ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

はてしない物語

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

世界に虚無が迫る

現在、世界に危機が迫っているという話があり、その内容が、強力な影の支配者が登場するものである場合は「陰謀論」と呼ばれる。
ただ、大昔から(少なくともキリストの時代には)世界に危機はあるし、強力な影の支配者も存在する。
確かに、現在の陰謀論には怪しいものが多いのだが、それも、世界の危機を感じてのものであることは、少しは認めても良いかもしれない。
ただ、頭の悪い者が、おかしな陰謀論を唱えるから迷惑なのだが。

直接、陰謀論と言うのではないが、ミヒャエル・エンデの世界的ベストセラー『はてしない物語』(1979)の映画化作品である『ネバーエンディング・ストーリー』を見たことがあるが、あの中で、世界の危機について、かなり適切に語っていた。
(ちなみに、エンデは、『はてしない物語』の翻訳者である佐藤真理子氏と結婚している)
世界の危機とは、世界が「虚無」に飲み込まれることだ。
しかし、映画の中で、虚無の正体は語られていなかった。おそらく、原作の方もそうだと思う(一応、児童小説なので)。
しかし、私は、ジョセフ・マーフィーの『あなたは不安なく生きられる』(1959)を読んで、ピンときた。
虚無とは、世間の教義・信念に染まった大衆の集合意識だ。
簡単に言えば、虚無とは、世俗意識の集合体で、確かに、それに飲み込まれて、人類は滅びそうになっているのである。
世俗意識とは、個性を持たない人間の意識の総体である。
テレビや新聞を毎日見ている者の意識の集合体と言えば、大体当たっている。
だが、私やあなたも、確固とした個性を持たなければ(たとえテレビを見なくても)、そんな虚無に飲み込まれ、ファントムゾーンとも言える暗黒郷で亡者のようになるしかない。

だが、光るダイヤモンドのような個性を持つ者の魂を虚無は飲み込むことは出来ない。
我々は、世間の教義や信念、つまり、世俗の権威や価値観に従うことをやめ、自分の道を行かなければならない。
それには、いつも言う通り、個性を磨くことである。
『はてしない物語』で、バスチアン少年は、個性がない弱い存在だったが、世俗の価値観に背を向け、ファルコンを駆る者となった。
現在、虚無は力を増している。

今回も1つ、個性について言っておくと、例えば、毎朝必ず5時以前に起きる者で個性のない者はいない。
毎日、必ず腕振り運動を2千回やる者も、それだけで個性的である。
個性がある者には、引き寄せは容易い。








人生というストーリーの設定方法

信じ切ることが出来れば、どんなことでも実現する。
文字通り、どんなことでもであり、宙に浮いたり、大きなダイヤモンドの塊を出現させることも出来る。
信じ切ることが出来れば。
『ヒマラヤ聖者の生活探求』で、ヒマラヤの大師達は、手に持ったコップの水を凍らせ、流れの速い川の上を歩いて渡り、種を発芽させ見る見る成長させた。
また、瀕死の重傷の少年を直ちに完全な健康体にし、あばら家を消すと立派な新しい家を「にょきにょきと」出現させた。
新約聖書の福音書では、イエスが様々な奇跡を起こしているが、それらは全て、出来ると信じ切れば誰でも出来ることである。
もちろん、人間が信じなくても、高次の精神がそんなことを起こすこともある。
それは丁度、漫画の中で、人間が自力で空を飛ぶ時には、その者が飛べると信じるか、漫画の作者が意図すれば飛べるようにである。
人間世界の漫画では、登場人物が信じても空を飛べない場合があるかもしれないが、この世界と言う漫画では、そんなことはあり得ない。
この世界は漫画であり、映画やゲームと言っても良い。
あなたは、自分が存在する漫画の世界でお金持ちになりたいとする。
それなら、お金持ちになれると信じ切れば、強制的にお金持ちになる。

ただ、信じ切ることが難しく、信じ切ることが出来るかどうかは、作者にまかされている。
だが、事実を言えば、あなた自身が作者なのだ。
サルトルは気付いて言った。
「小説を読むことは、小説を書くことである」
ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』という小説があり、それは、『ネバー・エンディング・ストーリー』という映画にもなったが、ある本を読んでいた少年が、その本の中に入ってしまい、自分で物語を作るのである。
実は、我々はもう、そんな本の中に入ってしまっているのだ。

何かを信じて、ストーリーを書き換える方法はこうだ・・・と言ってもいろいろなやり方があるのかもしれないが、これは昔は、一般の人は出来なかった(させてもらえなかった)簡単な方法だ。
ルドルフ・シュタイナーが言う通り、昔は、福音書(新約聖書のイエスの物語部)を読むことは禁止されていた。
しかし、今はおおっぴらに読める。
まあ、自分の世界で禁止した人は別なのだが。
そこで、福音書を読み、イエス自身が「これは譬喩である(事実ではないたとえ話である)」と言っていない限り、全て事実として捉える。
想像の中でイエスとして振る舞い、イエスのようにすることを実感出来るまでになれば、もうイエスのようなことが出来る。
女性の場合は?
イエスが女性であっても全く問題ない・・・というより、私は、イエスが女性であったという世界を見たことがある。

荒唐無稽と思われる人は、冗談だと思っていただけば良い。確かに、そんな人にとっては、ただのおとぎ話であるが、それはそれで良いのかもしれない。








本当の幻魔大戦が始まった世の中で

テレビも新聞もネットも、ネガティブな情報だらけで、いずれも、見たら、憂鬱な気分になる危険がある。
いや、会社も学校も、その通勤通学路も、あらゆる場所にネガティブが溢れている。
うっかり、それらに飲み込まれたら、まずいことになるかもしれない。

あまりよく覚えていないが、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を映画にした『 ネバーエンディング・ストーリー』の中で、
「“虚無”が襲ってくる。それに飲み込まれたら終わりだ」
と言われていたような気がするが、その「虚無」が何かは、はっきり示されてはいなかったと思う。
しかし、それは、あらゆる意味でのマイナスの感情と思う。
引き寄せを行うために、最も重要なものは、気分の良さだ。
しかし、世の中には、我々の気分を悪くするものだらけだ。
だが、気分を良くする責任は自分にあることを忘れてはならない。
自分で無理にでも笑い、ガッツポーズをし、気分を奮い立たせなければならず、誰もあなたに、元気や勇気をくれたりはしない。
「勇気をもらった」なんてのは、全部偽物で、大企業が金儲けのために、我々に偽物の勇気や元気を与えるだけで、そんなチャチな偽物では、何の力にもならないばかりか、かえって我々は弱くなっていく一方だ。

私は、自分の気分には気を使っていたはずなのだが、今回の、アメリカの大統領選挙についてずっと調べていたら、すっかり気分が悪くなってしまった。
別にトランプ支持者じゃなくても、トランプ弁護団が提示する、バイデン側民主党の選挙不正は、子供でも分かるほど明らかなのに、大手メディアは、決してそれを報道せず「証拠はない」と言う。
そのような、大手メディアによる、最も卑劣で残虐な暴力を見るのは、本当に辛いのである。
人間が信じられなくなるし、世界を信じられなくなってしまう。
だが、それではいけない。
これは、単に、バイデンびいきとかいったレベルのものではなく、アメリカを転覆させ、さらには、世界を支配しようとする者達の、超大規模な侵略なのだ。
これは、リアルな「幻魔大戦」である。
「連中」の思い通りにさせないためにも、いつまでも、気分をダウンさせていてはならない。
幸い、来週から、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2020 in TOKYO」もあるしね(笑)。

やはり、積極的な気分になれる本を読んだり、話を聴くことも必要だと思った。
そのために最適な本の1つが、トランプ大統領の愛読書でもある、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』だ。
私のお気に入りの朗読は、『マーフィー聴きながら夢をかなえる』に付属のCDだ。
もちろん、他にも沢山あり、自分の気に入ったものを何か持っておくと良いと思う。
油断したら、あっという間に虚無に飲み込まれ、人生は辛いものになり、そして、世界は闇に覆われるだろう。
だが、神は我々の内にいるのであり、我々が自分の精神の支配権さえ手放さなければ、正義が悪に負けることはない。








人間とは現実歪曲フィールドを引き起こす存在である

斉藤ウィリアムさんが特に著書に書かれていたが、事を成し遂げる人は、「現実歪曲フィールド」を生み出す力を持っている。
斉藤さんの著書『ザ・チーム』に『現実歪曲フィールド』という章がある。
現実歪曲フィールドとは、アメリカのSFテレビドラマ『スター・トレック』に出てくるものらしい。
アイザックソンの『スティーブ・ジョブズ』の中では、マッキントッシュ開発チームのバド・トリブルが、この言葉について、以下のように述べているようだ。
「彼(ジョブズ)の周囲では現実が柔軟性を持つんだ。誰が相手でも、どんなことでも、彼は納得させてしまう」
「スティーブの現実歪曲フィールドにとらえられるのは危険なのですが、でも、あの力があるから実際に現実を変えられたわけです」
斉藤さんは、ビル・ゲイツも当然、強い現実歪曲フィールドの力があるし、その著書(『ザ・チーム』)を通じ、自身もまた、この力を存分に活用したことが述べられている。
斉藤さんは、現実歪曲フィールド(Reality Distortion Field)とは、パッションや夢によって他人を巻き込んでいくことだと述べている。

だが、明らかに、誰にでも現実歪曲フィールドを生み出す力はあるし、気付いていないかもしれないが、誰でも日常的に使っている。
問題は力の及ぶ規模の大きさだが、それは、自分の現実歪曲フィールドに巻き込む人の数と、巻き込まれた人たちが、どれだけ自分と同じベクトル(方向性と力)を持つかである。そして、巻き込まれた人もまた、小さな現実歪曲フィールドを作り出して、集団としての力を大きくしていく。
事業の成功者、革命家、そして、勢力のある宗教団体の教祖等も、皆、強力な現実歪曲フィールドを作り出すのだろう。
ガンジーやヘレン・ケラーのように、不可能を可能にした人達は、その現実歪曲フィールドに極めて多くの人達を巻き込んだのだ。
そして、現実歪曲フィールドを生み出すエネルギーは、パッション(情熱)と夢である。

さっきも述べたが、我々だって、誰もが、現実歪曲フィールドを、日常的に生み出している。
ただ、規模が小さ過ぎるので、さほどの結果として現れないのだ(ただし、確実に世界に影響を与えている)。
私自身のこととして覚えているものでは、以前放送された、あるテレビドラマの特定の回を見たいと思ったら、中学生くらいの時は、ただ、ビデオ録画装置(当時はHD録画がなかった)のリモコンを手に持って、ひたすらテレビを見ながら待っていたら、その放送が必ず行われるという、後で考えたら奇跡以外の何物でもないことを、平気でいつも行っていた。
実は、つい数日前も、私はそれに近いことをやっているのである。
そして、やはり、それを引き起こすエネルギーはパッションと夢であるが、誤解を起こさない言い方をすると、「純粋なパッションと夢」なのである。
つまり、何か得をしようとか、金を儲けようといった、個人的な欲望のことをパッションとか夢とは言わないのだ。

現代の我々は、(純粋な)パッションや夢は持たないのに、個人的欲望はいっぱいだ。
それでは、現実歪曲フィールドは生み出せない。
いや、それどころか、恐ろしいことに、負の現実歪曲フィールドを生み出しているのかもしれない。
そうだとすると、行き着く先は、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語(ネバー・エンディング・ストーリー)』にある、虚無の世界である。
人間とは何かというと、「現実歪曲フィールドを生み出す存在」とすら言えるのであり、純粋なパッションや夢を持つことは重要である。

『神様のメモ帳』という小説を読んでいたら、主人公の藤島鳴海(ふじしまなるみ)は、引きこもりで、しかも、取り得は何もないような(パソコンに多少強いが)男子高校生だが、アリス(12歳くらいの長い黒髪の美少女で一種の賢者)や四代目(ヤング・ヤクザ集団の頭領)らの大物に気に入られ(表向きには彼らは好意を示さないが)、その大物達にも予測不能なことを成し遂げてしまう。
素晴らしい現実歪曲フィールド教習読本としてお薦めしておく









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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