引き寄せの秘訣は、いくら強調してもし過ぎないが、思考を消すことだ。
ただ、完全に思考を消すことは難しいので、アファーメーションを使って、それに準ずる状態にすることが、誰でも出来る簡単な賢い方法であると思う。
そのポイントは、思考を起こさない言葉を使うことだ。
そんな言葉として、以前からネットで流行している優れたものに「なぜだか分からないが」というものがある。
最初から、「なぜだから分からない」として、なぜそうなるのかを考えさせないのである。
例えば、「なぜだか分からないが、お金が入ってくる」と言えば、お金が入ってくる原因を考えることを止めることが出来、エゴの思考が邪魔をせず、潜在意識の力でお金が入ってくる。
同じようなものが、引き寄せの伝説的な教師で、画家でもあったフローレンス・スコーヴェル・シンも好んで使った方法にある。
彼女は、「予想出来ない」「予期しない」という言葉を使った。
とても、エレガントな言い方だと思う。
神は人間など比較にならないほどの知恵と力があるので、神のやることは、人間に予想出来なくて当たり前である。
そんな道理を、シンは、聖書を引用した美しいアファーメーションに封じ込めた。
以下に、『成功への秘密の扉』の中から、いくつか取り上げよう。

「予期せぬことが起こり、道が開かれる」
「予期できないことは起こる。不可能に見えたことが今実現しようとしている」
「神の行いは巧みで、神の御業は過ちがない」
「神は道なきところに道を作られる」
「予期しない御業もて神はなしたまえり」
「私は目の前で起きることを驚嘆の目で見る」

これらの言葉は、エゴ(頭、思考)の反発を封じ込め、神(潜在意識)の力が解放される。

ところで、考えてみれば、「神様の奇跡が起こる」は、完成したアファーメーションと言える。
この言葉のどこにも、原因を思惟させるものがない。
この言葉を完全に言えば、「なぜだか分からないが、神様の奇跡が起こる」「予期せず、神様の奇跡が起こる」であるが、神様の奇跡など、人間には、なぜ、どのようにして起こるのか全く分からず、予期も出来ないのだから、最初から言う必要はなく、すっきりとしたアファーメーションになるのである。
そして、こちらの方が感じが良いと思えば、「ここは神様の奇跡が起こる世界だ」とすると、威力が倍化することがある。








  
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