引き寄せの基本的なことをおさらいしよう。
引き寄せは特別なことではなく、誰でも常時行っている。ただ、楽しいことを引き寄せるか、楽しくないことを引き寄せるかだけの話だ。
楽しいか楽しくないか分からないなら、それは楽しくないということだと思う。
とはいえ、いつも華々しくエキサイティングなことを引き寄せるわけではない。
つまり、引き寄せを実践し、成果が出ないということはない。
それどころか、引き寄せのメソッド(手法)を何もやっていないつもりでも、必ず引き寄せは行っており、まして、意図的に引き寄せのメソッドを行って何も起こらないはずがない。
成果に気が付かない場合が多いというだけのことだ。

「引き寄せの成果が出ない」と感じる人、つまり、目覚ましい成果が出ない人の特徴は、かける時間が少ないのだろう。
別に、目覚ましい成果がなくても良いのだが、それが出なくて残念だと思うなら、もっと時間をかけるのが手っ取り早い。
成果を期待しないという態度・・・つまり、「なんとかなるさ」という気楽さも必要だが、ずっと何にもないというのも楽しくないものである。

引き寄せメソッドは、朝起きた時や、眠る前に行うのが良いという話があるが、人それぞれである。
起床や就寝を狙って行える人って、あまりいないと思う。
もちろん、効果的な時間なので、やれる人は是非やれば良いが、それよりも、いつでもどこでも出来るというメソッドが好ましいと思う。

何をやっていいか分からなければ、アファーメーション(肯定的確言)を勧める。
アファーメーションは、出来るだけ単純な言葉が良い。いちいち思い出さないといけないような複雑な言葉、書いた紙を取り出さないといけないような長かったり難しい言葉より、考えなくてもすぐに出て来る言葉が良い。
ただ、これも、多少、人それぞれのところがある。
例えば、「なぜか知らないが、豊かで幸せなお金が大量に入ってくる」というアファーメーションでお金持ちになった人もいるが、これを覚えられないという人も多い。実は私もそうだった。一方、このアファーメーションで目覚ましい成果を出した人も多い。
アファーメーションは、言霊の力で願いを叶えるというよりは、頭の中の余計な独り言を消すことと、固定観念を壊す(ブロックを外すなどとも言う)ために行う。
「大丈夫」とか「絶好調」という言葉がしっくりくれば、本当はこんなものが良いのだと思う。
「ありがたい」「ありがとう」「幸せだなあ」「楽しい」「嬉しい」などという言葉に抵抗を感じなければ、これらも非常に良い。だが、私のように歪んでいる人には難しい(精神的負担がある)。

神様という言葉が嫌いでなければ、「神様の奇跡が起こる」は、非常に強力なアファーメーションだ。
ただ、このアファーメーションは成果が大きい場合も多いが、唱える数の多さが必要だ。稀に、1回か2回唱えただけで大きな成果が出たという人もいるが、それは巡り合わせが良かったのかもしれない。
このアファーメーションで1憶円を2回当てたホームレスの男性(実話)は、1日中、2週間に渡って唱えていたようだ。

直観的にも、理屈や道理の上でも、私がお奨めするアファーメーションは「お金がある」だ。唱え易く、続け易く、原理的にも効果が出易い。
私は、岡田斗司夫さんの本のタイトルである「ま、金ならあるし」と言っていたら、確かにお金がザクザク入ってきたが、こういった調子の良い言葉は飽きるのも早い場合が多いと思う(飽きたらお金もガンガン出て行くかもしれない 笑)。
「お金がある」は、引き寄せの大敵である、頭の中の独り言を消す効果が高く、また、お金のブロックも壊し易い。
気が付いたら唱えることをお勧めする。ただし、やはり、自分に合っていることが必要だ。

最強の引き寄せメソッドの1つが「今今メソッド」である。
これは、単に「今を意識する」だけで、なるべく多くやることを勧める。
このメソッドにより、望まなくても幸運に恵まれ、自分で思うよりも良いものを引き寄せる場合が多い。
また、これをやっていたら、素晴らしい願望が浮かんだという人も多い。
「今を意識する」とは抽象的、曖昧過ぎて困ったり、「分からない」と思う人は、やらなくていい(笑)。
だが、そんなに難しいことではないと思う。
どうしても分からなければ、「今、今、今、・・・」と心の中で連呼しても、近い効果があるし、続けていれば、今を意識するコツが掴めると思う。

尚、最強のアファーメーションと思える言葉は「生きている」である。
今回は説明しないが、科学的に言っても、最も合理性のあるアファーメーションである。
そして、面白いことに、これを唱えていると、さっき述べた「今今メソッド」が簡単になるというか、「今今メソッド」に自然に導かれる。
そして、「生きている」のアファーメーションに抵抗を感じる人はいない。死んでいる人は別であるが(笑)。
まあ、ニサルガダッタ・マハラジ(インドの聖者)は、「私は世間的には死んでいる」と言ったが、確かに、彼はやる必要はない。
しかし、聖者でないなら、やった方が良い。
尚、「世間的には死んでいる」というのは、「本当に生きている」という意味であるのだが。

尚、引き寄せのポイントは「文句を言わない」、この一言に尽きる。
文句・・・不平不満と言っても良いが、文句を言うやつに楽しい引き寄せは出来ない(まあ、出来るが、効果が著しく減じる)。








  
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