引き寄せにおいて、目標達成の様子をイメージすることは確かに強力な方法なのであるが、イメージングは苦手だと思っている人が多い。
イメージングとは想像、あるいは、空想することであるが、それが得意なのは子供で、特に、社会の中で一般的な仕事をしていれば、想像や空想をすることがあまりないので、苦手なのは当たり前かもしれない。
しかし、空想好きな者の願いが必ずしも叶うわけではないし、鮮やかにイメージ出来たと思ったことが実現しないことも多い。
単なる空想と、現実創造の想像は違うのである。
そして、現実創造のイメージングのやり方は、ほとんど知られていない。
これには、空想力、想像力は、あまり関係ない。
こういう簡単な方法は、簡単過ぎるため、あまり信用されないので、私も言わないことが多い。

例えば、新幹線の列車を見たことがあると思うが、その姿をイメージ出来るだろうか?
まあ、だいたいは出来ると思うし、ありありとイメージ出来る人もいるだろう。
そして、鮮明にイメージしようとするほど、長い時間、イメージングすることになる。
だが、願望を叶えるためのイメージングは、時間をかけてはならない。
そこで、この新幹線の車両を瞬間(雰囲気で言えば0.1秒)イメージしてみて欲しい。
すると、詳細なイメージは分からないとしても、簡単に出来たと思う。
実は、出来た気になっただけで良い。
瞬間でイメージした気になれば、実際に出来ているのである。
そして、瞬間のイメージしか潜在意識に伝わらず、実現しないのだ。
もう一度言うが、瞬間、イメージしたと思うだけで良い。
それを、頭で考えて、こまごま想像し始めると、頭の思考が前面に出てきて、潜在意識への扉が閉じてしまうのである。
時間をかけて細々と空想する妄想癖のある者の空想が現実化することは、あまりない(多少は実現するが)。

たとえば、素敵な憧れの男性とデートしたいとしよう。
それがどんな情景になるかを、ごく大雑把に・・・最たる抽象画のように、一瞬でイメージ・・・した気になれば良い。その男性に自分が肩を抱かれている様子でも良いし、その男性の微笑みだけでも良いのである。もっとムフフな想像だって、一瞬で出来るはずだ(笑)。
尚、抽象画のようにとは、例えば、モローの『ヘレネ―(素描)』を見ると、感じが掴めるかもしれない。
ヘレネ―は、11歳にしてその美貌のために大戦争を起こさせた伝説の美女である。
【リンク】Study of Helen(ヘレネ―素描)
あくまで、細かい部分を最大に省略したという意味で取り上げたので、この絵のまま想像するということではない。
この例が分かり難ければ忘れていただきたい。
とにかく、一瞬でイメージした気になることが肝要である。
その訓練のために、漫画を読むことは案外に有効かもしれないと思う。簡易な絵でありながら、イメージが広がるものが良いだろう。








  
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