小説、漫画、映画、アニメを問わず、こんな定番のシーンがあるが、ここに引き寄せの神髄がある。
それは、その場から避難しなければならない時に、動けない親しい人を見捨てなければならないという場面だ。
たとえば、敵の兵隊が迫っている中、怪我をして動けない親がいる。
親は、「私のことは放っておいて行け!」と言うが、言われた者はそれに従わない・・・という、本当によくある場面だ。
『美少女戦士セーラームーン』が、あれほど世界的に人気を博し、20年以上経つ今でも人気があるのは、主人公であるセーラームーンこと月野うさぎが、決して誰も見捨てないからだ。
この月野うさぎのような者は、引き寄せが出来ない。
そして、ほとんどの人が、基本的にはセーラームーン型だ。
引き寄せが出来る人は、見捨てることが必要な時には、きっぱりと見捨ててしまう。
ただし、必ずしも心が痛まないわけではない。
だが、それでも、必要なら見捨てるのである。
なぜそうなのかというと、引き寄せたい願いというのは、正直、破廉恥なものがほとんどだ。
ほとんどの人は、それを願う一方で、それを得ることに抵抗する気持ち(罪悪感など)が起こる。そうなれば、引き寄せの力は働かない。
だが、気恥ずかしさや罪悪感を感じながらも、それを得ることを決意出来る者だけが、それを引き寄せる。
しかし、ほとんどの者がそれを出来ない。
だから、それを出来ない者の典型であるセーラームーンがヒロインでありプリンセスであるこのお話に強烈に惹かれるのである。
ただし、引き寄せが出来る者は、見捨てて行く時、見捨てた相手に言うのだ。
「自分で何とかしろ」
どんなに弱く見える人間でも、何とかする力はあるのだ。
だが、その力を使わないのだ。
さて、もう1つ、世界的に有名な、引き寄せの秘訣を描いた物語がある。
それは、5~6世紀のブリトン人(ケルト系民族)の君主であるアーサー王の物語だ。
アーサーが生まれた経緯はこうだ。
ブリトン王ウーゼルは、「円卓の騎士」で有名な円卓の饗宴を開き、立派な騎士達を招いた。
その騎士の1人ゴロイスも、妻のイグレーヌを連れて饗宴にやって来る。
ところが、ウーゼル王はイグレーヌの美しさに一目惚れし、イグレーヌを口説いたが、イグレーヌははね付けた。
怒ったゴロイスはウーゼル王に挨拶もせずにイグレーヌを連れて帰るが、これに逆恨みしたウーゼル王は軍を引き連れてゴロイスの城に攻め入る。
ロクでもない王だ(笑)。
さらに、ウーゼル王は魔法使いマーリンの魔法でゴロイスそっくりの姿になってイグレーヌの部屋に行くと、イグレーヌをいきなり押し倒し・・・という場面は映画でよくあると思う。
本物のゴロイスは殺される。
本当にロクでもない王だ(笑)。
この時に出来た子がアーサーである。
アーサーはウーゼルの後を継ぎ、ブリトン王になる。
こんなとんでもない出生のアーサーでも、偉大な王になれるのだ。
ウーゼル王にだって罪悪感がなかったわけではない。
だが、欲しいものを諦めずに求める決断力がある者が引き寄せを出来るということが表されているから、アーサー王の物語は不滅であるのだ。
アーサーが、こんなしょうもない生まれだとは知らない人が多いと思う(笑)。
余計なことは言わない。
参考になればと思う。

AIアート690
「水妖」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)アーサー王物語 (トマス・ブルフィンチ。角川文庫)
(2)美少女戦士セーラームーン オールカラー完全版(1)※フルカラーです
(3)あなたはこうして成功する(大島淳一こと渡部昇一)
(4)サイコパス 秘められた能力(ケヴィン・ダットン)
(5)サイコパス ・インサイド(ジェームス・ファロン)
それは、その場から避難しなければならない時に、動けない親しい人を見捨てなければならないという場面だ。
たとえば、敵の兵隊が迫っている中、怪我をして動けない親がいる。
親は、「私のことは放っておいて行け!」と言うが、言われた者はそれに従わない・・・という、本当によくある場面だ。
『美少女戦士セーラームーン』が、あれほど世界的に人気を博し、20年以上経つ今でも人気があるのは、主人公であるセーラームーンこと月野うさぎが、決して誰も見捨てないからだ。
この月野うさぎのような者は、引き寄せが出来ない。
そして、ほとんどの人が、基本的にはセーラームーン型だ。
引き寄せが出来る人は、見捨てることが必要な時には、きっぱりと見捨ててしまう。
ただし、必ずしも心が痛まないわけではない。
だが、それでも、必要なら見捨てるのである。
なぜそうなのかというと、引き寄せたい願いというのは、正直、破廉恥なものがほとんどだ。
ほとんどの人は、それを願う一方で、それを得ることに抵抗する気持ち(罪悪感など)が起こる。そうなれば、引き寄せの力は働かない。
だが、気恥ずかしさや罪悪感を感じながらも、それを得ることを決意出来る者だけが、それを引き寄せる。
しかし、ほとんどの者がそれを出来ない。
だから、それを出来ない者の典型であるセーラームーンがヒロインでありプリンセスであるこのお話に強烈に惹かれるのである。
ただし、引き寄せが出来る者は、見捨てて行く時、見捨てた相手に言うのだ。
「自分で何とかしろ」
どんなに弱く見える人間でも、何とかする力はあるのだ。
だが、その力を使わないのだ。
さて、もう1つ、世界的に有名な、引き寄せの秘訣を描いた物語がある。
それは、5~6世紀のブリトン人(ケルト系民族)の君主であるアーサー王の物語だ。
アーサーが生まれた経緯はこうだ。
ブリトン王ウーゼルは、「円卓の騎士」で有名な円卓の饗宴を開き、立派な騎士達を招いた。
その騎士の1人ゴロイスも、妻のイグレーヌを連れて饗宴にやって来る。
ところが、ウーゼル王はイグレーヌの美しさに一目惚れし、イグレーヌを口説いたが、イグレーヌははね付けた。
怒ったゴロイスはウーゼル王に挨拶もせずにイグレーヌを連れて帰るが、これに逆恨みしたウーゼル王は軍を引き連れてゴロイスの城に攻め入る。
ロクでもない王だ(笑)。
さらに、ウーゼル王は魔法使いマーリンの魔法でゴロイスそっくりの姿になってイグレーヌの部屋に行くと、イグレーヌをいきなり押し倒し・・・という場面は映画でよくあると思う。
本物のゴロイスは殺される。
本当にロクでもない王だ(笑)。
この時に出来た子がアーサーである。
アーサーはウーゼルの後を継ぎ、ブリトン王になる。
こんなとんでもない出生のアーサーでも、偉大な王になれるのだ。
ウーゼル王にだって罪悪感がなかったわけではない。
だが、欲しいものを諦めずに求める決断力がある者が引き寄せを出来るということが表されているから、アーサー王の物語は不滅であるのだ。
アーサーが、こんなしょうもない生まれだとは知らない人が多いと思う(笑)。
余計なことは言わない。
参考になればと思う。

AIアート690
「水妖」
Kay
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(1)アーサー王物語 (トマス・ブルフィンチ。角川文庫)
(2)美少女戦士セーラームーン オールカラー完全版(1)※フルカラーです
(3)あなたはこうして成功する(大島淳一こと渡部昇一)
(4)サイコパス 秘められた能力(ケヴィン・ダットン)
(5)サイコパス ・インサイド(ジェームス・ファロン)
