ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

アリストテレス

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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神話がなぜ心を癒すのか

国を問わず、誰でも子供の頃に、魔物のイメージに苦しめられることがある。
それが比較的経度な場合もあるが、中には、深刻な子もいて、毎晩、夢で悪魔に苦しめられたり、日中でも、不意に恐いものが浮かんでくるようなことがある。
そんな時、神話に親しむと治ってしまうようなことが多い。
時には、さほど重症でない場合が多いのだが、大人になっても、子供の頃から背負い続けている得体の知れない暗い影に怯えていることもある。それは、純粋に子供時代の生活環境による場合もあるのだが、その場合ですら、神話によって癒されるものなのである。
神話は、世界中で共通するテーマが多く、その理由について、いろいろに推察されてはいる。例えば、交易による文化の交流といったものであるが、いずれの説も、一応それらしいというだけで、実際は無理があると思う。

人間は無意識の深いところで全て繋がっているという説があり、しかも、臨床的にも、かなり確たる証拠も挙げられるらしいが、それを認めない心理学者も少なくはない。いや、世間的にまともな学者であれば、本来は認める訳にはいかないはずのことだ。どうやったって証明など出来ないのだから。
しかし、その中で、集合意識が学説の1つにまでなるのだから、実際には、無視できるようなことではない。
集合意識の存在に最も強硬な反対論を唱えるのは、おそらく、フロイトであろうが、フロイトこそが、最も集合意識が存在することを示しているような気すらするのである。例えば、彼は、個人同様、民族を精神分析することが出来ると述べたが、それは、現象的に明らかと思えるからそう言ったのであるはずだ。そして、民族といった集団を精神分析できるというなら、そこに、1つのまとまった精神というものの存在を前提にしなければならないだろう。そうでないなら、ひどく複雑で滑稽な「こじつけ」が必要になってしまう。

直感的に明らかなこととして、人類全体は、意識の深いとことで繋がっている。
無意識は広大で複雑なものであるので、それほど単純な形ではないが、神話が世界中で共通点を持つことも自然なことである。
ただ、やはり、無意識は広大で複雑なのであり、ギリシャ神話のここと古事記のどこが対応しているといった簡単な話にはならない。
しかし、この2つを、論理的にはではなく、単に楽しむように読めば、どんな作用か説明は難しいのだが、精神が安定し、人格にも良い影響が起こるのである。
ソクラテスもギリシャ神話に通じていただけでなく、『ソクラテスの弁明』で、自分が神を信じ、崇拝していたと述べたというのは、単に裁判所での陪審員達の印象を良くするための詭弁という訳でもないと思う。彼も、無意識の中の神話を大切にし、それで、「神の声」とも言えるダイモーン(ダイモニア)と親しく意思を通わせることが出来たのだ。

もちろん、我々日本人は、最も親しみのあるはずの『古事記』を読むことで、精神の安らぎを得たり、宇宙の活力のようなものに触れることが出来るのだが、世界が複雑になり過ぎたり、また、歴史の中で様々な文化が我々の無意識に入り込んでいるので、いくつかの方向から無意識に親しむことに有効性があるのかもしれない。
世界中で、3という数字を神聖視するのも、無意識の中にある重要な英知の影響である。
このことを、ギリシャ神話、古事記、あるいは、旧約聖書を通して感じることが出来れば、あるいは、それを深く考察した結果でもある、アリストテレスやダンテの著作を読めば、輝く叡智に触れることが出来る可能性がある。









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真理の探求者達は皆、天を知ろうとした

安岡正篤さんという、日本の歴代の思想家の中でもトップクラスの方の書いた、易の講話録である『易経講座』を読んだが、その時、牧師の万代恒雄さんの、ちょっと変なお話を思い出した。
万代恒雄さんは、一般の方々への啓蒙活動をしておられて、講演もよくやっていたが、私は、その録音テープを聞いたことがある。その中で、面白いお話をされていた。それは、息子さんがアメリカ留学から戻り、自分と同じように講演をやることについて、冗談まじりに、こんなことを言っていたことだ。
「きっと、皆さんに、こう言われるのですよ。息子さんのお話は、サラサラのお茶漬けのようにさっぱりしている。お父さん(自分)の話は、味はあるけどしつこい」
そこで、会場の爆笑が聞こえた。

安岡正篤さんは、あまりに教養があり、「易とは何か」という、確かに難しく、誤解されやすいことではあるのだが、本当に多様に、しかも、いちいち拡張高く語るので、言っては何だが、「しつこい」と思ってしまうのだ。
無論、それは、私の欠点であり、安岡さんに何の咎も無いことなのだが、言葉で説得することには限度もあるだろう。
万代さんにしろ、年寄りというのは、自分に時間が無いものだから、どうしても相手に理解させたいという焦りがあるのかもしれないと思う。
どうしたって理解できない相手はいるのだ。それを無理に教化しようとしてはならないと思う。

それで、やはり大誤解なのかもしれないが、私が代わりに単純に言えば、結局、安岡さんは、易とは、天を知ることであると言ったのだろう。
西郷隆盛の語録を集めた『南洲翁遺訓』(なんしゅうおういくん)の24章に、

道は天地自然の物にして、人は之れを行ふものなれば、天を敬するを目的とす。

とあるが、長尾剛さんはこれを、「私達の使命は、道を定めてくれた天を愛し敬すること」と現代語で書いておられた。
真理が1つであり、西郷さんが真理を語っていたとすれば、これが、易の目的とも一致するのである。
そして、アリストテレスは、『天について』で、宇宙に対する深く厳格な探求によって、やはり究極的な真理を解き明かそうとしていたことが分かるのである。つまり、アリストテレスもまた、天を知ることの重要性を強く感じていたのだろう。
プトレマイオスも、ケプラーも、ガリレイも、ニュートンも、皆、宇宙、つまり、天を見て真理を探究したのだ。
彼らがもし、地上のものにばかりに注意を払い、あれほど空の星を見なければ、彼らの大発見はなかっただろう。

だが、宇宙は不可思議に過ぎる。
惑星が太陽の周りを回り、衛星が惑星の周りを回ることは、現代では誰もが知っていることだろう。
しかし、太陽自体が何かの周りを回り、さらに、銀河系も回転しながら移動・・・おそらく、やはり何かの周りを回っている。
なぜそんなことが起こっているのかは全く分からない。
ところで、大橋正雄さんという、平成4年に亡くなっている方がいる。
大正元年生まれで、電電公社(今のNTTの前身)に勤めながら科学の研究をしていた。一応は物理学の範囲と言って良いと思う。
彼がそれをはじめたきっかけは、精神病の弟を治してやりたいからであったと言う。
そして、「波動性科学」を一応完成させたのであるが、その中で、現代の権威ある科学の定説を数多く否定している。
その中で彼は、現代科学で絶対に分からないことを、ことごとに解明し、上に述べた、なぜ太陽や銀河系が回るのかも解き明かしてしまった。
彼によれば、宇宙の大きさは、定説である50億光年は大間違いで、その1兆×1兆×百億倍であり、その根拠も示している。
「波動性科学」はそんなに難しくはない。
数式も多用されてはいるが、高校の数学や物理(それも1年生程度)が分かれば、十分に理解できる範囲である。
彼が参考文献に挙げている本も、一般向けのものがほとんどである。
確かに、彼の本は、納得できない部分も少なくはない。それは、論理的で無い部分もあるのかもしれないが、文章の問題もあるのだと思う。
概して丁寧に書かれてはいるが、彼にとって自明なことは説明を略していたり、時には、多分、書き間違えと思うところもある。
だが、非常に面白く、銀河や宇宙の大きさ、回転半径や周期すら解き明かし、それは整然として美しいのである。
おそらく、現代の科学会が、この「波動性科学」を認めることはないだろうし、いわゆる専門家や、さらに理系の大学生でも、これを馬鹿にすることが多いに違いない。
だが、現代科学自体も幻想である。そう考えれば、別の幻想として楽しむ分には問題ないし、何かを得ることもあると思う。
易やアリストテレスの自然学もそうであり、しかも、極めて高貴で深遠な幻想である。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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