『私はできる』というタイトルの本がある。
原題は『I Can the Key to Life's Golden Secrets』で、日本語では、「私はできる~人生の黄金の秘密を開ける鍵~」といった感じだろうか?
自己啓発分野で世界的に有名な心理学者ベン・スイートランドが書いた大ベストセラーで、1960年頃の本だが、今でもロングセラーを続けている。
ところで、私は、この本の「まえがき」を読んで、これだけで良いのではと思ってしまった。
「まえがき」は、Amazonサイトで「試し読み」で全文読めるし、KIndle版のサンプルの中にも全部入っている。
教育家で「岡田式静坐法」で知られた岡田虎二郎は、小学4年生の時、学校でルソーの『エミール』を読んだことで人生の志を立てたと言う。
ところが、虎二郎が読んだのは、『エミール』の前書き(序)だけだったのだ。
こちらは、Amazonサイトでは岩波書店版の『エミール』の「試し読み」では、「解説」の部分が書かれていて、残念ながら「序」は読めない。
だが、ちゃんと買って「序」を読んでみたら、確かに素晴らしい。
調べたら、エミールは、元々は、「序」の部分だけ書く気だったらしい。
ベン・スイートランドは『私はできる』の「まえがき」だけを書く気だった訳ではないだろうが、私は「まえがき」だけで満足してしまった。
それはだいたい、こんな感じの内容である。
ベン・スイートランドの自己開発セミナーに毎週やって来る、50代後半の駄目男がいた。
会社をクビになり、無職で、奥さんに養われていた。
この駄目男は、セミナーの成果は全く出なかった。
ところがある日、セミナー教室の窓から見えるネオンサインの広告を見て、この駄目男は覚醒した。
そのネオンサインの広告の中に、AMERICAN(アメリカ人。アメリカの)という文字があったのだが、前半の「AMER」が建物で隠れていて、この駄目男には見えなかった。
つまり、この駄目男に見えていたのは「ICAN」で、スペースを1つ入れれば「I CAN(私はできる)」だ。
「I CAN(私はできる)」という文字を見て、この駄目男は駄目でなくなったのである。
自分はこれまで「私はできない」と考えていたが、「私はできる」と考えれば良いのである。
それが求めてやまなかった答だったのだ。
我々も同じである。
ある一定レベル以上のことは、「私にはできない」と考えるよう洗脳されていたのだ。
それを、「私はできる」に変えればいいだけだ。
それにはどうすれば良いか?
『ヒマラヤ聖者の生活探求』5巻に答がある。
著者のスポールディングは、4歳の時、大学予備校に連れて行かれ、教師に文字を見せられ「どう思う?」と聞かれた。
スポールディングが「分からない」と答えたら、教師は、「自分にはちゃんと分かっているという態度でいなさい」と言った。
おかげで、スポールディングは何でも分かるようになり、14歳で名門大学を卒業し、科学者にもなれた。
「態度は事実より重要」である。
「私はできる」という態度を取れば良い。
あるいは、口ぐせが人を作るのだから、「私はできる」を口ぐせにすれば良い。
両方やればさらに良いだろう。
原題は『I Can the Key to Life's Golden Secrets』で、日本語では、「私はできる~人生の黄金の秘密を開ける鍵~」といった感じだろうか?
自己啓発分野で世界的に有名な心理学者ベン・スイートランドが書いた大ベストセラーで、1960年頃の本だが、今でもロングセラーを続けている。
ところで、私は、この本の「まえがき」を読んで、これだけで良いのではと思ってしまった。
「まえがき」は、Amazonサイトで「試し読み」で全文読めるし、KIndle版のサンプルの中にも全部入っている。
教育家で「岡田式静坐法」で知られた岡田虎二郎は、小学4年生の時、学校でルソーの『エミール』を読んだことで人生の志を立てたと言う。
ところが、虎二郎が読んだのは、『エミール』の前書き(序)だけだったのだ。
こちらは、Amazonサイトでは岩波書店版の『エミール』の「試し読み」では、「解説」の部分が書かれていて、残念ながら「序」は読めない。
だが、ちゃんと買って「序」を読んでみたら、確かに素晴らしい。
調べたら、エミールは、元々は、「序」の部分だけ書く気だったらしい。
ベン・スイートランドは『私はできる』の「まえがき」だけを書く気だった訳ではないだろうが、私は「まえがき」だけで満足してしまった。
それはだいたい、こんな感じの内容である。
ベン・スイートランドの自己開発セミナーに毎週やって来る、50代後半の駄目男がいた。
会社をクビになり、無職で、奥さんに養われていた。
この駄目男は、セミナーの成果は全く出なかった。
ところがある日、セミナー教室の窓から見えるネオンサインの広告を見て、この駄目男は覚醒した。
そのネオンサインの広告の中に、AMERICAN(アメリカ人。アメリカの)という文字があったのだが、前半の「AMER」が建物で隠れていて、この駄目男には見えなかった。
つまり、この駄目男に見えていたのは「ICAN」で、スペースを1つ入れれば「I CAN(私はできる)」だ。
「I CAN(私はできる)」という文字を見て、この駄目男は駄目でなくなったのである。
自分はこれまで「私はできない」と考えていたが、「私はできる」と考えれば良いのである。
それが求めてやまなかった答だったのだ。
我々も同じである。
ある一定レベル以上のことは、「私にはできない」と考えるよう洗脳されていたのだ。
それを、「私はできる」に変えればいいだけだ。
それにはどうすれば良いか?
『ヒマラヤ聖者の生活探求』5巻に答がある。
著者のスポールディングは、4歳の時、大学予備校に連れて行かれ、教師に文字を見せられ「どう思う?」と聞かれた。
スポールディングが「分からない」と答えたら、教師は、「自分にはちゃんと分かっているという態度でいなさい」と言った。
おかげで、スポールディングは何でも分かるようになり、14歳で名門大学を卒業し、科学者にもなれた。
「態度は事実より重要」である。
「私はできる」という態度を取れば良い。
あるいは、口ぐせが人を作るのだから、「私はできる」を口ぐせにすれば良い。
両方やればさらに良いだろう。