人間の中には、潜在意識という万能の力が在ると言われている。
まあ、太陽が東から昇って西に沈む・・・つまり、太陽が地球の周りを回っていると一応言っても良い程度には、それは真実だ。
しかし、実際には、潜在意識は宇宙全体に広がるものであり、人間が潜在意識の中にいると考える方が、ずっとまともだ。
そして、人間は、潜在意識の無限の力を自在に活用出来るのである。
だが、それが出来ない人が圧倒的に多い理由を、我々が牢獄の中に閉じ込められていることに喩える賢者は多い。
せっかく、潜在意識という無限の恵みの中にいて、その全てが自分のものなのに、我々は狭い牢獄に入り、潜在意識と交流出来ないのだ。

なら、牢獄の壁を壊したり、穴でも空けて脱出すれば良いのだが、その方法が書かれた、3、あるいは、4冊の本を上げると、
(1)『神のようになる』(マイケル・バーグ)
カバラーの知恵を活用したもので、やり方はやや難しい。しかし、素晴らしい内容で、選ばれた人のためのもの。
(2)『なぜあなたは我慢するのか』『スーパーマインド』(ヴァーノン・ハワード)
古今のあらゆる英知の結集。かなり抽象的と感じるが、生涯をかけて真理を探究したい人に向いている。
(3)『成功への秘密の扉』(フローレンス・スコーヴェル・シン)
同著者のベストセラー『ゲームの法則』に続く書。やることはアファーメーションだけで、凡人にも向いている。

お察しかも分からないが、とりあえずお奨めするのは、(3)のフローレンス・スコーヴェル・シンの方法である。
上記の本で、真っ先にシンは、旧約聖書の『ヨシュア記6章』の、エリコの人々が「エリコの城壁」を崩した話を引用しているが、まさに、「エリコの城壁」とは、上で述べた、我々と潜在意識とを隔てる牢獄の壁である。
では、エリコの人々は、どうやって、エリコの城壁を崩したのか?
それは、「ときの声を上げた」である。
それだけだ。
「ときの声」の正しい意味を知っている人は、なぜか少ないように思うが、「士気を高める声」のことである。
つまり、「アファーメーション」である。
やることはそれだけである。
しかし、アファーメーションをやったが、効果がなかったなどと言う人がいる。
だが、ある空手の達人が言ったそうだ。
「空手に王道なし。ただ、数千回、数万回の繰り返しのみ」
バットを一千万回振ったらイチローになれても、百回しか振らなかったら効果はないのと同じだ。
幸いにして、アファーメーションは楽なものだ。少しの根気があれば続けられる。

確かに、アファーメーションは性に合わないという人もいる。
そんな人はそんな人で、自分に合った方法を探すという楽しい冒険が待っているので、それはそれで良いことだ。
だが、実のところ、アファーメーションが好きではなくても、向いていない人はいない。
実を言えば、私も、何度か書いたが、「中今メソッド(今今メソッド)」や「瞬間イメージ法」が好きで、それらで奇跡を起こしたが、人間である限り、頭の中で1分間に300もの言葉をつぶやき、この世の中では、それはどうしても否定的な言葉になり勝ちなので、アファーメーションをしなければ、マイナス思考に陥り勝ちだ。
それで、私も、案外に調子が悪いことが多いのだ。
どうしても面倒なら、空いた時間に、出来るだけ多く、「生きている」か「お金がある」とでも唱えると良い。両方でも良い。これだけでも十分に奇跡を起こせると思う。








  
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