「引き寄せ」とか「成功法則」、あるいは、「潜在意識の活用」などと言われる本には、古くは『イット・ワークス』や『信念の魔術』などから、現在では、「科学的」「量子力学的」と称する新しいタイプのものがある。
引き寄せの本の中の古い方の1冊と言って良いと思うが、無能昌元という仏教のお坊さんが昔書かれた『強くなる瞑想法』(青春出版社)という本がある。
今は私の手元にないが、確か、世界的に有名なロケット科学者の糸川英夫氏の名で、表紙のどこかに推薦の言葉が書かれていたと思う。
実は、私は、内容はほぼ全く覚えていない。
ただ、やはり、表紙のどこかに書かれていた、作詞家の阿久悠さんの言葉だけは覚えている。彼の引き寄せのやり方だ。正確ではないと思うが、だいたい、こんな内容だった。
「息を吸って止め、曲がヒットしていることをイメージし、息を吐いて全て忘れる。これをやらずにヒットした曲はない」
この短い方法が、この本1冊に優ると私は思ったのだが、それだけでなく、ほとんどの引き寄せの本に優るのではないかと思う。
これだけ知っていれば、引き寄せの本なんて必要ないといった感じだ。
この引き寄せのやり方をさらに簡潔に言うと「息を吸って止める。止めている間にイメージする。息を吐いたら忘れる」である。
私は、このやり方を、ごく若い時にやったが、最後の「忘れる」があまりうまく出来なかったので、目覚ましい成果はなかった・・・が、いくらかの成果とか、やや歪んだ形での成果なら、かなり明確にあったと思う。
若い時だから、恋愛関係で使うことも多かったのだが、恋愛って、人格とか性格が現れてしまうので、私のようにそれらがぐちゃぐちゃだと、現象を引き寄せるほどぐちゃぐちゃになるが、そのぐちゃぐちゃを沢山味わったのだから、さぞ、引き寄せの成果があったのだろうと思う(笑)。

ただ、この「息を吸って止めている間にイメージする。息を吐いたら忘れる」に少し解説を加えると、間違いないものになると思う。
まず、阿久悠さんの言う「曲がヒットしているイメージ」というのが、私には想像出来ないが、一般的にも、「願望が叶っているイメージ」というのは難しい場合が多いと思う。
たとえば、「プロサッカー選手になる」とか「社長になる」といったところで、それらが現実にはどんなものか、ほとんど分からない場合が多いと思う。だから、イメージ出来ないというか、イメージが定まらないことが多いはずなのだ。
ただ、最新の引き寄せでは、細かいイメージをしないとか、イメージは適当で良いというのが主流だ。
むしろ、細かいイメージはしない方が良い・・・いや、してはいけない。
なぜなら、細かくイメージするのはエゴ(自我)であり、エゴが願望を叶えるのではなく、潜在意識が願望を叶えるのだから、エゴのイメージはむしろ邪魔になる。
こんな重要なことが明確になったのは、インターネットやSNSの良い面だろう。
そして、新しい引き寄せの表現で言えば、阿久悠さんの「曲がヒットしているイメージ」というのは、「もうヒットしているのですよ」という言葉で置き換えられる。
「裕福な生活が出来るお金が欲しい」なら「もうあるのですよ」となる。というか、それでないとおかしいのである。
ここらは、量子力学的な考え方が背景にあるが、別に、量子力学を詳しく知っている必要はないし、むしろ、量子力学を教科書的に知ると、かえって実用性がなくなるような気もする。
あくまで、重要なのは、量子力学的な考え方である。
だから、簡単に言えば、願望があれば、「それはもうなっている」と言えば良いのである。
たとえば「可愛い彼女が欲しい」なら、「もう可愛い彼女がいる」である。
そうしたら、エゴが「そんなわけないだろう」といった反応をするから、それをいかに無視するかがポイントになる。
別に、「思い込む」とかではなく、「実際に」、「すでに可愛い彼女がいる」のである。
並行世界に(笑)。
・・・いや、笑えるが事実である。
カラーで空想したら、そんな世界が瞬間で出来てしまう。泡のように湧き出てしまうのだ。
本にそう書いてあったのではなく、私は、4歳の時には、それを目で見えるほどに感じたのである。やり方は興味があれば教えるが、少々長くなるので、ここでは書かない(何度か書きはした)。
並行世界的に言い直すと、「可愛い彼女がいる世界に入る」となる。
そんな世界に入ってしまえば、そうでなかった世界のことなんか覚えていない。
引き寄せは、ここまで進歩しているのであり、簡単になっている。
それと共に、引き寄せが出来ないと危ない世界になっているということでもある。
でないと、バランスが取れないのかもしれない。








  
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