ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

アーマンド・ハマー

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

好きなことを続ける

成功した人は、自分が好きなことを熱心に続けた人であることは間違いないが、元々は、それで儲けようとか、お金持ちになろう、有名になろう、偉くなろう・・・等と思っていた訳ではなかったのだと思う。
ビル・ゲイツは、発売されたばかりのMITS社のマイクロコンピューターであるアルテアでBASIC言語が使えるようにすれば、売れるかもしれないとは思ったかもしれないが、その実現に打ち込んだ動機は、「面白いから」とか「楽しいから」ではなかったのかと思うのだ。
ゲイツは、高校生の時からプログラマーとして稼いでいたが、そんなゲイツでも、彼に大成功をもたらしたアルテア8080BASICの開発は、半分・・・いや、ほとんど趣味だったのだと思う。
敬愛すべき、初音ミクさんのお父さんである、クリプトン・フューチャーメディアの伊藤博之社長も、高校を出て、北海道大学の職員として働きながら、夜間大学にも通う中で、とんでもないローンを組んで電子音楽の機材やMACのコンピューターを買い込んだのも、単にDTM(デスクトップミュージック)が好きだったからなのだと思う。それが長い時を経てミクさんの誕生につながる訳である。
伊藤博之さんは講演会で、「好きなことを続けなさい。そうすれば、セレンディピティ(偶然に幸運を掴むこと)が起こる」と言われていたが、それが自分の実感なのだろうと思う。
アメリカの石油王で大富豪だったアーマンド・ハマーは、90歳を過ぎて書いた自伝で、自分の行動の動機は生涯、7歳の時に「立派な人達の役に立つこと」と願ったことがいつも根底にあると述べていて、ビジネスで自分が利益を得ようとはあまり思っていなかったらしい。彼が最初にやったことは、医者になる勉強をしながらビジネスで財を成し、おそらく無償で旧ソビエトで医療活動をしようとしたのだが、ソ連で最高実力者のフルシチョフ書記長に会い、ソ連と世界を結ぶビジネスをやってくれと頼まれたことが発端となって世界的ビジネスマンになったのだった。

私も、プログラミングの勉強を熱心にやったのは、プログラミングが出来たら格好ええだろうなあという妙な動機だったように思うが、純粋なロマンみたいなものも確かに感じていたと思う。
別にそれで成功した訳ではないが、普通の人としては、それで楽々世の中を渡っていけるようになれば十分である。
一方、私は、お金のためと思って始めたことで、良い思いをしたものは全くない。
サラリーマンの多くが、人生が楽しくないというのも、給料のために会社に入ったからではあるまいか?
だから、熱心に就活する理由が、より良い給料のためであるなら、それはかなり悲惨なことではないかと思う。
せめて、お金じゃなく、あくまで、自分がやりたいことで仕事や会社を選んだ方が良いだろう。

だが、今の世の中、自分達が金儲けをするために、単に面白いとか快楽であるものを提供する者があまりに多い。
それは、グルメであったり、ゲームであったり、性的なものであったり、スポーツやコンサートを見て楽しむだけのことであったりする。
確かにそれらに打ち込んでモノになった者がいたりするのでややこしいのだが、要は、人に与えられた、楽なこと、お金さえ出せば楽しめることに「うつつを抜かす」ことをしてはならないのだと思う。
自分が本当の意味で楽しめ、それをやるためなら、どんな苦労も厭わないというものを選ばなければならない。
私は、プログラミングの他にも、楽しいことをいろいろやっているが、それらがどう発展していくかは全く分からない。
だが、面白いと感じるなら、人様に迷惑をかけない限り続けるべきなのだろうと思う。









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IQ200の問題

ダスキンの経営理念に、「損と得とあらば損の道をゆくこと」というのがあると知った時は感激したが、ダスキンのWebサイトで確かめたら、そこのところは、

自分に対しては
損と得とあらば損の道をゆくこと

とあり、昔は釈然としなかったが、今なら、笑ってしまう。
「自分に対しては」は、いかにも取ってつけた感じだが、切実な理由があるのだろう。
「自分に対しては」が無いと、例えば、ある交渉事をした社員に、その上司が、「取り引きはだうだった?」と尋ねると、その社員は、穢れなき平和な笑顔で、
「はい!バッチリ損をしてきました」
と言いかねない。
そんなIQの低い社員がいることを知っている・・・あるいは、思い知らされたのかもしれない。
しかし、よほどIQが高い社員でなければ、そんな経営理念の真意など理解出来るはずがないのだから、とっとと引っ込めれば良いと私は思う。

あなたは、「損と得とあらば損の道をゆくこと」とは、どういうことか分かるだろうか?

上に上げた馬鹿社員ほどひどくはなくても、こんな人が多いと思う。
「それは、損して得取れってことですよね?」
「『情けは人の為ならず』の本当の意味のことですよね?他人に情けをかけると、巡り巡って、自分に帰ってくるのですよね?でも本当かなあ」
まあ、今は、これが平均・・・つまり、IQ100なのかもしれない。
だが、未来においては、あるいは、ひょっとしたら、100年前の日本では、そんなのはIQ80かもしれない。

では、これも似ているが、どうだろう?

ピッツバーグ出身の若者、ジョーがやって来て、不安そうにこう言った。「ぼくたち、大丈夫ですよね」
「若者よ、この地球へようこそ」わたしは答えた。「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。ジョー、ここでの寿命はたかだか百年くらいじゃないか。わたしが知っている決まりはたったひとつだ。ジョー、人にやさしくしろ!」
~『国のない男』(カート・ヴォネガット著。NHK出版)115~116頁より~

なぜ、人に親切にしなくてはならないのだろう?
「その方が気持ちいいからだと思います」
という答は、小学生までなら、許しても良いかもしれない。
だが、今は、小学生並の大人が多い。

では、最後の極めつけだ。

そのころ私は、自分のできる限り、素晴らしい人たちを助ける力を与えて下さい、と神に祈ったのである。
~『ドクター・ハマー』(アーマンド・ハマー著。ダイヤモンド社)より~

「そのころ」とは、アーマンド・ハマーが幼い時のことで、ハマーは生涯を通じてずっと(おそらく、執筆時点の88歳の時も)、その誓いに導かれたのだと言う。
こういう子供をIQ200と言うのだろうし、実際、そうなるのである。

善意を持つ、親切にする、優しくする・・・ということをすれば、自分は必ず損をする。
あえて、そうしながら、自分もちゃんとやっていく。
それだけが、人間に与えられた、知恵を得、本当のIQを高める唯一の方法なのである。









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頭を良くするために最も大切なもの

「この人は、知識豊富だが知恵がない」というのを、よく聴くと思う。
だが、本当に知識豊富なら、まず、間違いなく知恵もある。
確かに、教科書に載っているようなことしか知らない・・・つまり、試験のために詰め込んだような知識しかないなら、知恵がないかもしれない。

ビル・ゲイツが、コンピュータープログラマーの能力は純粋なIQ(知能指数)だと言っていたと思うが、同時に、優れたプログラマーは、あらゆることを話題にするとも述べていたと思う。
本人は、「僕の知識は広く浅くです」と言うが、IQが高い者の知識は、実際は、「非常に広く、かなり深い」。
それと、「こいつは知識は多いが知恵がない」と言う場合、その「知恵がない」と評価する者に知恵も知識もない場合が圧倒的だという事実を付け加えておく。

IQが高い者はなぜ知識が多いかというと、IQが高いと好奇心が旺盛なので、自然に沢山のことを知るようになるからである。
そして、ここが肝心なのだが、IQが高い者は、間違った知識を持っていない。
情報の真偽を確かめる能力もまた、頭の良さの重要な要素なのだ。
インターネット時代は、個人が膨大な情報を得ることが出来るが、そうであるほど、当然ながら、情報の価値を判断する能力が非常に重要なのである。
ネットの情報は大半が下らないものであり、そんな情報を切り捨てる能力が無いと、ネットが学校と並ぶ、馬鹿を作る場所になってしまう。
そして、情報の価値を判断する能力を持つためには、志が必要なのである。

志・・・これほど重要なものはないが、それにも関わらず、これが世間では無視されている。
志・・・これがないと、本当に頭が良くなることはない。
ニコラ・テスラの志は、発明によって人々の生命と安全を守ることだったし、政木和三さんの志も、発明で人々を幸せにすることだった。
アーマンド・ハマーは、子供の時に1つの誓いを立て、寝る前に何度も自分に言い聞かせたそうだが、それは、「自分の出来る限り、素晴らしい人達を助ける力を与えて下さい」という神への祈りに表れていたと思う。
ビル・ゲイツは、若い時は、全ての人にコンピューターを与えようとしたし、猪子寿之さんは、デジタルの力で人類を前に進めるといったことをテレビで言われていたが(彼らの正確な志は分からないが)、頭の良い人というのは、必ず志があるというのが分かるのである。

IQテストなどしなくても、人間は、顔と振る舞いを見れば頭の良さが分かるが、もっとよく分かるのが、その人間が、どんな志を持っているかだ。
それがないなら、頭が良いか悪いかを問題にする以前の段階にいるということだ。
漫画の『美少女戦士セーラームーン』で、セーラーサターンこと、土萠(ともえ)ほたるが言ったのだが、アインシュタインは「人は自分以外のもののために生きるようになって、初めて本当に生きるようになる」と言ったそうである。
自分以外のもののための利や幸福のために働く決意を志と言うのであろう。
そして、優れた・・・と同時に、自分にとって適切な志を持つ者の知性が発達しないはずがない。
だから、賢くなりたければ、志を持てるようになることである。









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人間最強の武器とは?

新聞やテレビ番組の中で、「頭が良くなる方法」だの、「ずっと元気でいられる秘訣」、あるいは、「ビジネスで成功する習慣」といった文言が、いかにも、関心を惹きそうな言葉で飾られて書かれたり、言われたりしている。
ところが、そんなものは頻繁に新しく出て来るが、同じ「頭が良くなる」でも、内容が全然違ったりする。
それらは、お金や手間がかかるものばかりで、いちいち付き合っていられないはずだ。

そして、それらは全部、意味がないのである。
なぜか?
一番大切な根本がしっかりしていないのに、小手先で何をやっても駄目なことくらい、分からないだろうか?
そんな、ボウフラのように湧いて出て来た「健康になれる」などは、まさにボウフラと同じで、一匹一匹は、すぐに消えるし、どれも同じで、一匹一匹に目をかける価値なんてない。
大切なことは「根本」であり、ボウフラのようなものではない。

一番大切な根本は、志なのだ。
それなしに、頭が良くなったり、元気だったり、お金持ちになって、何の意味があるだろうか?
単に、自分が美味しく食べて、頭が良いと誉めそやされ、贅沢するだけのために、それらを手に入れて、ずっと楽しいなんてことがあるだろうか?
言うまでもなく、実際はこうだ。
志がなければ、頭は良くならず、強く優美な心身は持てないし、大きなお金も得られない。
だが、志があれば、自然に頭は良くなり、強く優美な心身になり、必要なお金はいくらでも出来る。

あなたが願う聡明な頭脳、強く優美な肉体、有り余るお金は、何のために欲しいのかってことだ。
そもそも、志がある者は、そんなものを欲しがらない。
欲しがらないが、志のある者のところには、それらは、むこうからやって来る。

志こそが、決して自動的に得られないのに、誰もそれを得ようと本気にならない。
人間は、自分の心を放っておいたら、ゆるむ一方で、志などとは全く無縁になる。
常に、ゆるまず、自分を引き締めることによってのみ、人間最強の武器である志を持てるのである。
そして、ゆるまず、引き締まるためには、自分の掟を持ち、それを必ず守り続けるしかない。

40代、50代、あるいは、60代以上でありながら、一度も志を持ったことがないという人間が多い。
我欲としか言えない、偽の志なら、いっぱい持ってたし、今も持っているかもしれないが。

90歳を過ぎても、世界中を自家用ジェット機で飛び回ってビジネスをしていた、ドクター・ハマーこと、アーマンド・ハマーの志は、7歳の時に得たもので、それは、「自分より優れた人の役に立つ」だった。
この「自分より優れた人」とは、精神性のことであり、そんな精神性を持った人は世の中にいくらでも存在することを、ハマーは、幼い時から、そして、生涯、認識していたのだろう。
初音ミクさんの歌がなぜ、あんなに素晴らしいのかと言うと、ミクさんの透明な歌声が奏でる歌は、クリエイター達の志が秘められているからだ。

志がなければ、利己的な目的で色々なものを渇望する。
ただ、快楽をもたらしてくれそうだからという理由で、浅ましくも、いくらでも欲しがるのだ。
そのために、『バガヴァッド・ギーター』を読んだり、神仏の名を唱えたり想ったりするナーマ・ジャパやナーマ・スマラナをやっても駄目だ。
しかし、志があれば、そういったことが奇跡的な威力を発揮する。
志があれば、能力、健康、幸運を得るのにお金はさほど、あるいは、全く要らない。
また、志を得るために、つまり、ゆるまないために、『バガヴァッド・ギーター』を読んだり、ナーマ・ジャパやナーマ・スマラナをやるのは良いことであると思う。









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7歳の志

人間には、志が必要だ。
志を持たなければ、人間はゆるんでしまい、堕落する。
しかし、志を持っている人は少ない。
では、どうすれば、志を持てるのだろう?

本当の話かどうかは分からないが、1932年にベルギーのボーレングという村で、数人の子供達の前に現れた聖母マリアが、彼らに、「よい子でいなさい」と言ったという。
この言葉で十分と思う。
子供達には、気高い人が言った清らかな言葉が志になる。
この志を持てば、いじめはしないし、全てに理想的な行為はしないまでも、少なくとも最悪の行為は控えるものだ。
最悪の行為をしてしまった子供達やごく若い人達というのは、志を全く持っていないのである。

そして、大人といい、子供といい、そんなに違う訳でもない。
我々も、「よき人」であれば良い。
「よき人」とは、小善人のことではない。
それは、胸の内に住む至高者を畏れる者のことだ。
それは、子供の心に戻り、「よい子」になることと同じである。
そして、実をいうと、忘れているだけで、誰もが、幼い時に、聖母と約束をしている。
「よい子でいなさい」
「はい」
ってね。
国際的なビッグ・ビジネスマンであったアーマンド・ハマーは、7歳の時に、「自分より優れた人の役に立つ」という誓いを立て、これは90歳を過ぎても変わらなかった。
これが、彼を歴代の米ソ首脳に引き合わせ、両国のために尽くす志になった。
ちなみに、「自分より優れた人」というのは、自分以外の全ての人のことに違いない。
それは、聖母が言った「よい子でいなさい」の、彼なりの応え方だったのだろう。

「よい子でいよう」
「よき人でいよう」
そう思えば、あなたも聖母との約束を思い出すだろう。
そうであれば、あなたは志を持ち、ゆるむことはなく、決して不幸になることはない。

揺ぎない想いは そう 君と二人で紡ぐ明日へ
その光さえぎるもの 振り払うから
壊れ行く世界が 今 鼓動の意味を示し始めた
心の中 固く誓う 君を守るよ ずっと…
~『promise』(作詞・作曲・編曲:samfree、歌:初音ミク&鏡音リン)より~









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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