西洋の成功プログラムでは、とにかく、目標設定ありきである。
目標設定を重要視しない成功プログラムはない。
西洋の成功プログラムは、確固としたビジネスサービスであり、セミナーにしろ、メディア(DVDやCD)を使うものにしろ、まともなものは非常に高価だ。
それらのプログラムの主要部分は「目標設定のやり方」を教えることである。
そして、あらゆる成功プログラムの目標設定メソッドに共通しているのが、短期目標から長期目標まで、細かく設定していくことで、「今日の目標」から「生涯の目標」まで、明確に設定するのである。
ところが、別に大金を払わなくても、これだけ分かればいいのではないかと思わせるデータがある。
それは、こんなものだ。
アメリカで、高齢者に対し、次の3つの、どのグループに属すかアンケートを行ったらしい。
(1)余裕のある生活をしている
(2)助けを借りずに生活している
(3)援助を必要としている
結果、(3)が最も多く75%、次が(2)で22%、(1)は3%だった。
(やや昔のデータで、今はもっと悪いかもしれない)
だが、それぞれのグループごとに、完全に共通していることがあった。
(3)のグループの人達は、目標を持たなかった。
(2)のグループの人達は、何らかの目標を持っていた。
(1)のグループの人達は、目標を紙に書いていた。
よって、目標を紙に書けば良いだけである。
だが、97%の人間は、目標を紙に書かないのである。
このアンケートにどのくらい信憑性があるかは分からないが、目標が明確である場合に、良い結果が出ることは間違いないようだ。
例えば、アメリカのある有名大学では、卒業時に、20年後に持つ資産の目標額を書かせることにしていた。
そして、データがたまってきた時に分析が行われ、ある事実がはっきり分かった。
目標資産の額を明確に書いた者は2%だったが、その2%の者が持っている資産が、残りの98%の者が持つ資産より大きかったのだ。
合わせて言えば、「明確な目標」を持てば成功間違いなしというところだ。
ところが、そうではなかった(笑)。
いや、アンケートがそうなのだから、そうでもある。
つまり、上の2つの例では、「結果として」、目標を持っていたり、目標が明確だった者がうまくいった。
だからといって、無理に目標を持たせるようなことをしても、これがさっぱりうまくいかなかったのだ。
たとえば、そこらの自己啓発セミナーに行けば、必ず目標を書かされる。
適当に誘導して目標を出させるのだが、セミナー受講生なんて、ほとんどが想像力が貧困なので「2億円」なんて目標を書くのだが、それも書くというよりは書かされるのである。
もちろん、誰も達成しない。
要は、成功する人は「元々」目標を持っていたのである。
それを、今、目標を持っていない者に、無理に目標を持たせても駄目なのだ。
正しい目標というものは、潜在意識から出て来るもので、かなり神秘的なものだ。
では、潜在意識から目標をもらい、元々、目標を持っていることにすれば良い・・・という、とんでもないことが、自己啓発プログラムの開発者やセミナー講師とは全く関係のないところで分かっている。
インターネットの歴史も20年を超え、SNSの在り方が落ち着いてきたから分かったのかもしれない。
昔は、インターネットの掲示板といえば、いわゆる「バトル(戦い)」の場で、誹謗中傷だらけのひどい場所だった。
しかし、いまどき、SNSで他者を攻撃するのは、かなり頭の弱い人で、今のSNSでは、普通の人でも、馬鹿はスルーするのが常識だ。
ちょっと前置きが長くなった。
しかし、もう1つだけ言えば、SNSによる自動的な学習機能と共に、量子力学が、量子力学という学問そのものでなくても、その考え方が一般に浸透してきたことも、正しい目標設定について分かってきた理由だ。
インターネットというのは、1つの人工知能と言って良い。
で、正しい目標設定であるが、ポイントは「いつ達成するか」ということなのである。
そして、その答は「今」なのである。
これは、奇妙なことのように思える。
目標とは、10年、20年、あるいは、それ以上をかけて達成するというのが常識だ。
ただし、それは世間の常識だ。
説明し難いのであるが、いつか達成しようと思っている限り、目標は達成されないし、幸運はやって来ない。
たとえ大統領になるのだって、今達成しなくてはならない。
これは、目標に対して短絡的になるということではない。
今、無一文だが、100万ドル欲しいからといって銀行強盗をやるのは、ある意味正しいのであるが、当然ながら、賢い選択ではないし、同時に、人生破滅の目標も、「今」達成してしまう。
つまり、銀行強盗の目標は、人生破滅という目標とセットだ。
しかし、それを今達成する目標にすれば、やっぱりうまくいってしまうのである。
あなたは、歌手になりたい、プロスポーツ選手になりたい、YouTuberになりたい、美少女になりたい、画家になりたい・・・などといった目標を持っているかもしれない。
それを、今達成出来ないなら、それは、潜在意識からの目標ではなく、叶わない。
しかし、今達成する気になれば、どんな馬鹿げた望みも実現する。
こんな話をすると、頭で納得出来る解釈を作り、「それは、実はこういうことですね?」と言う者がいる。それが大半かもしれない。
しかし、いかなる解釈も不要なのだ。
本当に、今、達成する必要がある。
少なくとも、その気にならないといけない。
言い換えれば、作家になりたいなら、もう作家になっていなければならないということだ。
禅の公案とは、奇妙な話ばかりだ。
しかし、奇妙だと思ってはならず、「なるほど、いかにも」と思わないといけない。
でないと超能力を得られない。
そこで、禅ではないが、『荘子』を読み、その奇妙な話に、「いかにも」と思う訓練をするのもありである。
だが、学校とテレビに洗脳された人々には引き寄せは出来ない。
とりあえず、ここまでとする。
目標設定を重要視しない成功プログラムはない。
西洋の成功プログラムは、確固としたビジネスサービスであり、セミナーにしろ、メディア(DVDやCD)を使うものにしろ、まともなものは非常に高価だ。
それらのプログラムの主要部分は「目標設定のやり方」を教えることである。
そして、あらゆる成功プログラムの目標設定メソッドに共通しているのが、短期目標から長期目標まで、細かく設定していくことで、「今日の目標」から「生涯の目標」まで、明確に設定するのである。
ところが、別に大金を払わなくても、これだけ分かればいいのではないかと思わせるデータがある。
それは、こんなものだ。
アメリカで、高齢者に対し、次の3つの、どのグループに属すかアンケートを行ったらしい。
(1)余裕のある生活をしている
(2)助けを借りずに生活している
(3)援助を必要としている
結果、(3)が最も多く75%、次が(2)で22%、(1)は3%だった。
(やや昔のデータで、今はもっと悪いかもしれない)
だが、それぞれのグループごとに、完全に共通していることがあった。
(3)のグループの人達は、目標を持たなかった。
(2)のグループの人達は、何らかの目標を持っていた。
(1)のグループの人達は、目標を紙に書いていた。
よって、目標を紙に書けば良いだけである。
だが、97%の人間は、目標を紙に書かないのである。
このアンケートにどのくらい信憑性があるかは分からないが、目標が明確である場合に、良い結果が出ることは間違いないようだ。
例えば、アメリカのある有名大学では、卒業時に、20年後に持つ資産の目標額を書かせることにしていた。
そして、データがたまってきた時に分析が行われ、ある事実がはっきり分かった。
目標資産の額を明確に書いた者は2%だったが、その2%の者が持っている資産が、残りの98%の者が持つ資産より大きかったのだ。
合わせて言えば、「明確な目標」を持てば成功間違いなしというところだ。
ところが、そうではなかった(笑)。
いや、アンケートがそうなのだから、そうでもある。
つまり、上の2つの例では、「結果として」、目標を持っていたり、目標が明確だった者がうまくいった。
だからといって、無理に目標を持たせるようなことをしても、これがさっぱりうまくいかなかったのだ。
たとえば、そこらの自己啓発セミナーに行けば、必ず目標を書かされる。
適当に誘導して目標を出させるのだが、セミナー受講生なんて、ほとんどが想像力が貧困なので「2億円」なんて目標を書くのだが、それも書くというよりは書かされるのである。
もちろん、誰も達成しない。
要は、成功する人は「元々」目標を持っていたのである。
それを、今、目標を持っていない者に、無理に目標を持たせても駄目なのだ。
正しい目標というものは、潜在意識から出て来るもので、かなり神秘的なものだ。
では、潜在意識から目標をもらい、元々、目標を持っていることにすれば良い・・・という、とんでもないことが、自己啓発プログラムの開発者やセミナー講師とは全く関係のないところで分かっている。
インターネットの歴史も20年を超え、SNSの在り方が落ち着いてきたから分かったのかもしれない。
昔は、インターネットの掲示板といえば、いわゆる「バトル(戦い)」の場で、誹謗中傷だらけのひどい場所だった。
しかし、いまどき、SNSで他者を攻撃するのは、かなり頭の弱い人で、今のSNSでは、普通の人でも、馬鹿はスルーするのが常識だ。
ちょっと前置きが長くなった。
しかし、もう1つだけ言えば、SNSによる自動的な学習機能と共に、量子力学が、量子力学という学問そのものでなくても、その考え方が一般に浸透してきたことも、正しい目標設定について分かってきた理由だ。
インターネットというのは、1つの人工知能と言って良い。
で、正しい目標設定であるが、ポイントは「いつ達成するか」ということなのである。
そして、その答は「今」なのである。
これは、奇妙なことのように思える。
目標とは、10年、20年、あるいは、それ以上をかけて達成するというのが常識だ。
ただし、それは世間の常識だ。
説明し難いのであるが、いつか達成しようと思っている限り、目標は達成されないし、幸運はやって来ない。
たとえ大統領になるのだって、今達成しなくてはならない。
これは、目標に対して短絡的になるということではない。
今、無一文だが、100万ドル欲しいからといって銀行強盗をやるのは、ある意味正しいのであるが、当然ながら、賢い選択ではないし、同時に、人生破滅の目標も、「今」達成してしまう。
つまり、銀行強盗の目標は、人生破滅という目標とセットだ。
しかし、それを今達成する目標にすれば、やっぱりうまくいってしまうのである。
あなたは、歌手になりたい、プロスポーツ選手になりたい、YouTuberになりたい、美少女になりたい、画家になりたい・・・などといった目標を持っているかもしれない。
それを、今達成出来ないなら、それは、潜在意識からの目標ではなく、叶わない。
しかし、今達成する気になれば、どんな馬鹿げた望みも実現する。
こんな話をすると、頭で納得出来る解釈を作り、「それは、実はこういうことですね?」と言う者がいる。それが大半かもしれない。
しかし、いかなる解釈も不要なのだ。
本当に、今、達成する必要がある。
少なくとも、その気にならないといけない。
言い換えれば、作家になりたいなら、もう作家になっていなければならないということだ。
禅の公案とは、奇妙な話ばかりだ。
しかし、奇妙だと思ってはならず、「なるほど、いかにも」と思わないといけない。
でないと超能力を得られない。
そこで、禅ではないが、『荘子』を読み、その奇妙な話に、「いかにも」と思う訓練をするのもありである。
だが、学校とテレビに洗脳された人々には引き寄せは出来ない。
とりあえず、ここまでとする。
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