取り越し苦労とは、「無駄な心配をしないこと」で、通常は、「起こるか起こらないか分からないようなことを心配して気に病む」ことと思う。
取り越し苦労が多い人に対し、「大丈夫だ」と言ってあげたり、「自分で大丈夫だとつぶやけ」という人もいるだろう。
しかし、例えば、飛行機の整備が仕事である人が、これから飛行する飛行機のチェックをしたが、万全にチェックをしたかどうか不安になった時、取り越し苦労をやめて、「大丈夫、大丈夫」なんて言って安心してたら、その飛行機で飛ぶパイロットはたまったものではない(笑)。
「問題は3度目のチェックで見つかる場合が多い」なんて言葉があるが、これは、1回とか2回のチェックでは見逃すことがあるということだ。
だが、3回で十分ということでもなく、不安があれば、やはり、どこか危ないものだ。
何事もそうだ。
試験が早く出来て時間が余ったので、もう一度チェックすればよさそうなものだが、面倒だし、「大丈夫だ」と思って答案用紙を提出したら、実は軽微なミスがあったなんて経験は、多くの人がしていると思う。
賢い生徒は、時間ギリギリまでチェックし、最後のギリギリのチェックでミスを発見するものである。
最近、『アポロ11』(2019)という、1969年に、人類を初めて月に送ったアメリカの宇宙ロケットであるアポロ11の実話映画を見たが、当時のテクノロジーで、月に行って帰ってくるなんてのは、あまりにヤバい賭けとしか思えない。
実際、当時の宇宙飛行士に求められる特質は、何よりも「命知らず」であることで、アポロ11号の船長のアームストロングは、何度も戦闘機で墜落した経験があり、それでも戦闘機に乗り続けるという、どこかイカれた人間という面もあったのだと思う(もちろん、彼は心身共に超エリートでもあったのだが)。
そして、アポロ宇宙船は、数万以上とも思われるチェック項目を厳密にチェックするのだが、何度チェックを繰り返しても足りないくらいだと思う。
ところで、アポロ11号は、打ち上げ直前に燃料漏れが発見されたことが発表されてテレビで報道された。
テレビアナウンサーは「今、技術者が一生懸命燃料バルブを締めています」と言っていたが、飛ぶ者にとっては、全く洒落にならない(笑)。
これも、何らかのチェック漏れが原因であったのだと思うが、幸い、事前に発見出来て何よりだったという訳だ。
「神様にまかせれば大丈夫」という考え方もあるし、それはそれで良いもので、必要なこともある。
いかに人間が心配し、努力してもどうにもならないことも実際ある。
「走り出してしまったら、余計な心配をせず、前を見て思い切っていく」ことが大事なのは確かだ。
そして、いつかは走り出さないといけない。
世の中には、石橋を叩き続けて渡らない人は多い。
自分が、その分野で成功出来るかどうかは、必要な準備、チェックを自主的に出来るかで分かる。
そして、準備OKと思ったら、思い切ってスタート出来る度胸も必要だ。
だが、初めはそんなことが出来ても、やがて、退く時が来る。
ある超一流ボクサーは、試合前にテレビを見ている自分に気付いた時、引退の時が来たと悟ったらしい。
以前なら、試合前は技術や戦略のチェックに全ての意識が向かい、テレビなど見れるはずがなかったのだ。
いわゆる、「緊張感がなくなれば終わり」ってやつだ。
現在行われている、アメリカ大統領選(メディアの報道と違い、全く終わっていない)を見ていると、トランプ大統領やトランプ陣営の弁護士達のスキのなさに感動する。
つまり、常に万全の準備をしている。そして、始めてしまえば、多少の不足があっても勇敢に戦う。
まだまだ大きな苦難が襲いかかるだろうが、最後は必ず勝つだろう。
これでもし負けるなら、アメリカだけでなく、この世界から民主主義が消える。そんな状況なのだ。
一方、この時期に、犬と遊んでいて足を捻挫するバイデンは緊張感がなく、大統領の器とはほど遠いと思う。
取り越し苦労が多い人に対し、「大丈夫だ」と言ってあげたり、「自分で大丈夫だとつぶやけ」という人もいるだろう。
しかし、例えば、飛行機の整備が仕事である人が、これから飛行する飛行機のチェックをしたが、万全にチェックをしたかどうか不安になった時、取り越し苦労をやめて、「大丈夫、大丈夫」なんて言って安心してたら、その飛行機で飛ぶパイロットはたまったものではない(笑)。
「問題は3度目のチェックで見つかる場合が多い」なんて言葉があるが、これは、1回とか2回のチェックでは見逃すことがあるということだ。
だが、3回で十分ということでもなく、不安があれば、やはり、どこか危ないものだ。
何事もそうだ。
試験が早く出来て時間が余ったので、もう一度チェックすればよさそうなものだが、面倒だし、「大丈夫だ」と思って答案用紙を提出したら、実は軽微なミスがあったなんて経験は、多くの人がしていると思う。
賢い生徒は、時間ギリギリまでチェックし、最後のギリギリのチェックでミスを発見するものである。
最近、『アポロ11』(2019)という、1969年に、人類を初めて月に送ったアメリカの宇宙ロケットであるアポロ11の実話映画を見たが、当時のテクノロジーで、月に行って帰ってくるなんてのは、あまりにヤバい賭けとしか思えない。
実際、当時の宇宙飛行士に求められる特質は、何よりも「命知らず」であることで、アポロ11号の船長のアームストロングは、何度も戦闘機で墜落した経験があり、それでも戦闘機に乗り続けるという、どこかイカれた人間という面もあったのだと思う(もちろん、彼は心身共に超エリートでもあったのだが)。
そして、アポロ宇宙船は、数万以上とも思われるチェック項目を厳密にチェックするのだが、何度チェックを繰り返しても足りないくらいだと思う。
ところで、アポロ11号は、打ち上げ直前に燃料漏れが発見されたことが発表されてテレビで報道された。
テレビアナウンサーは「今、技術者が一生懸命燃料バルブを締めています」と言っていたが、飛ぶ者にとっては、全く洒落にならない(笑)。
これも、何らかのチェック漏れが原因であったのだと思うが、幸い、事前に発見出来て何よりだったという訳だ。
「神様にまかせれば大丈夫」という考え方もあるし、それはそれで良いもので、必要なこともある。
いかに人間が心配し、努力してもどうにもならないことも実際ある。
「走り出してしまったら、余計な心配をせず、前を見て思い切っていく」ことが大事なのは確かだ。
そして、いつかは走り出さないといけない。
世の中には、石橋を叩き続けて渡らない人は多い。
自分が、その分野で成功出来るかどうかは、必要な準備、チェックを自主的に出来るかで分かる。
そして、準備OKと思ったら、思い切ってスタート出来る度胸も必要だ。
だが、初めはそんなことが出来ても、やがて、退く時が来る。
ある超一流ボクサーは、試合前にテレビを見ている自分に気付いた時、引退の時が来たと悟ったらしい。
以前なら、試合前は技術や戦略のチェックに全ての意識が向かい、テレビなど見れるはずがなかったのだ。
いわゆる、「緊張感がなくなれば終わり」ってやつだ。
現在行われている、アメリカ大統領選(メディアの報道と違い、全く終わっていない)を見ていると、トランプ大統領やトランプ陣営の弁護士達のスキのなさに感動する。
つまり、常に万全の準備をしている。そして、始めてしまえば、多少の不足があっても勇敢に戦う。
まだまだ大きな苦難が襲いかかるだろうが、最後は必ず勝つだろう。
これでもし負けるなら、アメリカだけでなく、この世界から民主主義が消える。そんな状況なのだ。
一方、この時期に、犬と遊んでいて足を捻挫するバイデンは緊張感がなく、大統領の器とはほど遠いと思う。