我々がなぜ、英知や魔法の力を失ったかは隠されているが、こういうことだ。
我々は、小さい頃から、次のように育つ。
「名前は?」と聞かれたら、名前を答える。
「歳は?」と聞かれたら年齢を答える。まあ、時々、学年を答える子もいるが、些細なことだ。
他にも、住所とか、親の職業を聞かれるかもしれない。
答えて良いこともあれば、答えない方が良いものもあることを理解するかもしれず、それはそれで重要かもしれないが、やはり、大したことではない。
そして、「イタリアの首都は?」「ルート3はいくら?」「原子の構造は?」と、休む間もなく、どんどん難しい質問に対する答を憶えさせられる。
あるいは、「大谷は今シーズン何本ホームランを打った?」「ファイナルファンタジーの最新版は?」といったローカルな分野の質問と答が重要視されることもある。
それでどうなるか分かるだろうか?
本当に大切な質問は何かが分からないままになってしまうのだ。
結果、猫を見たら「可愛い」、花を見たら「きれい」という型通りの反応をするロボットになってしまうのだ。
これが、闇の支配者(一応、こんなありふれた言い方をする)の目的だ。
あのイーロン・マスクが、なぜあんなに賢くなったのかは、そのことに気付いたからだ。
彼は、少年の時、ダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイクガイド』を読んで、「正しい質問をすること」が最も大切なことだと分かってしまった。
『君たちはどう生きるか』というアニメ映画があり、この作品のタイトルそのものが質問になっていることが分かるだろう?
その質問が「君たちはどう生きるのですか?」だが、『銀河ヒッチハイクガイド』を読むと、これほどの愚問はないと分かるかもしれない。
『銀河ヒッチハイクガイド』で、「人生の目的は?」という、実質「君たちはどう生きるのですか?」と同じ質問に対し、恐ろしいほど優秀な超高度AIが答を出すのだが、その答が、あまりに馬鹿馬鹿しいのだ。
なぜそんな馬鹿馬鹿しい答になるのかというと、質問が間違っているからだ。
ラマナ・マハルシが「私は誰か?」という究極の質問を出したが、これは訳が悪い。
「私は誰か?」は、マハルシが使ったタミル語の「ナン・ヤー」の訳だが、ナンは「私」、ヤーは「何」といった意味らしい。
つまり、「私とは何か?」が本来の意味らしい。
日本語なら、「私とは?」でも良いかもしれない。
「私とは?」と質問すれば、内側から反応が起こる。最初は微かに。
いろいろ質問を自分で出すと良い。
「石破はキモい」と言うなら、「なぜ石破はキモいのか?」とか。
どんな質問にも、浅い答と深い答がある。
石破がキモいと感じるのは、石破の姿や話し方に、自分の過去の不快な出来事の記憶を思い出すからだ。
「石破はキモい」と言うだけの者はIQ90以下で、「なぜ石破はキモいのか?」と質問する者はIQ105以上だ。
そして、なぜ石破はキモくなったのかと質問し、答を深めると、結局、石破は変なものに支配されていることに行きつく。
そうやってIQを高めるものだし、同時に、英知と引き寄せ力も得られるようである。
大事なことは「正しい質問をする」ことだった。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)イーロン・マスク 上 (ウォルター・アイザックソン)
(2)銀河ヒッチハイクガイド(ダグラス・アダムス)
(3)ニコラ・テスラ 秘密の告白(二コラ・テスラ)
(4)ペロー童話集
(5)初版グリム童話集1
(6)目で見るグリム童話
(7)現代語訳 古事記(福永武彦)

AIアート1321
「夏の記憶」
Kay
我々は、小さい頃から、次のように育つ。
「名前は?」と聞かれたら、名前を答える。
「歳は?」と聞かれたら年齢を答える。まあ、時々、学年を答える子もいるが、些細なことだ。
他にも、住所とか、親の職業を聞かれるかもしれない。
答えて良いこともあれば、答えない方が良いものもあることを理解するかもしれず、それはそれで重要かもしれないが、やはり、大したことではない。
そして、「イタリアの首都は?」「ルート3はいくら?」「原子の構造は?」と、休む間もなく、どんどん難しい質問に対する答を憶えさせられる。
あるいは、「大谷は今シーズン何本ホームランを打った?」「ファイナルファンタジーの最新版は?」といったローカルな分野の質問と答が重要視されることもある。
それでどうなるか分かるだろうか?
本当に大切な質問は何かが分からないままになってしまうのだ。
結果、猫を見たら「可愛い」、花を見たら「きれい」という型通りの反応をするロボットになってしまうのだ。
これが、闇の支配者(一応、こんなありふれた言い方をする)の目的だ。
あのイーロン・マスクが、なぜあんなに賢くなったのかは、そのことに気付いたからだ。
彼は、少年の時、ダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイクガイド』を読んで、「正しい質問をすること」が最も大切なことだと分かってしまった。
『君たちはどう生きるか』というアニメ映画があり、この作品のタイトルそのものが質問になっていることが分かるだろう?
その質問が「君たちはどう生きるのですか?」だが、『銀河ヒッチハイクガイド』を読むと、これほどの愚問はないと分かるかもしれない。
『銀河ヒッチハイクガイド』で、「人生の目的は?」という、実質「君たちはどう生きるのですか?」と同じ質問に対し、恐ろしいほど優秀な超高度AIが答を出すのだが、その答が、あまりに馬鹿馬鹿しいのだ。
なぜそんな馬鹿馬鹿しい答になるのかというと、質問が間違っているからだ。
ラマナ・マハルシが「私は誰か?」という究極の質問を出したが、これは訳が悪い。
「私は誰か?」は、マハルシが使ったタミル語の「ナン・ヤー」の訳だが、ナンは「私」、ヤーは「何」といった意味らしい。
つまり、「私とは何か?」が本来の意味らしい。
日本語なら、「私とは?」でも良いかもしれない。
「私とは?」と質問すれば、内側から反応が起こる。最初は微かに。
いろいろ質問を自分で出すと良い。
「石破はキモい」と言うなら、「なぜ石破はキモいのか?」とか。
どんな質問にも、浅い答と深い答がある。
石破がキモいと感じるのは、石破の姿や話し方に、自分の過去の不快な出来事の記憶を思い出すからだ。
「石破はキモい」と言うだけの者はIQ90以下で、「なぜ石破はキモいのか?」と質問する者はIQ105以上だ。
そして、なぜ石破はキモくなったのかと質問し、答を深めると、結局、石破は変なものに支配されていることに行きつく。
そうやってIQを高めるものだし、同時に、英知と引き寄せ力も得られるようである。
大事なことは「正しい質問をする」ことだった。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)イーロン・マスク 上 (ウォルター・アイザックソン)
(2)銀河ヒッチハイクガイド(ダグラス・アダムス)
(3)ニコラ・テスラ 秘密の告白(二コラ・テスラ)
(4)ペロー童話集
(5)初版グリム童話集1
(6)目で見るグリム童話
(7)現代語訳 古事記(福永武彦)

AIアート1321
「夏の記憶」
Kay