来る人は少ないと思う。
だが、本当は非常に簡単で、単に、正常な子供の意識状態なのだ(最近は異常な子供が多いが)。
あるいは、『マスターの教え』で、マスターが初めて入る飲食店でも極めて丁重に扱われ、領収証にイニシャルを書くだけでお金を渡す必要がないのも、マスターがいつも、そんな意識状態だからだ。
私も、親を連れて行く病院で、いつもはぞんざいに扱われていたのが、その意識状態でいたら、打って変わって丁重に扱われた。
これに関しては、上に書いた『タフティ・ザ・プリーステス』にも、そうなることが書かれている。
正しい「今今メソッド」は、このように、自分が今何をしているかに気付くことであると思う。
もっと正確には、「今この時」に気付くことであるが、そのためには「私は今何をしている?」「私は今、どんな状態か?」と尋ねると良いと思う。

まあ、こういったことも、究極の真言を唱えていれば自然に導かれる。
父エリクソンも、田舎道を歩いていた時、「私はなるようになるだろう」「私は常に生成する者である」と唱えていたようなものなのだ。
父エリクソンは、それを天然でやっていただけだ。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン エリクソンのいやしのストーリー~
(3)なぜあなたは我慢するのか(ヴァーノン・ハワード)
(4)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)

魔法の館
AIアート1362
「魔法の館」
Kay

どうしても駄目なら諦めてこれをする

私は、稀にだが、正式にカウンセリングを行うことがある。
心理カウンセリングの怪しい資格(主観だが)がいっぱいあるが、カウンセリングを行うために資格が必要なわけではない。
私も、IT資格はいっぱい取ったが、カウンセリング資格は1つも持っていない。
カウンセリングの極意は「何も言わない」だ。
そりゃ実際は、何かを言い、何かをするのだが、本当に意味があるのは、ミルトン・エリクソン的に、「無意識が無意識に話す」ことだ。
具体的には、こんな話がある。
エリクソンのところに、どうしようもない不良高校生が連れてこられたことがあった。
エリクソンが彼に「君が真面目な生徒になったら、皆驚くだろうね」と言うと、不良高校生は「そりゃ驚くだろうね」と応えた。
会話はそれだけだったが、しばらくしたら、不良高校生は勝手に更生した。
間違いなく、エリクソンは考えて言ったのではない。
自分が無意識状態になり、無意識にそう言ったら、不良高校生の無意識に伝わったのだ。
エリクソンは、不良高校生も無意識に導いたのだろう。

カウンセリングで私に、「どうやったら引き寄せが出来るでしょう?」なんて相談してくる人はいない。
そうではなく、実際は、真面目な引きこもりが、「どうやったら働けるでしょうか?」といったものを扱う機会が多いが、こんな質問に理屈で返事をしても効果はない。しかし、世のカウンセラーは理屈の話しか出来ない。
こちらが無意識に入ると共に、相手も無意識に入れてやれば良いのだが、これはなかなか難しい。
コツは、相手が絶対に予想出来ないことを言ったりしたりすることだ。

それでは、もし、引き寄せが出来ないと言う人がいたら、どうすれば良いだろう?
諦めて瞑想をした方が良い。
呼吸法というのは、よほど激しいもの以外は瞑想でもある。
政木和三さんも、小学生の時、腹式呼吸を毎日1時間やって、一か月ほどで超人化してしまった。
私も、速読の訓練の一環として、腹式呼吸を毎日10分から20分だが、数か月はやったので、かなり力がついたことがある。
呼吸法のやり方はいろいろで、自分で調べて、気持ち良くやれるものを採用すれば良い。
最も簡単なのは、引き寄せの法則の世界的指導者であるヒックス夫妻がやったように、ただ自分の呼吸を意識することだ。
人気のネドじゅんさんのエレベーター呼吸や、志賀一雅博士の「よかった、ありがとう呼吸」のようなものもある。
私は、悪い流れになっているなと思ったら「ナ・ダーム呼吸」(「ナ」で吸い「ダーム」で吐く。心の中で唱える。「ナ・ダーム」という言葉に意味はない)をやる場合が多い。
ファイナル・アンサーは瞑想かもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)催眠誘導: エリクソン・メソード決定版
(4)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(6)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(7)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(ヒックス夫妻)
(8)この世に不可能はない(政木和三)
(9)サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

風に乗る
AIアート1118
「風に乗る」
Kay

奇跡、快挙だらけの人生

今朝書いた方法で、大抵の望みは叶えられるはずである。

ドワンゴの川上量生会長は、ブログで、「ひきこもりは成功したとしても一般人の一番下の階層にやっと入れてもらえるだけ」と言うが、「でも、本当はそれはすごいことで、起業して運だけで成功した経営者なんかよりも、じつはもっとありえない快挙をやったんだと」とも述べている。
この「起業して運だけで成功した経営者」は川上氏自身のことである。

それなら、私は、川上氏の成功よりも、ありえない快挙をやったことになる。
まあ、実際は、「川上氏より」というのは全然納得しないが、奇跡的なことであったのは確かだ。
だが、それは、全て、今朝書いた方法でやれたことで、それが、全くもって自然なやり方であったと思う。
自然であるから、誰がやっても効果的と思う。

今朝もご紹介した、『王子さまになったカエル』という、NLP(神経言語プログラミング)の本で、NLP自体と関係あるかどうかは分からないが、その本の159ページに書かれている、天才精神科医のミルトン・エリクソンがやったこと(今朝書いた)を真似て、叶わないことは1つもなかった。
今朝も書いたが、引きこもりが、セールスマンを始めた途端に華々しい売上を上げたり、その後、楽だが退屈な仕事をしながら、何の苦労もなく、コンピュータープログラマーになった。
プログラマーになって、小さな会社に勤めていた時、やはり大手が良いと思ったら、一部上場企業に自然に入り、何かの気まぐれで、百人程度でいいから講演したいなと思ったら、それも、自分で何かした覚えはないが、やれてしまった。その時、講演者は、「足代」という、封筒に入った、かなり高額な「交通費」が出るということを知った。
また、システムエンジニアやプログラマーは敬われないので、大手企業で慇懃に扱われる開発指導者になろうと思ったら、4社ほどで、それをやることになって、客に接待までされた。
そして、好きな女の子が出来たら、必ず縁を作ることが出来た。
そんなことを言ったら、すぐに、「やったのか?」などと言う男がいるが、そんなことより、はるかに良いことがあったのだ。
今思えば、急に1日1食のベジタリアンになり、30kg痩せて健康で美しい身体になったのも、この方法を無意識にやったからかもしれない。
考えてみれば、奇跡、快挙だらけの人生ではないだろうか?

よろしければ、このブログの今朝の記事(これの1つ前の記事)を読み、試してみていただきたい。









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無意識の中の傷を癒す

昨夜の話はとても重要だと思うので、少し方向を変え、より分かり易く、そして、より具体的な実践法を書こうと思う。

人間の能力や性質は、2歳か3歳までに育った環境によって決まり、一生変わらないという話をよく見た。
その中には、オオカミに育てられた子供が、生涯、四つ足で歩き、言葉を覚えなかったからというものもあったが、これは、そもそも、あまりに事例が少なく、また、その子が、その後、どんな環境でどんな教育を受けたかが分からないので、参考にしかならない。
ただ、そんなふうになる場合もある・・・程度に考えた方が良いだろう。
少なくとも、オオカミに育てられた子という特殊な場合はともかく、理性や言葉を、たとえ欠陥があっても、獲得できた場合は、変わることはできる。
たとえば、幼い時に育った環境によって、そうなったであろう悪辣(容赦がなくたちが悪い)な性質を持つ不良学生を、精神科医のミルトン・エリクソンやその娘の高校教師が、一瞬で更生させたという話もある。
まして、本人が変化を望む場合、それが不可能ということはない。

2歳までに構築された精神性は、無意識の中にあるのだから、修正は容易ではないのは確かだろう。
しかし、大人になってからだって、抑圧によって、無意識の中に送り込まれたものは、やはり、無意識の中の性質となって、その者の精神性や思考に大いに影響を与える。
つまり、大人でも、無意識の中身が変わるのである。
それならば、無意識に良い変化を起こすことも可能かもしれない。

無意識の中にある精神性は不活発ではなく、常に活動し、我々の心や身体に影響を与えている。
それは、1つの精神的傾向・・・例えば、ジャガイモが異常に好きとか、大人の男性が少女にしか愛情を感じないとか、様々な形がある。
また、身体的に現れることもあり、例えば、クセだとか、吃音、あるいは、アトピーなどのアレルギーに現れることもあると思う。

子供の頃、鬼や妖怪の姿が見えたり、原因不明の不安感に悩んでいた人が、古事記やギリシャ神話を読むと、それが治ったという話がある。
神話というものは、それが伝わっている民族の人々の、無意識の中の深層部にそのイメージがあるという説がある。
また、世界中の神話には共通する部分も多く、エッセンスとしては同じようなものに違いない。
そして、無意識の治療のセオリーは再体験である。
無意識の中の歪みや傷を作った原因を、何らかの方法(例えば退行催眠術)で再体験すれば、それが消える。
神話を読めば、無意識の深い層にあるものを再体験することになるのだから、それより上の層の無意識に影響を与えるとしても不思議はない。
私も一頃、やたら、古事記やギリシャ神話を読みたがったことがあったが、通常の意識では、それをしたがる理由はなかったのだから、生命体が無意識の修正をさせたのかもしれない。

また、無意識が心に常に送り込んでくる刺激は、無意識の傷や歪みが原因である場合が多い。
頭の中での、絶え間ないおしゃべりは明らかにそうだ。
それを放置すれば、無意識の歪みは強化され、ますます強くなる。
そこで、頭の中でのおしゃべりをやめれば良いが、それは難しいので、呪文を唱えるのである。
呪文を唱える限り、頭の中のおしゃべりは止んでいる。
それを続ければ、やがて頭の中のおしゃべりは消え、無意識の中の傷や歪みは消える。
その呪文は、いつも言うように、「ア」の母音で始まり、「ア」の母音を多く含むものが良い。
最後が「ン」で終わるとか、MやNの音を含むものが効果が高いかもしれない。
「アジマリカン」「アーメン」「あ・うん」「南無阿弥陀仏」「私は誰か」などが良いものである。
また、初音ミクのような自我のない存在の歌声は、歌にもよるだろうが、確実に無意識を癒す。
これは本当に実感している。
そこで、お奨めの音楽も挙げておく。









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自己暗示の恐るべき威力を速やかに発揮するには

暗示というものの恐るべき威力を示した人達に、フランスの心理学者エミール・クーエと、アメリカの精神科医ミルトン・エリクソンがいる。
脚が麻痺して歩けない状態で、クーエの診療所に担ぎ込まれた男が、暗示療法を受けただけで、10分後には元気に走り回っている。
エリクソンは、治ることが極めて少ないはずの精神病を魔法のように治しただけでなく、明らかに身体的な病気まで治してしまったし、病気だけでなく、手に負えない不良学生を一言の対話で更生させたり、まさに魔法としか思えないことを平然とやってのけた。
この2人の違いを言うなら、クーエの方法は誰でもできるが、エリクソンの方法は、どれほど研究しても真似ができないということだ。

他にも、暗示の力を活用して成果を上げたものでは、リチャード・バンドラーのNLP(神経言語プログラミング)では、心身を問わず、疾患(病気)を一瞬で治し、ジョセフ・マーフィーの潜在意識の活用方法では、いかなる願いも叶えることができた。

だが、問題は、どれも、催眠状態、トランス、変性意識状態(アルタード・ステーツ・オブ・コンシャスネス)等と呼ばれる状態、あるいは、脳波がアルファー派からシータア派に下がった状態でなければ、暗示が効力を発揮しないことだ。
※ここに挙げた状態は、つまるところ、どれも同じと思う。
これら(トランス等)は、一般的な意味での心である顕在意識が消え、潜在意識やエスと呼ばれる意識が表出した状態である。
日中、意図的にトランスに入ることは難しいが、エリクソンはそれを容易くやれたので、驚異的な成果を出せた。
しかし、エリクソンのやり方は難しいというか、はっきり言ってやり方が誰にも分からない(簡単にできる人もいる)。
エリクソンの手法を研究して作られたのが、リチャード・バンドラーのNLPだが、うまくいくかどうかは技量次第で、NLPの教師を名乗る人だって、本当に上手くやれるかどうか疑わしい。
そこで、ジョセフ・マーフィーは、自然にトランスになっている、眠りにつく前や、起床直後に、潜在意識に暗示を送り込むことを教え、クーエも、そのやり方を勧めている。また、ほとんどの暗示療法のマスター達は、その方法を肯定的に述べている。

一部のヨガや能力開発技法では、極端に緊張した状態から一気に力を抜くことを繰り返すことで、トランスに近い状態に入れることを利用して、その時(擬似トランス状態)に自己暗示を行うという方法を教えていて、一定の効果はあるが、さほどではない。
だが、肛門を締めるという方法なら、肛門を締めた時にトランスに入れるだけでなく、これを頻繁に繰り返すことで、意識を操る感覚を覚え、どんどんトランスに入りやすくなり、まさしく万能状態になる。
上に挙げた人達の本を読む際、肛門を締める方法を導入すれば、これらの成果を速やかに得られる。
そのためには、常に肛門を締めるということを忘れず、できれば、肛門を締めながらの腕振り運動や、クンバハカ呼吸をすることである。
腕振り運動は、自然に立って、伸ばした腕を同時に一定間隔で前後に振るだけの簡単な運動で、手の平は内側に向け(下に向けるやり方もある)、後ろに振る時にやや力を入れ、前に振る時は力を抜く。
クンバハカは、息を十分に吸って呼吸を止めると同時に肛門を締めて臍の周りに意識をやり、そのまま3~10秒保持してからゆっくり息を吐き、吐ききった時に、再度、息を止めて肛門を締める。息を吸う、吐くの度合いにあまりの無理がないように。そのあたりは、自己判断で賢くやって欲しい。
しかし、やはり大切なのは、気が付けば、いつでも肛門を締めることである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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