ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

IT、コンピュータ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

一次方程式で引き寄せる

十年ほど前だったと思うが、世界中で、コンピュータープログラミング教育が流行し、今も進行しているのだと思う。
日本の学校の、これへの取り組みは非常に遅れていたが、日本の学校でもプログラミング教育が採用された。だが、その際、プログラミング教育にも関わっている日本人の有名なプログラマーがこんなことを言っていたのを憶えている。
「プログラミングは能力差が極端で評価が難しい」
全くその通りだと思ったが、これって、実は、プログラミングに限らず、あらゆる勉強がそうであるはずだ。
理系科目なんてまさにそうで、算数、数学などは、出来る子は見事に出来るが、出来ない子は惨めなほど出来ない。

算数も出来ない子に、中学や高校の数学を勉強させるのは、無駄と言うより愚かであり、そんなことをするくらいなら、数学なんかやらせずに、算数を完璧にマスターさせれば良いが、そうしたら(数学教育をやめたら)、数学の教師の雇用が守れなくなるから、それは出来ないらしい。
偏差値の高い大学の文系学生にも、算数が出来ない学生は結構いるらしい。
私立大学では、受験に理系科目が不要な場合が多いので、そうなってしまうのだろう。
しかし、そんな学生だって、中学高校では、数学を履修したことになっているのだからおかしな話だ。

私は一応プログラミングは出来るが、プログラミングで必要な数学は、せいぜい一次方程式までじゃないかと思う。それすら使わないプログラミング分野もある。
ゲームプログラマーなら三角関数を使うだろうし、AIの基本プログラミングをするなら微積分などの数学も必要になるが、それはプログラミング分野では飛び切り頭の良い人がやることだ。

ところで、私も、数学は出来た方だったが、本当に頭が良い人の数学の理解の仕方は私とは全く違うのだと気付いた。
私の数学は、やはり算数の組み合わせなのだ。
一流大学の数学の難問は結構面白く、数学的センスが問われるが、これはもう頭が良い人でなければ手に負えない。
中学、高校の数学は、もっとうまく整理して欲しいが、普通の人に必要なのは、算数と一次方程式くらいのものだと思う。
一次方程式は頭が悪くても出来るし、桁数の多い算数計算より簡単だが、一次方程式と合わせ、行列が分かれば世界の仕組みが分かるのに、なんと、高校数学から行列がなくなったらしい。
おそらく、そんな国は日本くらいで、これは日本人を無能化するディープステートの陰謀である(笑)。
まあ、冗談だが、大真面目に言って良いほど同じ意味がある。
興味があれば、学校の数学はいいから線形代数(一次方程式と行列を統合した数学みたいなもの)の一般書を読んでおくと良いと思う。

実は、線形代数が分かると引き寄せが理解し易い。
ヴァジム・ゼランドが、振り子だのトランサーフィンだの鏡の法則だのと、難しいことを書いているが、線形代数を使えば簡単なことを言葉で言おうとするから難しいのだと思う。
ゼランドの本では量子力学がって言っているらしいが、量子力学はどうせ分からないから(笑)。実は、物理学者だって、そうは分かっていないのだ。
ふわっとした理解で量子力学を引き寄せに適用しようとしたら、一生を棒に振りかねない。
ゼランドだって、頭が悪い人に配慮はしているのだと思う。しかし、彼には、IQ125以下の人が全く理解出来ないのだと思う。彼の思う頭が悪い人はIQ125くらいの人なのだろう。IQ125は、上位数パーセントの知的能力の人のことである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(2)マンガ 線形代数入門 (ブルーバックス 1822)
(3)やさしく学べる線形代数(石村園子)
(4)意味がわかる線形代数(石井俊全)

幻想の花
AIアート2190
「幻想の花」
Kay

私ですらパソコンを勧めなくなった

スマートフォンの普及が進んだ2010年代の特に後半あたりから、パソコン離れが加速していると思う。
それは年齢層に関係なく、むしろ、若者がパソコンを使わなくなった印象が強い。
ところが、特に企業や役所では、ワードやエクセルは必須である。それで、大きな会社では、大卒の新入社員向けのパソコン研修が当たり前になっているのは、昔を知る人からすれば驚くべきことだ。

なぜパソコン離れが進んだのかというと、スマートフォンの手軽さ、便利さもあるが、それよりも、パソコンはマニア向きという面が絶対にあるからだ。
スマートフォンがあまり好きでない私でも、仕事でパソコンを使わないような人にパソコンを使うことを勧めるつもりはない。それほど、パソコンはマニアックで、パソコンが趣味でない限り使わなくて良いと思う。

パソコンも、今は、クローム(Chrome)パソコンやリナックス(Linux)パソコンというものもあるが、それほど普及していない。
やはり、パソコンといえばウィンドウズ(Windows)と、シェアは小さいながら、マッキントッシュ(Macintosh。MAC。マック)の2つが代表的なパソコンである。
私は、以前はマック(マッキントッシュ)が大嫌いだったが、今は、会社で使うという人でなければマックを勧める。
それほど、ウィンドウズはマニアックなものだ。つまり、ウィンドウズは、とても一般の人に勧められるものではない。

ブルースクリーンという言葉は、マニアックな言葉ではあるが、ウィンドウズを使っていたら、誰でも遭遇する可能性がある。
ブルースクリーンとは、ウィンドウズを使っている時、不意に画面がブルーになって、エマージェンシー(緊急事態)を知らせる文字メッセージが出るが、それまでのパソコン操作は強制終了になり、データの保存も出来ない。
ブルースクリーンが出る理由は、私のような技術者でもすぐには分からないことが多いし、解決に時間がかかることも珍しくない。
そして、一度ブルースクリーンが出ると、対処をしないと、その後も出る可能性が高いが、対処の仕方が難しい場合も少なくない。
そんな対処をすることは、パソコンに強くない人には絶望的と思う。
こんなもの、素人に勧められるわけがない。
私のような技術者が素人にウィンドウズパソコンを勧めて買わせたら、トラブルが起こる度に呼び出されるのは覚悟しなければならないし、そのトラブルの解決に時間と手間がかかることも多い。

以前、私が使っていたノートパソコンでブルースクリーンが度々発生するようになったが、出て来るメッセージは抽象的で、解決策をズバリ言ってくれることは、まずない。
それでも私は、RAM(ランダムアクセスメモリ)のトラブルと予想し、サポートに電話したら、「修理するから送れ」と言う。どのくらい時間がかかるかと聞けば、最大2週間とか言う。仕事で使っているのだから、そんなことが出来るはずがない。
だが、自分で分解したら、サポート外となり、保証が消えると言う。
しかし、そんな戯言に構っている余裕はなく、私は、RAMをAmazonで買って、自分で交換した。それで治った。
こんな状況、素人が遭遇したら、手も足も出ず、言われるままに送り、いつ返って来るか分からないまま、待つしか手はない。

また、Windows7の時、ウィンドウズアップデートが全く出来なくなったことがあった。
この時は、大変な力技で解決したが、これも素人には不可能なことだ。
他の人が同じようになったら、永遠にウィンドウズアップデートをせず、パソコンを危険な状況に置き続けるしかない(実際は、それほど危険なことにならないが、万一の時は誰も責任を取らない)。

最近も、Windows11で、ウィンドウズアップデートが出来なくなった。
「更新してシャットダウン」と出ていないのにシャットダウンさせようとしたら、「更新が進行中です」と出て、手が付けられない状態になり、それが1時間経っても終わらない。
すごく待たされて終わっても、アップデートは失敗していて、同じことが何度も繰り返されるという、とんでもない事態に。
ネットで解決策を探そうとしたら、「終わるまで待ちましょう」「ネットの接続を確認しましょう」といった間抜けな回答が多い。
Windowsの一般的な解決法を試しても「解決出来ませんでした。マイクロソフトサポートにお問い合わせ下さい」と出るだけで、別にサポートの電話番号が出て来るわけでもなく(出てもあまり意味はないだろうが)、AIと不毛なやり取りをするだけだ。
「更新が進行中です。コンピューターの電源を切らないで下さい」とメッセージが出ても、構ってられずに、強制停止させる人もいるが、それをすると、ウィンドウズでは、容易く重要なファイルが壊れて、以降、さらに意味不明なエラーに悩まされる。
結局、私は、Windows11を「インプレースアップグレード」という方法で再インストールし、壊れた重要なファイルを修復して治った。
かかった時間は4時間。
それでも、解決しただけマシだ。
しかし、こんなこと、パソコンマニアでもなければ出来ないか、出来てもあまりにかかる労力が大き過ぎる。

スマートフォンで出来ることは限られていて、パソコンで出来ることに比べれば僅かと言って良いと思う。
また、ChromeパソコンやLinuxパソコンも、出来ないことがまだまだ多いと思う。
だが、「お前は決められた通りの操作をすればいいんだ」と言わんばかりのマックパソコンは、私は使う気にならない。
とはいえ、ウィンドウズも、いい加減、嫌気が差してきた。
全ての原因は、昔、日本のTRONというOSがパソコンに採用されなかったことだ。
その時、IBMは、パソコンのOSとして、日本製のTRONは視野になく、デジタルリサーチとマイクロソフトのどちらかのOSを選ぶこととし、結局、マイクロソフトを選んだ。TRONが採用されていれば、人類のITはもっと素晴らしいものになっていたかもしれない。
TRONは、産業用OSとしては、現在も高いシェアを占めている。
パソコンもこれ(TRON)でいって欲しかったが、開発者の坂村健博士が、変なキーボード(実際には身体に良いらしいが)をセットで考えていたのも、パソコン用OSに採用されなかった原因の1つかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ(坂村健)
(2)イノベーションはいかに起こすか AI・IoT時代の社会革新(坂村健)

フェアエリーごっこ
AIアート2037
「フェアリーごっこ」
Kay

右脳開発の最高のツールそろばん

昔の勉強は「読み書きそろばん」と言われていたが、今はそんなことは言わない。
10年くらい前だったか、最先端のデジタルコンテンツ制作会社の社長で、初音ミクさんの熱烈なファンでもあり、私も非常に敬愛する猪子寿之さんが、NHKの番組だったと思うが、
「今と昔では教育は違う。今はソロバンなんて使わない」
と、昔の「学び」を馬鹿にしたようなことを言い、その時は、私も心で同意した。
猪子さんがそう言った時、NHKのインタビュアーの女性が、
「そうですね、電卓使いますもんね」
と応えると、猪子さんは、
「電卓?・・・電卓使うやつがいたらクビにするかもしれない。エクセル使いません?」
と言い、猪子さんもインタビュアーの女性も楽しそうに笑った。

「読み書きそろばん」の「読み書き」は今も重要だが、私は、ひょっとしたら・・・というか「そろばん」も非常に重要だと確信するようになった。
これほど右脳を鍛えるものはない。
電卓もエクセルも、計算させようと思ったら、数字を打ち込まないといけない。
その分、時間がかかり、慣れた人なら、そろばんの方が速い。
今は、AIに数式を画像で読ませて計算させることは出来るが、結構面倒だ。
そして何より、そろばんで計算することは右脳で行っていて、右脳を発達させる。
右脳を鍛えると、思考よりも速い直観が鋭くなり、問題解決能力が向上する。

そもそも、計算能力自体が軽視されるようになり、特に、暗算は出来なくていいと思われているかもしれない。
コンピューターが得意なことはコンピューターにやらせ、人間は思考力を生かさないといけないという考え方が肯定されている。
しかし、暗算を行うことで脳の海馬が大きくなり、記憶力が向上するという。
それに、暗算も高速で行うものは、やはり右脳で行っており、暗算を行うことで右脳も鍛えられると思う。

普通、27かける8という暗算をする場合、まず、20かける8の160を記憶する。
そして、7かける8の56を、160に足し、216という答を得る。
だが、右脳が発達している者は、そんな思考操作をせずに答を出す。
そろばんと暗算がセットのようなものであるのもそのためで、そろばんが出来る者は、右脳が発達しているので暗算も強い。

プログラミングが出来ない者というのは、計算が苦手な人が多いように思う。
私は、小学2年生の時、他の勉強はさっぱりだったのに、九九は誰よりも早く憶え、算数の計算だけは得意だった。
これは、頭が良いのではなく、他のことは一切せず、計算ばかり練習していたからだ。
たとえば、漢字なんて全く駄目だったし、計算は速かったが、算数の応用問題は全く出来なかった。
そして、国語も社会も、「積極的に捨てた」。
私が、簡単にプログラミングを憶えられたのは、実は計算で右脳が鍛えられていたからかもしれない・・・というより、いろいろ考えてみるに、間違いないと思う。
一流大学の学生にも、算数が出来ない者が結構多いらしい。余計な勉強ばかりして、計算の訓練をやらなかったからだろう。
トランプ大統領が、「ハーバードに引き算が出来ない学生がいる」と大っぴらに言ったのも、実は本当かもしれない。
私は、ちょっとそろばんを練習してみようとか思っている。

私がIQテストをやったら、大抵満点が取れ、メンサの公開テスト(デンマーク、ノルウェー、インターナショナル)でも、最高の「145以上」を出せるのも、頭が良いのではなく、小学生の時、計算で右脳を鍛えていて勘が鋭いだけのように思う。
(「国際IQテスト」でも、最高点の142を取った)
実を言うと、私は高IQどころか、境界知能(IQ70~84)の特徴が全面的に見られるのである(笑)。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)いしど式で簡単 大人のそろばんドリル
(2)(なないろ館)ワンタッチ そろばん 算盤 23桁 4珠 スタンダード ソロバン
(3)再挑戦!大人のおさらい 計算ドリル
(4)頭には、この刺激がズバリ効く!(ウィン ウェンガー )
(5)奇跡の超「右脳」開運法(七田 眞)
(6)人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界(猪子寿之、宇野常寛)

水妖
AIアート1947
「水妖」
Kay

「サルでも分かる話」は、どうでもいいことが分かるだけ

「誰でも分かる」「子供でも分かる」「サルでも分かる」といった説明は、どうでもいいことは分かるが肝心なことは分からない話だろう。
電話機が世の中に初めて登場した時の、「誰でも分かる」話は、「誰でも分かる音声のアナログ信号変換」で、聞いた人は「何言われたのか分からないが、俺には電話は必要ないことが分かった」と思い、実際、企業すら「不要」として電話を導入しなかった。つまり、肝心なことは分からなかったのだ。
インターネットの黎明期、「誰でも分かるインターネット」でやたら言われたのが、インターネットはミサイル攻撃を受けても生き続けるといったことで、結局、誰にも肝心なことが分からなかった。
しかし、電話が普及していない時には、通信技術の専門家も、電話がどう使われるか想像が出来なかったし、インターネットが普及していない時には、ITの専門家だって、インターネットが何の役に立つのか分からなかったのだ。

もう昔と言って良いが、巨大IT企業のエゴで「全ての人がコンピュータープログラミングをマスターすべきである」という馬鹿な話がまかり通り、かなり多くの人々が洗脳された。オバマ大統領が、そんな嘘を公式な演説で堂々としたのだから、そりゃ騙される。
巨大IT企業の影響力は政府以上と言われるように、世界中の学校でプログラミングを授業で教えるという滑稽なことが本当に行われるようになった。
ひょっとしたら「全ての人が漫画を描くべきである」と言って、学校で漫画の授業を行う方が、まだマシかもしれない。

ちょっと専門的な話だが、プログラミングに関し、1990年頃に「オブジェクト指向」という言葉が流行った。
もう一斉に「これからはオブジェクト指向でプログラミングしなければならない」と言われるようになり、やがて、普通の人もオブジェクト指向を理解し、仕事に取り入れないといけないと、マジで(笑)言う者が増えていた。
一方、優れたプログラマーにも「私はオブジェクト指向が分からない」と正直に言う人もいた。優秀かつ誠実なプログラマーに多かったと思う。彼らは、仕事では実際にオブジェクト指向を使っているのに、「自分はオブジェクト指向の肝心なことがピンとこない」と言っているのである。
優秀でも誠実でもないが、私もそうだった。
ところが、何かの雑誌で、あるプログラマーが、
「私はオブジェクト指向が分からなかったが、単にメモリ保護技術だと気付いた」
と言う記事を見て、私もオブジェクト指向が一気に分かった。
そんなことを言う人はいなかった。
こんなふうに、本質をズバリ突ける人が、本当に頭が良い人だ。

さて、量子コンピューターという名前を知っている人は多いと思う。
物凄く重要なものだが、この量子コンピュータについても、確実に、上であげたような愚が行われる・・・というか、行われている。
YouTubeの動画で見たが、多分、それなりの識者なのだろうが、小学生の子供に対し、量子コンピューターの説明として、量子ビットの話をしているのを見て、私は「この馬鹿」と思ってしまったが、その人だって、量子コンピュータが何の役に立つのか本当には分かっていないので、そんな話しか出来ないのだろう。
それを聞かされていた、その小学生の男の子は、とても賢そうな子だったが、すっかり困惑していた。困惑にも、肯定的な困惑というものもあるだろうが、全く無意味な困惑だった。その子も、量子ビットについて、話としては分かるだろうが、まるで意味を感じられないのだ。
量子コンピュータについて一般の人に説明する人のほとんどが、やれ量子もつれだの重ね合わせだのといった話をするが、それは電話のアナログ信号変換やインターネットの通信プロトコルのようなもので、普通の人には全く意味のないことで、少なくとも、後回しにして良いことだ。
まずは、本質を語るべきだが、上のような意味のない話をする「センセー」らは本質が分かっていないのだ。

私も、量子力学の初歩やコンピューターは分かるが、量子コンピューターが分からなかった。
しかし、量子コンピューター研究開発の第一人者である、大阪大学大学院教授の藤井啓祐博士が、
「量子コンピューターは宇宙の箱庭」
と言うのを聞いて、量子コンピューターが一気に分かった。
これは、決して素人をケムに巻く方便ではなく、量子コンピューターの本質と思う。
量子コンピューターは、宇宙と同様、自然の法則で動く、宇宙そのものである。
まあ、らしい言い方をすれば、量子コンピューターは自然を直接シミュレートするものと言えるかもしれないが、そうであれば、普通のコンピューターが100万年かかる計算を3分で出来るという意味も分かり、そのとんでもない有益性も分かるのである。
ただ、量子コンピューターだって、電話やインターネット同様、人々が使い方を工夫することでやっと真価が発揮される。
逆に言えば、使われなければ、どんな良いものも無いのと同じだ。
たとえば、蒸気機関だって、紀元前に発明されていたのに、19世紀になるまで無いも同然だったようにだ。

ちなみに、引き寄せも同じかもしれない。
まだ、本質をズバリ言う人がおらず、一般に使われないので真価が発揮されていないのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)驚異の量子コンピュータ 宇宙最強マシンへの挑戦(藤井啓祐)
(2)量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」(岸根 卓郎)
(3)ツイッターノミクス TwitterNomics(タラ・ハント)
(4)投影された宇宙(マイケル・タルボット)
(5)洞察力(中山正和)
(6)瞑想と潜在能力(中山正和)

やわらかな無機質
AIアート1550
「やわらかな無機質」
Kay

最速のプログラミング習得法

もう少し、プログラミング学習と、ひろゆきさんのYouTubeの切り抜き動画の話を続ける。
ひろゆきさんは、プログラミング習得法や、プログラミングで稼ぐ心構えについてベラベラ喋る(笑)のだが、言わんとするところは分かるが、現実離れしている感じがする。
もし、彼が言うことが当を得ているとしたら、それは、彼のように飛び切り頭が良い人の場合の話で、普通のIQ100前後の人はもちろん、ちょっと頭が良いIQ110程度の人が真似しても全く駄目であると思う。
もちろん、IQを高めてから真似すれば可能かもしれないが、IQが高くないままやっても、うまくいくはずがない。
IQが高い大学生がプログラミングでかなり稼いでいることがよくあるが、やはりプログラミングはIQだし、そんな大学生が、自分はどうやってプログラミングをマスターしたかなんて言うことはない。彼らにとってのプログラミング習得は、せいぜいが「どうやって自転車に乗れるようになったか」と同じで、確かに初めは多少は苦労したかもしれないが、出来るようになったら、もう憶えていないくらい、簡単でどうでも良いことなのである。

『正法眼蔵随聞記』という、『正法眼蔵』という名著を書いた道元が、「ついでに語った」程度のお話を弟子がまとめた本がある。
超難解な『正法眼蔵』と違い、『正法眼蔵随聞記』はとても分かり易いが、これがまた名著である。
丁度、孔子の言葉を弟子がまとめた『論語』や、親鸞の弟子の唯円が、親鸞が話したことで憶えていることを記した『歎異抄』が超名著であるのと同じである。
どんな賢い人、偉い人でも、本に書いたり、講演で語ることというのは、どうしても本音から外れた話になってしまう。
ひろゆきさんの場合だって、彼が収録目的で語ったプログラミング習得法なんて役に立たないが、ついでに言ったことの中に良い話がある。
彼は子供の時、雑誌に載っていたプログラムを、そのままパソコンで打ち込んで動かしたことでプログラミングを憶えたと、ちゃんとまともなことを言っているのである(笑)。
当時は、インターネットはなく、普通の人が、良いプログラムを得る方法は、本か雑誌しかなかった。
もちろん、当時から、プログラミングの学習書は沢山出ていて、良い本もあったかもしれないが、そんな本はお勉強好きな変人(笑)でもない限り面白くないものだ。
だが、意味は分からないながら、雑誌に載っているプログラムを打ち込んで走らせることには興奮があり、その退屈な作業もさして苦痛ではない。
多くのトップのIT企業で活躍したプログラマーで事業家の清水亮さんが以前、プログラミング習得は「写経」に限るとよく言われていたと思う。
とにかく、見本のプログラムを淡々と打ち込むのである。
プログラミングに限らず、一流小説家の中にも、修行時代に、ヘミングウェイ等の文豪の作品を淡々とタイプした人もいる。
画家やイラストレーターも、好きな作家の作品の模倣から始める場合が多いし、音楽だってそうだと思う。
漫画家にも、子供の時に、好きな漫画家の作品をそっくり自分で描いたという人もよくいる。

私も、プログラミングが出来なかった時、雑誌に載っていた長いプログラムを長時間かけてパソコンに打ち込んだ。
だが、そのプログラムを動かしても(昔は「走らせる」という表現をしたものだが)、なかなかうまく動かない。
(今は、言っても分からない人が多いと思うが、「コンパイルが通らない」ということも全然ある)
タイプミスがあるからだが、ここで、プログラムは一文字でも間違えていたら動かなかったり、間違った動作をすることを実感するという良い経験を得る。
今は、パソコンで出来る楽しいことが沢山あるし、もっと楽で面白いスマートフォンもあるので、そんな退屈なことをする人はいないが、それが最も速いプログラミング習得法であると思う。

長い歴史を持つC言語というプログラミング言語は、決してなくなることはない今でも重要な言語であるが、習得は難しいと言われる。
私は、本でC言語を憶えたのだが、実際のところ、解説はあまり分からなかったが、載っていたサンプルプログラムを打ち込んで動かしたら、そのうち憶えたのだと思う。C言語の中でも難しいと言われる「ポインター」も、プログラムを打ち込みながら、なんとなく目に入ってくる解説(図式化されている場合がほとんどだ)を、頭が勝手に理解してくれたのだと思うが、これも自然な学習法だ。
たとえば、親や先生が言葉で教えることは、ほとんど身に着かないが、彼らが普段やっていることをなんとなく見ていて、それを真似るのである。良いことも悪いことも(笑)。よって、ロクでもない親や教師を持ってしまったら、意識的に拒否しないと危ない(笑)。

このように、頭は勝手に理解するのであり、その能力は強力だ。それを利用しない手はなく、「写経」こそ最強の学習法だ。
ただ、いくら写経が良いと言っても、退屈過ぎては続かないので、写経したら動かすのが良く、それが興味深い動きをするプログラムであることも大切だろう。

まあ、その前に、クンバク(息を大きく吸って止めること)をしたり、瞑想をしたりで、頭を良くするのが先だ。
人間の脳は、余計な思考を消すことでいくらでも良くなり、IQも打ち上げ花火のように向上するのだと思う。
そのためには、クンバクや瞑想が有効であると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)正法眼蔵随聞記 (講談社学術文庫)
(2)歎異抄(梅原猛訳、解説)
(3)論語 (岩波文庫)
(4)Excel VBAコードレシピ集(大村 あつし他)
(5)1冊ですべて身につくJavaScript入門講座
(6)マルチナ、永遠のAI。(大村あつし)
(7)楽しいAI体験から始める機械学習(Kay他)
(8)プログラミング作法 (ブライアン・カーニハン他)

霧の中の庭園
AIアート1157
「霧の中の庭園」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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